« 見ていない 第37回 あぶない刑事 | トップページ | 読んでみた 第48回 文藝別冊「ポール・マッカートニー」 »

行ってみた 東京モーターショー2015

中途半端な外車乗りのSYUNJIといいます。
今週東京モーターショーに行ってまいりました。

毎回どのチケットを買うか大いに悩むモーターショーですが、前回さんざん悩んだプレビューデー入場券は、3000円から3500円に値上がりしていました。
さすがに3500円も出す勇気はありません。
今回は思いがけず平日に行くことができたので、通常の前売りを購入。
でも前売りも1300円から100円値上がり。
で、Tカードを使用しての購入であれば、チケットレスでTカード専用入口から入場可能とのこと。
特に値引きはありませんがTポイントも5ポイント付くので、あまり深く考えずにネットで手続きをしました。

結論から言えばこの作戦は成功でした。
通常の入場口は平日でもやはり混雑していましたが、Tカードでの専用入口はほとんど並ぶことなくすんなりVIP入場。(勘違い)
もっと多くの人がTカード入場するもんだと勝手に思ってましたが、感覚的には「全然いない」状態でした。

午前中に入場したのですが、平日とはいえそれなりに混雑はしていました。
もちろん休日とは比較になりませんが、若者のクルマ離れなんてのはやっぱりウソなんじゃないかと思うほど若い人が多かった気がします。

この日は団体が多かったです。
工業系とおぼしき学生団体や、日本人ビジネスマンに引率された外国人集団が目立ちました。
休日ではまずいない小学生集団もあちこちにいました。
社会科見学(今もそう呼ぶのか?)ってヤツですかね?
引率の先生よりもはるかにクルマに詳しい小学生が、展示車の特性を友達に説明している場面は非常に頼もしく感じます。

最近のモーターショーはカテゴリーによる展示場所の区別がややゆるくなっています。
そもそも以前は商業車と一般車で開催年まで分かれていたのが、今はそういう区分けがありません。
なんとなく商業車はまとまっていますが、展示棟自体は一般車と同じ。
また車体展示とそれ以外(部品など)も同じ展示棟になっています。
出展する企業や展示物自体が以前ほど多くない、ということがよくわかります。

自分の興味対象は相変わらず外車ですが、昨今の日本市場での厳しい状況がそのまま反映された展示になっていて、フォードやクライスラーやロータスなどは出展していません。
もう各国のメーカーは日本市場などあんまし気にすることもなくなってきているのだと思います。

Smart1

Smart2

そんなすさんだ気持ちで見学スタート。
目の前にいきなり自分にとっての目玉商品であるスマートの「forfour」「fortwo」が登場。
モーターショー直前に販売開始となったそうですが、これは乗ってみたいクルマです。

Amg

メルセデスのAMG GTS。
これはシリーズの中でもかなりマッチョな形です。
本来上品で堅実なドイツ代表車のはずですが、日本ではカタギじゃない人に人気という間違った運用をされてるクルマだと思います。
この日も「アーマーゲー」と呼んでる人がいました。
シャレで呼んでる分にはいいんですが、ホントにAMGのドイツ語読みだと勘違いしてる人もいそうです。

Honda1

Honda2

Honda3

ホンダはどの車もみんな同じようなマスク。
そういう戦略なのかどうかわかりませんが、面白味には欠ける気がします。
やたら人がたかってるのはNSX。

Alpina1

Alpina2

アルピナは今回もBMWとは別の独立出展。
相変わらず強気の値段で、このB6シリーズは1000万とか2000万とかイカれた金額が表示されていました。

Mini1

Mini2

MINIは毎回ブースを二階建てにするという同じような展示。
乗ってみたい気はしますが、CLUBMANとかCROSSOVERなどは普通にデカくてどこがミニやねんという感じ。
我が家の車庫には入らないと思います。

Bmw

これは昨年発売のBMWの電気自動車「i3」。
どこか「ロビ」を連想させるマスクですが、見学者の関心は他の車種に集まっていたようです。

Toyota

トヨタのコンセプトカー「KIKAI」。
一瞬フロントに見えますが、こっちがリアだそうです。
世界のトヨタは展示もハデですが、自分には何をしたいのかがいまいち伝わってきませんでした。
単に自分が国産車に興味がないだけでしょうけど・・・

Fiat1

Fiat2

フィアットの500C。
このクルマもすっかり日本でもおなじみになりましたが、フィアットの出展は8年ぶりだそうです。
そうだったっけ?
展示も控えめで車種も2種類のみ。
今のところ自分が一番乗ってみたいクルマがこの500Cです。

Peugeot1

Peugeot2

プジョーはすっかり顔面が分厚くなり、普通のクルマばかりになりました。
今のプジョーには乗りたいと思う車種はありません。
つくづく206は名車だったと思います。
1007も面白い形で好きでしたが、日本ではそれほど売れなかったんでしょうね。

