やってない 第13回 サッカー観戦
サッカー観戦もしたことがないなんて・・と刑事告発されて非国民扱いされてBLOGもツイッターも炎上するのを恐れながら生きているSYUNJIといいます。
「観戦」と付けましたが、サッカー実戦も当然ナシに等しい状態。
まあ柔道や鉄棒同様、学校の体育授業でやった程度で、成人してからは一度もピッチに立ったことがありません。(やってないくせに選手っぽい物言い)
観戦のほうだが、試合場で見たことは一度もない。
もともと人混みが苦手なので、人が集まる場所に行ってスポーツを観戦するという習慣はない。
カネ払って見に行ったスポーツは野球とK-1くらいなのだ。
その野球もK-1も、最後に見たのがどのくらい前だったかはっきりしないという有様である。
テレビで見てると、当たり前だが野球とサッカーは観戦スタイルがかなり違う。
野球も席の位置によっては鳴り物や旗など派手な応援をしている人たちがいるが、サッカーの場合観客席全体がそんな感じに見える。
顔にペイントしたり歌を歌ったりでかい旗を振り回したり・・といったサポーターのまねごとをする自分、というのが全く想像できないのだ。
サッカーは席に座って見てはいけないのでしょうか?
観客席でゆっくりビールでも飲んでサッカー観戦してるおっさんてのはいるんだろうか。
というか、サッカー場ではビールって売りに来るの?(ド素人)
そもそもテレビで見るのもワールドカップの日本チームの試合くらいだ。
日韓共催の時の決勝戦だって、試合場に向かう電車に乗ってはいたけど、それはたまたま別の用事があったからで、ドイツとブラジルのサポーターが全員降りるのを呆然とながめていたのだ。
選手の名前も日本代表メンバーは多少知っているが、今のJリーグ選手となるともうほとんどわからない。
こんな自分だが、Jリーグ発足の頃は、マスコミも派手に採り上げていたこともあって、今よりも多少は試合をテレビで見たり選手の名前を覚えたりしていた。
最初に応援していたのはアントラーズ。
もちろんジーコがいたからだ。
ド素人の自分だが、ジーコがどれほどスーパースターだったかは日本に来る前から知ってはいた。
高校の同級生にサッカーマニアがいて、当時の日本ではあまり話題になっていなかったワールドカップ(スペイン大会)について詳細に教えてくれたのだ。
その情報の大半は忘れてしまったんだが、「ブラジルには"白いペレ"と呼ばれるすごい選手がいる」ということだけ覚えていた。
それがジーコである。
ジーコに限らず、Jリーグ発足当時はどこのチームも外国人選手がやたら目立っていたと思う。
あの頃はそれだけ日本人選手との間に力の差がまだまだあったということかもしれないが、試合を見ていてもやはり彼らは動きが違っていた。
ジーコ、アルシンド、ディアス、ビスマルク、レオナルド、エドゥー、ペレイラ、オッツェ、リトバルスキー、ストイコビッチ、スキラッチ、シジマール・・・
今でもこれくらいの選手の名前はすぐに出てくる。
本国や世界レベルでの人気と実力は様々だったろうが、ともかく彼らなしでは初期のJリーグの盛り上がりはあり得なかったのだ。
エドゥーのフリーキックなんて誰もマネできないすんごい軌道だなぁ・・とド素人の自分は思ってしまった。
アントラーズの次に応援しようと決めたのはフリューゲルス。
エドゥーのフリーキックがすごかったからという、サッカーをロクにわかってないおばはんのような理由からだが、加えてどっちかっつうと同じ横浜でもマリノスよりも地味だったんで応援したろと思ったのだった。
しかしながら盛り上がる前になぜかフリューゲルスはマリノスに吸収されて無くなってしまった。
このあたりから急速にJリーグに対する興味が失われていく。
にわかファンなんてこんなもんである。
最近Jリーグに世界のスーパースターが来なくなったのは、日本が不況で運営企業側が資金的に厳しいということもあるが、ヨーロッパの各リーグのテレビ放映権料が高騰してしまったことが大きいそうだ。
ヨーロッパの各チームの用意するギャラに、Jリーグ側が全く太刀打ちできなくなった、ということらしい。
そう考えると、ピークは過ぎていたかもしれないけど、Jリーグの試合でジーコやディアスやスキラッチのプレーが見られたなんてのは、とてもいい時代だったのだろう。
その後のドーハの悲劇やジョホールバルの歓喜などはニュースでもちろん見たが、試合そのものは生放送では見ていない。
サッカーの国際試合って時差の関係で夜中にやったりするが、寝ないで見たことは一度もない。
職場にはサッカーファンはそれなりにいる。
ワールドカップ日韓共催大会で日本チームの試合が平日午後に行われた時、一部の社員は異様に盛り上がっていて、仕事もそっちのけでユニフォームに着替え、ラジオを聴いて大騒ぎしていた。
(この頃まだ携帯でテレビを見るという環境はなかった)
その情熱を仕事に向けたらいいのに・・とまでは思わなかったけど、いっしょになって騒ぐことはしなかった。
また先輩社員で、ワールドカップのフランス大会を見に行くため会社に長い休みを申請したが却下されたので、そのまま会社をやめてしまった人がいた。
テレビで見りゃあいいのに・・という理屈は、その人には全く通用しなかった。
見る人の人生をも変えてしまうスポーツ、それがサッカーなのだ。
というわけで、素人のくせに哲学っぽいセリフで締めてみましたサッカー。
今後も知り合いがJリーガーにでもならない限り試合場まで足を運ぶことはなさそうな気がしますが、一度見てみたら考えは変わるかもしれませんね。
観客席での過ごし方など、「観戦」における心構えなど教えていただけたらと思います。
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