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聴いてない 第164回 ジェスロ・タル

映画「アルマゲドン」で町工場芸人?出身の宇宙飛行士の一人が、「ジェスロ・タルを誰も知らないのは我慢ならねえ」と言うシーンがあるそうです。
ロックファンの間でも有名なセリフだそうですが、あたしがその場にいたら「いや、だから知らないんですけど、それが何か?」と素で言ってしまい、その宇宙飛行士と小ぜりあいになりそうです。

そんな小ぜりあいのバンド、ジェスロ・タル。
全く知りません。
1曲も聴いてないしメンバーの誰も知らない。
知っているのはバンド名だけ。
以上、ジェスロ・タルを聴いてない件。
・・・・これだとツイッターで充分な文字数にしかならないので、渋々調査を開始。

ジェスロ・タルについてネットで調べてみたが、基軸というかカテゴリからしてかなり幅広い表現に彩られている。
信頼できる情報筋であるウィキペディアによると、「イギリス出身のプログレッシブ・ロック・バンド」となっているので、基本はプログレに分類されるようだ。
しかし読み進むと「ブルース・ロックの範疇に収まらないジャズ感覚を持ったハードなサウンドは、他のブルース・ロック・バンドとは一線を画するものであった」などと書いてあって早くもよくわからない。
他のサイトでも「ハードなギターサウンド」「ヘヴィなギターリフ」などといった勇ましい評価もあれば、「英国トラッドフォーク」「カントリー・フレーバーな作品」「ルーラルなボーカル」「クールなフルート」って意味も全くわからないんですけど的表現が並ぶ。

取り急ぎジェスロ・タル検討委員会アジェンダをまとめる。
どうでもいいけど「アジェンダ」「スキーム」「タスク」「アサイン」とかコンサルに影響されて好んで使うのはやめようよ。(誰に言ってんだ)

ジェスロ・タルは1967年にイアン・アンダーソンを中心に結成。
アルバム「日曜日の印象」で68年デビューし、70年代には全米1位となる「ジェラルドの汚れなき世界」「パッション・プレイ」などを発表した。
イアンの個性的なボーカルとフルートがサウンドの特徴。
今も現役で活動中。
89年にはなぜかヘヴィメタル・ハードロック部門でグラミー賞を受賞。
公式メンバーではないが、ライブのサポートとしてトニー・アイオミやスティーヴ・ハウが参加したこともある。
・・・なんだかひとつのバンドの説明とは思えないんですけど、そういうことのようです。
プログレでメタルでハードロックってことは、ドリーム・シアターみたいな感じなんですかね?

バンド名は18世紀のイギリスの農学者の名前に由来。
売れない頃に多くの変名で別のバンドのふりをして各地のクラブで演奏していて、たまたまあるクラブの支配人に気に入られた時の名前がジェスロ・タルだった、という。
日本で言うと「青木昆陽」ってバンド名、みたいなもんかな?(適当)
ファンの間では「タル」と略して呼ばれるらしい。
これ、発音は「樽」だと通っぽいスけど、そう呼ぶんでしょうか?

日本での人気は他のプログレバンドに比べて今ひとつという評価が多いが、その個性が必要以上に際だっているからであると分析するサイトもあった。
リーダーでボーカル&フルート担当のイアン氏は、ビジュアルが地下道っぽい上にフラミンゴのような姿勢でフルートを演奏するという、他にそんな人は見あたらないよスタイルのミュージシャンだそうだ。
しかもフルートのサウンドは一般人の想定する美しくはかない音色ではなく、ハードロックの楽曲に充分耐えうるヘヴィなもので、フルートを吹きながら叫んだりすることもあり、キャッチは「狂気のフラミンゴ」。
なんだかインディーズ団体のマスクマンレスラーみたいだが、クリムゾンイエスといった正調本流プログレとは決定的に違うらしい。
そのファイトスタイル?のあまりの変わり様に、フォロワーも今んとこ現れてないようである。

なおイアン・アンダーソンは意外にも東京タワーの蝋人形館にいるとのこと。
まあここは都民にとってもナゾの施設なんだが、ロバート・フリップやザッパやペイジに混じってイアンさんの人形が置いてあるそうです。
あまり興味はわきませんが・・

今も現役で活動中と書いたが、最新の情報によるとバンドとしては2011年から無期限の活動停止状態にあるそうだ。
イアンとギターのマーティン・バレがそれぞれジェスロ・タルの曲を演奏するライブの予定があり、どっちかっつうとマーティン側にジェスロ・タルの元メンバーがつく形で分裂しているような状態らしい。
このあたりはさすがにプログレでメタルでハードロックな様相をちゃんと呈している。

