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2011年の終わりに

三流ブロガー(死語)のSYUNJIです。
BLOGを始めて丸8年が過ぎました。
ここまでの記事数は475。
コメントは、自分のものも含めて4243です。
8年もBLOGを続けてきましたが、結局今年も自分は特に何かが変わったわけでもなく、相変わらず万年ポンコツ初心者リスナーのままであります。
ふつう8年も同じことを続けていれば、もう少し高度な能力やスキルが身につくものだとは思うんですけど、自分の場合「努力」「鍛錬」「挑戦」「躍進」「上達」「自摸」「裏ドラ」といった言葉とはほど遠い人格のためか、何ら変わるところがありません。
そんな惰性ブロガーの自分にとって、今年起こったBLOG関連のできごとの中で印象に残るものをあげてみようと思います。

1.東日本大震災
BLOGとは直接関係ありませんが、やはり今年はこのできごとが一番大きかったと思います。
記事にも書きましたが、ネットを利用して様々な情報を得ることができたのはとてもありがたかったです。
最近は誰もが当然のようにPCや携帯でネットを利用していますが、それが可能なのはネットの仕組みを考えたり、使える環境を維持してきた人たちがいるからに他なりません。
そうしたことに思いが至るかどうかで、ネット利用についてのアプローチは変わるものと確信しています。

震災の時に携帯が通じなかったこと・または通じたことを、「キャリアの違い」と解説していた人がかなりいました。
要するに「SBは災害に弱いがDは強い」といったような話です。
が、実態はそんな単純なものではなかったことがわかっています。
どのキャリア会社も地震発生直後から回線確保・復旧に全力を尽くしていたはずで、そいつの携帯が通じた・通じないという小さな事象では判定なんかできない規模のできごとだったのでした。

好き嫌いはともかく、現代人はもはやネットから離脱することは不可能です。
そうであるならば、様々な人々の努力に支えられてネットが利用できることに感謝し、互いの幸福や利便に貢献できるような使い方をしていくことが大切だと考えています。


2.誰にも会わなかった
残念ながら今年は音楽ブロガーさんの誰にも会うことができませんでした。
もともと知り合いも少なくヒッキーな人見知り芸人のため、ネットで知り合って実際にお会いするというのは、自分にとっては非常に画期的なことなので、2012年はもっと多くの方にお会いしたいと思っています。


3.トラックバックが激減
どこのBLOGでも同じかもしれませんが、ふと気がつくとトラックバックが激減していました。
2011年に入ってから受けたトラックバックは3件しかありません。
最近は迷惑トラックバックすらほとんど来なくなりました。
なのでこちらからトラックバックを送ることもほとんどありません。
BLOGを始めた頃はトラックバックの意味も作法も今ひとつ理解できず、全く知らない方のBLOGに投げっぱなしトラックバックをむやみに送ったりしてました。
実は正しい作法もあったようですが、あまり定着しませんでしたね。
BLOGという文化そのものの寿命も危うい状況の中、トラックバック機能はすでに価値のないものとして衰退しているようです。
そのうちトラックバックなんて言葉も「おおーあったあった、懐かしいね」というものになるんでしょうか。


4.パソコンを買い換えた
夏にノートパソコンを買い換えました。
SONYのVAIOです。
ついでに無線LAN環境を整えました。
だから何だということはありませんが、今後はこの環境からもっと世の中の人々に役に立つ文章を発信していきたいと思います。(ウソばっか)


今年は以上です。
例年5つのできごとを書いてきたのですが、今年は大したネタもなく地味に年末を迎えつつあります。
おそらく来年も劇的に文章がうまくなったり突然プログレに詳しくなったりはしないはずですが、みなさまのご指導を仰ぎつつ、聴いてない音楽にトライしていきたいと思っています。
みなさまよいお年を。

