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やってない 第43回 ファッション

少し日本語ヘンですけど、意味は伝わるでしょうか。
「おしゃれ」と言い換えてもいいですけど、簡単に言うと「ファッション全般にうとい」です。
具体的には、着るものについて積極的に流行を採り入れたり、バーゲン会場の行列に並んだり、こだわりのブランドアイテムをそろえたり、ファッション雑誌で最新トレンドを仕入れたり・・といった行動を全然していない、となる。
これは子供の頃から今に至るまで変わらないので、たぶん生涯うといままだろう。

着るものなんてどうでもいいや、といった尖った主義があるわけではないので、あたりさわりのない範囲で身につけてるだけ。
カネもないので当然ブランド物に身を包みプラチナのネックレスで決める、なんてのは全く世界が違うし、かと言って全身ファストファッションでもないし、日々しまむらをパトロールといった方向にも倒れてもいない。
要するに何もわかっていないし、中途半端で主体性もない、という状態。

昔の昭和の子供は多くがそうだったと思うが、親の買ってきた服や靴をそれほど抵抗もなく使用していた。
金持ちの家の友達もいたかもしれないが、少なくとも花輪君みたいなあからさまにステージの違う子は周りにはいなかった。

成長して高校生や大学生になれば、多くの男もそれなりに色気づいて突然モデルチェンジしたり(しかも大半は変なカッコウ)するもんだが、自分の場合はやや特殊な事情があった。
それは毎度おなじみ姉の存在である。

今はただのおばはんだが、若い頃は服飾の専門学校で洋裁を学んでおり、少なくともふつうの女子学生よりはファッションに関心が高い女だった。
で、歳だけはせっかくナウいヤングになってきたのにいつまでもクソダサい服しか着ない弟をたぶん恥ずかしく思ったのだろう、ファッション指定が始まったのである。
指導ではなく指定。
つまり「今日はこれを着ていけ」「これを買ってきたので着てみろ」という指定。
今風に言うと弟のスタイリストになったのだ。(少し違う)

その弟は、当時から己のファッションセンスになんか全く自信もなかったので、姉の指定に対して抵抗もなく従順に着て学校に行ったりデートに出かけたりしていた。
大学生の頃は、姉が時間割のように毎日のチョイスとコーディネートを表に書き、壁に貼ったりしていた。
毎朝何を着ていこうか迷うこともなかったので、この制度は実はかなりありがたかったのである。
当時あまり男子大学生が来てなかったような、ピンクハウスやパーソンズといったブランドを着せられていました。(女子かよ)

姉にとっても弟をコーディネートすることが自身のファッションの勉強に通じるところもあり、一方で弟の自分も「服飾専門学生の姉が最新のコーディネートをしてくれる」という特殊な環境を友人にうらやましがられたりしてたので、姉弟ともこの状況を案外楽しんでいたと思う。
この「姉の着せ替え人形時代」は学生である間中続いた。

結婚した後も服装は結局妻任せ。
妻は姉ほどの強固なファッションポリシーは持っていないが、「ダサいおっさん」になるかどうかの判断力は標準的に備わっており、今も服を買う時は妻のチェックを受けるようにしている。
当然だがこうして全てスタイリストに任せっぱなしだったために、センスや知識は一切向上せず、主体性のない典型的な昭和のダメおっさんが完成したのである。

なので今世の中でどんなファッションが流行っているのか、どれとどれを組み合わせたらいいのか、全然自信がない。
自力で全身コーディネートしてみたら、たぶんドン小西やアンミカから真っ先にダメ出しをくらうと思う。

生涯で一度もやったことのないファッションや身に着けたことがないアイテム、というのがかなりある。
・裸足に革靴
・タンクトップ
・和装
・ネックレス
・指輪
・ミリタリー
・ニット帽
・革ジャン
・ダメージジーンズ
・ループタイ

思いつくままあげてもこんなにある。
「どれも全部やってるよ」という男もあまりいないとは思うが、やはりバリエーションは貧弱なほうだと思う。
もう若くもないので、今さらできないものも相当あるはずだ。

体格が貧相なので裸足とかタンクトップなんて露出の多いカッコウはムリだ。
和装はせいぜい旅館の浴衣を着るくらいで、それも基本的に入院患者にしか見えない。
革ジャンは若い頃父親のものを勝手に着て出かけたことが一度だけあったが、サイズが微妙に合っておらず、革のニオイにも慣れなかったため、すぐにやめてしまった。

もともと雑誌はあまり読まないが、ファッション雑誌なんて買ったこともないし、病院の待合室でLEONとアサヒ芸能が置いてあったらまずアサ芸しか手に取らない。
従ってファッションの一般教養すらも身についていないのだ。
今メンズファッション雑誌ってどれくらいあるんだろう?

