行ってみた 第47回 奈良・神戸
旅は2日目。
この日は奈良方面でもまだ行ったことのない西の京に行くことにしました。
最初に訪れたのが薬師寺。
その名のとおり薬師如来像のある世界遺産です。
建物はほぼ再建で歴史を感じさせる状態ではありません。
塔や伽藍の白壁が異様に新しく、広い境内に点在する様は失礼ながらどこかテーマパークっぽい印象。
しかも東の塔は解体工事の真っ最中。
世界遺産なのに観光客はほとんどいません。
それでも薬師如来像はやはり見事でした。
続いて唐招提寺に移動。
薬師寺から歩ける距離にあります。
唐招提寺も世界遺産ですが、建物は古いものもあり、敷地内も起伏があり紅葉も多く変化に富んでいて、ハデさはありませんが見ていて飽きない場所です。
西大寺の駅まで歩く途中、垂仁天皇陵が目の前に現れました。
遺跡として文部科学省が管理してるのかと思ったら、天皇陵なので宮内庁の管理下にあるようです。
周囲の住宅地にも天皇陵の一部が点在していて、民家と天皇陵が入り組んで存在しており、なんだか不思議な光景です。
電車で近鉄奈良まで移動し、昼飯を食おうと商店街を物色しましたが、さすがに連休なのでどの店も非常に混雑しています。
JR奈良駅方面へ少し歩き、ホテルフジタ奈良のレストランでハンバーグを食べました。
人も少なくゆったりと過ごせてよかったです。
興福寺を通り抜け、奈良公園まで歩きました。
奈良はそれほど来ている街ではないので、駅から奈良公園や東大寺までの距離感がいまいちあやふやでした。
歩いてみると思ったより遠いと感じます。
奈良公園は予想以上に紅葉がきれいでした。
2年前にも来ていますが、そのまま東大寺に突入しており奈良公園の紅葉には気づきませんでした。
鹿ももみじの下でくつろいだりしており、花札みたいな絵になっています。
今回は東大寺や春日大社には行きませんでした。
この後妻の知り合いとならまちの「ぷちまるカフェ~」に入りました。
店内に入って気づきましたが、偶然にも2年前に飛び込みで入った場所でした。
近鉄で大阪に帰りましたが、京都から帰るよりも電車がすいていてラクでした。
これまで京都から大阪まで夕方戻る時は、阪急も京阪もJRもやたら混雑しているという記憶しかありません。
この日の夜はなんばパークスでそばを食べました。
実は自分は体質的にコーヒーが合いません。
味や香りはキライではないので時々飲むのですが、本格的なコーヒーであればあるほど、体調に異変をきたします。
具体的には食欲不振・胃もたれ・全身倦怠感など。
コーヒー酔いとでも言うのでしょうか。
大げさかもしれませんが、この日は昼にホテルで飲んだコーヒーが特に合わなかったようで、夜はそば一杯を食うのがやっとの状態。
カラダからコーヒーが抜けるまで丸一日かかりました・・・
ホテルの部屋は11階でしたが、遠くにあべのアルカスや通天閣が見えました。
上の写真の右側の一番高い建物があべのハルカス、左端の小さい塔が通天閣です。
翌朝は阪神電車で神戸へ。
相楽園という日本庭園が県庁前にあります。
神戸市街には京都や奈良のように紅葉の名所はほとんどないと思いますが、ここは市街地にある隠れた紅葉スポットです。
神戸市長を務めた人の屋敷跡だそうですが、三宮や異人館といった神戸の主要観光地からは少し離れているせいか、観光客はほとんどいませんでした。
雰囲気としては東京で言えば浜離宮のような感じでしょうか。
紅葉は期待以上でした。
池のまわりにもみじがあり、この日は色づきも良く、京都の寺院にもひけを取らない美しさ。
結婚式用の写真を撮っている和装のカップルが複数組いました。
京都だと紅葉のある場所はどこも混雑がひどいので、こういうこともなかなかできないでしょう。
ついでと言っては失礼ですが、前日まで菊花展も開催されていたようで、すでに一部撤収に入ってはいましたが、菊の花も観賞できました。
(以前にも告白しましたが、実は菊の花が好きで、菊を見るとムダにテンションが上がるタチ。)
午後は神戸駅前のハーバーランドumieに移動。
ここに来るのも初めてです。
全国各地にある大型ショッピングモールと特に変わらない商業施設ですが、テナントに神戸や関西ならではの物を売る店もあって、こういう場所も退屈しません。
海岸沿いのデッキに出ると、山を背景としたポートタワーなどミナト神戸らしい風景が眺められるので、ベタですが神戸に来たと強く実感できる場所でもあります。
神戸に通うようになってまだ年数も浅いので、今回ここに来てよかったと思います。
ということで、今回の旅も終了。
天気もよく気温も高めで屋外にいてストレスを全く感じなかったのは非常にありがたかったです。
来年には姫路城の保存修理工事も終わりますので、次回は神戸を拠点にさらに西への行程を組もうかと思います。
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