« 2018年12月 | トップページ | 2019年2月 »

聴いてない 第245回 メイヤ

覚えてる人は覚えてると思うが、90年代半ばにいわゆるスウェディッシュ・ポップがブームになったことがあった。
当然自分はそれほどマジメに取り組んだりはしなかったが、「NOW」系の企画CDでスウェディッシュ・ポップを集めたものを少し聴いたりはした。
そのブームの中でも日本でも人気が高かったと思われるのがメイヤである。

聴いたのは誰でも知ってる「How Crazy Are You?」。
日本でも80万枚くらい売れたそうで、「ぱらっぱーんぱらっぱーん、ぱっぱらっぱぱぱーん」という文字にするとイマイチ偏差値の低そうなイントロは一度聴けば思い出す人も多いはずだ。
あともう1曲聴いてるはず・・と思って調べたら曲名が判明。
「All 'bout Money」で、「だんだんどぅどぅだんだん」とか言うサビが特徴。
ネットでは「ダンダンダラランラン」とか「ダンダンダダダンダン」とかいろいろな表記で書かれてますが、歌詞としては「dun dun do do do dumb」だそうです。
聴いてない度は2を少し超えるくらい。(どうでもいい)
デビューアルバムのジャケットも記憶にはあるが、聴いたことはない。

スウェディッシュ・ポップのブームは認識していたが、その中から特定のアーチストを深掘りはしなかった。
具体的にはメイヤの他、カーディガンズ、クラウドベリー・ジャム、ソフィー・セルマーニなどである。
それぞれに特徴はあるが、聴いた範囲では全般的に比較的おだやかで透明度の高いサウンドやボーカル(ほとんどが女性)だったと認識している。
ソフィー・セルマーニの「Always You」なんて今聴いてもいい曲だなぁと改めて思う。

本題のメイヤ。
スウェーデンの人だということ以外に特に知識は持っていない。
スウェディッシュ・ポップ・ブームの頃にFROCKLによく出入りしていたが、メイヤのファンの人も多く、「メイヤかわいーい!」と書かれたコメント(本当にこの文字列のままだった)も見たことがある。
何も知らない自分はただツリーをながめるだけだったが。
ということで20年以上出遅れたメイヤについて手遅れ上等で調べてみた。

メイヤは1969年ストックホルムで、クラシック作曲家の父親と画家の母親のもとに生まれた。

生まれた時の本名はアンナだったが、幼少の頃にすでに本人がメイヤを名乗り、その後正式にメイヤに改名。
80年代前半にスペイン留学を経てアメリカに渡り、ロサンゼルスでジャズや声楽を学ぶ。
その後「レガシー・オブ・サウンド」というグループに加入し、ボーカルを担当。
96年ソロデビュー、シングル「How Crazy Are You?」とアルバム「Meja」が欧米でも日本でも大ヒット。
翌年には早くも来日公演が行われ、中野サンプラザとNHKホールでのライブを収録したアルバムも発売された。

しかし結果的にはデビューシングルとアルバムが最初で最大のヒットとなっている。
98年のアルバム「Seven sisters」もシングル「All'bout money」もヒットはしたが、前作を超えることにはなっていない。

2000年にはリッキー・マーティンとのデュエット「Private Emotion」がヒット。
ただしこの年の自らのアルバム「Realitales」では方向性をヒッピーやロックに転換し、ファンを困惑させる結果となった。

この後メイヤ(の事務所?)は日本市場に目を向ける戦略に出たようだ。
2001年に来日し、東京・横浜・大阪公演を行う。
さらに翌年日本だけの限定ベスト盤をリリースし、矢井田瞳のカバー「I'm Here Say Nothing」も収録。

2004年にはカバー集「Mellow」を発表。
アントニオ・カルロス・ジョビンやキャロル・キングなどの名曲揃いとの評判だが、活動や実績は次第に地味になっていく。
2009年の「Urban Gypsy」は配信限定で発売開始。
でも検索するとCDも見つかるので、その後CDとしても発売はされたのかな?

