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やってない 第26回 転校

これまでは主にオトナのくせに経験に乏しいものの告白シリーズだったが、今回は基本的にコドモの時しか経験できない話。
すっかり昔のことではあるが、自分はコドモの頃転校の経験はいっさいない。
これから学校に通う予定もないので、転校を経験せず死を迎えることは確実である。

ここで言う転校の定義はいちおう「義務教育における所属校の転籍」とします。
高校や大学だと編入試験もあるので、あまり転校とは言わないし事例も小中学校に比べて少ないだろう。
子供の都合や意志がきかない形での転校がほとんどだと思うが、最近はいじめにあって転校といった子供側都合のケースも増えているのではないだろうか。

で、自分の場合は幼稚園から大学まで、学校を変わったことは一度もない。
たまたま親が転勤しなかっただけなのだが、自分がまだ幼稚園に入る前は何度か転居しており、たまたま入園前に父親が定住を決めたということのようだ。

転校は子供本人にとっては一大事だ。
なにしろ子供にとって宇宙の8割くらいは学校なので、その環境が強制的にリセットされるというのはものすごくインパクトのあるイベントだろう。
いじめにあったり無視されたりという恐怖とも闘いながら、子供なりの学校での過ごし方を身につけていくことになる。

転校生の場合、いかに早く学校やクラスになじむかという大きな課題があると思うが、先日ネットで読んだあるBLOGに転校経験から得た処世術みたいなことが書いてあって、なるほどと思った。

自分の立ち位置を確保し、居場所を作るのに最適な方法が、「そこにいないキャラ」「そこで求められるキャラ」を演じることだと僕は思う。

なるほど・・・
受け入れる側の問題も大きいとは思うが、子供なりにそうした苦労や工夫を重ねて衝突の少ない方向を探るのだろう。
日本っぽい話だとは思うが、海外では転校というものはどんな風にとらえるのだろうか?

自分の性格や志向を考えると、子供の時に転校を経験しなかったのは良かったのではないかと思う。
今でも人との距離の取り方がいまいちわかっていない人間なので、全く知らない学校やクラスに放り込まれたら、おそらくは相当面倒な展開になっていたであろうことは容易に想像できる。
ただし逆に考えれば、転校を経験してきたらもう少し人付き合いの面ではマシな人間になれていたかもしれない。

転校生を迎えることも、子供達にとっては一大イベントだ。
大げさだけど全くの異文化を持った同じ年の子供が、ある日突然教室にやってくるのだ。
口笛吹いて空き地へ行ったら知らない子がやってきて「遊ばないか?」と笑って言った、なんて出会いとは全然違うのである。
気にならないはずがないし、かわいい女の子だったりスポーツ万能な男の子だったら注目度はイヤでも高まる。

自分は迎える側にしかなったことがないが、確かに小学校の時に転校してきた子の顔や名前は今でも覚えている。
性格やビジュアルにそれほど衝撃的なものがあった子はいなかったが、印象や記憶には残ることのようだ。
小学校6年間で自分のクラスにやってきた子は確か3人くらいはいたと思う。

ただ、自分の場合通っていた小中学校がムダに人数の多い学校だったので、転校生じゃなくてもよそのクラスになると全然知らないヤツがたくさんいた。
ここ数年中学や高校の同窓会が頻発しているのだが、高校の同窓生の中に、「幼稚園から高校まで14年間同じ場所に通ったにもかかわらず一度も同じクラスになったことがない」という人の存在に気づいて愕然とした。
小学校は入学した時は学年11クラス、中学校は14クラス(600人)もあったので、同じ学年でも知らないヤツがいて当たり前だ。
もちろん公立校で、当時市内の学校はどこもこんなバカな有様だった。
転校とはあんまし関係ない話ですけど・・・

というわけで、転校。
幸か不幸か自分には経験がありませんが、みなさんは転校の経験はありますか?
またお子さんの転校も含め、経験談を教えていただけたらと思います。

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コメント

自分も転校はしたことないっす。
自分の子供が転園したことはあるけど。で、その様子から判断すると、小さいほど(年齢が下るほど)転校はしやすいのかな、ということ。小学校高学年とか中学校とかはしんどそう。

