« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

やってない 第31回 通販

錯乱の社会不適合シリーズ(ウザイ)、今日は通販。
通信販売の略ですけど、利用したことがほぼない状態。
ふつうはオトナが利用するもので、子供だとできないこと・・だよね?
もしかして最近は「こども通販」「ちびっこ通販」なんてのがあんのかな?

通信の手段は新聞・雑誌やテレビショッピング・ネットなどいろいろだと思うが、どれもほとんど利用したことがない。
ウチのBLOGを見ておわかりのとおりAmazonのアカウントもいちおう持ってはいるが、ほとんどダジャレのような広告をアフィリエイトとして貼り付けているだけで、自分自身はAmazonで本やCDを買ったことはない。
毎月Amazonから報告は来るが、アフィリエイト収入は当然中学生のおこづかいにも満たない微々たるものだ。
むしろ自分の三流なBLOG経由でお買い物をしてくれる人の存在に驚くばかり。

通販を利用しない理由にそれほど強固なものもないが、前提として「そこまでして手に入れたいものがない」ということがある。
本もCDも「新しく出たなら買わねば」という気持ちになること自体がほとんどないし、レアな商品をなんとかして手に入れたろといった局面になったこともないのだ。
「物欲がない」という言い方もあるが、感覚的にはそれ以上に「面倒」というモノグサな意識のほうが強い。
買いに行くのが面倒だから通販を利用するんだろうがこのボケといったお叱りはあると思うが・・
確かに「通販は面倒」ってのは理論が破綻してる気もするので、単純に「興味がない」のが適切な理由となろう。

いずれにしても、どうしても買いたいものがある場合はリアルな店舗で探すと思う。
本は特にそうだし、食べ物でも服でも、実物を見ずに買うことには抵抗があるのだろう。
便利な世の中を使いこなせていない昭和ダメ中年の典型だとは思うが、興味がない以上どうにもならない。

妻はたまにネットや通販雑誌などから本や地方の食品などを取り寄せているが、頻度や金額はそれほどハデなものではない。
なので妻に通販禁止令を出したこともないし、通販の利便性を否定しているつもりはない。
自分で利用することに興味がわかないだけだ。

本に関しては、自分はいちおう版元の人間なので「本は書店で買うものだ」という昭和な固定観念が染みついている。
と言っても大して本買ってるわけじゃないので、全然いばれる話でもないんだが・・

日本各地を旅することが時々あるのだが、その土地の名産品や著名な菓子などで好きなものはないわけではない。
特に京都など関西には好きな菓子がいくつかある。
ただしたとえば京都の有名なお菓子が通販でも買えるよ、と知ったとしても、自分の場合「じゃあお取り寄せしよう」ではなく「また京都に行った時に買おう」という気にしかならないのだ。
じじくさい発想だけど「簡単に手に入る」ことで「ありがたみがなくなる」のがどこかイヤなのだろう。
「また行った時に買おう」と思えば確かにまた行きたくもなるし、旅の計画を立てる時の楽しみも増すというものである。

テレビで通販番組を延々やっている専用チャンネルがあるが、個人的にはああいう仕組みが成立すること自体がとても不思議だ。
番組の雰囲気はそれぞれだと思うが、商品をさんざんほめた後で「・・・でも、お高いんでしょ?」などとふってみたり、「それが・・・今だけなんと特別価格で大奉仕!」「えええ~~ホントにぃ?」と毎回同じようにリアクションしたりで水戸黄門ばりの予定調和オンパレード(死語)。
海外のショップチャンネルはもっとエゲツなくて「やあジェイン、浮かない顔してどうしたんだい?」「ああマイク!ドレスにシミがついちゃったのよ!今夜のパーティーに着ていけなくなっちゃったわ・・どうしよう!」「なあんだジェイン、それならこのシミ抜きスプレーを使えばOKさ!」「まあすてきマイク!本当にキレイにシミがとれたわ!でもパーティーはトミーと行くんだけど」「そりゃないよジェイン!」(場内爆笑)・・・などといった寒気のするクソ小芝居(下品)仕立てばっかし。(長い)
こんなん見て誰が買うんやろといつも思うんだけど、やっぱり買う人はいるから番組も無くならないんだよね。