もはやこれまで・・かと思われたが、そこは困った時の日本市場。
2010年にまたも日本限定でジブリ・ソングのカバーアルバムを発表。
邦題が「アニメイヤ」というレコード会社渾身のダジャレタイトル。
日本人なら誰でも知ってる「となりのトトロ」「もののけ姫」「ルージュの伝言」「崖の上のポニョ」「風の谷のナウシカ」なんかを詰め込んだお買い盤だそうですけど、売れたんでしょうか?
で、この年にもやっぱり来日して各地の会場を満員にしたそうです。

今も現役で活動中。
最新作品は2015年のアルバム「Stroboscope Sky」となっている。
・・・やっぱり全部知らない話だった。

デビュー当時のノリのいい楽曲しか知らないが、キャリアの過程ではかなり様々なジャンルにもトライしていたようだ。
聴いてる2曲とも悪くないし、歌声や容姿は特に好みや苦手といった感覚もないので、どの作品でもそんなに難易度は高くはないと勝手に思う。
ただ自分は特にジブリ作品のファンではないので、「アニメイヤ」という企画盤にはあまり興味がわかない。
ネットで見つかるメイヤの顔は年代や角度でかなり違った印象を受ける。
ジャケットの顔写真も作品によってずいぶん違うなぁと感じるんですが・・(大きなお世話)

というわけで普段にも増して雑な文章になってますが、メイヤ。
まあ聴くとしたら自分の場合「Meja」「Seven sisters」からになると思いますが、みなさまはメイヤ、聴いておられたでしょうか?
当時のスウェディッシュ・ポップのブームへの対応についても教えていただけたらと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

聴いてない 第244回 ゴットハード

16年目に突入した比類なき惰性珍奇インチキBLOG、2019年初回はゴットハード。
当然聴いてないのだが、個人的にはひとつだけエピソードを持っているバンドである。
・・・いえ、例によって全然大した話じゃないですけど。

まずは聴いてない度、安定の2。
「All I Care For」という曲しか聴いてない。
92年頃にMTVの音声をテープに録音しており、調べたらデビューアルバム収録曲なのでデビュー当時リアルタイムで聴いたことになる。
ただしその他の曲は全く聴いていない。

一応MTV画面に表示されたバンド名・曲名を見ながらインデックスに書き写したのだが、いまいち自信がなかったので数年後にFROCKLでバンド名について質問してみた。
そう、「ゴットハードかゴッドハードかゴットハートかゴッドハートか?」という愚かな問い合わせである。
するとやはりありがたきFROCKL、親切な人から「ゴットハードでOKです」という回答をいただいたのだ。
ついでにその人からは「アンディ・フグのテーマソングも歌っています」という情報もいただいた。

持ってる話は以上です。
・・・まあいつものパターンですけど。
せっかく貴重な追加情報までもらっておきながら、その後一切の学習もして来なかったという失礼極まる展開。
パソコン通信には熱心だったが、肝心の音楽鑑賞(特にエアチェック)をしなくなっていた時期だったので、ゴットハードに限らず学習は停滞してしまったのである。(クソ言い訳)

ということでゴットハードについてあらためてハードな調査。
やはり意外な情報(常識?)がどんどん見つかる。

スイスのロックバンドだということはうっすら知っていたが、ウィキペディアには「バンド名はスイスのゴッタルド峠にちなむ」と書いてある。
えっそうだったの?
Got Hardとか英熟語だと思ってました・・
峠の名前バンドってことは、もし日本だったら「ヤビツ」とか「笹子」「小仏」みたいなバンドってことですかね。(微妙)
ちなみにゴッタルド峠はスイス連邦の起源となった歴史的な地点でもあり、スイス国民にとって象徴的な場所でもあるとのこと。
現在世界一長いトンネルがあるのもこの峠だそうだ。

