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聴いてない 第262回 ボブ・ウェルチ

少し前のニュースの「レートは点ピン、当日の負けは数千円」といった情報に過剰に反応したSYUNJIです。
退職金6千万円検事長と一流新聞社の社員が、そんな三流出版社みたいなレートで打つわけないだろ!
明らかに一桁少なく申告してるよね。
「ピンピンのサブロク、ありあり・ありありのオール伏せ牌」くらいですよね、ぷく先輩?(巻き添え)
あと記者クラブに出入りしてた一流マスコミ各社の方々も、かなり前からこうした楽しい賭場同好会が定期開催されてたこと、絶対に知ってましたよね?
「いや、ウチは全く知らなかった」と言うのなら、御社のその取材力のほうが不安です。

ということで、かなりズレた社会派?の私が今回白状するのはボブ・ウェルチ。
「Ebony Eyes」「Precious Love」の2曲聴いているので、聴いてない度は3。
「Precious Love」は発売当時の79年に一流音楽番組「サンスイ・ベストリクエスト」で録音。
「Ebony Eyes」はかなり後になってNOW系オムニバスCDをレンタルで聴いた。
なお「Precious Love」と同時に録音したのはレイフ・ギャレットの「ダンスに夢中」だったので、自分の脳内では長いことレイフ・ギャレットとボブ・ウェルチがセットだった。

ボブ・ウェルチの最大の肩書きは「元フリートウッド・マック」だろう。
自分はソロとしての新曲で名前を知ったので、実は元マックであることを知ったのはずうっと後だ。
90年代にフリートウッド・マックのベスト盤を購入したら、ライナーに「元メンバーのボブ・ウェルチ」という記述があり、そこで初めて知ることとなった。
知ってはみたものの、ボブ・ウェルチ在籍時のマックを掘り起こしたり、ボブのアルバムを学習したりする気配は全くなく、現在に至る。(いつもの無気力展開)

なので名前と2曲と肩書き以外は何も知らない。
さらに2012年に亡くなっていたことも今回初めて知った。
8年前のことだが、訃報を機に(失礼)記事を書いて学習することもできたはずである。
どこかの新聞記者並みのポンコツ取材力に恐縮しつつ、ボブ・ウェルチについて記者会見で挙手してみた。(意味不明)

ボブ・ウェルチは1945年ロサンゼルス出身。(英語版ウィキペディアではハリウッド出身となっている)
本名はロバート・ローレンス・ウェルチ・ジュニア。
父のロバート・ウェルチは映画プロデューサー、母親は歌手・女優というエンタメな家庭で育つ。
両親の影響を受けてジャズやリズム&ブルースやロック音楽に興味を持ったボブは、ジョージタウン大学というカトリック系の学校に進学予定だったが、入学直前にパリに行く。(なぜ?)
パリですっかり遊んでしまったボブは、帰国後カリフォルニア大学でフランス語を学ぶが、学位が取れず中退。

お勉強よりも音楽に目覚めたボブは、1964年ロサンゼルスで「セブン・ソウルズ」というバンドにギタリストとして参加する。
このバンド、スライ&ファミリーストーンとコンペで争うほどの実力を持ち、シングル「I'm No Stranger」をリリースしたが、残念ながら69年に解散。

その後再びパリへ渡ったボブは、「ヘッド・ウエスト」という3人組バンドを結成するが、これも長続きしなかった。
ここで登場するジュディ・ウォンという人が、ボブ・ウェルチの人生を大きく変えることになる。
ジュディはボブ・ウェルチの高校の同級生で、当時はフリートウッド・マックのマネジメントスタッフとして働いていた。
フリートウッド・マックはピーター・グリーンとジェレミー・スペンサーが相次いで脱退した直後で、代わりのメンバーを探していたところだった。
ジュディはボブ・ウェルチの名を思いだし、ミック・フリートウッドにボブを推薦。
1971年、ボブはイギリスに渡りフリートウッド・マックのオーディションを受け見事合格。
まるで漫画のような話だが、ジュディがボブ・ウェルチの名前を挙げなければ、フリートウッド・マックでの大活躍もなかった可能性が高い。
持つべきものはお友達ってのは洋の東西問わず真理であるようだ。