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聴いてない 第163回 ゴーゴーズ

先日会社のわりと小規模な忘年会があったのだが、不況のせいか話題は暗い仕事の愚痴ばかり。
全然おもしろくないので後半はあまり聞いてなかったが、隣のテーブルはおっさんばかりだがなんだか盛り上がっている。
どうやら80年代90年代の洋楽について語っているようで、「カート・コバーンが死んだ時は泣いた」とか「AC/DCのライブでアンガスのケツを見た」などといった話をしている。
げぇー楽しそうだ・・
しばらくすると今度は昔のプロレスの話になっていた。
長州や藤波やビッグバン・ベイダーの名前が聞こえる。
くそー楽しそうだ・・
よその会社はどうしてこう楽しそうなんだろう?
ウチの会社の連中は相変わらず「経営がダメ」「営業がバカ」「企画がボケ」「編集が三流」などといったクソつまんない話を続けている。
マジメにテーブル移動してあっちの話に参加しようかと思いました。

そんな楽しそうな忘却のかなたの80年代前半、女性だけのバンドとして初めてアルバム全米1位を記録したのがゴーゴーズである。
でも全然聴いてない。
FMで2曲だけエアチェックしたのみで、1位獲得のアルバムも聴いたことはない。

バンドの略歴を調べてみたが、もちろん知らない話ばかり。
結成は意外に早くて78年。
ギターのジェーン・ウィードリンとボーカルのベリンダ・カーライルが中心人物だが、ベリンダは58年生まれなのでゴーゴーズ結成時はまだ20歳だったことになる。
デビュー当時はマッドネスのツアーに同行するなど、主にイギリスで活動。
81年にデビューアルバム「Beauty and the Beat」を発表するが、この時の所属レーベルI.R.S.は、スチュアート・コープランドのお兄ちゃんであるマイルスが作ったものだ。
このアルバムから「We Got The Beat」がヒットし、本国アメリカでも人気が出た。

翌年「Vacation」もヒットし、同名のアルバムもそれなりに売れた。
しかしグループ内部ではメンバー間の衝突やアルコール中毒などのトラブルが噴出しており、ゴーゴーズは85年に解散。
ベリンダはソロとして活躍し、「Heaven Is A Place On Earth」などヒットを飛ばす。
90年以降時々ゴーゴーズは再結成されるが、ベリンダの活動はソロが基本で、たまにゴーゴーズという配分のようである。
2006年には東京で開催された「80'sダンス・ポップ・サミット」というイベントに登場。
他に出演者はリック・アストリー、シニータ、マイケル・フォーチュナティという顔ぶれ。
90年代以降はフランスに移住しており、2007年に全曲フランス語で歌ったアルバムを出したりしている。
2010年の来日コンサートでもフランス語ソングを披露したようだが、日本のファンにもあまりなじみがなく、それほど盛り上がらなかったらしい。
ちなみに旦那はジェームス・メイスンの息子のモーガンだそうだ。

ゴーゴーズを意欲的に聴いたことはなかったが、エアチェックした曲には思い出がある。
シカゴの巻でも書いたが、「Vacation」は家ではなく学校でエアチェックしたのだ。
たまたま文化祭の準備で土曜の夕方学校にラジカセを持ち込んでいて、柏村武昭の「サンスイ・ベストリクエスト」が始まったので、シカゴの「素直になれなくて」とともに「Vacation」を録音。
今でもテープは残っていて、わりとまともな音がする。

ゴーゴーズは2曲しか聴いていないが、ベリンダのソロもまあ似たような状態である。
「Mad About You」「Heaven Is A Place On Erarth」「Leave A Light On」の3曲で、いずれもMTVの音声をテープに録音している。
「Heaven Is A Place On Erarth」は小倉智昭司会のフジテレビ系列番組「情報プレゼンター とくダネ!」のテーマソングでもある。
小倉さんて確かものすごいジャズ好きな人ではなかったかと思うけど、この選曲は誰の趣味なんだろう?
なお「Leave A Light On」にはジョージ・ハリスンがギターで参加している。

ゴーゴーズと似たような経緯をたどったことでよく名前があがるのがバングルスだ。
5人組ガールズバンドで、活動期間はそれほど長くなく、声の低いリード・ボーカリストだけが解散後もソロで活躍し、たまに再結成して日本にも来た・・というあたりが共通している。
比較して考えたことはあまりないが、ルックスや声はスザンナ・ホフスのほうが好みだった。
でもバングルスもスザンナのソロもやはり聴いてないので、好みが鑑賞にまで影響しなかったという結果になっている。
(バングルスはベスト盤だけ聴いている)

ガールズバンドで思い出したが、ゴーゴーズよりも前にその名も「ガールスクール」というバンドがあった。
このバンド、ボーカルだけはまあ美形だったが他のメンバーが壊滅状態だったため、「ミュージック・ライフ」の読者欄でも「ブスばかり集まる」などと非常に評判が悪く、ほどなく退却してしまった・・

またベリンダのボーカルを評する時には、スティービー・ニックスの名もあがることが多い。
キーはスティービーのほうがやや低いが、二人とも低めのビブラートの効いた特徴のあるうなり系の声で歌う。
好みかと問われれば微妙だが、聴きやすい声だとは思う。

というわけで、ゴーゴーズ。
オリジナルアルバムは3枚しかないそうですが、ベリンダのソロも含めて「聴くならこれを」というのがあれば教えていただければと思います。

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観てみた ポール・マッカートニー THE LOVE WE MAKE

めったに映画を観ないあたしですが、2年ぶりに映画館に行ってみました。
今回はポール・マッカートニーのドキュメンタリー映画「THE LOVE WE MAKE」です。
2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロに心を痛めたポールが、多くのアーチストに呼びかけて「コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ」を開催。
このコンサート開催までの日々といくつかのインタビュー、そして当日のライブの様子を織り交ぜた映像で構成された映画です。

Paul

この映画公開を知ったのは新聞広告でした。
9.11の後、様々な音楽イベントがアメリカで開催されていたと思いますが、このコンサートのことは正直覚えていませんでした。
従って映像も音楽も全く鑑賞していません。
事件から10年が経過したこの時期になぜ日本で公開されたのかもわかりませんが、記録映画として観ておきたいと思ったので、仕事の帰りに映画館に立ち寄りました。

直前まで六本木で観るつもりでしたが、上映時刻がかなり遅いため、もう少し早い時間に上映する横浜で観ることにしました。
TOHOシネマズららぽーと横浜で映画を観るのは初めてです。
たまたまですがこの日が上映最終日でした。
上映は19時20分からの1回だけ。
平日夜だったせいか、客は20人もいなかったと思います。

以下、映画の内容にふれる記述となりますので、鑑賞前の方はご注意ください。

・・・・・観てみた。

監督はストーンズの「ギミー・シェルター」を撮ったアルバート・メイスルズ。
映像は主に5種類に分けられます。
1.コンサートに向けてのスタジオでの練習風景。
2.テレビやラジオ番組に出演してインタビューを受けるポール。
3.車の中でアルバートや運転手のジョージと会話し、時には街に繰り出してファンにサインするポール。
4.コンサート当日のバックステージの様子。
5.そしてステージ上の映像。
これらのパターンが小刻みに前後しながら登場しますが、1と3と4はモノクロ映像です。
画質も1から5まで含めてあまり良いとは言えず、特に3や4はピントが合わない部分もかなりあったりしますが、それゆえに臨場感はあります。

ドキュメンタリーなので妙な演出は全くありません。
また9.11そのもののニューヨーク市内の混乱の様子は、映像には一切登場しません。
この映画はあくまでポール・マッカートニーという音楽家のドキュメンタリーであり、政治や思想を強く反映した作品ではない、ということだと解釈しました。

そういう意味では初めから終わりまで映像は比較的平坦で、感動したり大笑いしたり、という場面も特になし。
でも車の中で運転手と会話したり、バックステージで様々なミュージシャンと楽しそうに会話するポールの映像は、やはり貴重なものだと思います。

スタジオで練習するサポートミュージシャンは全て若いアメリカ人なので、自分は名前も顔も知らない人でした。
またメディア側の人が数人登場しましたが、これまたダン・ラザー以外は全くわかりません。
登場人物についての字幕解説がないので、この人が誰でアメリカでどういう評判なのか、わからないまま映像を見ることになります。
名前を字幕で紹介するのはオジー・オズボーンやピート・タウンゼンド、ビリー・ジョエルなど有名なミュージシャンに限定しているようでした。
あたしのような万年初心者リスナーでも、オジーやピートの顔くらいはわかります。
むしろそんな有名人よりも、他の若いミュージシャンやメディア側の人たちについて、もう少し解説を入れてほしかったと思います。