低偏差値を痛感しながら先に進む。
1991年にスティーブ・リー(V)、レオ・レオーニ(G)、マーク・リン(B)、ヘナ・ハーベッガー(D)の4人で結成。
92年デビューアルバム「Gotthard」発表。
パープルもカバーした「Hush」が収録されており、ディオやデフ・レパードでギタリストを務めたビビアン・キャンベルも2曲参加している。

94年のセカンドアルバム「Dial Hard」ではビートルズの「Come Together」やツェッペリンの「Rock'n Roll」をカバー(日本盤ボーナストラックのみ)。
続く3作目「G」にはディランの「Mighty Quinn」もカバー収録。
なんかこのバンド、けっこうカバー好きみたいですね。

なおFROCKLで教わったアンディ・フグのテーマソングだが「Fight For Your Life(邦題:闘え!アンディ・フグ)」という曲で、97年の企画盤CDにはアンディ・フグの日本語による挨拶も収録されているそうです。
この曲の制作はボーカルのスティーブがアンディと親交があったため実現したらしい。
しかし発表後わずか3年ほどで、アンディは白血病のため日本で亡くなってしまう。

ここでさらに意外な人物の名前を発見。
98年にはすでにライブでバンドに帯同していたマンディ・メイヤーが正式に加入。
エイジアの3枚目のアルバム「Astra」でスティーブ・ハウの後任としてギターを弾いていた人である。
マンディ・メイヤーの名前はもちろん知っていたが、その後ゴットハードに加入してたとは知らなかった・・
ここからゴットハードはしばらくツインギターバンドとなる。

2001年アルバム「Homerun」をリリース。
シングル「Heaven」はスイスのチャート1位となりバンド最大のヒットを記録。
このアルバムではアンディ・テイラーの「Take It Easy」という意外なカバーを残している。
2003年の「Human Zoo」リリース後、やっぱりマンディ・メイヤーは脱退し、フレディ・シエラーが加入。
2009年のラウドパーク09に、あのアンヴィルやスレイヤーとともに参加している。

ところが。
2010年にバンド史上最大の悲劇が発生する。
ボーカルのスティーブ・リーが、アメリカ旅行中トレーラーに飛ばされたバイクの直撃で即死してしまう。
そうだったのか・・
バンドは分解することなくスティーブ追悼盤としてバラード集「Heaven - Best of Ballads Part 2」を発表し、バンドの継続を宣言。
新ボーカリストとしてニック・メーダーが加入し、2017年までに3枚のアルバムを発表している。

なお2018年にレオ・レオーニはゴットハード25周年を記念して自らのトリビュート盤を発表。
これはゴットハード名義ではなく「コアレオーニ」というプロジェクトで、ゴットハードからはドラムのヘナ・ハーベッガーが参加している。

ということで、いつものとおり知らない話だらけだが、ボーカルが既に亡くなっていたことも全く知らなかった。
サウンドとしてはハードロックを基調にバラードやメロディアスな楽曲も得意としており、前述のとおり様々なカバーもこなす器用な楽団らしい。

「All I Care For」はアコースティックな演奏にスティーブの朗々とした太いボーカルが乗る、やや重めの曲である。
80年代のクソチャラいキラキラサウンドとはちょっと違い、好みかどうかと言われれば微妙だが印象に残る曲だ。
あちこちのサイトに書いてあるが、スティーブ・リーの声はデビッド・カバーディル(の低音)にも似ている。
カバの声は嫌いではないので、ゴットハードもそんなにハードルは高くはないかもしれない・・と安易に考えていますが・・

というわけで、ゴットハード。
まずはデビューアルバムから順に聴いていけばいいはずですが、みなさんの鑑賞履歴やおすすめのアルバムについて教えていただけたらと思います。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年12月 | トップページ | 2019年2月 »