今思い出したが、だいぶ前に姉がネットで飯寿司(いずし)をお取り寄せしたと聞いて心底驚いたことがあった。
飯寿司、ご存じでしょうか?
北海道や東北で食べる「なれ寿司」の一種で、各家庭で作るのだが、店でも買うことができる。
発酵食品なんで独特の味と香りがして、好きな人はとても好きだが嫌いな人は絶対食べない、という二極化の起こる食べ物である(と思う)。
もちろん自分は食べない。
あの手の発酵食品は苦手。
あまり若い人は食べないように思うが、統計をとったわけじゃないので真相は不明。
で、当時姉は30歳代だったが、そんな年齢の女が飯寿司なんかをわざわざネットで取り寄せるのか・・と思ったのだ。
まあ自分が飯寿司を全く食えないということもあるんだけど。

自分はこれまで「必要にせまられた」経験がないだけなのかもしれない。
ちょっとヘンな外車に乗ってるので、クルマのパーツでどうしても必要なものが出てきたとか、足腰が弱ってきて重いものを買ってくるのがキツくなったとか、これからそういう事態になる可能性は当然あるだろう。

というわけで、通販。
今の世の中、自分のように全く利用しない人は少数派だとは思いますけど、みなさんのご利用状況はいかがでしょうか?
あ、あとネットで飯寿司取り寄せたことある方いますかね?
妙な質問ですいませんが・・・

| | コメント (11) | トラックバック (0)

行ってみた 第48回 金沢

ここ数年は桜の季節になると京都を中心に関西を徘徊してきた中高年のSYUNJIといいます。
今年も当然京都への遠征を画策するはずでしたが、今回は行き先を金沢に変更。
なぜなら新幹線が開通したからです。

・・・と当然のように断定しましたけど、自分は鉄道マニアではありません。
自分のように南関東に生息する者にとって、金沢はなかなか足を運びにくい土地でした。
それが新幹線開通で東京から2時間半の場所に変わったのです。
昨年9月にも金沢は行っていますが、やはり一度は桜を堪能したいと考え、2月には宿も新幹線も手配をすませてしまいました。

Sinkansen1

ということで初めて北陸新幹線に乗ってみました。
朝8時半頃東京を出る列車で、相当な混雑を覚悟してましたが、長野から先では空席も目立つような状態。
開業当日こそ大盛り上がりな北陸新幹線でしたが、その後はネットでも空席が目立つようなコメントがありました。
この日は土曜日でしたが、休日午前便でも空席ありというのが実情です。
また個人的な感覚ですけど、揺れは東海道新幹線に比べて少ない気がしました。

Sinkansen2

Tudumimon

朝に家を出て、昼前には金沢に着いてしまいました。
あらためて近くなったことを実感。
ただしこの日は天気がいまいちで、気温もやたら低く花冷えの一日でした。
駅ではひゃくまんさんがお出迎え。

Hyakumansan

金沢駅前で昼飯を食ってる間になんとか雨はやんだので、昨年も利用した「まちのり」というレンタサイクルを使うことにしました。
通常レンタサイクルは3時間とか半日とか決められた時間内で借りるものですが、「まちのり」は市内各所にあるポート間の移動に自転車を使う方式です。
始めに200円を払えば、30分以内の移動であれば無料。
通常のレンタサイクルと違い、自転車を停めた場所まで戻る必要がないのはとても便利です。

Nagamati1

まずは駅から長町という武家屋敷の残る場所へ向かいます。
自転車で移動するとよくわかりますが、金沢も桜の木が多い街です。
ソメイヨシノは散り始めでしたが、まだ充分楽しめる状況でした。

Nagamati2

Nagamati3

しかし。
とにかくこの日は異様な寒さで、気温はおそらく10度以下だったと思います。
あちこちで地元の人がシートを広げてぽつぽつと花見をしてましたが、我慢大会のようで気の毒でした。
昨年も関西でムダに寒い花見でしたが、この日の金沢はそれ以上の寒さ。
とにかくマメに店や施設に入って暖をとらねば耐えられないくらいでした。

Saigawa1

Saigawa2

にし茶屋街を経て犀川に移動。
川に沿ってソメイヨシノや紅しだれ桜が咲いていました。
京都の鴨川沿いを思わせる風景です。
このあたりは特に他の観光スポットもなく、駅や繁華街からも遠いため観光客はほとんどいませんでした。