こうしてボブ・ウェルチはリズムギター担当としてマックに喜んで加入。
初めはリードギタリストのダニー・カーワンをバックアップしていたが、徐々に頭角を現し、同時期に加入したクリスティン・マクビーとともにバンドを牽引していく。
1971年、バンドはアルバム「Future Games」をリリース。(タイトル曲はボブの作品)

しかしここからはやっぱりロックバンドあるあるな展開。
後輩ボブ・ウェルチの加入を頼もしく思っていたはずのダニー・カーワンは、ボブの才能と発言力に次第にプレッシャーを感じるようになり、アルコールに依存していく。
そして72年アメリカツアーでのコンサートの前に事件が起こる。
ボブと酒に酔ったダニーが口論となり、ダニーはボブのギターを粉砕し楽屋を破壊し、ステージに上がることを拒否。
壊れたのはボブのギターや楽屋だけでなく、ダニーの精神でもあったようで、ダニーは楽屋の壁に頭をぶつけて血だらけという国際プロレスっぽい騒動に発展。
さすがの後輩ボブもこれには激怒。
バンドはダニーをクビにし、結局さらにボブ・ウェルチとクリスティンの発言力は増していくこととなる。

ボブがフリートウッド・マックに在籍したのは3年ほどだが、この間5枚のアルバムを制作し、マックにおける一時代=ウェルチ期を築く。
しかしながらバンド内はやっぱり年中モメ事が絶えず、またバンドのブルース志向に対してハードロックをやりたかったボブ・ウェルチは、74年に脱退してしまう。

1975年、ボブ・ウェルチは元ジェスロ・タルのグレン・コーニックと元ナッズのトム・ムーニーと3人で、新バンド「パリス」を結成。
このパリス、当時渋谷陽一は非常に高く評価しており、自身の出演するNHK-FM番組「ヤングジョッキー」で、パリスの曲をよく採り上げていたそうだ。ふーん・・(流し反応)
パリスはそれまでのボブの経歴の中で最もハードロックな音楽性を持っており、2枚のアルバムも発表したが、陽一の想いもむなしく全然売れず、ボブ・ウェルチはカネを使い果たす。

脱退後のボブの人生にもやはりマック・ファミリーは何かと登場する。
ボブ・ウェルチはパリスとして制作途中だったアルバムを、ソロ名義で「French Kiss」としてリリースすることにした。
パリス用に作っていた曲だが、全てがボブのオリジナル作品である。
その中の「Sentimental Lady(悲しい女)」は、元々マック時代のアルバム「Bare Trees(枯木)」の収録曲で、セルフ・カバーのレコーディングにはミック・フリートウッド、リンジー・バッキンガム、クリスティン・マクビーも参加。
プロデュースもリンジーとクリスティンが担当。
じゃあほぼマックじゃん。
脱退はしたけど、協力関係は途切れてはいなかったということですかね。
おかげでアルバムは200万枚以上売れて、全米12位を獲得。
ボブ・ウェルチは貧困から脱出できたそうだ。
自分が聴いた「Ebony Eyes」も収録されており、この曲はバックボーカルとしてジュース・ニュートンが参加している。

79年にアルバム「Three Hearts」を発表。
全米20位まで上昇し、シングル「Precious Love」も19位を記録した。
柏村武昭もめざとく極東のFM番組でオンエアしたものと思われる。

しかし80年代に入ると成績は低迷。
アルバムは発表するもののチャートの順位は芳しくなく100位にも入らなくなる。
80年には「Hollywood Heartbeat」という音楽番組の司会を担当するが、自身のセールスには作用しなかった。

