行ってみた 第4回 木曽路・伊那路

意外に旅の好きな三流ブロガーのSYUNJIです。
世間ではゴールデンウィークなのであたしも人並みに出かけることにしました。
ここ数年、不況のせいか連休直前でもいろいろ手段を使うと、思ったより簡単に宿はとれます。
ただし移動手段に新幹線や飛行機を使おうとするとさすがに難しいので、だいたいクルマで行くことになります。

割と唐突なあたしの旅ですが、ホントのノープランで「田舎に泊まろう」的な旅行はさすがにもうしません。
学生の頃少しやったことがありますが、気苦労が多いわりに大して良い思い出にもならず、自分の性格には合わないと確信しました。
ちなみにあの番組も実はあまり好きではありません。
テレビなんだから結局泊まれることにはなるんだけど、その過程でタレントと同じように「あああ泊まれなかったらどうしよう」などと精神が不安定になるのがイヤ。(←結局気が小さい)

さて今回行き先として候補に考えたのは以下でした。
・奥浜名湖・浜松周辺(静岡県)
・伊香保(群馬県)
・那珂湊・大洗あたり(茨城県)

で、いろいろ旅行会社のパンフレットなどをながめ、最終的に決めた行き先は妻籠馬籠(長野県・岐阜県)でした。(なんで?)
考えていた奥浜名湖や伊香保がなぜ落選したのか、もうあまりよく覚えていません。
妻籠も馬籠ももちろん行ったことはなく、正直名前くらいしか知らず何の知識もなかったのですが、あまり人出も多くはなさそうだし、深く考えずに決定。
宿もネットであまり苦労せずに予約できました。
ただし宿泊は妻籠・馬籠にではなく、木曽駒ヶ岳の東西の麓に1泊ずつです。

木曽路の旧中山道沿いの宿場町を「木曽十一宿」と呼ぶそうですが、この中でも規模が大きく有名なのが奈良井・福島・妻籠・馬籠です。
今回はこの4つを北から順に行くことにしました。
直前になって妻が体調を崩し、どうなることかと思いましたが、なんとか持ち直して出発。

まずは奈良井宿。

Narai1

総檜造りの大橋を渡ると町の中に入ることができます。
奈良井宿は規模から言えば木曽路最大だそうですが、この日は観光客がほとんどいませんでした。
古い家並みは映画のセットのようで、非常に趣があります。

Narai2

観光地であることに間違いはないのですが、俗っぽい土産物屋や顔はめ記念撮影看板や大音量の演歌スピーカーなどはなく、格式の高さを伺い知ることができます。
年をとるとこういうところに安心すると言われますが、ホントにその通りです。

この日は木曽駒高原の「森のホテル」に泊まりました。
文字通り森の中の静かなホテルで、食事もおいしくいいところです。

Hotel

ワインが売りの宿でハウスワインも用意してあるのですが、残念ながら我々夫婦は酒が飲めないので、どんなレベルなのかはわかりませんでした。
すぐそばにゴルフ場があるので、若い女性とゴルフの後にワインを楽しみたい貴兄におすすめです。

翌日はまず福島宿に行きました。
ここは奈良井とは違って地形がかなり複雑です。
国道は川に沿っていますが、それよりも一段高いところに旧中山道があり、短いながら昔の町並みを再現した店が並んでいます。

Hukusima1

驚いたのは国道沿いに並ぶ家の裏側でした。
家の裏は木曽川なのですが、どの家も川岸にせり出す形で建てられており、見た目はちょっと怖い感じもします。

Hukusima2

崖屋造りというそうですが、狭い土地を有効利用した建築方法で、表から見ると二階建ての家が、裏に回ると四階五階建てに見えたりします。

続いて国道を1時間ほど南下し妻籠宿へ。

Tumago1

妻籠の家並みそのものは奈良井や福島に比べると少し地味な印象です。
復元したような新しい建物が少ないせいかもしれません。

Tumago2

奈良井宿よりも道幅が広く山も低く見えるため、開放感があります。
人出も多く修学旅行の高校生が来ていました。

続いてクルマで峠を越えて20分ほど進むと馬籠宿です。
十一宿の一番南に位置し、国内では珍しい坂道沿いに発展した宿場町ですが、意外なことにここが最もにぎやかでした。

Magome1

道路が整地され家並みがきれいに復元されているからでしょうか、若者向けの土産物屋や飲食店も多く、各地の観光地とあまり変わらない雰囲気もありました。
奈良井や福島には全くいなかった「アイスクリームをなめながら歩く女子高生」の姿を、馬籠では大量に見ることができる・・・と説明すれば、町の感じは伝わるでしょうか。
成り立ちは全く異なるでしょうけど、個人的には京都の産寧坂のような印象を受けました。

