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聴いてない 第193回 カーリー・サイモン

70年代を代表する女性シンガーと言われたら必ず名前があがるのが、キャロル・キングジョニ・ミッチェル、そしてカーリー・サイモンである。
・・・などと断言してますけど、全部知ったかぶりです。
なぜならば3人とも全然聴いてないからだ。
キャロル・キングは昨年ようやくアルバム1枚を聴いてみたものの、先発ローテーションの一角を担うまでには全然至っていないし、ジョニ・ミッチェルは未だに全く聴いていない。
今回カーリー・サイモンを採り上げるのだが、すでにキャロル・キングとジョニ・ミッチェルで各方面から「このままでは何も聴かないうちに人生が終わる」「グダグダ言ってないではよ聴けやボケどついたろか」等の激しいお叱りや殴る蹴るの暴行を受けてきたので(誇張&捏造)、書く前から「あーあ・・また叱られるのかなぁ」などとひどい点数の答案用紙を家に持って帰る小学生のような心境。

カーリー・サイモンには「うつろな愛」という有名な曲があるが、それすらも知らない。
というわけで聴いてない度はジョニ・ミッチェル同様に1。

カーリー・サイモンについて大根のカツラ剥きのごとく薄い調査。
1945年ニューヨーク出身。
71年にソロ・デビューし、「That's The Way I've Always Heard It Should Be(幸福のノクターン)」でグラミー賞最優秀新人賞を獲得した。
翌年には「You're So Vain(うつろな愛) 」が全米で1位となる。
この頃ジェームス・テイラーと結婚し、夫婦のデュエット曲「Mockingbird(愛のモッキンバード)」をヒットさせた。
その後は映画「007 私を愛したスパイ」の主題歌「Nobody Does It Better」もヒット。
83年にはジェームスと離婚。
89年に映画「ワーキング・ガール」の主題歌「Let the River Run」でアカデミー歌曲賞を受賞。 

ジェームス・テイラーを採り上げた時にカーリー・サイモンと結婚・離婚していたことを知ったのだが、それ以外の話はどれも全然知らなかった。
89年に映画の主題歌でアカデミー賞なんて話は、時期的にはFMとか雑誌で仕入れてもよさそうだけど、これも全然知らない。
そもそも80年代にFMでカーリー・サイモンの曲をエアチェックできたことが一度もない。
柏村武昭もカーリー・サイモンについては自分に対する指導が甘かったようである。(意味不明)

で、勝手にもう過去の人なのかしらと思っていたら、21世紀に入っても活動は続けていて、2007年には「Into White」というアルバムを発表し、スタンダードナンバーの「You Are My Sunshine」をカバーしている。
また2008年にはアルバム「This Kind of Love」をスターバックスの店舗で独占的に販売。
しかしカーリー・サイモン自身は12万枚の売上げに不満で、またスタバの多くの店で実は販売されていなかったという点も不服としてスターバックスを訴えて話題になったそうだ。

「うつろな愛」はポール・マッカートニーとミック・ジャガーという2大スターがバックコーラスで参加という、なんともゴージャスな演出である。
歌詞はうぬぼれた遊び人の男を歌った内容だが、当時誰に向けて歌われたのかが話題になり、夫のジェームス・テイラーや昔の恋人やミック・ジャガーまでもが対象ではないかと様々な憶測を呼んだらしい。
歌うカーリー・サイモンの姿を見ていないので歌詞だけでは何もわからないんだが、訳詞を読むと非常に純愛のようにも思えるなぁ。
邦題は「うつろな愛」だけど原題を訳すと「アンタってむなしいヤツね」という感じでしょうか。
むなしいわりにはそういうイヤな男から離れられない女性の心情が出まくりのような気がしますが・・・
なおこの曲が収録されたアルバム「No Secret」にはジム・ケルトナーやニッキー・ホプキンス、リンダ・マッカートニーも参加している。

カーリー・サイモンはニューヨーク出身で金持ちの家に育ったこともあってか、暗くせつない影のある叙情派フォークシンガーという位置づけではなく、70年代に社会に出始めた強く明るい自立した女性を象徴するようなイメージであり、それが曲や歌詞やジャケットにも投影されているとのこと。
ジャケットだけ比べてみても、キャロル・キングやジョニ・ミッチェルよりは明るく都会的・開放的で、エロい絵が多い。
そうしたシンボリックな女性アーチストは、たぶん80年代ではマドンナやシンディ・ローパーであり、21世紀ではレディー・ガガだったりするのだろう。

ネットでカーリー・サイモンを語るサイトやBLOGを見ていくと、楽曲については音の置き方が独特で、声も個性的という評価が多い。
聴いてみないとわからないけど、自分の場合、歌手の声質やトーンは音楽を聴いていく上で非常に重要なファクターであるとようやくわかってきた。
どんなに素晴らしいメロディでも、歌い手の声が気に入らなければ「好きな音楽」にはなかなか加えることができないのだ。
ニール・ヤングはこの点において全く受け入れられなかったし、キャロル・キングもツェッペリンの後期も今ひとつ高く評価しづらいのはおそらくこれが原因である。
なので聴く前から言うのもナンだが、不安はかなりある。

というわけで、カーリー・サイモン。
ようやく採り上げてはみたものの、正直まだ聴く意欲はあまりないというダラケた状態です。
せめてこれを聴いてから死んでほしいという名盤があったらご紹介いただきたいと思います。

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コメント

こんにちは。リアルタイムで聞いてました。ミック・ジャガー スティーブン・タイラーとならぶ唇な方。しかし、シングル曲エアチェック。のちにベスト盤購入ってレベル。ただ、「You're So Vain(うつろな愛)」これは名曲だと思います。今聞いてもゾクゾクします。ミックのコーラスもいい。これだけでいいて感じの方ですかね。
とくに自分はJTの声が大キッライなため モッキンバードはなしです。

投稿: マルチオーディオ | 2014.06.03 14:06

マルチオーディオさん、コメントありがとうございます。

>ミック・ジャガー スティーブン・タイラーとならぶ唇な方。

ははは!確かにそうですね。
3人とも唇も口も大きい顔ですよね。

>ただ、「You're So Vain(うつろな愛)」これは名曲だと思います。今聞いてもゾクゾクします。

昨日You Tubeで聴いてみましたが、やはり知らない曲でした。
タイトルは知ってましたし、どこかで聴いたことがあるかなとも思っていたのですが・・
雰囲気のある曲ですが、好みかどうかはまだわからないのが正直なところです。

投稿: SYUNJI | 2014.06.03 22:54

何故か?
柏村武昭さんのワードに反応します。

どうなんでしょう?

カーリーとJT!

いい夫婦であればと思います。


ちなみに、柏村武昭さん!

広島のTVで朝の番組と

ラジオの”お好み焼きのある風景”なんかで・・・

頑張っていますよ!

投稿: かまぼこRock | 2014.06.05 21:51

かまぼこRockさん、こんばんは。
柏村武昭にいつも反応ありがとうございます。(なんだそれ)

たまたま自分が聴いていた時に限ってかもしれませんけど、「サンスイ・ベストリクエスト」ではカーリー・サイモンがかかったことはなかったと思います。
それにしてもイ・プーは何回か採り上げてるのに、カーリー・サイモンはなぜか流さないとは・・
柏村武昭もたぶんあんまし興味がなかったんでしょう。(適当)

投稿: SYUNJI | 2014.06.06 23:28

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