落ち込んだボブ・ウェルチ、台本どおりに薬物に手を出す。
ここで名前が出てくるのが、やはりというか意外でも何でもないお待ちかねガンズ・アンド・ローゼズ
ガンズがボブ・ウェルチのガレージでリハーサルなどをしていたという間柄で、どっちから誘ったのか不明だが、ガンズとのドラッグ・パーティをきっかけにボブはコカイン&ヘロイン中毒となる。
85年には逮捕され治療のために入院もしたそうだ。
後のインタビューでボブは当時のことを「自分は非常に退廃的でダメな男だった。いい時間ではなかった。後悔している」と発言している。
ただ退院直後にボブ・ウェルチは結婚し、その後薬物には手を出さずに過ごしたそうなので、やはり周りの人がほっとかないタイプの人間のようだ。

一方で元のバンドメイトたちとはやはりモメてしまう。
ボブが脱退した後でフリートウッド・マックはさらにビッグな成長を遂げ、アルバム「噂」はウソみたいに売れてしまった。
このマックの大成功に、やはりおだやかでいられなかったようだ。
ボブが低迷したり薬物中毒になったりしてる間もマックは商業的には順調だったので、ボブの心に何かが鬱積していってもおかしくはない。
不満が溜まりまくったボブは、94年にフリートウッド・マックのメンバーやレコード会社に対して著作権使用料の支払いに関する契約違反で訴訟を起こす。
96年には和解したそうですけど、どういう結果に落ち着いたんでしょうね?

またフリートウッド・マックが1998年にロックンロールの殿堂入りした際、黄金期のメンバー5人の他、元メンバーであるピーター・グリーンやジェレミー・スペンサー 、ダニー・カーワンは「フリートウッド・マックのメンバー」とされたのに、ボブ・ウェルチは選ばれなかった。
ボブだけはずれた理由は不明だが、メンバーと訴訟でモメたりしてたことが不利に働いたらしく、政治的・恣意的選別がなされたという見方をする人もいる。

ボブ・ウェルチは後にこの時の思いを「バンド活動の場をイギリスからアメリカに移し、アルバム5枚を世に出し、リンジーやスティービー加入の橋渡し役を担ったのは自分なのに」と語っている。
うーん・・これはさすがにボブ・ウェルチに同情するなぁ。
殿堂入りから数年後にはミック・フリートウッドと再会し和解もしたそうだが、殿堂入りを決めた指名委員会や業界関係者のことはずうっと良く思っていなかったらしい。
まあそうでしょうね。

2000年以降はマックも含む自身の昔の作品を再レコーディングしたアルバムを2枚ほど発表しているが、目立った実績もなく新曲も出していない。
ソロでも確かな実績は残した人ではあるが、元マックの肩書きからは終生逃れられなかったと思われる。

で、冒頭に述べたとおり今回調べてみて初めて知ったのだが、ボブ・ウェルチは2012年に66歳で亡くなっていた。
テネシー州ナッシュビルの自宅で、自らの胸を拳銃で撃っての死だった。
死ぬ3ヶ月ほど前に脊柱の手術をしたが、痛みが治まらず悩んでいたとのこと。
ピストルで自殺とはロックミュージシャンらしい最期ではあるが、70年代に輝かしい実績を残した人が、80年代の音楽界の栄光を享受できずに終わったというのはやはり悲しいものがある。

聴いている「Ebony Eyes」「Precious Love」だが、特に苦手な印象はなく、ブルースやロックというよりも、80年代の華やかな音を予感させるポップなサウンドだ。
ギターがいずれも少しノイジーな感じだが、これがボブ・ウェルチの特徴なのだろうか。

ということで、ボブ・ウェルチ。
今回はもう明確に結論は出ましたが、ボブ・ウェルチを学習するなら、ソロ作品以前にマック時代のアルバムから聴くべきでしょうね。
マック学習も「噂」のみで全然進んでませんので、ピーター期も含めて早々に着手する必要がありそうです。(遅い)
小池知事の導きのもと、密を避けつつユニオンで探してみようと思います。

