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聴いてない 第168回 モット・ザ・フープル

「ホムペ」「カキコ」(いずれも死語)といった略称が昔から全く好きになれなかった三流ブロガー(死語)のSYUNJIといいます。
あーあ今日もマクラが投げやり。
あれだけムダに来ていたエロトラックバック(死語)も、いざ全く来ないとなるとどこか寂しいものですね。

そんな寂しさを胸に三つ叉の槍をたずさえて洋楽の大海原をさまよっていると、そこかしこに「ほうじゃのう、まだ聴いてなかったのう」と思わず広島なまりで口走ってしまうアーチストが累々と漂っている。
今日たまたま出くわしたモット・ザ・フープルも、やはり「私は知らない」冤罪の叫び系バンドだ。
バンド名をなんとなーく知っている程度で、音楽にふれたことは一度もなし。
聴いてない度も破格の1。(終始意味不明)
たぶん同窓会で会っても二次会終了まで名前を思い出せないような存在である。(失礼)

モット・ザ・フープルの履歴書をひもとくとこんな感じだ。
1968年イギリスでイアン・ハンター、ミック・ラルフス、ヴァーデン・アレンを中心に結成され、初めは「サイレンス」と名乗る。
翌年小説からとった名前をバンド名にしてデビュー。
・・・それはわかったけど、モット・ザ・フープルってどういう意味?

4枚ほどアルバムを作るが全然売れず、メンバー全員がぐったりして解散を決めた時に、それを思いとどまらせたのがデビッド・ボウイである。
ボウイから曲の提供とプロデュースを受けて作成された「All the Young Dudes(すべての若き野郎ども)」が大ヒットとなり、バンドは商業的に大成功する。
しかしメンバー間の対立が浮上し、脱退者が相次いだ。

イアン・ハンターがバンド運営の実権をにぎり、ボウイのサポート経験もあったミック・ロンソンを加入させようとしたが、他のメンバーと意見が合わず、モット・ザ・フープルとしてはこの時点で崩壊。
イアンとミック・ロンソンはモットという名前でバンドを結成するが、音楽性もモット・ザ・フープルとは異なり、ファンの間でも別のものという扱いのようである。
なおミック・ロンソンは93年に亡くなっている。

ミック・ラルフスは脱退後にポール・ロジャースと組んでバッド・カンパニーを結成。
モット・ザ・フープルの「Ready For Love」という曲は、バッド・カンパニーのファーストアルバムにも収録されており、ラルフス自身が歌っているそうだ。
2009年に結成40周年を記念しモット・ザ・フープル再結成ライブがロンドンで行われた。

・・・以上がネットで調べたモット・ザ・フープルの略歴なのだが、もちろん全て初めて知る話である。
メンバーの名前もかすかに聞いたことがある程度で、顔は全然わからない。

「すべての若き野郎ども」は名盤と評するサイトがあちこちにあった。
今回モット・ザ・フープルに少しだけ興味がわいたのも、このアルバムがなんかいろいろ豪華そうな感じだったからだ。
タイトル曲の「All The Young Duedes」はデビッド・ボウイの作品。
ルー・リードのカバー曲「Sweet Jane」、後にバッド・カンパニーでも演奏することになる「Ready For Love」などが収録され、中身はわからないけど話題性に富んでいる内容らしい。
しかしこの邦題はいかにも70年代だなぁ。

なおモット・ザ・フープルはグラム・ロックに分類されることが多いようだが、それはボウイ色が注入された「すべての若き野郎ども」以降のことで、それ以前のバンドはどっちかっつうとキンクスストーンズに近い音楽性を持っていたようである。
実際ファーストアルバムではキンクスの「You Really Got Me」をインストでカバーしているそうだ。
この初期のことはレコード会社名で「アイランド時代」と呼ばれるらしい。
(グラム化したのはCBS移籍後だそうだ)
ただしイアン・ハンターはアイランド時代のセカンドアルバムは全然気に入っていないとのこと。

なので時代が違うと音楽性もかなり変わるのがモット・ザ・フープルということのようだ。
ただし「時代」とは呼ぶけどバンドの実働期間は5年間くらいだってね。
まあどうせ自分はボウイもキンクスも聴いてないので、その「時代」の特徴をイメージできたりはしないのだけど。
学習順序としてはボウイを聴いてからモット・ザ・フープルに移る、というのが正しいのかもしれない。