Vw1

Vw2

Vw3

さて、今回違った意味で出展するほうも見るほうも緊張したのではないかと思われる、フォルクスワーゲン。
モーターショーに関しては事件の影響はそれほどなかったと思われますが、展示は極めてシンプルでハデな演出や露出の多いお姉さんはナシ。
事件がなくてもそういう方針だったのかもしれませんが、予定通り出展できて良かったのではないでしょうか。
説明員も冷静に淡々と業務をこなしていました。
おそらく見学者の中にはクソ意地の悪い質問や意見を説明員に浴びせるイヤなじじいもいたんじゃないかと思いますが・・・

Porsche1

Porsche2

同じく騒動になったポルシェ。
こちらもブースは広いものの展示や演出はやっぱり控えめ。
パナメーラのハイブリッドって、企画として正しいのかよくわかりませんけど、フォルムはカッコいいです。

Twingo1

Twingo2

Twingo3

最後はルノー。
新型トゥインゴは来年発売のモデルですが、冒頭に紹介したスマートの「forfour」と兄弟車だそうです。
プラットフォームなど基本部分が同じで、デザインはそれぞれ別に作られているとのこと。
言われても兄弟車とはなかなかわかりません。
このクルマ、MINIよりも全然小さいミニカーですが、リアエンジンリアドライブ。
ボディー部分をかぱっと開ける展示で確認できるのですが、こういう構造は今日本車ではほとんどないと思います。
(調べたら床下リアエンジンのスバルサンバーディアスワゴンくらいらしい)
正直、かなり乗りたいんですけど、運転はしづらそうな気もするし、トランクが蒸し暑いとかいろいろありそうな感じもします。
まあそういう部分も含めて外車の楽しさなんでしょうけど。

何かと話題の自動運転技術ですが、今回のモーターショーでは日産やベンツがコンセプトカーを展示していました。
が、自分はほとんど興味はありませんでした。
自動運転の定義にもよると思いますが、世界的なこの流れは止まることはないでしょう。
ただしどこの国においても、現時点では自動運転技術の導入に否定的な人も一定数存在します。
特に日本人は自動運転によって「運転の楽しみがなくなる」と考える割合が、欧米人に比べて高いんだそうです。
アメリカやカナダでは運転を労働や手段と考える傾向が強いようで、日本みたいに少し走れば景色がどんどん変わるような国土でもないので、自動運転技術に期待するのもわかる気もします。
自分はあまり運転を楽しいとも思ってませんが、自動運転ならタクシーでええやんとも思います。

今回見学して一番驚いたのは、見学が予想以上に早く終わってしまったことでした。
10時半くらいに入場して、多少休憩はしましたが、13時くらいには会場を出てしまいました。
せっかく平日に行ったんだからゆっくり見て回ればよかったはずなのですが、そもそも部品展示や二輪車や商業車は毎回それほど熱心に見ていません。
いつもと同じように外車ばかり見て回ったら、展示も人も少ない分あっさり終わってしまった、という状況。
休日の見学がいかに人をかき分けて進むことに時間を費やしていたか、ということのようです。

Skytree1

二周目に突入してもよかったのですが、そのまま会場を後にして向かった先はなぜか東京スカイツリー。
実はふもとのソラマチには何度も行ってますが、展望台にはまだのぼっていなかったのでした。
理由は簡単で混雑してるからです。
この日は平日だったので当日券は15分ほど並んで買えました。
どんな場所でも空いてることはありがたいもんですね。

Skytree2

スカイツリーには地上350mと450mのところに展望台があり、料金は別になっています。
350m天望デッキは2060円、450m天望回廊が1030円。
450mの天望回廊は、350mの天望デッキでしかチケットが買えない仕組み。
つまり450m天望回廊に行くなら3090円が必要となります。
当然350mまで行ったらほとんどの人が450mまで行くもんだろおっかさんと思ったら、むしろ450mまで行く人はほんの一部でした。
エレベーターの中は半分が外国人。

Skytree3

Skytree4

450mはさすがに標高も料金も高いです。
この日は晴れてましたが、思ったより世の中が霞んでいて、東京ドームや新宿もぼんやりとしか見えず。
富士山も全く見えませんでしたが、それでもやはり眺めはすばらしいものがありました。

Skytree5

Skytree6

Skytree7

350m天望デッキ(正確には340mのフロア340)にはガラス床があり、真下が透けて見えるようになっています。
元々この手のアトラクションには恐怖を全然感じないタチですが、340mなんであまりに高すぎてリアリティもなく、周りの客が大騒ぎする中、ひとり低いテンションのまま写真を撮っていました。

というわけで、東京モーターショー&スカイツリー。(ムリヤリ)
とにかく平日で空いていたのがよかったです。
次回のモーターショーがどんなことになっているかわかりませんが、興味が続く限りはやはり行ってみようと思います。

| |

« 見ていない 第37回 あぶない刑事 | トップページ | 読んでみた 第48回 文藝別冊「ポール・マッカートニー」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 行ってみた 東京モーターショー2015:

« 見ていない 第37回 あぶない刑事 | トップページ | 読んでみた 第48回 文藝別冊「ポール・マッカートニー」 »