Magome2

木曽十一宿の中で馬籠だけが2005年から岐阜県(中津川市)に所属しています。
それ以前はもちろん長野県でした。
今も「信州」「木曽路」といった接頭語がつくことが多いため、岐阜県と聞いて違和感を覚える人も多いようです。
でも恵那山がすぐそばに見えますし、高山地方の土産が売っていたり、中津川駅までクルマで10分程度だったりしますので、感覚としては岐阜県でいいのではないかと思います。

この日は駒ヶ根の「二人静」というどこか意味ありげな名前の宿に泊まりました。

Hutarisizuka2

さてこのお宿、これまであちこち泊まってきた中でも間違いなく最高級なグレードだったと思います。
と言ってもいわゆる伝統的な高級老舗旅館ではなく、「話題の旅館デザイナー松葉啓氏プロデュース」の新しい宿です。
室内のそこかしこに秀逸なデザインが施されており、アメニティにも女性から支持されそうな工夫がこらされています。

Hutarisizuka1

日経おとなのOFF」に載っていそうな雰囲気ですが、決してイヤミな印象ではありません。
食事も非常においしく、口に合わないものは全く出てきませんでした。(これは単にあたしが貧乏性なだけかも・・)
客層は中高年ばかりで、館内で小学生の姿をほとんど見ませんでした。
値段は確かにそれなりにしますが、特にこの雰囲気をぜひ味わいたいと狙って予約したわけではなく、場所もWebサイトから受ける印象も悪くなかったので、軽い気持ちで申し込んでみました。
落ち着いて静かに宿の夜を過ごしたい人には、別邸の「一花一葉」がおすすめです。
資金的にそう何度も泊まれるような宿ではありませんが、可能ならぜひもう一度泊まってみたいところです。

翌日は宿からバスとロープウェイを乗り継いで千畳敷カールに行ってみました。
千畳敷カールとは、中央アルプス宝剣山の手前に広がるすり鉢状の氷河地形で、夏には高山植物のお花畑が展開するフラワーなところだそうです。
マイカー乗り入れ禁止なので必ずバスに乗らねばならず、これまたけっこうオカネもかかるのですが、せっかくなので行ってみました。

Senjojiki

この季節、まだ積雪があり、ヤング(死語)のみなさんがスノーボードを楽しんでいました。
彼らの多くはボードの他にかなり大きめのスコップを持っていて、ロープウェイにボードとスコップをかついでぞろぞろ乗ってきた時には「どこかで工事でもすんのか?」と不思議でした。
工事にしちゃ女の子もいるし、変だなぁ・・・と思ったら、頂上について謎が解けました。
彼らはスコップで雪を積み上げてジャンプ台を作るんですね。
教養のない中年のあたし・・・

麓に戻り、伊那市の「かんてんぱぱガーデン」に行ってみました。
「かんてんぱぱ」というブランドのゼリーやスープの素を作る伊那食品工業の施設です。

Kantenpapa1

Kantenpapa2

施設には工場の他に美術館や庭園やレストランもあり、一種のテーマパークです。
かんてんぱぱの各商品が買える店もあり、ゼリーの試食もできます。
買ってみてわかったのですが、どの客にもサービスとしてゼリーの素やジュースをつけてくれます。
それも小さな試供品ではなく、ふつうの商品を4つも5つもくれるので、かなり得した気分になります。(貧乏性)

さて旅も無事終わって戻ってきたのですが、ひとつだけがっかりなことがありました。
今回ちょうど例のガソリンの暫定税率復活騒動の最中に給油するはめになりました。
木曽路のとあるスタンドで入れたのですが、なんとハイオクで181円でした。
外車乗りは修理代と燃料代に文句を言ったらイカンとは言われてますが、5月1日にこの値段はどうでしょうか。
免許とって20年以上になりますけど、もちろん生涯最高値です。
スタンドは地方の山間部で、こっちは他県ナンバーで外車でカードで・・・と、確かに条件は最悪だったとは思います。
それでも181円てのはないよなぁ・・・
地方では自分のクルマでもレンタカーでもふっかけられることが多いのですが、みなさんはいかがでしょうか?

