行ってみた 第49回 京都・神戸・大阪
紅葉徘徊中高年のSYUNJIです。
今年もこの季節に関西方面に寄せていただくことにしました。
景気が回復したとも思えない昨今ですが、ハイシーズンの旅行の予約だけは年々確実に取りづらくなってきました。
11月の三連休に対して今年は比較的早めに準備を始めたつもりでしたが、9月末の時点で大阪府内は空いてる宿が極めて少ない状態。
あとは姫路とか和歌山とかかなり遠くでないと宿が取れません。
旅行予約が取りづらい原因のひとつに、外国人観光客の増加があります。
春の金沢でもそうでしたが、どこの宿でも外国人宿泊客を必ず見かけます。
すでに秋の関西におけるライバルは世界中に拡散していたのでした。
情弱日本人サラリーマンのあたしは旅行予約サイトをサルのように見まくり、ようやく見つけたのは住之江公園の駅前のホテルでした。
土地勘が全くない場所でしたが、梅田からは地下鉄で一本のようだし、取れなければ話にならないのでとりあえず予約申し込み。
セットで新幹線も希望の時間帯を申し込みました。
結論から言えば何の問題もなく予約は取れました。
ただ予約が確定してチケットが送られてきたのは出発の3日前。
その間旅行会社から一切連絡はなく、日増しにつのる不安に身を縮めていました。
さて新幹線と宿は取れましたが、肝心の紅葉は非常に心もとない情報が伝わってきました。
京都各所の紅葉は、鞍馬など山方面を除いてまだ全然始まっていないとのこと。
今年は残念ながら関西もかなり暖かいようで、どこの名所もまだ葉は青々としているらしい。
そうなると紅葉の名所はただのムダに人出の多い観光地でしかありません。(←ひどい物言い)
暴れたところでモミジが赤くなるわけでもなし。
意外に早くあきらめのついたあたしは、京都でもまだ行ったことのない伏見桃山方面を目指すことにしました。
まず向かったのは城南宮。
京都の神社でもそれほど知られていないと思われますが、平安遷都に伴い都の安泰と国の守護を願って創建されたといわれる、歴史あるお宮です。
京都駅八条口から直行バスが出ているはずですが、八条口はロータリー周辺で派手に工事が行われており、バス乗り場も移動しているようで、どこから乗るのかよくわかりません。
しばらく八条口をうろうろしたものの結局直行バス乗り場はわからず、仕方なく地下鉄で移動。
竹田という駅で降りて城南宮まで徒歩15分。
初めて来る場所ですが、観光客は全くおらず、地元の人が七五三で訪れている程度。
それほど広くない神社ですが、池や庭もあって季節ごとの花も楽しめるようです。
やはりモミジはかすかに紅葉しているくらいで、楽しむには早すぎました。
まあ東福寺も永観堂もどうせ紅葉なんかしてないし、とムリヤリ納得させて次の場所へ。
竹田駅から今度は近鉄線で桃山御陵前まで移動。
この駅周辺が伏見桃山の街で、酒どころでもあり、坂本竜馬ゆかりの地でもあります。
なお伏見城や伏見稲荷といった観光地は同じ伏見区ですが、それは深草・稲荷地区でまた別の場所です。
古い建物や街並みは風情があってよい景色です。
黄桜や月桂冠といった清酒メーカーの博物館もあります。
寺田屋騒動で有名な寺田屋がありました。
現在は宿ではありませんが、当時の建物を一部復元して保存しているそうです。
庭には竜馬の銅像もあります。
京阪で中書島駅から伏見桃山駅まで戻り、御香宮神社へ。
以前にも一度来たことがありますが、境内に「御香水」という日本名水百選にも選ばれた湧き水があり、水の名所の伏見を代表する神社です。
小さな庭もありましたが、やはりモミジの色づきはイマイチでした。
この日は前述のとおり住之江公園駅前のベストウェスタン・ジョイテル大阪に泊まりました。
ホテルの設備自体は特に不満もなく、11階でしたが眺めも意外によかったです。
あべのハルカスや通天閣もよく見えました。