Saigawa3

今回の宿はキャッスルイン金沢
キャッスルという名前ですけど城より駅に近く便利なホテルです。

Hotel1

Hotel2

翌朝の朝食はバイキング。
ある程度予想はしてましたが、やはり外国人客は多いです。
朝食をとっている3分の1くらいはロシア人のようでした。

Sakura

この日は晴れました。
予報で晴れると言っていたので、兼六園や金沢城観光を2日目に持ってきたのですが、正解でした。

Kenrokuen1

Kenrokuen2

まずは兼六園。
さすがに人出は多く、また中国・タイ・ドイツ・フランスなど様々な国の言葉が飛び交っています。
みんな東京から来たのかはわかりませんが、やはり新幹線の効果は表れている気がします。

Kenrokuen3

Kenrokuen4

兼六園は昨年の秋口にも来ましたが、やはり桜の季節は様子が違います。
ここまで桜の多い庭園だとは思いませんでした。
しかもこの時期、入園料が無料というナイスなはからい。

Kenrokuen5

Kanazawajo1

いったん兼六園を出て、城との間の道を歩いてみましたが、ここも桜がたくさんあります。
金沢城には天守がないのですが、それでも桜が咲くと時代劇のセットみたいなすばらしい眺めです。
特に城の内堀にある桜は破壊力抜群で、今回見た中でもっとも勢いがありました。

Kanazawajo2

Kanazawajo3

Kanazawajo4

金沢城公園は19年前にも来ているはずですが、全く記憶がありません。
城内はあちこちでかつての城の復元が進んでいるようでした。

Jibuni

近江町市場の中にある「ゆず」という店で昼飯。
写真は郷土料理「治部煮」のついたかなざわ御膳。
治部煮はおそらく初めて食べましたが、うまかったです。

Kazuemati1

Kazuemati2

午後は主計町へ。
ここも重要伝統的建造物群保存地区に指定されている古い街並みですが、近くのひがし茶屋街に比べて範囲が狭く、また店もハイクラスで観光客にはややハードルが高い印象があります。
なので自分の目的はもっぱら桜鑑賞。
浅野川沿いにソメイヨシノが咲いており、緑水苑という公園にはしだれ桜もあります。

Higasi1

浅野川大橋を横断してひがし茶屋街へ移動。
ここも金沢の著名な観光スポットです。
ひがし茶屋街側にも川に沿って桜並木があり、散り始めでしたがソメイヨシノは見事でした。

Higasi2

Higasi3

というわけで、金沢桜の旅も終了。
初日はやたら寒かったですが、その寒さのせいか桜も予想以上に長持ちしたようで良かったです。
今後は新幹線を使って富山や高岡を訪ねてみたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

聴いてない 第203回 ロッド・スチュワート(70年代)

恥の切り売り企画70年代聴いてないシリーズ、今回はブロンドのお好きなスーパースター、ロッド・スチュワート。
確認したら鑑賞履歴から見事に70年代作品は抜け落ちていた。

日本のリスナーの間では、ロッドのメジャーなボーカリストの経歴はジェフ・ベック・グループから始まっている、という共通認識でいいだろう。
・・って勝手に決めてるけど、JBG以前の経歴を暗記してたり音源を全部持ってたりという人は相当なマニアだと思われる。
ウィキペディアによれば、ジミー・パウエル・アンド・ザ・ファイブ・ディメンションズ、フーチ・クーチー・メン、スティームパケット、ショットガン・エクスプレスといったバンドに参加した経歴があるそうだ。

ボーカルの重要性に気づいたベックがロッドをバンドに引き入れたそうだが、そこはベックのバンドなのでやっぱりメンバーの仲はちっとも良くなかったらしい。
脱退直前の頃ロッドはベックの顔を見るのもイヤで、打ち合わせの時はベックのシャツの柄をずっと見ながら話していたそうで、脱退後は「ベックと一緒にいても得るものは何もなかった」と語っている。
一方ベックに言わせると、「ロッドとロン・ウッドがいつも一緒でベタベタくっついていてイヤだった」そうだ。
どこか女子っぽいベック。

ちなみに数年前にもロッドとともにJBG再結成の準備をしようとしたベックだが、さあ曲作りを始めようかという時にロッドが「これから子供を迎えに行く」などと言いだしベック激怒。
「相変わらず落ち着きのないロッド」に腹を立てたベックだが、これもロッドに言わせると「ベックは怒らせると長い」。
結局再結成の話はなくなってしまった。
出会ってから半世紀くらい経っている二人、なんかそもそも根本的に性格が合わないような気がしますけど。
今後もこうして楽しい話題を提供し続けてほしいものですね。