そんなわけで最後はケチくさい愚痴で締めてしまいましたが、それ以外は素晴らしかった木曽路・伊那路。
新しいトンネルもできて木曽路と伊那路の行き来が便利になっていますので、都会の満員電車で足をふんだのふまれたのに疲れた方にはぜひおすすめしたいところです。

二人静

| | コメント (19) | トラックバック (0)

行ってみた 第3回 石垣島

南の島の逃亡シリーズその3。
ネタがないので1回の旅行で3度も記事を引っ張るというセコイ魂胆です。
西表島竹富島を巡った翌日から、石垣島を本格的に観光することにしました。
相変わらず天気が悪いです。

Kabira

石垣島で一番有名な風景はこの川平湾でしょう。
最初に訪れた日は天気が悪く、せっかくの風景もいまいちだったので、日をあらためて晴れた時にもう一度行きました。
写真だとわかりにくいですが、空が明るいと風景が全然違います。

Glassboat

グラスボートにも乗りました。
海の底はサンゴやクマノミでいっぱいです。
が、あたしが乗り合わせた団体は全員が60代とおぼしき男女だったので、ガイドの人の「ニモがいます」という説明にも無反応でした。

あちこち回ってみてわかりましたが、石垣島はかなり変化に富んだ地形です。
山も川も浜も岬もあり、それが島の中にコンパクトにまとまっているので、風景に飽きることがありません。

サンゴで有名な白保にも行きました。
「さんご村」という環境保護団体の施設がありますが、それ以外は観光施設は全くありません。
集落にも昔ながらの家が残されており、さんご村も地元の人も、サンゴや古い家並みを守るために観光地化してほしくないという主張のようです。

Siraho

白保は我々観光客がイメージするサンゴとは少し違った、どちらかというと地味な海岸で、地元の人がアオサ(ノリ)をとったりしていました。
ここに空港を作る計画があることは知っていましたが、地元の人はみなさん反対しているようです。

島田紳助の店「トムル」にも行ってみました。(ミーハー)

Tomuru1

Tomuru2

等身大の人形がお出迎え。
店内にはこの店を訪れた芸能人の写真や、紳助本人が描いた絵が壁にかけられています。
本人はテレビで自ら「ぼったくり喫茶店」などと言ってますが、食べ物も飲み物もうまかったです。

とある集落におしゃれなカフェのような店があったので入ってみました。

Lunch

なぜか外に札幌ナンバーのクルマがとまっています。
中に入ると、そこにも札幌ナンバーのバイクが置いてありました。
もしかして・・・と思ってマスターにたずねてみたら、やはり札幌の人でした。
いろいろ話を聞いてみたら、実はあたしの母親や叔母と同じ小学校のご出身であることがわかりました。
ここのハヤシライスはとてもおいしかったです。

島をレンタカーで回ると、すれ違うクルマも半分くらいはレンタカーです。
ヴィッツが多いですが、ヒュンダイTBもたくさん走っていました。
これまで全国あちこちでクルマを借りたことがありますが、ヒュンダイのレンタカーは初めて見ました。

さて滞在中、ちょうど千葉ロッテマリーンズがキャンプ中で、島は歓迎ムード一色。
島のあちこちにバレンタイン監督のポスターやのぼりが目につきます。

Lotte

石垣島でプロ野球球団がキャンプを行うのは25年ぶりだそうで、このために公園や球場も改築したようです。
せっかくなのでキャンプを行っているボールパークに行ってみました。

Naruse

ブルペンでは昨年大活躍の「負けない」成瀬が投げていました。
また屋内練習場では地元出身のイケメン大嶺が球拾い。

Imae

外の練習場では3年前の日本シリーズで絶好調だった今江と、星野ジャパンの主力西岡がノックを受けています。

あたしはロッテファンではありませんが、最近あまり球場で野球を見ていないので、久しぶりにプロの選手を間近で見ることができてよかったです。
平日の昼間ですが、かなりのギャラリーがいました。
ほとんど地元の人だと思うんですが、みなさん仕事大丈夫なの?

さて旅も終盤。
会社の連中に大量にみやげを買い込み、ホテルから直接宅配便で送りつけました。
買ったのは「塩ちんすこう」やマリーンズ泡盛、石垣島ラー油など。
ラー油は知る人ぞ知る隠れた名物のようで、作っている店でしか買えないという話でしたので、店まで行って買いました。
貴重品をゲットしたような気分で喜んでいたのですが、翌日空港の売店(JAL側)でもふつうに売っているのを見ました。

戻ってきてからわかったのですが、ラー油は沖縄のそれぞれの島で名前をつけたものが売っているようで、本島や石垣島以外にも久米島や宮古島ラー油というのがあるそうです。
味はどう違うのかわかりませんが。
自分、もともとラー油はそれほど使わないほうで、餃子やシューマイはたいてい生醤油で食べるのですが、石垣島ラー油を買ってからは欠かせなくなりました。
ふつうのラー油よりも辛さは少ないですがスパイシーでうまいです。