ちなみに、「幼稚園から高校まで14年間同じ場所に通ったにもかかわらず一度も同じクラスになったことがない」という人は私にもいます。名前も顔も知っているのだけれど、ほとんどしゃべった記憶すらないやつ。
さらに、「幼稚園から高校まで14年間同じ場所に通っていて、そのうち12年間同じクラスだった」という人もいます。女子だったけど。同じクラスということは、同じ教室にいた時間を共有していたということ、ひいては、同じ記憶を共有している可能性が高いということですから、ときどき、会ってみたいと思うことがあるのですが・・・今はどこで何をしているやら。ちなみに私のところは、あまり同窓会しないです。

投稿: ルドルフ | 2014.03.11 06:37

ルドルフさんこんばんは。

>その様子から判断すると、小さいほど(年齢が下るほど)転校はしやすいのかな、ということ。

そうかもしれないですね。
年齢を重ねるといろいろ考えることも多くなるでしょうし。
ついでに思い出しましたが、自分の通った小学校は6年間で3回分裂しました。
人数が多すぎたので近くに小学校を新設して集団で転校させた、ということですね。(こういうのも転校と言うのか?)
入学時は学年11クラスありましたが、卒業時は6クラスに減ってました。

>さらに、「幼稚園から高校まで14年間同じ場所に通っていて、そのうち12年間同じクラスだった」という人もいます。

それはすごいなぁ。
都内の学校での話ですよね?
地方の小さな学校だと学年1クラスで毎年同じ顔ぶれなんてこともありそうですけど・・
自分は小学校でも中学校でも、入学から卒業まで同じクラスだったという人はいませんでしたね。

>ちなみに私のところは、あまり同窓会しないです。

自分のところも2年前まで30年以上全くやってませんでした。
2年前に学級委員だったヤツ(こいつとは中・高で同級)が突然同窓会に目覚め、以来年に3回くらい集まってる状態です。

投稿: SYUNJI | 2014.03.12 22:22

こんにちは。自分も転校したことないです。仕事柄、基本的には転勤族なのですが、自分は任地をことにしたのは1度だけ、それも当時実家から通える距離。そもそも引っ越しですが、人生いろいろありまして、3度経験してますが、ある半島からでたことがありません。実家に戻った形になりますが、あのころわからなかった街の事情。自分の周りは県営市営の住宅 自衛隊の住宅でしめられていたんだなあって。昔は文化長屋みたいなそれらの住宅は今は5階建ての住宅に。住民は増えていても老人が増えて子供はいない。いわゆる子育て世代は新築のマンションや丘の上の住宅地に住んでいるようで、自分が通っていた小学校も目の前にできたマンション郡の子どもたちに支えられているようです。次世代へ引き継げるまちづくりってどうなっていくんだって思うこの頃です。ちなみに同窓会は小学校の恩師が校長になった記念からはじまり、オリンピックイヤーに行われ昨年で3回めになりました。

投稿: マルチオーディオ | 2014.03.14 17:12

マルチオーディオさん、コメントありがとうございます。
マルチオーディオさんも転校のご経験はないんですね。
まあ転校したことのある人のほうが少数派だとは思いますが・・

>いわゆる子育て世代は新築のマンションや丘の上の住宅地に住んでいるようで、自分が通っていた小学校も目の前にできたマンション郡の子どもたちに支えられているようです。

これは全国各地で同様の現象が起きているようですね。
ウチの近所の小中学校もさすがに少子化で学年のクラス数が二桁という異常な事態は遠い昔の話のようです。

>ちなみに同窓会は小学校の恩師が校長になった記念からはじまり、オリンピックイヤーに行われ昨年で3回めになりました。

いい話だなぁ。
同窓会ってみんなやりたいと思ってはいるけど、幹事を引き受けるヤツがなかなかいないんですよね。
最近は幹事引き受け代行ビジネスというのもあるらしいですが・・

投稿: SYUNJI | 2014.03.15 09:22

SYUNJIさん、お邪魔します。

自分、中学校入学の際に別の地区に転居したため、全く知り合いがいない学校へ行きました。これって、転校と言えるかどうか微妙ですが。
やはり知り合いがいないと、少々辛かったですね。

後、一度こんな経験をしました。
小2の冬、4月から父親が小倉へ転勤が決まり引っ越しも決まっていました。なので、当然のように小2の3学期の終わりに、クラス全員の前でお別れの挨拶をしたのですが・・・父親の気まぐれで、急遽引っ越しがドタキャン(博多から小倉まで通う事に)、その結果新学期から再び同じ小学校へ通う事になりました。
春休み期間に会わず、新学期までその事実を知らなかった一部の友人は、自分の姿を見て「お前が何でおるん?」「この嘘つき男」等しばらくの間言われ続けたという、恥ずかしい思い出があります。(苦笑)