会話から感じるポールの人柄は、パブリックなイメージそのものから全くはずれていませんでした。
深刻な事態に立ち向かう強い決意や姿勢はありますが、スタジオでも楽屋でも街中でも、とにかくポールはにこやかで楽しそうです。
冗談を言って周囲を笑わせ、自身もリラックスする、そういうシーンが何度も出てきます。
少し驚くのは、9.11直後のニューヨークでもわらわらと寄ってくるファンに気さくにサインをするポールの姿でした。
あの時期、誰もが次のテロ発生を恐れていたはずですが、超有名人であるポール自身はそれほど身の危険を感じてはいないように見えました。

思えばこの人は70年代からずうっとそうだったのではないかと思います。
ジョン・レノンのように反戦を訴えて過激な行動と言動によってFBIに監視されたり、アメリカ永住権をめぐって裁判で延々戦ったりといった展開もなく、ウィングスやソロでひたすら楽しい音楽を世界中に発信していたのでした。
テロに屈しないアメリカを支持する姿勢や考えは持っていますが、それを表現するのに音楽コンサートの枠からは決してはみ出そうとはしていない。
音楽の力を最も信じているミュージシャン、それがポール・マッカートニーであるということだと思います。

ポールに会いに来た時のオジーの若干緊張した面持ちや、コンサート前の打ち合わせ時にピートに向かって「クスリのやりすぎじゃないの?」などとイノセントにカマすポール、苦笑するしかないピート、こんなところはとてもおもしろい映像です。
コンサートで初めて新曲を披露するため、エリック・クラプトンとギターソロについて打ち合わせをするポール。
本番を前に高いテンションのポールに、クラプトンが終始落ち着いて「はいはい」と実直に返事をしているのがなんだか笑えます。
この二人の上下関係はよくわかりませんが、先輩ポールの命令をマジメに受け止める後輩クラプトン、といった感じ。

他にもハリソン・フォードやレオナルド・ディカプリオ、ビル・クリントンなど意外な顔ぶれがポールの楽屋を訪ねてきます。
どれも短いシーンですが、それぞれの特徴が映像から伝わってきます。
ハリソン・フォードは低い声で落ち着いた会話をポールと交わします。(でもジョークはお互い混ぜる)
クリントンは政治家らしくよくしゃべりますが、どこかあまり人の話を聞いていないような印象でした。

コンサートの映像は権利関係もあるのでしょうか、フルコーラスの場面はありませんでした。
どのミュージシャンもちょうどいいところで場面が楽屋で待機するポールなど別のシーンに切り替わってしまいます。
これはポールが歌う「I'm Down」「Let It Be」「Freedom」も同じでした。

そんな中で自分が最も感動したのは、ザ・フーの映像でした。
「Won't Get Fooled Again」を力強く歌うロジャー、風車奏法で観客を熱狂させるピート、ドラムはリンゴの息子のザック。
他にもデビッド・ボウイやミックとキース、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエルやジェームス・テイラーなどが歌うシーンもありましたが、ザ・フーのステージ映像が際立って良かったと思います。

ポールがライブの大トリを新曲「Freedom」でシメてステージを後にし、別の日に消防署員に敬意を表するシーンで映画は終わります。
各シーンをフラッシュバックさせたりストップモーションで紹介したりといったベタな演出もなく、静かにエンディング。
なんだか終始NHKスペシャルっぽい雰囲気ですが、そういう映画です。

このコンサートでの各アーチストの選曲が、当時のアメリカ・ニューヨークを勇気づけるにふさわしいものだったかどうかは、正直よくわかりません。
あれから10年が経過し、音楽の力はニューヨークやアメリカに果たして幸福をもたらしたのか?と問われると、報道で見る限りはそうでもないように思えます。
映画の中で1つだけ気になったのが、ミュージシャンではない警察関係者?のような人が、ステージでビンラディンを名指しで非難し、観客がそれに呼応するシーン。
ポール・マッカートニーという不世出の楽天家ミュージシャンが起こした音楽イベントのドキュメンタリー映画において、この場面だけはカットしたほうが良かったのではないかと感じました。