ホテルはシーマンズクラブリゾートイースト・チャイナシーに2泊ずつ泊まりましたが、どちらも快適でした。
シーマンズは本格的なリゾートで、館内には図書室があったり、お客を適度に放っておいてくれる感覚が気に入りました。
シーズンオフでお客も少なく、とても静かでした。
浜が目の前で川平湾にも近く、本格的にのんびりしたい人にはおすすめです。

一方イースト・チャイナシーは港の離島ターミナル前にある便利なロケーションです。
ふつうのシティホテルですが、客室に荷造り用ダンボールが3サイズ用意されており、ガムテープや発送用伝票もついていました。
ダンボールは有料ですが、ちょうど帰る前の日にここに泊まったので、荷物を作るのに苦労しないで済みました。
また箱のすきまにつめるために古新聞がないかフロントに聞いたところ、すぐに用意してもらえました。
今回の宿は事前に入念に調べておいたので、タイプはそれぞれ異なりますが、まったくはずれがなく非常に満足でした。

実は石垣島はここ数年経済的には好調だという話を行く前にネットで見ました。
確かにマンションやビルなどは新しい建物が思ったより多く、建築中の物件もけっこう目にしましたので、景気は良いのだと感じました。
本土から移住してくる人も増えているようです。

一週間滞在するとわかりますが、石垣島はとても便利な土地でした。
市街地にいれば食べるところには全然困りませんし、真冬のオフシーズンでもなぜかお店がどこも夜遅くまで開いています。
コンビニもココストアがあちこちにあり、ポークたまごおにぎりという、沖縄ならではのおにぎりが買えます。
島のどこにいても、クルマがあれば市街地まで1時間あれば戻れるので、不便を感じることはあまりありませんでした。
もっともあたしのような軟弱な観光客は、そもそも離島になど来る資格はないかもしれませんけど。

実はあたしは南の島で貝を拾い集めることを趣味としています。
今風に言えばビーチ・コーミングですね。
これまでに沖縄本島や久米島、宮古島、奄美大島で貝を拾ったことがあります。
今回石垣島に来たのも半分はそれが目的でした。
石垣島では米原という海岸に非常に多くの貝があり、非常に満足のいく収穫がありました。

Shell

というわけで、毎日天気が悪かったのは残念でしたが、無事に旅も終了。
石垣島はアウトドアが好きな方も、自分のような軟弱なインドア派も、どちらも楽しめます。
またいつか天気のよい時にぜひ訪れたいと思います。

イーストチャイナシー

| | コメント (8) | トラックバック (0)

行ってみた 第2回 竹富島

南の島の逃亡シリーズその2。
こう書くとアクション映画のサブタイトルみたいですね。(馬鹿)

旅は3日目の午後。
西表島から再びスプラッシュマウンテン並みの揺れを誇る高速船で石垣島に戻ったあと、今度は船で10分のところにある竹富島に行くことにしました。
竹富島はとても小さく、端から端まで歩いても1時間はかからないくらいです。

石垣島を出航する際、千葉ロッテマリーンズのマスコット「マーくん」が見送りしてくれました。

Markun

石垣島では2月1日からロッテがキャンプを行っており、島をあげてのイベントとして盛り上げているようです。
この話は別途報告いたします。

石垣島から10分で竹富島に到着。
たった10分でもやはり揺れましたが、この日も朝からアネロンを飲んでいたので対策は万全。
余裕の下船です。うははは。

竹富島には独特の様式で建てられた家屋が残る集落があり、それが観光のポイントでもあります。
また集落の中は舗装されておらず、白い砂を敷いた道が続いています。

Taketomi2

集落を見渡せる「なごみの塔」から、風景を見てみました。
屋根や塀に特徴がある家屋です。

Taketomi

なお「なごみの塔」ですが、階段が非常に急で、展望スペースは一人分が立てるくらいしかありません。
雰囲気としては階段よりハシゴに近いです。
なので塔に登ると、竹富島の風景を独り占めしたような、間違った征服感にとらわれます。

集落から10分ほど歩くと海岸に出ました。
薄日がさしてきて海が非常にきれいです。
ブラボーです。
この世の楽園が目の前に広がっています。
こんな風景を目にすると、思考回路がホントにサイケでヒッピーでフラワーになります。(言ってることが少し変)

Beach

コンドイビーチという浜の休憩所にネコがいました。

Cat

人になれており、おそらく観光客にもかわいがられているのでしょう。
こちらの姿を見ると寄ってきてアタマをこちらの足にすりすりしてきます。

しかし、この日天気が良かったのはここまででした。
このわずか10分後、強烈な風雨が襲い、全身ずぶぬれになりました・・・
傘はもちろん持っていましたが、あまり役に立ちません。
滞在中雨が降らなかった日は1日もありませんでしたが、この時期石垣島周辺はとにかく天気が安定しないようです。
天気予報はふつうに「今日はくもりでしょう」とか言いますが、全然あてにならず、突然スコールのように大雨になったりします。
さすが亜熱帯。
こういうところにしばらく滞在していると、東京というところは気象的にはとても安定した土地であるなぁとあらためて思います。
意地悪く言えば「過保護な天気」とでも表現できるでしょうか。
折しもこの日のニュースでは大雪で交通がマヒしたり事故が多発する東京の様子を伝えていました。