自分のところも、あの頃は人数が多かったですね。
小学校(入学時9クラス)は3年終了時に、そして中学校(14クラス)は1年終了時に、やっと新しく学校が出来て新年度から分離した経験があります。

中学の時は、新しく出来た学校の方へ行く事になり新しい&家から近くなって喜んだものの、何と校舎以外はほぼ未整備状態!体育館(講堂)もなく、そのため当然全校集会等も外で行われたため暑い時は毎回倒れる生徒が続出、授業中も工事の音がしてうるさいなど、1年近くはとんでもない環境だったのを覚えています。

現在なら、そんな環境、保護者が黙っていないでしょうね・・・。
昔はおおらかでした。

投稿: まったり男 | 2014.03.15 18:14

まったりさん、こんばんは。

>自分、中学校入学の際に別の地区に転居したため、全く知り合いがいない学校へ行きました。

なるほど。
転校とは違いますが、実態は同じような感じですね。
知り合いのいない学校はやっぱり大変そうですね・・

>父親の気まぐれで、急遽引っ越しがドタキャン(博多から小倉まで通う事に)、その結果新学期から再び同じ小学校へ通う事になりました。

本当ですか?
転校キャンセルってのは相当めずらしいケースなんじゃないですかね?

>小学校(入学時9クラス)は3年終了時に、そして中学校(14クラス)は1年終了時に、やっと新しく学校が出来て新年度から分離した経験があります。

あーなんだか似てますね。
当時は全国各地で学校が不足気味だったのかな?
ウチの中学校は分離しなかったんで卒業まで14クラスのままでした。

>授業中も工事の音がしてうるさいなど、1年近くはとんでもない環境だったのを覚えています。

それは大変でしたね。
校舎だけ作って他は工事中だけど入学させるってのも大胆だなぁ。
今はどこでも生徒数も少ないから全校集会なんて屋外でやらないんでしょうね。

投稿: SYUNJI | 2014.03.15 21:13

SYUNJIさん、こんばんは。

お話を見るとみなさん都会育ちですね。
私は2クラスしかなく総勢60人ほどでした・・・中学も3クラス100人ほどです。
小人数だったからなのかほとんどの同級生の家はクラス中知っていました(笑)
炭鉱町らしく親が同じ会社でシフトも一緒な友達がいたりして、ある意味閉鎖的な地域でした(笑)

本題の転校ですが私もしたことがありません・・・

閉鎖的な地域だったとしても転校生とはすぐに仲良くなる学校風土だったと思います。
それは転校生という「他の世界を知っている」みたいな憧れの存在と見ていたのでしょう。
大げさにいうとそんな感じです・・・(笑)

現在は小学校、中学校とに統合されて廃校になっています。
やっぱり少子化と炭鉱が閉山したのが大きかったですね。
それに伴い炭鉱社宅に住んでいた同級生は他の地域に移ったり
就職も福岡や熊本市内に行ったりして地元にはほとんど残っていないですね。

中学校の同窓会は今まで3回ありましたが
最初にあった25歳の時以来行っていません。

後、中学の同級生同士結婚したのが3組あって
100人中3組ってのはかなり多いのかな?
本当に田舎ですね・・・

投稿: ボレロ | 2014.03.18 01:31

ボレロさんこんばんは。
ボレロさんも転校はされていないんですね。

>私は2クラスしかなく総勢60人ほどでした・・・中学も3クラス100人ほどです。

そうでしたか。
そのくらいの規模ならみんな仲よさそうでいいなぁと思いますが・・
中学校の修学旅行では学年600人で一斉に移動するんですけど、旅行前に校庭に白線引いて「新幹線に乗る練習」を大まじめにやった記憶があります。
人数が多すぎて何をするにもそんな調子でした・・

>それは転校生という「他の世界を知っている」みたいな憧れの存在と見ていたのでしょう。

あーそれはマンモス校の子供でも同じでしたね。
関西からの転校生はやはり言葉がとても新鮮でしたし、都内から来たヤツに対しては「東京が来た!」とムダに騒いだもんです。(都心まで電車で1時間くらいの土地なんですけど)

>現在は小学校、中学校とに統合されて廃校になっています。
>やっぱり少子化と炭鉱が閉山したのが大きかったですね。

そうですか・・
少子化で統廃合は全国規模で進んでいる現象ですが、母校がなくなっちゃうのは寂しいですね。
ウチの近所にも将来老人ホームになることがもう決まっている学校があります。

投稿: SYUNJI | 2014.03.18 23:04

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