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コメント

SYUNJIさん、こんばんは。
私はウェルチのソロ作は聞いたことがありません。Fマック時代と
パリスは聞いています。

ウェルチが参加したFマックの作品は5枚もあります。人気が
ないので、この時代の曲はベスト盤にはあまり収録されません。
しかし、決して悪くはないのです。むしろ黄金時代のFマックとは
別物として聞くとかなりよいです(クリスティンだけは黄金時代へ
向けて着実に歩みを進めています)。
久しぶりに5枚全部を聞きなおしました。リンジーとは違う、
ウェルチ独特のポップ感が出ています。
特によいのはウェルチ在籍時代最後になる5枚目の「クリスタルの謎」です。
11曲中7曲でリーダーをとるウェルチは黄昏れたロックを披露します。アコー
スティック感あふれる曲もあれば、黄昏れた中に、ハードなリズムギターが自己
主張を見せる曲もあります。リフが強烈です。これは、脱退後に結成する
パリスの音楽性が見え隠れしているのではないでしょうか。

パリスは、1stアルバムを8年ほど前にはじめて聞きました。
Fマック時代にはあまり出さなかったハードロック趣味が全面に出て、
というか、ツェッペリン・コンプレックスの塊です。
ギターのリフや音作りはもちろんのこと、ドラムの音まで「オレは
ゼップが好きだ!」という思いがほとばしっています。
これを、アマチュアではなくウェルチという才能あるミュージシャンがやっている
のがすごいです。ウェルチの声はロバート・プラントにはなりません。
ですので、ゼップへの愛にウェルチならではのボーカルが組み合わさって
プロフェッショナルな音楽になっています。

ところで、私も渋谷陽一様が高い評価を下しておられるのを何かで読んだことが
パリスを聞くきっかけでした。インタビューにかこつけて、ジミー・ペイジに
ゼップの全オリジナルLPにサインをねだる(←市川哲史氏からのリーク)なんて
みっともないことはしない正義の渋谷検事長の御託宣ですから、間違いありません。

というわけで、Fマック時代なら「枯木」か「クリスタルの謎」が
おすすめですが、ムリしてウェルチ時代を聞くより黄金時代を先に聞くことを
おすすめしたいです。
そしてパリスの1stがゼップの正統派亜流として意外な掘り出し物です。

投稿: モンスリー | 2020.06.03 21:16

モンスリーさん、こんばんは。

>私はウェルチのソロ作は聞いたことがありません。Fマック時代とパリスは聞いています。

やはりそうでしたか。
パリスも聴いていたとはすごいですね。

>ウェルチが参加したFマックの作品は5枚もあります。人気がないので、この時代の曲はベスト盤にはあまり収録されません。

英米はともかく、日本だとそういう評価なんですかね。
自分が持ってるベスト盤も全曲リンジーやスティービー加入後の作品ですね。

>リンジーとは違う、ウェルチ独特のポップ感が出ています。
>特によいのはウェルチ在籍時代最後になる5枚目の「クリスタルの謎」です。
>11曲中7曲でリーダーをとるウェルチは黄昏れたロックを披露します。

なるほど・・これはかなりハードルが下がりますね。
ソロと路線が似ているようなら、聴けそうな気がしてきました。(安直)

>Fマック時代にはあまり出さなかったハードロック趣味が全面に出て、というか、ツェッペリン・コンプレックスの塊です。

えー?そういう音楽なんですか?
だとすると、むしろマックよりパリスのほうが自分にも合うかもしれませんね。
陽一(呼び捨て)の評価さえ無視しておけば、不安は何もないような気がしてきました。(傲慢)

>ムリしてウェルチ時代を聞くより黄金時代を先に聞くことをおすすめしたいです。

まあそうなんですよね。
素人なのにうっかりボブ・ウェルチなんか調べてしまったんで、学習対象がマックのウェルチ期にも広がってしまいました。
70年代に限れば、黄金時代の未聴作品は「ファンタスティック」「タスク」しかありませんので、先にこっちから聴くようにします・・

投稿: SYUNJI | 2020.06.04 21:05

モンスリーさんとの文通状態を私が壊していいのか迷ったぷくちゃんと言います。
ボブ・ウエルチですか。。。。
このソロ作のジャケットを見ただけでダメ。小指の爪だけ長そうな感じがして。どうも生理的に合わないのです。