エンドロールを見ながら、ふだんは考えないようなことを少し考えさせられました。
ジョン・レノンの映画を見終わった時も感じたことですが、世界中の誰もが望むはずの平和は、ジョンやポールのようなスーパースターをもってしても簡単には実現できないほど難しいものになっていると思います。
それは現代に生きる我々世界人類全員の責任でもあり、ポール自身もそれはわかっているはずです。
「それでも僕は歌うよ。だってミュージシャンだからね」とポールに言われたような気がしました。

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行ってみた 東京モーターショー2011

普通免許以外にとりたてて資格を持たないSYUNJIです。
そんな使えない中年代表のあたしが、自動車業界も不況といわれる中、そんなにクルマに詳しくもないくせに東京モーターショーに行って参りました。
前回はパスしたので、4年ぶりの見学です。

いきなり結論ですが、やはり土曜日に行ったのは失敗でした。
とにかく人が多すぎて、車をゆっくり見たりシートに座ってみたりといったことが全然できません。
写真を撮っては次の人に場所をゆずるというパンダちゃん見物のような有様。
しかもこれがほぼ全てのブースに共通するという状態でした。

その昔、自動車関連の出版社でなくても、プレスデーには名刺を見せれば入場できたというよき時代がありました。
最近はちゃんと企画書を用意して取材登録をしないと入れてくれません。
我が社には今のところクルマ関連の企画もないので、しかたなく土曜日に見学となったのでした。

まあそれでも各メーカーのいろいろな車を見るのは楽しいものです。
自分は11年前からものすごく小さくて安い外車に乗っているのですが、今回も興味対象は基本的に外車です。

Elise1

これはロータスのエリーゼです。
この車だけは一度運転してみたいといつも思いますね。
スズメバチを思わせる攻撃的なマスクが実にかっこいいと思います。

Elise2

これは赤のエリーゼS。
赤い車は乗ったことがないので、一回乗ってみたいですね。

アウディのブースはトークショーのようなイベントが開催されていました。

Audi1

人をかきわけて前に行ってみると、レーサーのアンドレ・ロッテラー選手とジローラモ氏がしゃべっていました。
ジローラモ氏自身が話してましたが、イタリア人でありながらドイツ車のアウディがお気に入りだそうです。
イベントのおかげでブースの様子はこんな感じ。

Audi2

今写真見ても人の多さに酔いそうです。

フォルクスワーゲン・ポロのTSIハイライン。
なんか少しキツイ印象です。

Polo

2代目ビートル。
カエルっぽい。
赤は街中ではあまり見かけないですね。

Beetle

またこのブースには「ビートル・フェンダー」もありました。
テレキャスターと同じ塗装がされたり室内音響環境にフェンダーのノウハウを持ち込んだりした車だそうです。

ベンツのAMG。
ベンツのブースは中国の人に人気があるようで、ブース内にも中国語が飛び交っていました。

Amg

ちなみにAMGは「エーエムジー」なのですが、「アーマーゲー」という誤った呼び名がかなり広まっていて、本当に「アーマーゲー」だと信じている人もわりといるそうです。
ブースの中でもやり手っぽいおっさんが連れの女性に「アーマーゲーだよ」なんて説明してました。
あたしはこの呼び方は業界用語っぽい俗称だと認識してましたが、ドイツ語読みでも「アーマーゲー」とは言わないようです。

こっちはAMG以上に縁のないマイバッハ。

Maybach

ルノーの車はやはりどこかおしゃれです。
順にメガーヌ・ルノー・スポール、ウインド・ゴルディーニ、メガーヌGTライン。
どれもいい車ですね。

Megane1

Wind

Megane2_4

さて今回一番乗ってみたいと思ったのが、この車でした。

Ds3

シトロエンのDS3レーシングです。
もちろんレースに出ようという根性などありませんが、車の大きさやインテリアなどに強くひかれるものがありました。

BMWも大変な人気でロクに見られませんでしたが、この車の色に注目が集まっていました。
アルピナB6のクーペ。

Bmw

この写真で伝わるかどうかわかりませんが、新しいボディカラーである「アルピナマットブルー」だそうです。
これまでの塗装とは明らかに違った印象です。
傷つけたりしたら高くつくだろうな・・・

さて今回自分が行った時間帯で最も混雑していたのがミニのブースでした。
入り口にはミニの実車?がセミのように貼り付いています。

Mini1

Mini2

ミニはやはりどれもスタイリッシュでかわいいですし、実車も日本にたくさんあるので親しみやすいんでしょうね。
車に詳しくない女性でも「ミニだ」と認識できる、そういう知名度を持っています。
とにかくすごい人でした。
どのくらいかというとこんな状態です。

Mini3

ブースの中が二階建ての造りになっていて上から見下ろせるのですが、なんだか渋谷のスクランブル交差点で取り残された初心者のクルマみたいな感じでした。
引きで見るとこうです。

Mini4

写真で見えている範囲は全てミニのブースですが、これだけの人がいます。
係の人も「立ち止まらないでくださーい」と絶叫し続けていました。

Mini5

さて一応国産車も見ておかねば・・と思い、話題の車に限定して見てきました。
トヨタの「86」です。

しかし。
ミニ以上に混雑していて、とにかくフロント側には近寄ることすらできません。
しかたなくサイドからバックに回ってみました。

Toyota1

Toyota2

あーひでえ写真。
なんだか全然わかりませんね。
若者の車離れなんて幻想だったんじゃないかと思うくらい、ナウいヤングのみなさんがてんこ盛り。(死語まみれ)
元ヤンのあたしは若者にあちこち突き飛ばされて涙目で「86」から離れたのでした。
しかたなくそばにあった「どこでもドア」を撮影。

Toyota3

唐突にどこでもドアが置いてあったので振り返ると、そこはCMの出演者が看板になっていたり、ドラえもんの人形が置いてあったりするファンタジーな空間となっていました。

Toyota4

Toyota5

ブース受付で配られていた封筒には、トヨタのCMパンフレットとドラえもんとのコラボシールが入っていました。

Toyota6

Toyota7

こうして全ての年齢層を引きつける演出をしていたのが今年のトヨタでした。

というわけで、終始人の多さにぐったりしながら見学終了。
他にもいろいろ見たはずですが、人の多さ以外はなんだかあまり記憶に残っておりません。
でもそれだけ車に興味がある人がたくさんいるということでもあり、今の不況を覆すパワーが日本にはまだあるという表れなのかもしれません。
若いカップルや小さな子供を連れた夫婦が多かったので、そんなことを思いました。

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行ってみた 第28回 梨木神社・廬山寺・上賀茂神社

京都のコアな紅葉の名所を探る旅の2日目。
まずは京阪電車で淀屋橋から出町柳まで全線を走破することになります。
淀屋橋駅では臨時列車も入線しており、かなり混雑しています。
大阪から京都へ観光のため通勤するのもけっこう慣れてきましたが、京阪も阪急もこの季節はやはり混雑しますね。
東京周辺では時間帯によって椅子のない車両まであったりしますけど、京阪もこの季節はそろそろそんな手当が必要かも・・と国土交通省の役人みたいなことをぼんやり思いました。

そんなエセ役人根性で出町柳に到着。
ここから徒歩で10分ほどの梨木神社を目指します。
梨木神社は京都御苑に隣接する小さな神社ですが、隠れた紅葉の名所とのこと。
もちろん行くのは初めてです。

Nasinoki1

Nasinoki2

参道が南北に長く、趣のある神社です。
残念ながら紅葉は遅れていたようで、もみじも真っ赤ではありませんでした。
ここも静かで人があまりいませんが、この日は吉日だったのでしょうか、結婚式の一行に出会いました。
神社らしくイチョウの木もありました。