で、JBG以降バンドも含めて聴いたことがあるアルバムは以下である。
・Truth(1968:ジェフ・ベック・グループ)
・Beck Ola(1970:ジェフ・ベック・グループ)
・Foolish Behaviour(1980)
・Tonight I'm Yours(1981)
・Camouflage(1984)
・Every Beat of My Heart (1986)

70年代を聴いてない上に90年代以降も聴いてないという、もはや誰も驚かないお約束なパターン。
アルバムを持っているのはJBGの盤だけで、ソロ作品は全て貸しレコード屋で借りた。
JBGを聴いたのはわりと最近である。

初めて聴いたロッド・スチュワートの曲はたぶん大ヒットナンバー「Do Ya Think I'm Sexy?」だと思う。
3歳上の姉はすでにローラーズを卒業してキッスパープルに目覚める一方でロッドにも着手しており、「スーパースターはブロンドがお好き」「明日へのキックオフ」などのレコードが家にあったような記憶がある。
しかしこれらは姉の所有物なので聴かなかった。
我が家は姉弟間での持ち物の貸し借りは基本的にしなかったのだ。
(ただし姉が無断で弟の物を借りることはしょっちゅうだった)

自主的にロッドの曲を聴くようになったのは80年になってからで、「Oh God, I Wish I Was Home Tonight(今宵焦がれて)」あたりだ。
その後も「Young Turks(燃えろ青春)」「Tonight I'm Yours」「Some Guys Have All The Luck」などを順調にエアチェックし、それに伴ってアルバムも借りた。
またボスと同様にFMでは特集番組も時々あって、「Hot Legs」「Maggie May」「You're In My Heart」「Sailing」など70年代の名曲もベスト盤が作れるくらい録音できた。
この時のテープを繰り返し聴いて満足していたので、70年代のアルバムをあえて学習する意欲がわかなかった。
この現象はロッドだけでなくボスやイーグルスホール&オーツにも当てはまる。
カネのない極東の学生はFMラジオが唯一のお友達だったのだ。(情けない)

80年代半ばにはベックとの交流が話題となった。
84年リリースの「Infatuation(お前にヒートアップ)」ではベックがギターを弾き、85年にはベックの「People Get Ready」でロッドがボーカルを務めた。
「People Get Ready」はベックのアルバム「Flash」に収録されているが、ロッドのライブでの持ち歌にもなっているそうだ。

86年のアルバム「Every Beat of My Heart」は邦題が「ロッド・スチュワート」である。
もう少し考えろよと言いたくなるようなズサンなタイトルだが、実はこのアルバムが一番好きだ。
それまでのハデなサウンドやハードなナンバーはなく地味な雰囲気ではあるが、トップの「Here To Eternity」からラストの「In My Life」まで味わいのある曲が続く。
「In My Life」はビートルズのカバーだが、ロッドらしく渋いバラードになっている。
ただアルバムはこれ以降全く聴いていない。

新曲も聴いていたのは90年頃の「Downtown Train」「Rhythm Of My Heart」あたりまでだ。
この2曲はMTVの音声をテープに録音している。
そもそもロッドだけでなくこの時点ですでにFMでエアチェックするという行為もやめてしまったので、あらゆるアーチストの新曲コレクションはここでほぼ終わっている。

調べてみると90年代以降のロッドは意外に多作だ。
コンスタントに新盤を出しているし、企画盤もいくつかある。
2000年以降はアメリカの名曲を集めたカバーアルバムをこまめに出し、ライブでも披露という興行スタイルにシフトしているようだ。

ロッドは以前テレビで「自分が長く歌手をやってこられたのはこの声のおかげだ。声を聴いただけでロッド・スチュワートだとわかってもらえる」と語っていた。
若い頃から独特のハスキーボイスだったため、オリジナリティに満ちており加齢による変声も少ない、というのはロッドの強力な武器である。
「歌がうまい」のかどうか自分にはわからないのだが、他の誰にもマネできないボーカルをあまり変わらずに50年やっているのがロッド・スチュワートだ、ということに異論を唱える人はいないだろう。

というわけで、ロッド・スチュワート。
正直に言えば2000年以降のカバー集アルバムに興味があるのですが、70年代の作品でもそれほど抵抗なく聴けるとは思っています。
みなさまの鑑賞履歴はいかがでしょうか?

| | コメント (8) | トラックバック (0)

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »