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やってない 第32回 観劇

文化的な活動をほとんどしないまま惰性で加齢中のSYUNJIといいます。
観劇ですが、当然やってません。
などとエラそうに断固たる意志で拒絶してるように書いてますが、別にそういうわけでもなく、特に興味もなくムダに歳を重ねているだけ。

観劇というとものすごくでかいくくりで、歌舞伎とかオペラとかミュージカルとか舞台演劇などに細分化して書いてもよかったのだが、どれも観ていないのは同じなので観劇全般としました。(雑)
上記の各興行について、自主的にチケットを入手して劇場で鑑賞する、という行為自体を全然していない。
ジャンルにもよるだろうけど、観劇を趣味とするのは女性が多い気はするが、「男なので行きません」というのは理由にならないと思う。
なおロボットレストランや浅草ロック座なども行ったことがありません。(どっちも観劇とは少し違うと思うけど)

観劇しない理由にも特に強固なものはない。
観劇に限らないけど基本的にモノグサで貧乏とか人ごみが苦手とか長時間暗くて狭い椅子に座ってじっとしてるのが苦手とかはあるので、強いて言うとその程度。
映画もライブも相撲も観に行かないのは同じような理由からだろうか。
つくづくダメな部類の人間だよなぁ。
学生の頃は通学途中に下北沢があったし、以前の職場は明治座やベニサン・ピットにも近かったので、その気になればいくらでも観劇は可能なはずだが、地理的要因は自分の場合全然関係していないようだ。

観劇とは文化度の高い趣味である(と思う)。
成功者だったり金持ちだったり格式高い家柄だったりすれば、幼少の頃からそうした文化にふれて観劇の習慣が身に付くものだと思うが、とりあえず我が家はそういう家柄には該当しなかった。
一方で大衆演劇とかお笑いライブとか庶民に門戸の広い演芸も存在するが、こちらにも興味が向くような家柄でもなかった。
家のせいばかりにしているが、オトナになってもそっち方面に時間とお金を使うことはなく、地味に過ごしているので、単に自分という個人の資質による話である。

歌舞伎や能など、古典芸能についてはハードルが高いイメージがある。
まあもし自分みたいな素人が観に行ったとしたら、おとなしく黙って観てりゃいいだけの話なんだが、なんとなく観る側のしきたりや振る舞いなど厳しそうで、行く前から緊張で胃が痛みそうな予感。
「大向こう」と呼ばれる歌舞伎役者への掛け声も、素人が勝手に叫んだらいかんのですよね。
ああいう「プロの観客」の存在がどうも怖いと思ってしまうのだ。
ラーメン屋の「初心者の振る舞いに厳しい古参常連客」と感覚的には同じ。
どっちにしても失礼なとらえ方ですけど。
自分みたいなヤツこそが真っ先にハコちゃんに叱られるタイプですね。

歌舞伎に限らず、観劇ではマナーが重要である。
ネットで調べると、この手の話題が驚くほどたくさん出てくる。
要するにどんな観劇の場でもマナーの悪い迷惑な客が少なからず存在し、せっかくの観劇が台無しとなることに怒りを感じる人が多い、ということだろう。
観劇中なのに「知り合い同士で話す」「携帯・スマホを見る」「寝る」「遅れて来る」「途中で帰る」など、こっちもなんとなく腹立たしくなるようなマナー違反が多いみたいだが、「前のめり」「いっしょに歌う」「咳」「鼻すする」など、そこまで厳しくしなくてもと感じるようなことまでマナー違反扱いと書いてあるサイトも多い。
でも確かに「香水臭い」「タバコ臭い」「貧乏ゆすり」なんてのは迷惑だよなぁ。
本人に自覚がないだけにやっかいだし。

観劇は非日常の世界でもある。
おばはん同士で出かけた時はテンションも相当上がっていて、劇の内容よりも「劇を観に来ているアタシたち」に興奮してしまい、観劇中でもつい仲間同士で非重要な会話をしてしまうのだろう。
そういう素行の悪い連中はおばはんだけでなくおっさんにもいるし、若い女を連れたおっさんなんかは特にタチが悪そうだ。(←ひがみ)

