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聴いてない 第166回 スパンダー・バレエ

前回ポール・ヤングを採り上げた時に、バンド・エイドのメンバーとして名前があったのに「誰これ?」と思ったのが、スパンダー・バレエのトニー・ハドリーだ。
80年代洋楽にまみれたミーハーなあたしだが、スパンダー・バレエは実は全然聴いてないしメンバーも知らない。
聴いたことがあるのはご存じ「True」だけだ。
しかもヒットしていた当時ではなく、90年になってからやっと聴いた状態。
よって聴いてない度は2。
実は妻がCDを2枚も持っており、その気になればいつでも聴ける安心な状態。
(じゃ聴けよ)
ちなみにその2枚とは「Heart Like A Sky」という89年ものと、あとは「The Collection」というベスト盤。

ロマンティックが止まらない彼らの華麗なる経歴は以下のとおり。
79年にゲイリーとマーティンのケンプ兄弟を中心に結成。
メンバーは他にスティーヴ・ノーマン、ジョン・キーブル、トニー・ハドリー。
80年デビュー。
翌年アルバム「Journeys To Glory」を発表、イギリスで5位を記録。

83年「True」が大ヒット。同名のアルバムも全英1位・全米19位を獲得。
続く84年の「Parade」も全英2位を記録したが、アメリカでは今ひとつふるわず、この頃から方向性も怪しくなり、89年「Heart Like A Sky」発表後に解散。
解散後も印税をめぐるメンバー間の訴訟騒ぎが起こるなど楽しそうなモメ事が続く。

その後メンバー間の確執も徐々に氷解し、2005年に一時的に再結成しライブ盤を発表。
2009年には本格的に再結成となったが、作ったアルバムの大半は昔の作品のリメイクだったそうだ。
ティアーズ・フォー・フィアーズとのジョイントコンサートなんかも行ったらしい。
なおゲイリー・ケンプは映画「ボディガード」にホイットニー・ヒューストンのマネージャー役で出演していたそうだ。
先日の訃報にさぞやショックであっただろう・・・

スパンダー・バレエを調べると「ニューロマンティック」という修飾語が必ず出てくる。
自分の認識も一応その通りで、デュランやABCヒューマン・リーグなどと同じカテゴリーだと思っていた。
ただ「デュラン・デュランと人気を二分」「画期的だったのはスティーヴというサックス奏者がバンド内にいたこと」などといった評価は、あんましよくわからない。
そんなに人気あったんだっけ?

当時のミュージックライフやFM雑誌での露出は圧倒的にデュランのほうが多かったと思う。
デュランもそれほどマジメには聴いてなかったけど、メンバーは全員覚えてしまったし。
あとボーイ・ジョージとサイモン・ル・ボンの不仲を当時のマスコミがムダにあおるという構造もあったので、マジメ?に歌で勝負していたスパンダー・バレエはワリを食ったのかもしれない。
関係ないがトニー・ハドリーは身長2mの大男だそうです。

「True」は今でもたまにFMなどでかかったりする名曲だ。
「はぁははぁはぁははー」という、文字にするとなんだか危ない歌い出しは誰でも一度は耳にしているだろう。
好みかと問われると即答できるほどのものはないが、デュランやABCのような神経質で粘着っぽいサウンドではないので、楽しく聴いていられる曲だとは思う。
スパンダー・バレエでうっすら覚えているのが、当時「シュウェップス」という炭酸飲料のテレビCMに使われていた曲があった、という話。
記憶は定かではないのだが、どうやら「Communication」という曲だったらしい。

さてそれほど作品数の多くないスパンダー・バレエだが、アルバムごとにかなり印象は異なるらしい。
単なるニューロマ路線だけでなく、アルバム「True」はソウルフル路線、その次にパリの城で録音された「Parade」はロックに傾いた仕上がりになっているとのこと。
となると自分にとってはむしろ「Parade」のほうが好みに近いかもしれない。
もし聴いていた方がおられましたら、感想など教えていただければと思います。

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コメント

SYUNJIさん、お邪魔します。

スパンダー・バレエとは、これまた懐かしい!

彼らの楽曲は、記事にも挙げられている「トゥルー」と「ふたりの絆」そして「ファイト・フォー・アワセルヴズ」の3曲しか知りません。
個人的には「トゥルー」よりも「ふたりの絆」の方が好きだった覚えがあります。
なので、自分にとってスパンダー・バレエと言えば「ふたりの絆」ですね。

ただし、スパンダー・バレエ・・・メンバーの名前を誰一人全く知らない、そんな扱いのバンドではありました。(苦笑)

投稿: まったり男 | 2012.02.19 12:20

まったりさん、こんばんは。

>なので、自分にとってスパンダー・バレエと言えば「ふたりの絆」ですね。

これは「Only When You Leave」という曲のことですね。
うーん・・やはり邦題にも見覚えがないなぁ・・
84年だから毎晩サルのようにエアチェックしていた時期なんですけど・・

>ただし、スパンダー・バレエ・・・メンバーの名前を誰一人全く知らない、そんな扱いのバンドではありました。(苦笑)

あ、やはりそうでしたか。
ファンの方には失礼ですが、自分も誰一人名前を知りませんでした。
メンバーの一人が役者に転向して「ボディガード」に出演した、という話も今回初めて知ったくらいです。
まあABCもヒューマン・リーグもメンバーの名前はほとんど知らないのですが・・

投稿: SYUNJI | 2012.02.19 18:49

SYUNJIさん、こんばんは。
ヒット曲を連発していたときから名前だけは
知っていましたが、全く聞いたことがなかった
スパンダー・バレエ。あのライブエイドのDVD
に出演しますので、それで初めて聞いたくらいです。