結局海岸から港まで30分ほどかけて歩いたのですが、その間じゅうずっと大雨でした。
さっきまで晴れていたと思ったのに・・・
フラワーな楽園は一転苦行の場となりました。
脆弱なあたしは息も絶え絶えに再び石垣島に戻りました。

この日はホテル日航八重山に宿泊。
ここのホテルも非常に居心地の良い宿です。
石垣島のホテルには珍しく大浴場があります。
全身ずぶぬれになったので、アイロンを借りて部屋で延々ジーパンを乾かすはめになりましたが・・・

ホテルの部屋は山側で海は見えませんでしたが、これが幸い。
夕方鮮やかな虹がかかるのを部屋から見ることができました。

Rainbow

しかも完全な半円です。(変な日本語)
この虹、ホテルから非常に近い場所にかかったようで、虹の向こうに風景が透けて見えたりします。
(写真でおわかりでしょうか・・?)
ふつう虹といえばビルや山の奥向こうに遠く見えるもんだと思っていましたが、この時はまさに「虹をつかもう」と言いたくなるような、ダウン・トゥ・アースでバビロンの城門な場所にかかっていました。(若干意味不明)

というわけで、旅はまだ続きます。

コンドイビーチ

| | コメント (9) | トラックバック (0)

行ってみた 第1回 西表島

時々何もかも捨てて旅に出たくなる放浪の狼、SYUNJIです。
あらゆる場面で基本的にヒッキーなあたしですが、旅行は意外に好きです。
実は旅行記用に別のBLOGもあるのですが、そっちは写真の管理がかなり面倒で、もう1年半ほど放置してしまっています。

で、こっちのBLOGもすっかりネタ枯れで更新もままならず、今後の身の振り方を真剣に検討した結果、しばらく更新をやめて自分を見つめ直すことにしました。(徐々にウソ混入)
コメントいただいたみなさま、ありがとうございます。
ご心配をおかけしました。

はい、真相は単に旅行にでかけていただけです。
すいません・・・
ということで、新しく「行ってみたシリーズ」を始めたいと思います。

この中途半端な時期に突然長い休みがとれたので、かねてから行きたいと思っていた西表島に行くことにしました。
ええ、あたしの旅行っていつも割と唐突なんです。
半分ネタのための旅行です。(ホントかよ)

さて西表島。
覚悟はしていましたが、やはり東京からは鬼のように遠いところでした。
西表島に行くには、まず石垣島に行く必要があります。
今回は那覇経由で乗り継ぎでしたが、羽田から石垣島への直行便もあります。

石垣島から西表島(大原)へは高速船で35分です。
が、事前に母親(2年前に西表に行っている)やネットから仕入れた情報では、この高速船の揺れがハンパではないとのこと。
耳に持病のあるあたしはフネには鉄板で弱いです。
ふつう乗り物酔いは乗り物を下りれば治まるものだと思いますが、自分の場合「乗っている間はそうでもなく、下りた後から酔いが回ってくる」という奇妙な体質です。(恐竜かよ)
若い頃、伊豆松崎から沼津までフネで移動した際は、下船後1時間たってから小田原あたりで酔いが回って倒れました。
またこれも若い頃ですが、東京から大垣行き夜行列車で座席に一晩寝ていて、名古屋で下車後2時間たってから酔いが回り、テレビ塔のふもとで倒れたこともあります。
(乗り物二日酔いを経験したこともある)

なのでこれも事前にネットで仕入れた情報を頼りに、極上の効果とうたわれたエスエス製薬「アネロン・ニスキャップ」を羽田空港で購入しておきました。
結果的にはこれが大正解でした。
当日は天気も悪く、強風波浪注意報が充満する東シナ海で遊園地のアトラクション並みの揺れを体感できましたが、虚弱なあたしでも全く酔いませんでした。
恐るべし、アネロン。一生のお友達です。
ただ、当日同じフネに乗っていた客の中には、特に揺れてる後方窓側に座って文庫本を読んでいる若者もいて、みなさん余裕の表情でした・・

ちなみに石垣島-西表島を行き来する高速船は3社ありますが、八重山観光フェリーが比較的船も大きく揺れも少ないそうです。
安栄観光の船は地元タクシー運転手の話では「他の会社より飛ばすから揺れる」らしい。
(あたしは八重山観光の船に乗りました)

