« 行ってみた 第40回 京都・神戸 | トップページ | 2013年の終わりに »

行ってみた 第41回 神戸・大阪

旅は2日目。
新神戸に泊まっていましたので、神戸の北野地区は徒歩圏内です。
15年ほど前に一度来ていますが、真夏だったためほとんど観光もせず乗り物か飲食店の中で過ごしていたような記憶しかありません。

で、このあたりの観光の目玉となる異人館見学ですが、全館共通入場券みたいなものはなく、目当ての異人館だけピンポイント入場とするか、複数の館のセット割引入場券を買うか、または一部の異人館で使える「街遊券」というプリペイドなチケットで入場するか、手段が複数あります。
街遊券の仕組みがいまいち理解できなかったので、土産物店でお姉さんに聞いてみました。
するとお姉さんは「街遊券は賛否両論です」などとおっしゃる。
どうやらお店によって提携?の異人館は異なるらしく、お姉さんはおすすめの異人館の良さをまくしたてます。
ひとまずそこを後にして観光案内所でまた聞いてみました。
案内所のおすすめは街遊券のようで、「街遊券でしたらこことここに割引で入れます」と早口関西弁で説明。
特に目当ての異人館があったわけではありませんが、有名な「うろこの家」「英国館」に入れるようなので街遊券を3000円分購入。
実態はよくわかりませんけど、北野異人館もいろいろ事情がありそうです。

Eikokukan1

Eikokukan2

Eikokukan3

というわけで英国館とうろこの家を見学。
たぶんどちらも初めてです。

Uroko1

Uroko2

Uroko3_2

これだけの建物と中身を維持管理するのも確かに大変でオカネのかかりそうな話です。
それぞれの異人館の外側にはサンタがはりついていました。

午後は新神戸からロープウェイで布引ハーブ園に行ってみました。
六甲の山の中腹にあり、神戸の街並みがよく見えます。

Ropeway

Nunobiki1

Nunobiki3

Nunobiki4

なぜか足湯もありました。
夜景もさぞきれいだろうと思ったら、この日の営業は17時まででした。
(7月20日から11月30日までは20時半まで営業)

Hopinn1

この日の宿はJR尼崎駅前のホップインというホテルです。
大阪市内のホテルが今年も軒並み取れず、観光地ではない尼崎を検索して発見しました。

尼崎は梅田から2駅ですので、神戸・大阪を観光するのに拠点として何ら問題ありません。
またこのホテルは駅前でとなりにショッピングモールもあり、非常に便利。
ホテルもまだ新しく朝食もおいしく、混雑もしていませんでした。
次回も大阪に来た時はここに泊まろうと思います。

Itiyaitiya1

Itiyaitiya2

夕飯は梅田のルクアにある「一夜一夜」という和食の店。
「銀シャリと一夜干」というキャッチで、客が自分で魚の干物を焼いて食べるという居酒屋です。
我々夫婦は酒を飲まないのですが、旅先で食事場所として居酒屋を選ぶことは結構多いほうです。
理由は明確で、うまいところが多いからです。
特に地のものを扱う居酒屋は、出てくるものがまず間違いなくうまいです。
店からすると、酒も飲まずにひたすら食ってすぐ帰るヘンな客だとは思いますが・・
この日はアジの干物やマグロ茶漬けなどを食べました。
あまり時間がなかったのでたくさんは食べられませんでしたが、ここも良かったです。

Umedailumi2

Umedailumi4

Umedailumi1_2

梅田の駅上の時計広場にもイルミネーションがあります。
また駅の北側には、昨年はなかった広場のようなスペースにクリスマスツリーをかたどったイルミが輝いていました。
ルミナリエほどの規模ではありませんが、多くの人々が梅田の冬の風景を楽しんでいました。