ファッション用語も意味をわかっていないものばかり。
デニムとジーンズって何が違うの?
ブルゾンとジャンパーの違いは?
チョッキとベストとジレって全部同じ?
・・・といった素朴な疑問から、「こなれ感」「抜け感」「ノームコア」「アースカラー」「ギーシック」なんて全然わからない謎の言葉もたくさんある。
みんなこれわかって使ってるんですかね?
「ぷく先輩、今日のブルゾン、アースカラーでこなれ感がイカしてますね!」とか言うんでしょうか?(適当)

というわけで、終始デタラメですがファッション。
みなさんはどれくらいファッションに関心をお持ちでしょうか?
こだわりのポリシーや自慢のアイテムなど、ご自身のファッションについて教えていただけたらと思います。

 

 

 

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コメント

SYUNJIさん、こんばんは。
京都にいらっしゃるときは、大人カジュアルを優雅に着こなしていらっしゃる
と思っていましたが、なるほど、お姉さまと奥様の厳しいファッション
チェックをくぐり抜けていらっしゃるのですね。納得です。

さて、私もファッション関係はダメダメです。
唯一、冬物の背広だけはちょっといいのを着ています。これは、手入れを
すると、8~10年は着ることができるからです。
冬物の背広できめる……といえば聞こえがいいですが、全体的は
全くなっていません。
背広以外、すなわち、カッターシャツ、ネクタイ、靴下、靴、かばん、腕時計
などは安物だからです。お金もかかるし、シャツやネクタイは汚れたり
すぐにへたったりするので、いいのを買うわけにはいきません。
結果的に、せっかくの背広も台無しです。
「一点豪華主義」といいますが、この場合は「ファッション全体に凝る」という意味で、
「背広だけはいいものを着る」ではないことを、私自身が証明しています(笑)

ただし、身だしなみには気を使うようにしています。背広には毎日ブラシを
かけて靴を磨いて、ズボンには折り目がつくように、シャツにはアイロンが
かかった状態、髪の毛も寝癖を取る、といったことを心がけています。
このあたりが、普通サラリーマンの限界ではないかと(^^;;;

>>デニムとジーンズって何が違うの?

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」(お約束)
(私も知りません)

投稿: モンスリー | 2019.04.11 21:33

モンスリーさん、コメントありがとうございます。

>お姉さまと奥様の厳しいファッションチェックをくぐり抜けていらっしゃるのですね。納得です。

いえ、最近は妻も面倒になってるようでユニクロの割合が高くなりつつあります。

>唯一、冬物の背広だけはちょっといいのを着ています。これは、手入れをすると、8~10年は着ることができるからです。

それは素晴らしいポリシーですね。
確かに手入れがよければ長持ちしますね。
自分はそこまでの根性はありませんが・・
昔買った厚地の上着が、ここ数年の温暖化で出番がほとんどなくなっているという悲しい話もあります。

>背広には毎日ブラシをかけて靴を磨いて、ズボンには折り目がつくように、シャツにはアイロンがかかった状態、髪の毛も寝癖を取る、といったことを心がけています。

すごいなぁ・・ビジネスマンの鑑ですね。
ブラシなんて家にあったかどうかも不明だし、靴も気が向いた時しか磨かないですね。
「どうせ汚い会社に行くんだし」という救いようのない荒んだ気持ちで毎朝出勤しています・・
明日から心を入れ替えてボーっとしないで働きます。(棒読み)
ちなみにデニムとジーンズの違いですが、調べたらデニムは素材のことで、デニム生地で作った製品をジーンズというそうです・・

投稿: SYUNJI | 2019.04.12 22:41

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