Nasinoki3

梨木神社から歩いてすぐ隣の廬山寺へ移動。
ここは紫式部が「源氏物語」を執筆した場所でもあるという天台宗のお寺です。

Rozanji1

Rozanji2

もみじの木はそれほど多くも大きくもありませんが、非常にいいポイントにあり、色づきもかなり鮮やかです。
庭が2カ所にありますが、雰囲気は全く違います。

Rozanji3

Rozanji4

Rozanji5

今回の京都旅行で一番良かったのがこの廬山寺でした。
紅葉はそれほどハデではありませんが、小さな庭が美しく、赤いもみじが絶妙なアクセントになっています。
人も少なく非常に落ち着くところです。
自分は龍安寺に代表されるような庭のある寺が好きなのですが、龍安寺はいつ行っても人が多いので、あまり落ち着くという場所ではありません。
そういう意味で自分にとっては東福寺は秋以外に行くと素晴らしいところですし、退蔵院や等持院といったわりあい人の少ないお寺が好みです。
で、この廬山寺はとてもいいところでした。
京都はこうして探すとまだまだ素晴らしい場所が見つかるので、魅力が尽きない都市だとつくづく思います。

昼は北山で食べることにしました。
北山通りから少し北に入ったところの「ヴァプール」というフランス料理店です。

Vapeurs1

Vapeurs2

鶏肉やホタテをメインとしたランチコースを食べましたが、どちらもおいしかったです。
北山界隈を歩くのはけっこう久しぶりでしたが、少しずつ店は入れ替わっているようです。

午後は上賀茂神社に行くことにしました。
今回の旅で唯一、人出の多い世界遺産です。
以前2度ほど来ていますが、この日は月に一度開催される「手作り市」にちょうど重なったため、そちらも見てみることにしました。

Kamigamo1

さすがに世界遺産なので、バスも到着直前で渋滞にはまり、距離のわりには時間がかかりました。
まずは神社に参拝。
二つの円錐状の立砂があまりにも有名です。

Kamigamo2

Kamigamo3

上賀茂神社でも、結婚式の一行が複数組見られました。
あるカップルは新郎側が外国人、新婦側が日本人という組み合わせでしたが、両家のみなさん全員が和服正装で立砂の前で記念撮影。
新郎側のご両親も和装姿でちょっと珍しい光景なので、かなりのギャラリーが集まっていました。

Kamigamo4

Kamigamo5

上賀茂神社の紅葉もやはり満開?ではありませんでした。
以前秋に来た時は、驚くほどの鮮やかな赤だったのですが、今回はまだ青い葉も残っている感じです。

Kamigamo6

Kamigamo7

手作り市は思っていたよりも出店が多く、100店以上はあったと思います。
毎月こんな感じなのかわかりませんが、11月は紅葉の時期とも重なって、とても人出が多いようです。
真の?手作り市ファンは、11月は行かないようにしている、なんてことをバスの中で若い女性二人が話していました。

日も暮れてきたので上賀茂神社から四条河原町までバスで移動。
阪急百貨店はマルイに変わっていました。
錦市場で漬け物などを買い、大丸の地下で帰りの弁当を購入。
今回は「下鴨茶寮」の弁当です。

Tree1

Tree2

Tree3

帰る前に京都駅の大階段前で大きなクリスマスツリーを見物。
夕方なので駅にはものすごくたくさんの人がいます。
今回人の少ない場所ばかりを厳選して回ったので、よけいに人が多く感じました。

Bentou

新幹線の中で「下鴨茶寮」の弁当を食べましたが、これが倒れそうなくらいにうまかったです。
デパ地下で少し高級なお弁当を買って新幹線で食べる、というのが京都旅行のシメとして慣例なのですが、今回の弁当が一番うまい「ベスト・オブ・デパ地下弁当in京都」と勝手に認定。
いや、もちろんデパ地下弁当を全部食べたことはないんですが・・
まあ根がグルメなタイプではないんで、何を食ってもうまいんですけど・・

というわけで、コアな京都の旅も終了。
探せばまだまだ隠れた紅葉の名所があることを痛感しました。
今度は隠れた桜の名所も掘り起こしてみたいと思います。

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行ってみた 第27回 京都 大原野・八幡

「行ってはいけない」とされる紅葉の京都ですが、昨年は秋に行かなかったので、懲りずに今年も行くことにしました。
最近自分のトレンドとして、いかに人の少ない紅葉や桜の名所を開拓するか、というのがあります。
2年前にもそのノリで秋の京都に行ってみたのですが、実相院も光悦寺も驚くほどの人出でぐったり。
こうなるとガイドブックにもあまり載らないコアな場所を、自らの手で掘り起こし栄光をつかむしかありません。(大げさ)
事前にいろいろ調べて直前まで迷ったのですが、今回は大原野方面に行くことにしました。
ここは2年前に乗るバスを間違えて行き損ねた因縁の場所でもあります。