翌日は神戸方面へ。
生田神社や北野地区を散策しました。
昼は北野の「吉家」という讃岐うどん屋で山かけうどんを食べました。
このエリアでうどん屋は珍しいと思いますが、人気店のようで食べている間も店の外の行列が絶えませんでした。
午後は元町から南京町を歩いてみましたが、この日はやたらと人がいました。
あちこちの店で行列ができていましたが、どうもその行列同士が交錯していて、最後尾がどこなのかよくわからないカオス状態です。
南京町でフクロウカフェを発見しました。
今全国各地にじわじわ増えつつある、フクロウとふれあえるカフェが、昨年神戸にもオープンしたそうです。
特にフクロウマニアではないので、入りませんでしたが・・・
夕方、大阪駅の「時空の広場」のイルミネーションを見に行ってみました。
今年のイルミはどことなく地味な感じ。
新梅田シティのクリスマスマーケットにも行ってみました。
2001年から毎年開催されている、冬のおなじみのイベントだそうです。
食べ物やワイン、クリスマス雑貨などを販売する小屋風の店が並んでおり、ライブスペースやミニ汽車やメリーゴーランドまであるというコンパクトなテーマパークという感じの催しです。
小屋風の店の設備やメリーゴーランドは全てドイツ本国から持ち込んで設営しており、特にメリーゴーランドは木製で100年以上前に作られたアンティークとのこと。
もちろん実際に乗ることが可能で、多くの大阪市民が楽しそうに回転していました。
最終日の朝は四天王寺に行ってみました。
京都ではやたらと神社仏閣に立ち寄ってきましたが、大阪で寺に出向くのは初めてです。
1400年以上前に建立された、聖徳太子ゆかりの寺です。
境内が非常に広く、塔や伽藍など様々な建造物があります。
しかし。
四天王寺を象徴する五重塔は、今年9月から耐震工事中。
最近かなりの確率で城や寺の工事に直面しますが、ここ四天王寺でも塔を眺めることができませんでした。
また四天王寺には残念ながら紅葉の見所もありません。
まああったとしても今回は赤くなかったとは思いますが・・・
四天王寺から歩いて天王寺駅へ移動し、あべのハルカスにのぼってみました。
先日のぼった日本一高い電波塔東京スカイツリーに続いて、日本一高いビルにものぼることになりました。
相変わらずバカなので高いところが大好きです。
三連休だったので直前まで大行列クソ渋滞を覚悟していたのですが、待ち時間はいっさいなし。
梅田駅のきっぷ売り場よりもずうっと簡単に券が買え、そのままエレベーターに乗ることができました。
展望台はめまいがするほどの高さ。
これは比喩ではなく、高速エレベーターに乗ったので自分の脳や耳に何らかの影響があったためと思われます。
このめまいが不快でないのが自分のおかしなところです。
とにかく高所ではあんまし恐怖を感じないのです。
大阪城や大阪ドームは肉眼でもはっきりわかります。
さすがは日本一の高さを誇るビルの展望台・・と絶賛したいところでしたが、この日は天気がいまいちで視界もよくありません。
説明では京都タワーや関西空港も見えるとありましたが、残念ながら全くわかりませんでした。
すでに東京もそうだとは思いますが、大阪の街はすっかりクリスマス色となっていました。
なんばパークスも阪急うめだ店もツリーが飾られ、夜は電飾がまたたいています。
近鉄百貨店にはムーミンのツリーもありました。
というわけで、今回の旅も終了。
紅葉には早すぎたのが残念でしたが、その分気温が高く雨もほとんど降らず過ごしやすかったです。
ただし旅行前から胃腸が不調で、結局旅行中も改善せず食事をあまり堪能できなかったのが悔やまれるところでした。
次回は万全の体調で臨みたいと思います。
| 固定リンク | 0
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント