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聴いてない 第163回 ゴーゴーズ

先日会社のわりと小規模な忘年会があったのだが、不況のせいか話題は暗い仕事の愚痴ばかり。
全然おもしろくないので後半はあまり聞いてなかったが、隣のテーブルはおっさんばかりだがなんだか盛り上がっている。
どうやら80年代90年代の洋楽について語っているようで、「カート・コバーンが死んだ時は泣いた」とか「AC/DCのライブでアンガスのケツを見た」などといった話をしている。
げぇー楽しそうだ・・
しばらくすると今度は昔のプロレスの話になっていた。
長州や藤波やビッグバン・ベイダーの名前が聞こえる。
くそー楽しそうだ・・
よその会社はどうしてこう楽しそうなんだろう?
ウチの会社の連中は相変わらず「経営がダメ」「営業がバカ」「企画がボケ」「編集が三流」などといったクソつまんない話を続けている。
マジメにテーブル移動してあっちの話に参加しようかと思いました。

そんな楽しそうな忘却のかなたの80年代前半、女性だけのバンドとして初めてアルバム全米1位を記録したのがゴーゴーズである。
でも全然聴いてない。
FMで2曲だけエアチェックしたのみで、1位獲得のアルバムも聴いたことはない。

バンドの略歴を調べてみたが、もちろん知らない話ばかり。
結成は意外に早くて78年。
ギターのジェーン・ウィードリンとボーカルのベリンダ・カーライルが中心人物だが、ベリンダは58年生まれなのでゴーゴーズ結成時はまだ20歳だったことになる。
デビュー当時はマッドネスのツアーに同行するなど、主にイギリスで活動。
81年にデビューアルバム「Beauty and the Beat」を発表するが、この時の所属レーベルI.R.S.は、スチュアート・コープランドのお兄ちゃんであるマイルスが作ったものだ。
このアルバムから「We Got The Beat」がヒットし、本国アメリカでも人気が出た。

翌年「Vacation」もヒットし、同名のアルバムもそれなりに売れた。
しかしグループ内部ではメンバー間の衝突やアルコール中毒などのトラブルが噴出しており、ゴーゴーズは85年に解散。
ベリンダはソロとして活躍し、「Heaven Is A Place On Earth」などヒットを飛ばす。
90年以降時々ゴーゴーズは再結成されるが、ベリンダの活動はソロが基本で、たまにゴーゴーズという配分のようである。
2006年には東京で開催された「80'sダンス・ポップ・サミット」というイベントに登場。
他に出演者はリック・アストリー、シニータ、マイケル・フォーチュナティという顔ぶれ。
90年代以降はフランスに移住しており、2007年に全曲フランス語で歌ったアルバムを出したりしている。
2010年の来日コンサートでもフランス語ソングを披露したようだが、日本のファンにもあまりなじみがなく、それほど盛り上がらなかったらしい。
ちなみに旦那はジェームス・メイスンの息子のモーガンだそうだ。

ゴーゴーズを意欲的に聴いたことはなかったが、エアチェックした曲には思い出がある。
シカゴの巻でも書いたが、「Vacation」は家ではなく学校でエアチェックしたのだ。
たまたま文化祭の準備で土曜の夕方学校にラジカセを持ち込んでいて、柏村武昭の「サンスイ・ベストリクエスト」が始まったので、シカゴの「素直になれなくて」とともに「Vacation」を録音。
今でもテープは残っていて、わりとまともな音がする。

ゴーゴーズは2曲しか聴いていないが、ベリンダのソロもまあ似たような状態である。
「Mad About You」「Heaven Is A Place On Erarth」「Leave A Light On」の3曲で、いずれもMTVの音声をテープに録音している。
「Heaven Is A Place On Erarth」は小倉智昭司会のフジテレビ系列番組「情報プレゼンター とくダネ!」のテーマソングでもある。
小倉さんて確かものすごいジャズ好きな人ではなかったかと思うけど、この選曲は誰の趣味なんだろう?
なお「Leave A Light On」にはジョージ・ハリスンがギターで参加している。

ゴーゴーズと似たような経緯をたどったことでよく名前があがるのがバングルスだ。
5人組ガールズバンドで、活動期間はそれほど長くなく、声の低いリード・ボーカリストだけが解散後もソロで活躍し、たまに再結成して日本にも来た・・というあたりが共通している。
比較して考えたことはあまりないが、ルックスや声はスザンナ・ホフスのほうが好みだった。
でもバングルスもスザンナのソロもやはり聴いてないので、好みが鑑賞にまで影響しなかったという結果になっている。
(バングルスはベスト盤だけ聴いている)