投稿: ぷくちゃん | 2020.06.08 05:29

ぷく先輩、お待ちしておりました。
ちょうどサンマーの半チャン終わったとこです。
点ピンまでは政府公認なんで、今日はピンのワンツーにしときましょうか。
あ、あたし食いタン嫌いなんで、今日はナシナシでお願いします。(具体的)

>このソロ作のジャケットを見ただけでダメ。小指の爪だけ長そうな感じがして。どうも生理的に合わないのです。

えええ~?!
そうだったんスか?
先輩こそはピーター期からウェルチ期を経てソロもパリスも全部お持ちだと信じていたのに・・(めんどくさい展開)
まあジャケットだけだと、誠実とか清楚とか謙虚といったイメージは皆無ですけど。

ちなみに本家マックの記事を書いたのは15年前なんですけど、先輩は恐竜戦車の秘密をコメントしてくださってました・・

投稿: SYUNJI | 2020.06.08 21:25

SYUNJIさん、こんばんは。
夏休みの自由研究で、ボブ・ウェルチのソロ「フレンチ・キス」
を聞きました。
このアルバムは、
「ディスコ+ずばりフリートウッド・マック+ちょとだけツェッペリン」
です。

まずディスコですが、いい感じのストリングスがふんだんに使われています。
ソウルというよりディスコ、時代的にもディスコです。ベースのリズムが
いかにもな曲もあります。
Fマックですが、なにしろ1曲目が「Sentimental Lady」で、これはFマック
時代の「枯れ木」に収録されていたものを再録音しています。アレンジから
何から、Fマック時代と全く変わりません。これにクリスティン・マクビー
のコーラスが入るのですから、Fマックそのもの。アコースティックギター
だけは明るい音色で「リンジー・バッキンガムっぽいな」と思ったら、
リンジーが参加、しかもミック・フリートウッド・マックもドラムで
参加。このほか、クリスティンがコーラスで参加している曲が2曲ありますが
いずれもクリスティンの声が聞こえると、ディスコ曲でもFマックに
なります。
そんな中で、我慢しきれなかったかのようにハードなギターのリフが存在を
主張する曲があります。まるでツェッペリンを忘れられないかのように。

思うに、ウェルチはいろいろとコンプレックスが多い人なのでしょうか。
脱退したFマックそのものの曲を作ってみたり、ディスコでありながら
ツェッペリンテイストを隠し味に入れてみたり。ウェルチはツェッペリンの
フォロワーかと思っていましたら、全く違いました。コンプレックスはともかく、
とても器用です。いや~いいアルバムでした!

投稿: モンスリー | 2020.09.04 21:04

モンスリーさん、コメントありがとうございます。

>このアルバムは、「ディスコ+ずばりフリートウッド・マック+ちょとだけツェッペリン」です。

やはりそうですか。
ほぼマックとの話でしたが、そういうことなんですね。
3人が参加してプロデュースもすれば、そりゃあマックになりますね。

>そんな中で、我慢しきれなかったかのようにハードなギターのリフが存在を主張する曲があります。まるでツェッペリンを忘れられないかのように。

なるほど・・ボブ・ウェルチのソロの聴きどころはこの点かもしれないですね。
マックにないハードな要素を持ってるということですかね。

>思うに、ウェルチはいろいろとコンプレックスが多い人なのでしょうか。
>脱退したFマックそのものの曲を作ってみたり、ディスコでありながらツェッペリンテイストを隠し味に入れてみたり。

深い考察だなぁ・・
おそらくやりたかった音楽やいっしょにやってみたかった人たちというのがいつもどこかにあって、それが最後まで満たされずに終わってしまったということなのかと思います。
ツェッペリンのテイストが入ってるというのは大きなポイントですね。
急に聴けそうな気がしてきました。(単純)
マック時代も含めてボブ・ウェルチの音楽を早めに学習する必要がありそうです。

投稿: SYUNJI | 2020.09.06 09:32

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