やってない 第39回 写真
少し日本語変ですけど、ニュアンスは伝わるかと思います。
「カメラ」でもよかったんだが、要するに写真撮影に関しての知識や技術はほとんどない、ということである。
今さらどなたも驚かないと思いますけど、とにかく目をおおうような素人ぶりです。
旅行や外出は嫌いではないので、その都度デジカメやスマホで風景や食事など撮影はするが、写真撮影そのものを目的に出かけることはない。
このBLOGをご覧いただくとおわかりのとおり、構図もセンスも技量も全部デタラメである。
ただ構えて写してるだけ。
デジカメのモードも風景とか接写とかわかりやすいものにしか合わせない。
夜景モードやパーティーモードなんてうまく撮れたためしがないが、これはモードを正しく使いこなせていないだけだ。
フィルムの時代から写真は全然勉強したことがなく、自分専用のカメラを持つようになったのはデジカメ以降だ。
まずカメラの基本的な設定というか仕様・操作がよくわかっていない。
露出とか絞りとか距離とかレフ板とかコンバータとか一眼とか圧着とかネガポジ反転とか焼き直しとか誤字とか菓子折りとか、なんとなく使うシーンはわかるが意味を正確に理解してるわけではないのだ。
200ミリとかF8とかISO400とか、カメラのデータにはよく数字が登場するが、これもどういう値なのかあんまし把握できていない。
感覚的にはγ-GTPとかHDLとか尿酸値と同じ。
要するになんにもわかっていない。(愚)
なので晴天屋外静止状態以外の状況にうまく対応できないことが多い。
具体的には逆光・夜景・室内・流し撮りなど。
たまにイベントやパーティー会場などで人物を撮ることがあるが、暗い室内で動く人間を撮影するのは非常に難しく、いつもブレブレのヘタクソ画像しか残らない。
今使っているデジカメはニコンのCOOLPIX S8000というやや古い機種だ。
古い機種ではあるけど、おそらくはモード設定で様々なシーンにうまいこと対応できるはずである。
・・・とは思うのだが、これがなかなか実践できないのだ。
最近はスマホのカメラアプリのほうが柔軟に対応してくれるところもあるので、ますますデジカメは技術学習しなくなっている。
それならデジタル一眼レフを使ってマニュアル設定に凝ってみたら・・という発想もあるが、写真撮影にそこまでの思い入れはない。
一眼レフって重いしね。
何もわかってないのに一眼レフなど使ったら、真っ先に小藪にダメ出しされるはずである。
さらに写真を撮る際に重要な構図やテーマ決めや仕上がりイメージなども、意識したことはあまりない。
漫然と構え、適当に写し、後ほど落胆するが大して反省もしない、という負のスパイラル。(大げさ)
当然の帰結だけど。
多少でも勉強して臨めば少しは違うとは思うが、生来のモノグサな性格のため何ら前進していない。
家でも親が写真に凝っていたということは特になく、立派なカメラが家にあるといった環境でもなかった。
ただ自分は学生の頃に映画制作に関わったことがあり、8ミリフィルムカメラの知識は少しだけある。
まあ8ミリカメラなんてもう世の中に出回ってないし、スーパーとシングルの違いとかサウンドトラックなんてのは若い人たちにとっては何のこっちゃな話でしかないんですけど。
またその後8ミリビデオカメラが出始めた頃にも少し凝った時期があり、編集機やミキサーといった周辺機器も使っていた。
写真より先に動画撮影に凝ってしまったので、この順序が逆ではなかったかと今さら思う。
でも動画もやっぱり漫然と構えて撮っていただけなのだった。
今はスマホでも動画撮影はほとんどしない。
ちなみに妻は若い頃デザインの学校に通っており、写真の授業も少し受けたことがあるようだ。
なので自分よりは確実に写真の基礎はわかっているはずだが、撮った写真は水平線がいつも傾いたりしてて、あんまし授業の成果は表現できていないっぽい。
友人にはやはり「本格的にカメラをやる」ヤツがおり、雑誌編集などの仕事をしてる本職な友人もいる。
こういう人たちはパーティー会場にでかいカメラに大砲みたいなレンズをつけて持ってきたり、夜景をバックにした集合写真なども三脚を使って鮮やかに撮ったりする。
「やっぱいいカメラは違うなぁ」などと思うが、彼らは「大切なのはセンスである」と口をそろえて言う。
そのセンスにしても自分は全然わかってない。
昔社員旅行でカナダに行ったことがあったが、同行していた先輩は自分と似たような小さなカメラしか持っていなかったのに、できあがった写真を見て愕然とした。
同じ場所で同じ行動をしていたはずなのに、先輩の写真はまるで雑誌に載っているかのようなステキなものばかり。
昼夜を問わずほとんど酔っぱらっていたのに、なぜこんなにいい写真が撮れるのだろう・・?