というわけで、ジェスロ・タル。
かなり個性的なバンドだということはうっすらわかりましたが、どんなサウンドなのかは全然想像できません。
入門編として適切なアルバムがあれば、ご紹介いただきたいと思います。

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コメント

SYUNJIさん、こんばんは。
>>映画「アルマゲドン」で町工場芸人?出身の宇宙飛行士の一人が

それは全く知りませんでした。
ちなみに、「8トラックカセットを復活させろ」とか
「アメリカ政府は宇宙人と密約を結んでいる」など、
オタクにうれしいセリフには気がつきました(笑)。

さてジェスロ・タルですが、10年ほど前に勢いでベスト盤を
購入したのですが、ほとんど聞いていませんでしたので先日
中古屋に売却したばかりです。ですが、iPOD音源が残って
いましたので、ただいま聞き直しています。これです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/990708

・・・・聞いております。
前半は、アコースティックギターのドライブ感を生かした
サウンドや、意外にハードロックな曲があり、
典型的プログレ感はありません。むしろ聞きやすいです。
中盤以降、おそらく「Thick As A Brick」から、例の
フルートが前面に出た曲が出現し、独特のプログレ感が
でます。とはいえ、それ以降の曲でも、60年代ブリティッシュ
ロックだったり、ハードなブルースロックだったり、
いろいろと出てきます。

ですが、個人的にはクリムゾンやフロイドの方が聞きやすい
です。
ちなみに、プログレといえば、大河ドラマ「平清盛」の
次週予告で、ELPの「タルカス」(本人演奏ではなく
オーケストラ演奏)が使われております! 今年の紅白の
洋楽ゲストには、ELPが期待できそうです(←ムリ)。

投稿: モンスリー | 2012.01.14 22:13

オジキ。
なんやかんやで、マリワナ取調べで小1時間小部屋に連れてゆかれたVJといいます。

タルは、あっし的には、Pグレのバンドって言うよりも、ブルーズに根ざしてた初期のイメージのほうが強いですねぇ。

そのフルートオヤジよりも、ファーストアルバムだけで脱退したギターのミック・エイブラハムがいたバンド。って事で記憶にとどめています。

ちなみに、我がストーンズのロックンロール・サーカスで客演しています。

これ

http://www.dailymotion.com/video/xfptl_jethro-tull-song-for-jeffrey_music

ちなみに、この時、画面に写ってるのが、T.アイオミですよん♪

Pグレに成り下がってからのタルには興味がありませんので、あしからず。

投稿: V.J. | 2012.01.14 22:15

モンスリーさん、情報感謝です。

>前半は、アコースティックギターのドライブ感を生かした
>サウンドや、意外にハードロックな曲があり、
>典型的プログレ感はありません。むしろ聞きやすいです。

なるほど・・このバンドって最初からプログレだったわけではないんですね?

>中盤以降、おそらく「Thick As A Brick」から、例の
>フルートが前面に出た曲が出現し、独特のプログレ感がでます。

フルートでプログレってのがイメージしづらいですね・・
でもクリムゾンやフロイドのほうが聴きやすいという点も意外な感じです。
ジェスロ・タル、やはりハードルが高そうですね。

投稿: SYUNJI | 2012.01.17 23:34

V.J.若、取り調べお疲れ様です。(なんちゅう挨拶)

>タルは、あっし的には、Pグレのバンドって言うよりも、ブルーズに根ざしてた初期のイメージのほうが強いですねぇ。

そうスか・・このバンドって若みたいに「ブルース時代最高」という人と、「プログレ時代最高」という人にはっきり分かれるんじゃないでしょうか?

>そのフルートオヤジよりも、ファーストアルバムだけで脱退したギターのミック・エイブラハムがいたバンド。って事で記憶にとどめています。

これは若らしい評価ですな。
ジェスロ・タル調べるとほとんどがフルートおやじの話ばかりでしたけど・・

動画見てみました。
なんかイアン・アンダーソンて、やせたブロディみたいですね。
でもサウンドは思ったより聴きやすい気がしました。

投稿: SYUNJI | 2012.01.17 23:45

個人的にはアクアラング、ソングスフロムザウッド、ヘビーホーシズなど。とりあえず止めといた方が良いと思う(マニアックプログレ)のがパッションプレイでしょうか…。

投稿: mymy | 2012.01.22 04:53

mymyさん、情報ありがとうございます。

>個人的にはアクアラング、ソングスフロムザウッド、ヘビーホーシズなど。

検索してみましたが、いずれもジャケットにも全く見覚えがないです。
どこか怪奇映画のポスターみたいな恐ろしいイメージの絵ですね・・
聴く時にはおすすめに従ってみようと思います。

投稿: SYUNJI | 2012.01.22 18:14

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