この後梅田でモンスリー師匠との1年ぶりの会見。
毎度のことながら、自分のような素人リスナーによく長きにわたりおつきあいいただいていると感謝です。
今回もクラプトンやヤードバーズやアラン・パーソンズやぷく先輩や薬師丸ひろ子までいろいろな話をさせていただきました。
また梅田は来る度にどこか変わっていますが、師匠によれば人の流れもその都度変わっているとのこと。

翌日は大阪観光です。
まず天王寺の「あべのハルカス」に行ってみました。
全館開業はしていませんが、現時点ですでに日本一高いビルです。
近くのキューズモールからも写してみましたが、非常に未来的な光景。

Harukas2

Harukas3

グランドオープンは来年春のため展望フロアまでは行けませんでしたが、低層にある近鉄百貨店は開業しています。
百貨店は以前からあった部分と新しくできた部分がつながっていますが、各階の天井の高さが違うので、同じ階でも微妙に床の位置がずれており、不思議な構造。
グランドオープン前のせいか、百貨店はそれほど混雑していませんでした。

この後、わりと近い距離にある通天閣に行ってみました。
通天閣に行くのは実は30年ぶり。

Tuutenkaku1_2

せっかく来たんだから展望台まで上ったろと思って入り口に近づいてみたら、衝撃の告知がありました。
なんと展望台は1時間待ち。
そんな人気スポットだったのか?
オーロラ輝子が流行ってた頃からだいぶ経ってるし、入れないなんてことは全く想定しておりませんでしたが、無情にも1時間待ちの表示。

しかたがないので新世界でメシを食うことにしました。
「おたべや」といううどん・そばを扱うお店に飛び込みで入りました。
店内は大半が地元の常連さんのようです。
常連の客と店のおばちゃんとのやりとりは、全部新喜劇のように聞こえます。

Otabeya

妻は油揚げを卵でとじた「きつねとじ丼」を食べました。
京都では「衣笠丼」ともいうそうですが、実は関東ではあまり見ない食べ物です。
理由は不明。
食材自体は関東でも全部そろうので作れないことはもちろんないはずですが、店で出しているのを見たことはありません。
なので妻は大阪入りする前から「どこかで絶対食べて帰る」という野望を抱いていたようです。
自分はにしんそばを食べましたが、やはり関東の濃いつゆよりもうまいと思いました。

Sinsekai

新世界の様子は昔とはだいぶ違っていました。
もちろんディープでゴチャゴチャなアジアの風景はそのままでしたが、人の数が全然違います。
通天閣もそうですが、あちこちの串揚げ屋にも若者が行列を作り、観光客がそこかしこでスマホをかざして通天閣の写真を撮りまくっています。
個人的な感覚ではありますけど、30年前に感じた街のハードルの高さはほとんどなく、大阪の観光地のひとつとして多くの人が来ている、という状態でした。

食った後も通天閣の行列は全く解消していませんでした。
断腸の思いで通天閣登頂を断念し、心斎橋方面へ移動。
フライングタイガー」という北欧雑貨店に行ってみました。

しかし。
この店内も尋常でないほど混雑しており、レジには通天閣以上の行列。
行列は店内を一周し、階段を経て二階まで延びています。
何かひとつでも買おうとしたら店を出るのは軽く1時間後くらいになりそうです。
やむを得ず早々に退散。
このフライングタイガー、表参道にもこの秋に開店した店舗があるのですが、行ってみた時は入場整理券が出ていて、次の整理券発売は衝撃の6時間後。
買う以前に店に入ることすらできず撤退しました。
いずれにしても混雑の理由はよくわかりませんけど、ふつうにお買い物ができるようになるまで、東京も大阪もあと数年はかかるんじゃないかと感じました・・・

Asako

フライングタイガーから歩いて10分程度の南堀江というところに、別の雑貨店「asoko」があります。
こちらはそれほど混雑はしていませんでした。
asokoも原宿に2号店があります。
大阪に出店して成功をおさめ、東京に進出というのがこうした雑貨店の王道のようです。