先輩が写真を勉強した経験があったのかは不明だが、これがセンスというものかと思い知らされた。(大げさ)
・・・とここまでグダグダ書いてきたが、文字ではあまり伝わらないと思うので、実際に自分が撮影した恥辱のヘボデタラメクソ野郎画像(下品)をいくつかご紹介します。
これは数年前のオートサロン会場で哀川翔アニキを撮ったもの。
望遠で撮ったのでピントが甘いのは当然だが、手前に見物客の頭が思い切り写り込んでいる。
人物の構図や表情はそれほど悪くない分、基本的な点がクリアできていない子供レベルな1枚。
これも数年前の小樽での脱力写真。
テレビ番組のロケに出くわしたので、急いで撮ってみた。
船に乗った高橋ひとみを写そうと思ったら、テレビのカメラマンに力いっぱい重なってしまい、誰なのか全くわからない。
むしろこのタイミングで撮るほうが難しい気がする。
続いて動物の写真。
梅の枝にとまる鳥・・・なのだが、空や花の明るさに対して鳥が暗すぎてシルエット化してしまった。
動物って動くからこっちもあわててしまうし。(言い訳)
こういうシーンは、スマホだと瞬時に露出補正できそうなのだが・・・
デジカメの場合はどうやったらうまく撮れるのだろうか?
では誰でも撮れるはずの風景写真はどうだろうか。
手前にコスモス、奥には霞んだ富士山というわかりやすい構図だが、どこにもピントが合っていない。
何を撮りたかったのかがさっぱりわからないというハンパなダメ写真の典型。
スマホで小布施駅にあった鉄道車両を写した、というものだが、舌打ちしたくなるような構図のひどさ。
これも何がしたかったのか自分でもよくわからない。
なぜ手前にこれだけホームの地面を入れる必要があったのか?
車両が撮りたければもっといい角度や位置があったと思うし、そもそももっと寄れよ。
・・・振り返ってみて少しわかったが、やはり撮影する際に「あまり考えていない」ようだ。(気づけよ)
写したいものを決めて構図を考え、仕上がりをイメージしてカメラの設定を調整する、という写真撮影の基本を全然押さえていないので、こういうスカ写真ばかり残すはめになるのだった。
「いや、オレは感性のみで撮影しているんでね」とアートなセリフを言いたいところだが、思いついたことを口にしてるだけのおばさんの会話みたいな中身のない写真ばかりなのである。
デジカメなんだからもう少しいい感じの写真がとれるはずやろ、と思われるかもしれないが、おそらくはフィルムよりも気楽に撮れる分、心構えも雑になってるような気もする。
フィルムであれば撮り直しや写した直後の確認などができない分、もう少し慎重になっていたのではないかとも思う。(言い訳)
今はSNSで誰でも世界中に自分の作品を発信できるので、写真の技量やセンスはますます重要なポイントになっている。
うまい写真はやはり説得力が全然違うし、自分のようなポンコツ写真とはその差が歴然である。
自分がネット上で交流してる人は、みんないつもきれいで美しい写真をアップしている。
特にchikazoさんやV.J.若の写真はいつ見てもいいなぁと思う。
ということで、写真。
みなさんは写真、凝ってますか?