Iriomote

さて無事に着いた西表島。
翌日にペパーミントグリーンな海岸でくつろいでいると、携帯にメールが入りました。
こんなところまで来て、いったい誰が・・?もしや会社が倒産?それとも印刷会社入稿大ミスで刷り直し?と思って見てみると、それはぷく先輩からでした。
「BLOG更新停止とはどういうことだ!!きぃー!!」(・・・すいません、多少脚色しました)
先輩はあたしの唐突なBLOG更新停止に驚き、こちらの身に何か起きたのではと心配してメールを下さったのでした。
「すいません、実は今西表島にいます。探さないで下さい」
といった適当なとりつくろいメールを震える手で先輩に返しました。
どうやらその後「SYUNJI西表島に逃亡!!」のニュースが、ぷく組中を駆けめぐったとも聞きましたが・・

で、ぷく先輩からの心温まるメールを涙ながらに振り切り、この日は車で島を一周。
事前のネット情報では「西表では人も車ものんびりですよ~」などといった記述が多かったのですが、実際はそうでもありません。
車は数が少なく道も一本道なので、飛ばす車はばんばん飛ばします。
普段から休日の渋滞する環八や246や世田谷通りをよろよろずるずる走ったりしてる低速ドライバーなあたしは、地元のドライバーに何度もあおられ、直線では何度も抜かれました・・・
こえーよ、西表島の車!
特に八○山観光のワゴン!!
レンタカーあおってんじゃねーよ!!きぃー!!

西表島には、水牛車で渡れる由布島という有名な観光地があります。
ちょうど午後晴れ間がのぞいたので、あたしも由布島に行ってみました。

Yubujima1

水牛車の中では案内のおじぃがいろいろ島の説明をしたり三線弾いて歌ったりしてくれます。
が、あたしが乗った水牛車のおじぃはやたら饒舌で、次長課長の河本が演じる変なおっさんにとても似ていました・・

Yubujima2

由布島は島全体がテーマパークのようになっていて、植物園やレストランや砂浜があります。
ちょうちょが放し飼い?になっている温室もあったりして、ちょっとフラワーで幸せな気分になります。
ここで食った八重山そばがうまかったです。
(もともと沖縄そばは好き)

翌日は朝から仲間川を遊覧船「かもめ12号」で観光。
川の両岸にはマングローブが広がっています。

Nakamagawa

マングローブとは木の名前ではなく、河川の河口近くの塩性湿地に生育する森林のことだそうです。
遊覧船の説明を聞いて初めて知りました・・・

船が入れる一番奥のポイントに、サキシマスオウノキという変わった木があります。

Sakisima

根が板状になっており、密林ムード満載の怪しいたたずまい。
水木しげるの漫画に出てくる世界そのものです。

移動中、島のあちこちで牛を見かけましたが、宿の人の説明によれば、西表で子牛を育てた後、松阪や但馬に送り、そこで一定期間過ごして松阪牛や但馬牛になるんだそうです。
なので「松阪牛」と言っても、中には実は生まれは西表だったりする牛もいるとのことです。

Usi

西表島では「ラ・ティーダ西表」に2泊しましたが、ここはおすすめです。
西表ではトップクラスのリゾートホテルで、客室の大半はコテージです。
あたしもコテージに泊まりましたが、部屋も広く食事もおいしく、非常に満足しました。

Lateada

ただし亜熱帯のジャングルでワイルドなのも西表島の魅力。
部屋のところどころに小さな蟻がいましたが、宿の説明書には「生態系に配慮して殺虫剤は使いません」と書いてあります。
夜中にはヤモリの鳴き声もしました。きぃー!!(←本当にこういう鳴き声)
この宿は島の中でもグレードが高いと思いますが、それでもこの季節でも部屋の中には虫やヤモリが入ってきます。
まあ虫やヤモリがダメな人は、そもそも西表島には来る資格がないってことでしょうね。
蟻が部屋に上がってくるのは、部屋の中でお菓子やジュースを食う客が多いからではないかと思いました。
島の中ではなるべくゴミを捨てないよう心がけていましたが、部屋でも外でも菓子やジュースをこぼさないようにすることも必要かもしれません。

というわけで、旅はまだ続きます。

ラ・ティーダ西表

| | コメント (13) | トラックバック (0)

行ってない 第2回 出雲大社

こんなシリーズやってたっけ?と思うくらい久しぶりの「行ってないシリーズ」、2回目は出雲大社。
「いずもおおやしろ」と読むのが正式名称らしいが、通常は「たいしゃ」と読む。
今さら説明の必要もないと思うが、島根県出雲市にある神社である。
一度も行ったことがありません。