このあと梅田の「グランフロント」に行ってみました。
駅北側に今年4月開業した、ショップ&レストラン・ホテル・オフィス・マンションなどがある巨大な複合施設です。

Grandfront1

Grandfront2

Grandfront3

梅田は来る度にどこかが変わってますが、このグランフロントの開業による北側の変わりようはすさまじいものがあります。
人の流れも風景も昨年とは全く違っていました。
異様に広い建物内を歩きましたが、雰囲気は同じように最近開業した大型施設「KITTE」にも似ていました。
で、梅田の北側再開発はこれで終わりかと思うとまだ全然途中で、グランフロントの倍以上の面積が2次開発予定だそうです。

Arlecchino

帰る前に大丸梅田店のレストラン「トラットリア アルレッキーノ」でパスタを食べました。
ここも特に何も考えずに飛び込みで行ってみたのですが、パスタの味が倒れそうなくらい絶妙で、非常に満足しました。
全国のパスタを食い歩いているわけでもありませんが、今まで食べた中では間違いなくベスト3には入ると思います。
単に腹が減ってただけじゃねーの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はまたしてもこの旅行中はずっと胃腸の調子が悪く、特に神戸では下痢ばっかしていました。
そんな体調不良の中でも充分堪能しましたので、もし体調が万全であればさらにおいしく感じたことは確実です。
なんだかうさんくさい三流グルメ雑誌記事みたいになってますけど、この店はおすすめです。

というわけで関西の旅も終了。
京都も神戸も大阪も、いつ来ても飽きない街だと感じました。
次回は桜の季節にまた醍醐寺を訪れたいと思います。

| |

« 行ってみた 第40回 京都・神戸 | トップページ | 2013年の終わりに »

コメント

SYUNJIさん、こんばんは。
先日はありがとうございました。時代は薬師丸ひろ子さんです。

さて、神戸~大阪ガイドをありがとうございます。地元にいながら
にして、異人館以外は行ったことがありません(笑)。

・ルクア:映画館だけ
・あべのハルカス:仕事で乗った電車の中から外側だけ
・グランフロント大阪:名前だけ(2期工事があるのを初めて知りました)
・新世界:天王寺動物園に行くときに通るだけ

というわけで、おすすめの、
>>夕飯は梅田のルクアにある「一夜一夜」という和食の店
>>大丸梅田店のレストラン「トラットリア アルレッキーノ」

これもありがたい情報ですので、機会があれば是非利用したい
と思います。
ところで「油揚げ丼」ですが、私も初めて知りました。みたことが
ありません。逆に関東にあるという、「開花丼」(豚肉を使用)は、
昔に会社の社員食堂で出たことがあります。
また是非大阪へいらしてください。

投稿: モンスリー | 2013.12.28 18:24

モンスリーさん、先日はお世話になりました。
その昔大学に通う薬師丸ひろ子を間近で見たことがあるSYUNJIといいます。(←しつこい)

>地元にいながらにして、異人館以外は行ったことがありません(笑)。

ありゃ、そういうもんですかね?
新しい施設ができるとのこのこ出かける自分が変わり者なんでしょうかね・・
グランフロントは開業しましたけど、あの西側が2期開発地区で、何を作るかはこれから決めるみたいですね。

>ところで「油揚げ丼」ですが、私も初めて知りました。みたことがありません。

ええ~?本当ですか?
自分が「関西のもので関東にはない」と思ってるだけかな?
検索すると東京でも東向島や馬込にきつねとじ丼を出す店が見つかりましたが、やはり京都・大阪の店のほうが多いですよ。
では次回大阪でお会いした時には、ぜひきつねとじ丼をご一緒しましょう!

投稿: SYUNJI | 2013.12.28 22:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 行ってみた 第41回 神戸・大阪:

« 行ってみた 第40回 京都・神戸 | トップページ | 2013年の終わりに »