ガールズバンドで思い出したが、ゴーゴーズよりも前にその名も「ガールスクール」というバンドがあった。
このバンド、ボーカルだけはまあ美形だったが他のメンバーが壊滅状態だったため、「ミュージック・ライフ」の読者欄でも「ブスばかり集まる」などと非常に評判が悪く、ほどなく退却してしまった・・

またベリンダのボーカルを評する時には、スティービー・ニックスの名もあがることが多い。
キーはスティービーのほうがやや低いが、二人とも低めのビブラートの効いた特徴のあるうなり系の声で歌う。
好みかと問われれば微妙だが、聴きやすい声だとは思う。

というわけで、ゴーゴーズ。
オリジナルアルバムは3枚しかないそうですが、ベリンダのソロも含めて「聴くならこれを」というのがあれば教えていただければと思います。

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コメント

SYUNJIさん、お邪魔します。

ゴーゴーズ好きでした。
べリンダよりも、ジェーン・ウィードリンが好きでした。

自分のフェイバリット曲は84年?にそれなりにヒットした「キッスにご用心/Head Over Heels」です。
今も時々PV観て懐かしがっています。

ゴーゴーズ・・・聴くならベスト盤でいいんじゃないでしょうかね。正直、彼女らの楽曲、良くも悪くもどれもワンパターンな楽曲なので。(失礼な発言)

投稿: まったり男 | 2011.12.25 18:20

SYUNJIさん、こんばんは。
ゴーゴーズはさておき、ベリンダは好きです!
87年頃に来日公演も行きました。

ベリンダのソロ作品ですと、2nd「ヘブン・オン・
アース」と3rd「ランナウェイ・ホーシズ」が
最高によいです。パンチのあるポップ感と
親しみやすいメロディ。ビートもしっかりしていて、
今聞いても胸キュンです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/612044
http://www.hmv.co.jp/product/detail/576114

ちなみに、SYUNJIさんご指摘のとおり上記3rdには
ジョージ・ハリスンが参加していますが、他にもこの曲で、

「Deep Deep Ocean」:スライドギターにハリスン
「Whatever It Takes」:バックvoにブライアン・アダムス
が参加しております。

さて本題のゴーゴーズですが、ベリンダを聞き始めた
ときに、「Beauty and the Beat」を聞いてみました。
わざわざ輸入盤で探しました。
が、今ひとつのように感じました。ベリンダのソロの方が
完成度が高く、ゴーゴーズは「下手だなあ」という
感じました(偉そうですが)

その後、ベリンダは5thソロまで聴きましたが、しばらく
間が開いて、ゴーゴーズが再結成されました。それが
このアルバム「ゴッド・ブレス・ザ・ゴーゴーズ」です。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1080149

これはいいです。最初から最後までガールズロックが
炸裂! エッジの効いたギターに押しまくりリズム。
ベリンダのボーカルもソロ作品以上にのっています。

ですので、SYUNJIさんへの一番のおすすめとしては、
2nd「ヘブン・オン・アース」になります。やはり
大ヒット作品ですので、アルバムの質も高いと思います。

次に、「ゴッド・ブレス・ザ・ゴーゴーズ」、「ランナウェイ・ホーシズ」
がよろしいかと。
80年代ファンにはたまらないベリンダ。是非おためしください。

投稿: モンスリー | 2011.12.25 20:34

まったりさん、こんばんは。
確かまったりさんはバングルスよりゴーゴーズ支持でしたね。(「イモ姉ちゃん」という名言も・・)

>べリンダよりも、ジェーン・ウィードリンが好きでした。

そうでしたか。
あたしはベリンダ以外は名前も顔も全然知りません・・
でもゴーゴーズの曲って、ベリンダ以外のメンバーが作ったものが多いそうですね。

>自分のフェイバリット曲は84年?にそれなりにヒットした「キッスにご用心/Head Over Heels」です。

うーん・・84年ですか・・?
自分のエアチェックも一番力が入っていた時期ですが、この曲は聴いてないですね。
きっと柏村武昭の趣味じゃなかったんでしょうね。(←人のせい)

モンスリーさん、コメント感謝です。

>ゴーゴーズはさておき、ベリンダは好きです!
>87年頃に来日公演も行きました。

あ、そうだったんですか?
すいません、もっと早く記事にすればよかったですね。

>ベリンダのソロ作品ですと、2nd「ヘブン・オン・アース」と3rd「ランナウェイ・ホーシズ」が最高によいです。

なるほど。
これジャケットはどちらも見覚えありますね。

>「Deep Deep Ocean」:スライドギターにハリスン
>「Whatever It Takes」:バックvoにブライアン・アダムス
>が参加しております。

へぇーそうなんですか。
ブライアンのバックボーカルは聴いてすぐわかりそうですね。
かなり興味がわいてきました。
再結成後のアルバムも良さそうですね。

投稿: SYUNJI | 2011.12.25 21:30

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