出雲大社といえば鳥居に極太のしめ縄(でいいの?)の写真しか思い浮かばないのだが、写真でしか知らないので実際の大きさがよくわからない。
古代建築・宗教施設・観光物件のいずれにおいても重要な位置づけであることは間違いないはずだが、そもそもそうした名所旧跡や神社仏閣に関する知識が全然ないので、どれくらいエライ神社なのかよくわかっていない。
かつて母と姉が伊勢神宮を旅した際、母に「伊勢神宮は誰が建てたの?」と姉が聞いたら、母の答えは「大工さんでしょ」だった、というくらい、我が家は低レベルな家族である。

さて初めに出雲大社が作られたのはいつ頃のことか?
というと古事記や日本書紀に登場するくらい古い話で、もはや神話の領域である。
平安時代には今よりももっと大きな建物があったらしく、「出雲太郎、大和二郎、京都三郎」と呼ばれた記録が残っている。
日本の三大巨大建築として一番出雲大社、二番東大寺大仏、三番京太極殿を指す言葉だそうだ。
日本人てのは三が好きな国民だそうだが、「太郎、二郎、三郎」という擬人化した呼び方は、建築物や地形などモノにも自然にも神様が宿るという日本古来の宗教観が関係しているのではないかと思う。
「坂東太郎、筑紫二郎、四国三郎」ってのもありますね。
現在の本殿は江戸時代のものらしい。

少し意外だったのは、本殿は国宝なのだが、出雲大社自体は世界遺産ではないことだ。
今のところ特に登録申請に向けた動きもないらしい。
また神社全体が重要文化財に指定されたのはつい最近、2004年である。
これもなんとなく意外な話。
でも伊勢神宮も世界遺産じゃないんですけどね。
そんな世界のトレンドなども超越して存在するのが出雲大社なのだろうか。
現存する最古の神社建築として世界遺産に登録されているのは京都の宇治上神社だが、ここには行ったことがある。

これほどの威厳のある神社に御利益という言葉が適切かどうか不明だが、祀られている大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は、縁結びの神様だそうだ。
スケールの大きさのわりには庶民的な御利益のようにも思うが、それが長年信仰を集めてきた理由でもあるのだろう。
10月のことを神無月と言うが、これは10月になると日本中の神様(八百万の神)が出雲大社に集まり、神様がいない月になることからそう呼ばれる。
・・・という話は一応知ってはいるんだが、神様が集まってなにをするのか、なんで集まる必要があるのか、よくわかっていない。

関東から出雲大社に行こうとするとどのくらい時間がかかるんだろうか。
新幹線で岡山まで行き、さらに特急で出雲まで、というコースが一般的のようだが、東京からだと6時間以上かかるらしい。
時間換算では広島や博多よりも遠いことになる。
6時間もかけて鉄道で行くのはやや退屈だと思うので、行くとすれば自分はおそらく飛行機を使うだろう。

というわけで、出雲大社。
なんとなく天橋立よりも興味はあるのだが、ちょっと遠いなぁ・・・というのが正直なところ。
もし行かれた方がおられましたら、見所や名物など教えていただければと思います。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

行ってない 第1回 天橋立

未知なる土地に思いをはせる「行ってない」シリーズ、第1回は天橋立
「あまのはしだて」と読みます。
逆さに見ると天に架かる橋のように見えることからその名がついたらしい。
京都府宮津市にあり、日本三景のひとつでもある、有名な観光地である。
が、一度も行ったことがありません。
二度三度と行くようなところでもないかもしれんが。

天橋立は、砂嘴と呼ばれる堆積した砂の上に松林が連なり、その全長は3.6kmにもなるそうだ。
えっ、そんなに長いの?
写真でしか見たことがないのだが、写真だと展望台からワイドに引いた絵がほとんどなので、どれくらいの距離なのかあまりわからない。
歩くと1時間、自転車で20分くらいだそうです。
実物を見たら、その長さ・大きさにきっと驚くんだろうなぁ。
松並木は約8000本の黒松だそうだが、これは自然に生えたものなのかな?
誰かが植えたものだろうか?
この松の中って歩けるんですね。それも知らなかった・・・

で、この松並木を展望台で股の間からのぞくのが、天橋立観光の正しい儀式であるらしい。
股のぞきのポイントがちゃんと用意されていて、訪れた善男善女はみな一様にマジメに股からのぞいて笑って帰る・・・という、なんだか不思議な観光地である。
ネットで検索すると、デジカメで写した写真を逆さに貼り付けてある一般人のサイトが結構見つかる。

調べてみて少し意外だったのが、京都からけっこう遠いこと。
京都から特急でも2時間、普通列車だと3時間以上はかかるらしいが、距離感がいまいちつかめない。
東京から箱根くらいの感覚だろうか?
見所は松並木だけでなく、周辺には温泉あり名水あり史跡名勝ありというゴージャスな観光地として紹介されとるのですが、さて。

天橋立、どうなんでしょうか?
・・・って言われても、楽しいかどうかは人それぞれではあるのだけれど。
関西の人にとっては、気軽に行ける観光地のひとつなのだろうが、人気のほどはどんなもんなんでしょうかね?