しかししかし、ライブエイドにはデュラン・デュラン
も出演しますが、トニー・ハードリィとサイモン・
ル・ボンでは、ハードリィの方がボーカルが
うまかったです。意外でした。

ちなみに、「True」という曲ですが、私の好きな
日本のバンド・ICEの「フォーミュラ21」という
アルバムのオープニング曲で、サビがサンプリング
されて使われています。本人の承諾を得て使った
そうです。

さて、ニューロマンティックということですが、
そろそろ「GIオレンジ」や「ナショナルパスタイム」
といった日本でしか人気のなかった英国アイドル
もそろそろ取り上げていただけるかと期待して
おります(^^;;;)。

投稿: モンスリー | 2012.02.19 21:42

こんばんは。またまたお邪魔します。今回のお題・・スパンダーバレエですが、あの「TRUE」しか知りませんでしたー。エアチェックや雑誌の情報集めはしてたはずだけど、不思議と印象薄いなあ。デュランデュランやカルチャークラブに比べると、当時中学生の私には音楽が薄すぎたのかな(マーティンの顔は濃かったが)…。
あ、マーティンてたしかワム!のバックダンサー・シャーリーと恋人同士でしたね。アンドリューに捨てられた後付き合いはじめたとか…(精一杯の知識?ゴシップネタばかりですみません)。
地味なゲイリー兄ちゃんが、飛ぶ鳥を落とす勢いだったホイットニーの映画に出ていたなんてびっくり!!マネージャー役というところに悲哀を感じてしまいますが。

投稿: タカえもん | 2012.02.20 19:40

モンスリーさん、コメント感謝です。

>あのライブエイドのDVDに出演しますので、それで初めて聞いたくらいです。

ライブ・エイドにも出てたんですね。
全然知りませんでした・・

>トニー・ハードリィとサイモン・ル・ボンでは、ハードリィの方がボーカルがうまかったです。意外でした。

あ、そうなんですか?
でも「True」を聴くとなんとなくそれもわかりますね。

>そろそろ「GIオレンジ」や「ナショナルパスタイム」といった日本でしか人気のなかった英国アイドル

どっちも全然聴いてません・・
というか「ナショナルパスタイム」って何?
GIオレンジの競合とされていたバンドだそうですけど、名前以外一切の情報を持っておりませんが・・

タカえもんさん、コメントありがとうございます。

>エアチェックや雑誌の情報集めはしてたはずだけど、不思議と印象薄いなあ。

やっぱりそうですよね?
雑誌でもあまり彼らの記事や写真を見なかったように思いますが・・

>あ、マーティンてたしかワム!のバックダンサー・シャーリーと恋人同士でしたね。アンドリューに捨てられた後付き合いはじめたとか…

えーそうなんですか?
印象薄いとおっしゃるわりには、かなりコアな情報をご存じなのでは・・?

投稿: SYUNJI | 2012.02.20 23:57

スパバレ・・・当時はこう呼ばれていました。(笑)
来日もしましたね~懐かし~最近はDURANNを知っていても知らない人が多くてびっくりでございます。じゃにーつうぐろりーだったけな、デビューアルバム持ってます(笑)結構変なアルバムでした。邦題のセンスには驚かされます。Japanの邦題には負けますが・・・初期は確かに腰に巻物してニューロマっぽいかっこしていたのでDURANNとかぶりでしたね。その後スーツのおじさんになったトニー氏。ちなみに2mではなくて1m93でございます。カルシュウム含む水で育つとそうなるのね~
歌い方も発音も面白いです。カタ~いです。
Only Whenが入ってるアルバムも持ってます~
年齢を重ねるてあらためて聞くとDurannよりも落ち着きますね。ゲイリーとマーティンみごとな禿プリ!猫毛に注意です。

投稿: おばさん | 2013.09.26 14:22

初めまして、コメントありがとうございます。

>最近はDURANNを知っていても知らない人が多くてびっくりでございます。

あれ、そうですか?
確かにスパンダー・バレエってやや覚えにくい名前だとは思いますけど・・

>ちなみに2mではなくて1m93でございます。

そうでしたか、細かいご指摘ありがとうございます。(笑)
まあ自分みたいな平均的日本人からすると193cmでも2mでもあまり変わりませんけど・・

>ゲイリーとマーティンみごとな禿プリ!猫毛に注意です。

そうですか・・かつてのニューロマの騎士たちも加齢にはやはり勝てないようですねぇ。
サイモン・ル・ボンも歳とともにかなり顔がふくれたらしいですが・・

投稿: SYUNJI | 2013.09.28 17:55

"True" も大変良いですが、"Gold" はもっと良いです。
あの曲を作ったゲイリーは天才だと思います。

30年経った今でも、トニーの歌声には変化がありません。
80年代のアーティスト達を集めたフェスティバルの模様を観ていても、
ステージ上を動いたり走ったりしているにもかかわらず、
息も切らさず、CD と同じ歌が聞けるのはトニーだけです。

非常に質の高い、もっと評価をされるべきバンドだと思います。

投稿: SLi80 | 2013.11.08 02:28

SLi80さん、初めまして。
コメントありがとうございます。

>"True" も大変良いですが、"Gold" はもっと良いです。

すいません、「Gold」はたぶん聴いたことはあると思うのですが、どんな曲だったか思い出せないレベルです・・

>30年経った今でも、トニーの歌声には変化がありません。
>息も切らさず、CD と同じ歌が聞けるのはトニーだけです。

それはすごいですね。
自分はわりとボーカリストの声を気にするタイプのようです。
加齢の影響を受けない歌手はいないと思いますが、それでも声がヘタってしまった歌を聴くとガッカリしてしまいます。
スパンダー・バレエ、昔と今と聴き比べてみても変化がわからないかもしれないですね。

投稿: SYUNJI | 2013.11.09 22:17

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