行ってみた 第4回 木曽路・伊那路
意外に旅の好きな三流ブロガーのSYUNJIです。
世間ではゴールデンウィークなのであたしも人並みに出かけることにしました。
ここ数年、不況のせいか連休直前でもいろいろ手段を使うと、思ったより簡単に宿はとれます。
ただし移動手段に新幹線や飛行機を使おうとするとさすがに難しいので、だいたいクルマで行くことになります。
割と唐突なあたしの旅ですが、ホントのノープランで「田舎に泊まろう」的な旅行はさすがにもうしません。
学生の頃少しやったことがありますが、気苦労が多いわりに大して良い思い出にもならず、自分の性格には合わないと確信しました。
ちなみにあの番組も実はあまり好きではありません。
テレビなんだから結局泊まれることにはなるんだけど、その過程でタレントと同じように「あああ泊まれなかったらどうしよう」などと精神が不安定になるのがイヤ。(←結局気が小さい)
さて今回行き先として候補に考えたのは以下でした。
・奥浜名湖・浜松周辺(静岡県)
・伊香保(群馬県)
・那珂湊・大洗あたり(茨城県)
で、いろいろ旅行会社のパンフレットなどをながめ、最終的に決めた行き先は妻籠・馬籠(長野県・岐阜県)でした。(なんで?)
考えていた奥浜名湖や伊香保がなぜ落選したのか、もうあまりよく覚えていません。
妻籠も馬籠ももちろん行ったことはなく、正直名前くらいしか知らず何の知識もなかったのですが、あまり人出も多くはなさそうだし、深く考えずに決定。
宿もネットであまり苦労せずに予約できました。
ただし宿泊は妻籠・馬籠にではなく、木曽駒ヶ岳の東西の麓に1泊ずつです。
木曽路の旧中山道沿いの宿場町を「木曽十一宿」と呼ぶそうですが、この中でも規模が大きく有名なのが奈良井・福島・妻籠・馬籠です。
今回はこの4つを北から順に行くことにしました。
直前になって妻が体調を崩し、どうなることかと思いましたが、なんとか持ち直して出発。
まずは奈良井宿。

総檜造りの大橋を渡ると町の中に入ることができます。
奈良井宿は規模から言えば木曽路最大だそうですが、この日は観光客がほとんどいませんでした。
古い家並みは映画のセットのようで、非常に趣があります。

観光地であることに間違いはないのですが、俗っぽい土産物屋や顔はめ記念撮影看板や大音量の演歌スピーカーなどはなく、格式の高さを伺い知ることができます。
年をとるとこういうところに安心すると言われますが、ホントにその通りです。
この日は木曽駒高原の「森のホテル」に泊まりました。
文字通り森の中の静かなホテルで、食事もおいしくいいところです。

ワインが売りの宿でハウスワインも用意してあるのですが、残念ながら我々夫婦は酒が飲めないので、どんなレベルなのかはわかりませんでした。
すぐそばにゴルフ場があるので、若い女性とゴルフの後にワインを楽しみたい貴兄におすすめです。
翌日はまず福島宿に行きました。
ここは奈良井とは違って地形がかなり複雑です。
国道は川に沿っていますが、それよりも一段高いところに旧中山道があり、短いながら昔の町並みを再現した店が並んでいます。

驚いたのは国道沿いに並ぶ家の裏側でした。
家の裏は木曽川なのですが、どの家も川岸にせり出す形で建てられており、見た目はちょっと怖い感じもします。

崖屋造りというそうですが、狭い土地を有効利用した建築方法で、表から見ると二階建ての家が、裏に回ると四階五階建てに見えたりします。
続いて国道を1時間ほど南下し妻籠宿へ。

妻籠の家並みそのものは奈良井や福島に比べると少し地味な印象です。
復元したような新しい建物が少ないせいかもしれません。

奈良井宿よりも道幅が広く山も低く見えるため、開放感があります。
人出も多く修学旅行の高校生が来ていました。
続いてクルマで峠を越えて20分ほど進むと馬籠宿です。
十一宿の一番南に位置し、国内では珍しい坂道沿いに発展した宿場町ですが、意外なことにここが最もにぎやかでした。

道路が整地され家並みがきれいに復元されているからでしょうか、若者向けの土産物屋や飲食店も多く、各地の観光地とあまり変わらない雰囲気もありました。
奈良井や福島には全くいなかった「アイスクリームをなめながら歩く女子高生」の姿を、馬籠では大量に見ることができる・・・と説明すれば、町の感じは伝わるでしょうか。
成り立ちは全く異なるでしょうけど、個人的には京都の産寧坂のような印象を受けました。