そんなわけで、結局相変わらず何一つ役に立つような記事になってないモット・ザ・フープル。
80年代ミーハー貧弱エアチェックリスナー出身の自分としては、やや古い時代のバンドなんでハードルも高そうな気はしている。
日本のリスナーの間ではどういう位置づけなのか見当もつかないのですが、聴くとしたらやはり「すべての若き野郎ども」ははずせないんでしょうね。
勝手にまとめてしまいましたが、他にもお勧めのアルバムがあればご指導ください。

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コメント

わー、きゃー、モット・ザ・フープル!! 大好きです~。
"All The Young Duedes"は名曲ですね。
色々な所で合唱されてるみたいです。
ブリティッシュ・ロック・ファンはこれは歌えなければいけません(ホントか?)

しかし、実はアルバム単位では『MOTT』とか『THE HOOPLE』の方が好き。無茶苦茶好き。
初めて聴いた時、なんか衝撃受けました。
エネルギッシュで荒っぽい感じなんですが、ストリングスのせいでどことなく洗練されているような雰囲気も漂っているようないないよな。
でも、ちょっとひねくれた感じ。そういうのって、SYUNJIさんの好みではないのかも。
聴きやすいのは『ALL THE YOUNG DUDES』なのかも知れませんが、良くも悪くもボウイです。モット・ザ・フープルというより、まんまボウイ(笑)。

ちなみに吉井和哉さんはモット・ザ・フープルお好きみたいで、イエローモンキー時代に"Honaloochie Boogie"という曲をカバーしてます。
日本語詞が面白くて、オリジナルより好きかも。

投稿: YAGI節 | 2012.04.02 00:59

SYUNJIさん、こんばんは。
「全ての若き野郎ども」は一応聞いております。
フレディ・マーキュリーのトリビュート
コンサートで、イアン・ハンターがクイーンや
ミック・ロンソン(確か)、さらにデビッド・
ボウイをバックに歌った豪華なものでした。
実にかっこいい曲だ! と思ったのですが、
それ以上聞こうと思わなかったのもまた事実です。

この曲は、SYUNJIさんもふれておられるように、
ボウイが提供したそうですが、本人は周りからは
「なんであんなええ曲を、人にあげてしまうねん」
と言われたそうです。
確か妻が持っているボウイのベスト盤に本人バージョンが
入っていたと思います。

投稿: モンスリー | 2012.04.02 20:51

YAGI節さん、コメントありがとうございます。

>"All The Young Duedes"は名曲ですね。
>色々な所で合唱されてるみたいです。

そうですか・・・
取り急ぎYou Tubeで検索して動画を見てみました。
かすかに聴いたことがあるようなないような・・・

>でも、ちょっとひねくれた感じ。そういうのって、SYUNJIさんの好みではないのかも。

うーん・・そうかもしれないですね。
ワンコーラス聴いてみましたが、好みかというと微妙です。

>聴きやすいのは『ALL THE YOUNG DUDES』なのかも知れませんが、良くも悪くもボウイです。モット・ザ・フープルというより、まんまボウイ(笑)。

なるほど。
といってもボウイも全然聴いてないのであまりわかりませんが・・
むしろボウイを早く学習しないといけませんね。

投稿: SYUNJI | 2012.04.05 21:40

モンスリーさん、おばんです。

>フレディ・マーキュリーのトリビュートコンサートで、イアン・ハンターがクイーンやミック・ロンソン(確か)、さらにデビッド・ボウイをバックに歌った豪華なものでした。

モット・ザ・フープルを検索すると、クイーンのことも結構出てきますね。
クイーンはモット・ザ・フープルの前座をつとめたこともあるそうですね。
「Now I'm Here」の歌詞には「Down in the city just Hoople and me」という部分があるそうで・・(初めて知った・・)

>「なんであんなええ曲を、人にあげてしまうねん」と言われたそうです。

ホンマかいな。(笑)
モット・ザ・フープルのCDにもいろいろあるようで、モノによってはボウイが歌う「全ての若き野郎ども」が入っている盤もあるらしいです。
徐々に興味がわいてきました。

投稿: SYUNJI | 2012.04.05 21:52

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