ちなみに日本三景の残り2つは松島安芸の宮島である。
で、天橋立だけ行ったことがない。
別に三景マニアではないが、なんとなく惜しい気がしてきた。

まあいつかは行くことになるのだろうけれど、なんとなく今のところは「行きたいランキング」にもまだノミネートされていない感じです。
行かれた方の率直な感想をお聞かせいただければと思います。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

行ってない 第0回

地味で虚弱でインドアな自分だが、案外好きなのが旅行である。
国内ばかりだが、毎年必ずどこかには出かけている。
若い頃は時々ひとりで行き当たりばったり旅もしたことがあるが、基本的には入念に計画して宿も移動手段もきっちり確保していくスタイルである。
ただ旅行が好きと言っても、決して旅慣れしているわけではなく、旅先での土地の人とのふれあいなどはほとんどしないので、旅の楽しみ方はかなり表層的である。
鉄道マニアでも郵便貯金マニアでもないので乗りつぶしなどにも興味はないし、登山もやらない。
地酒や郷土料理にもとりたてて興味はなく、団体旅行も苦手だ。

こんなんではとても「旅行が好き」と言えないのだが、それでも日本国内は結構あちこち行っているほうかもしれない。
日本全国いろいろな観光地があるが、最近自分が最も気にいっているのは京都である。
つい2年くらい前までは、修学旅行以来全く訪れることのなかった全然興味のない町だったのだが、昨年は2回、今年もすでに1回行っている。
そう言えば4月に行った時は京都御苑で杉田かおるを見かけました。
どうでもいい話ですが。

さて、自分がこれまで全く足を踏み入れたことのない都道府県はどこかを考えてみた。
・秋田県
・福井県
・鳥取県
・宮崎県

以上である。
かなり少なくなってきたので、その気になればあと1~2年でつぶせそうだ。
「宿泊したことがない」という条件を加えると、以下の県も含まれる。
・岩手県
・滋賀県
・佐賀県

まあ全都道府県を制覇したところでエラくもなんともないのだが、ここで気づいたのは「すごく有名だけど行ってない観光地も結構ある」ということである。(またそれかよ・・)
行ってないから当然雑誌やテレビで得る情報イメージしかないわけで、実はすんげえつまんないところかもしれないし、噂にたがわぬ素晴らしい土地かもしれない。

旅の動機づけにおいて、自分は案外メディアに弱い。
テレビでうまそうな食べ物を紹介していたり、雑誌でタレントが楽しそうに旅をしているのを見ると、「オレも行かねば・・・」という気にすぐなってしまうのである。(単細胞)
3年ほど前に安芸の宮島に初めて行ったことがある。
なぜ宮島にしたかというと、テレビでナイナイの岡村が宮島でロケをしていたからだ。
焼き牡蛎を食ったりまんじゅう食ったりしているのを見て、「・・・オレも行かねば・・」と思ったのだ。それだけ。バカである。
でもいいところでしたよ、宮島。

最近はネットで非常に多くの情報が入手できるので、とても便利である。
あなどれないのが一般人の発信する情報だ。
もちろん玉石混合なのがネットの世界だが、旅行会社や出版社の決まり切った案内よりも、一般人の情報のほうがディープでリアルな内容で参考になることも多いのである。

「一般人情報」とは少し違うかもしれないが、「日本三大がっかり」というのがある。
誰が決めてんのか知らないが、高知のはりまや橋と、札幌の時計台が不動のベスト3入りで、残りは京都タワーだったり沖縄の守礼門だったりするらしい。
こういった情報は旅行会社や出版社からはまず出てこない。(当然だけど)
がっかりするかどうかは個人差があるが、こういう情報も知っていれば何かの役には立つだろう。
・・・三大がっかり、全部行ってるなぁ・・

というわけで、全国の観光地で「有名だけど実は行ってない」ところを公開し、行ったことのある方からアドバイスを受けて、旅の動機づけや参考にさせていただきたい・・・と相変わらずムシのいいことを考えています。
もはや死んでも治らない依存体質、自らも若干食傷気味ではありますが、「行ってないシリーズ」、始めてみたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)