撮影にあたって心がけてることや、カメラへのこだわり、今までに撮った会心のショットなど、ド素人の自分にぜひ教えていただけたらと思います。
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コメント
昔はフィルムが勿体無いから、シャッターを押したらダメと言われて育ちました。シャッター押すときも親がセッティングして押すという許可制だったので、ピンボケして怒られるくらいなら触らない方がマシという事でまったく興味がなく、高齢者が太長いレンズつけて花撮っているのか未だに理解出来ません。
デジタル時代になって、無駄写真撮っても怒られなく(親ではなく嫁に)なってから、メモ代わりにやたら写真撮るようになりました。撮影アングルはダメダメで、水平線傾いているのは当たり前、手ブレ、ピント合ってない率20%以上。障害物が写り込んでいるのは当たり前で、意図的に3歩下がって撮って、後でトリミングと傾き調整と輝度彩度を調整しています。臭いものにはフタ方式では、サイズは合わせても、縦横比がまったく揃ってないという見苦しいものになっていますが、本人写真に興味がないので気にしていません。色合いは後からどうしようも出来ないので、ホワイトバランスという言葉を覚えました。
投稿: nr | 2017.03.12 09:35
nrさん、コメントありがとうございます。
>昔はフィルムが勿体無いから、シャッターを押したらダメと言われて育ちました。
そういえば自分もそんな感じでしたね。
我が家もカメラは大人がさわるもので、子供が自由に扱えるものではなかったです。
>高齢者が太長いレンズつけて花撮っているのか未だに理解出来ません。
そうですねぇ・・理解できなくはないですけど、やりたいという意欲はそんなにないですね。
>後でトリミングと傾き調整と輝度彩度を調整しています。
撮影した後の調整が簡単にできる、これがデジカメ画像のいいところですね。
自分が撮った哀川翔の画像も、下部分を切ってしまえば済む話ですが・・
BLOGに載せる時も、マシな画像を選んでるつもりですが、そのままではあまりにもまずい場合はトリミングや補正しております。
投稿: SYUNJI | 2017.03.12 21:38
SYUNJIさん、こんんばんは。
私も写真はほとんど写しません。デジカメはもって
いますが、機能はわからないので、常にオートです。
一方、妻は写真が好きです。ですので設定をいろいろと
変更します。一番やっかいなのは、「自然光が一番きれいに
写る」といって、フラッシュをほとんど使わないことです。
このため、私が妻に代わって撮影すると、手ぶれ状態での
撮影になってしまいます。
最近の困りごとはスマホ撮影です。
私はスマホを触ったことがありません。逆に出先でたまに撮影を
頼まれると、ほぼスマホでの撮影です。
まず、どこを押せばよいのか、わかりません。押しても、
「カシャカシャカシャカシャ……」
と連写モード(?)になっていたりするので、焦ります。
>>梅の枝にとまる鳥・・・なのだが、
>>空や花の明るさに対して鳥が暗すぎてシルエット化
この写真なんですが、決して悪くない、むしろよいと思います。
動物写真家の岩合光昭さんも、「逆光を利用したシルエットの
写真も美しいです」と解説しています。
自信を持って、どんどん撮影して下さい。
投稿: モンスリー | 2017.03.15 20:41
モンスリーさん、こんばんは。
>私も写真はほとんど写しません。
そうですか・・では洋楽好きな人はあまり写真に凝らないんでしょうね。(そんなことはない)
>一方、妻は写真が好きです。ですので設定をいろいろと変更します。
なんか我が家と似てますね。
妻は写真好きというほどでもありませんが、知識や技術は自分よりも上です。
>逆に出先でたまに撮影を頼まれると、ほぼスマホでの撮影です。
確かに最近はそうですね。
自分はiPhoneの標準カメラ機能を使わないので、他人のスマホで撮影するのは難しいです。
連写設定もどうやるのかよくわかりません・・
ただスマホの自撮り機能やスティックの進化で、撮影を頼んでくる人は減ったように思います。
で、実際に頼まれた場合は、ほぼ妻に渡してしまいます。
>この写真なんですが、決して悪くない、むしろよいと思います。
そうですか?
シルエットを狙ったわけじゃないので、やはり失敗ではあるんですが・・
今持っているデジカメは、やはりスマホに比べて調整や設定が面倒、という弱点はあると思います。(言い訳)
投稿: SYUNJI | 2017.03.16 22:37