木曽十一宿の中で馬籠だけが2005年から岐阜県(中津川市)に所属しています。
それ以前はもちろん長野県でした。
今も「信州」「木曽路」といった接頭語がつくことが多いため、岐阜県と聞いて違和感を覚える人も多いようです。
でも恵那山がすぐそばに見えますし、高山地方の土産が売っていたり、中津川駅までクルマで10分程度だったりしますので、感覚としては岐阜県でいいのではないかと思います。
この日は駒ヶ根の「二人静」というどこか意味ありげな名前の宿に泊まりました。

さてこのお宿、これまであちこち泊まってきた中でも間違いなく最高級なグレードだったと思います。
と言ってもいわゆる伝統的な高級老舗旅館ではなく、「話題の旅館デザイナー松葉啓氏プロデュース」の新しい宿です。
室内のそこかしこに秀逸なデザインが施されており、アメニティにも女性から支持されそうな工夫がこらされています。

「日経おとなのOFF」に載っていそうな雰囲気ですが、決してイヤミな印象ではありません。
食事も非常においしく、口に合わないものは全く出てきませんでした。(これは単にあたしが貧乏性なだけかも・・)
客層は中高年ばかりで、館内で小学生の姿をほとんど見ませんでした。
値段は確かにそれなりにしますが、特にこの雰囲気をぜひ味わいたいと狙って予約したわけではなく、場所もWebサイトから受ける印象も悪くなかったので、軽い気持ちで申し込んでみました。
落ち着いて静かに宿の夜を過ごしたい人には、別邸の「一花一葉」がおすすめです。
資金的にそう何度も泊まれるような宿ではありませんが、可能ならぜひもう一度泊まってみたいところです。
翌日は宿からバスとロープウェイを乗り継いで千畳敷カールに行ってみました。
千畳敷カールとは、中央アルプス宝剣山の手前に広がるすり鉢状の氷河地形で、夏には高山植物のお花畑が展開するフラワーなところだそうです。
マイカー乗り入れ禁止なので必ずバスに乗らねばならず、これまたけっこうオカネもかかるのですが、せっかくなので行ってみました。

この季節、まだ積雪があり、ヤング(死語)のみなさんがスノーボードを楽しんでいました。
彼らの多くはボードの他にかなり大きめのスコップを持っていて、ロープウェイにボードとスコップをかついでぞろぞろ乗ってきた時には「どこかで工事でもすんのか?」と不思議でした。
工事にしちゃ女の子もいるし、変だなぁ・・・と思ったら、頂上について謎が解けました。
彼らはスコップで雪を積み上げてジャンプ台を作るんですね。
教養のない中年のあたし・・・
麓に戻り、伊那市の「かんてんぱぱガーデン」に行ってみました。
「かんてんぱぱ」というブランドのゼリーやスープの素を作る伊那食品工業の施設です。


施設には工場の他に美術館や庭園やレストランもあり、一種のテーマパークです。
かんてんぱぱの各商品が買える店もあり、ゼリーの試食もできます。
買ってみてわかったのですが、どの客にもサービスとしてゼリーの素やジュースをつけてくれます。
それも小さな試供品ではなく、ふつうの商品を4つも5つもくれるので、かなり得した気分になります。(貧乏性)
さて旅も無事終わって戻ってきたのですが、ひとつだけがっかりなことがありました。
今回ちょうど例のガソリンの暫定税率復活騒動の最中に給油するはめになりました。
木曽路のとあるスタンドで入れたのですが、なんとハイオクで181円でした。
外車乗りは修理代と燃料代に文句を言ったらイカンとは言われてますが、5月1日にこの値段はどうでしょうか。
免許とって20年以上になりますけど、もちろん生涯最高値です。
スタンドは地方の山間部で、こっちは他県ナンバーで外車でカードで・・・と、確かに条件は最悪だったとは思います。
それでも181円てのはないよなぁ・・・
地方では自分のクルマでもレンタカーでもふっかけられることが多いのですが、みなさんはいかがでしょうか?
そんなわけで最後はケチくさい愚痴で締めてしまいましたが、それ以外は素晴らしかった木曽路・伊那路。
新しいトンネルもできて木曽路と伊那路の行き来が便利になっていますので、都会の満員電車で足をふんだのふまれたのに疲れた方にはぜひおすすめしたいところです。
| 固定リンク | コメント (19) | トラックバック (0)




























最近のコメント