観劇とは異なるシーンの話になるが、毎日都内のいろいろな鉄道に乗っているが、車内で携帯を使って通話しているヤツはもう滅多に見ない。
携帯の機能が向上したり、メールやLINEなど連絡手段が発達したという背景もあるが、通話はマナー違反であるという認識が一般に浸透した例である。
やりゃあできるじゃん、という話なのだが、一方で観劇中のマナー違反がなくならないのは、非日常・違反認識なし・軽視という理由がありそうだ。

自分は映画も滅多に観ないのだが、その自分がごくまれに映画館に入った時でも「携帯・スマホを見る」「寝る」「遅れて来る」「途中で帰る」ヤツは毎回いたので、この行為は全国各地の映画館で蔓延してるものと推測される。
特に携帯・スマホについては、これだけネットで「マナー違反です」と書いてあって、さらに映画館でも上映前に「電源をお切りください」と呼びかけているにも関わらず、やっぱり上映中にスマホ見てるヤツは後を絶たないようだ。
ということは、スマホ見てる側は「スマホくらいええやん」と思ってるわけで、こういう人は今後も上映中でもスマホ見ることをやめないで死んでいくのだろう。

で、こうしたマナーの悪い客に巡り会う恐怖と、自分も周りのプロ客からどう思われてるかわからない恐怖の中、暗く狭い座席で3時間くらい身を固くして劇に向き合わなければいけない(全部違う)と思うと、じゃあ行かなくていいや・家でテレビでいいや、という結論が先に来てしまうのだ。
この時点ですでに文化を鑑賞する資格ゼロである。
よい子のみんなはこんなおじさんになったらダメだよ。

とはいえ、やはり観劇である。
ナマの舞台や役者を観る臨場感はテレビとは比較にならないだろう。
みなさん、観劇ってお好きですか?
これまでで一番感動した舞台や演劇はどんなものだったのか、また観劇中経験した最悪の迷惑行為など、語っていただけたらと思います。

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コメント

こんにちは、舞台好きのYAGI節です。

マドンナの映画『スーザンを探して』はミュージカルになりましたが、なぜか劇中歌はブロンディに差し替わってました。
そんなミュージカルなら、SYUNJIさんも興味がおありでしょうか?

私の場合は「舞台好き」とかいいつつ、結局は「音楽好き」です。
歌舞伎も「日本版ミュージカル」だから好きなんだと思います。オペラも嫌いじゃないです。
音楽がないと、どうも物足りない。
ミュージカルや歌舞伎だと、芝居が見れて楽器も歌も聞けて踊りも見れちゃったりするのでお得な感じがします。
っていうか、ストレートプレイ(通常のお芝居)の金額が高いのが不思議でたまらない(^^;)。

ちなみに野村萬斎さんは好き過ぎて特例で、彼が出るなら歌がなくても見に行きます。

そしてこれはナイショにしていたのですが……
私、観劇中に携帯鳴らしてしまった事があります。
誰かに責められたわけではありませんが、もういたたまれなくて、自分が許せなくて、途中で逃げるように帰りました、萬斎さんの狂言でした。
本当に申し訳なくて、「もう萬斎さんの舞台見に行く資格はないっ!」と思い詰め、二度と萬斎さんの舞台を見に行くのはやめようと思った事もあります。しばらく自粛してましたが、我慢出来なくてまた見に行っちゃってますけどね、すみません、すみません。本当にすみません。

投稿: YAGI節 | 2015.06.14 23:02

YAGI節さん、コメントありがとうございます。

>そんなミュージカルなら、SYUNJIさんも興味がおありでしょうか?
>ミュージカルや歌舞伎だと、芝居が見れて楽器も歌も聞けて踊りも見れちゃったりするのでお得な感じがします。

記事中には書かなかったんですが、実は以前劇団四季の「マンマ・ミーア!」に少しだけ興味がわいたことはありました。
アバの曲がたくさん出てくるらしいので・・
ただ観客もカーテンコールで踊らないといけないという話なので(違うかも)、結局行ってませんが・・
でもミュージカルがお得という考え方も、なんとなくそうかなと思います。

>私、観劇中に携帯鳴らしてしまった事があります。

うわーそうでしたか。
なんだかこちらまで身の縮む思いですが、それは大変でしたね。
客席が沈黙してると携帯の音はなおさら目立つでしょうし。
スマホの場合「音が出てないからええやろ」という感じであまり悪びれもせず暗がりで延々見てる人がいますけど・・

投稿: SYUNJI | 2015.06.15 22:26

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