さて手配をしようと思い立った時点ですでに京都周辺の宿はどこも満室。
錦秋の京都を目指す全国の旅人の闘いの序曲は始まっていたのです。
まあこれは想定内だったので、今回は宿を大阪の上本町に取りました。
問題は競争率の高い新幹線です。
今回は宿とセットのチケットをネットで予約したのですが、グリーン車で行く作戦に出ました。
というのも、この手のチケットはやたら早い朝6時代東京発のグリーン車のほうが、7時代の普通席よりも安く設定されているのです。
もちろん6時代の普通席が一番安いのですが、当然そっちから先に埋まってしまうはずです。
チケットが取れなければ京都に行くこともできないので、あえて比較的競争率の低いと思われるグリーン車を選択したのでした。

結果的にはすんなり取れましたんで、6時代普通席でも問題なかったかもしれませんが、初めて乗るグリーン車は至極快適でした。
新幹線は若い頃から仕事で鬼のように使ってましたが、グリーン車には一度も乗ったことがありませんでした。
初めてだったんで知らないことだらけでしたが、座席の全てにコンセントや読書灯がついていたり、紙おしぼりが配られたり、ゴミ回収に座席まで来てくれたりのサービスに、いいトシなのにいちいち大騒ぎしてしまいました。(貧乏人)

身の丈に合わないグリーン車で興奮気味に京都駅に乗り付け、さっそく大原野方面を目指します。
まずはJR向日町駅へ。
ここから阪急バスで30分ほどのところに大原野はあります。
バスが1時間に1本程度なので、事前準備が必要な場所です。

Oonohara1

大原野はのどかな京都の里山で、初めてなのにどこか懐かしい風景。
まずは大原野神社へ。

Oonohara2

Oonohara3

紅葉は思ったほど赤くはありませんでしたが、人が少ないところです。
2年前に行った善峯寺のほうが規模も大きいので人出は圧倒的に多いです。
この神社には狛犬ならぬ狛鹿がいました。

Oonohara4

続いて木立の中を5分くらい歩くと勝持寺です。
ここもうれしいことに人があまりいません。

Syoujiji1

花の寺とも呼ばれ、桜の季節にはもっと人出も多いようです。
あまり広くはありませんが、敷地内はかなり起伏に富んでいます。

Syoujiji2

Syoujiji3

勝持寺のそばの和食屋で高級弁当でも食おうと思っていたのですが、その店は5月末で閉店していました。
しかたなくバスで阪急東向日駅まで戻り、駅前の「阪急そば」という直球な名前のそば屋で身の丈に合ったうどんをすすりました。
しかしこのうどんがあなどれないほどうまかったです。

Udon

実は関西のダシが効いたうどんはけっこう好きなのです。
なんだか京都旅行というより地方に出張したサラリーマンのような展開でしたが、満足しました。

午後はさらに大阪寄りの八幡市にある石清水八幡宮に行くことにしました。
バス路線がつながっていないので、鉄道・バス・タクシーを乗り継ぎ、京阪八幡市駅へ。
神社は小高い山の上にあり、男山ケーブルカーで山頂を目指します。
といっても乗車時間は3分ですけど。

Iwasimizu1

Iwasimizu2

山上に上院、山麓に下院がありますが、上院のほうが社も新しくてきれいです。

Iwasimizu3

Iwasimizu4

石清水八幡宮も紅葉はやや遅れており、全山真っ赤という状態ではありませんでした。
人出も少なく、京都に来ている感覚が徐々になくなってきます。

Iwasimizu5

帰りは表参道を歩いて下ったのですが、参道に木が多く視界が開けた場所がほとんどありません。
山の上にいながら眺めの良い場所がなかったのは残念でした。
他の参道にはそういうところがあったのだろうか?

日も暮れてきたのでいったん京都駅に戻り、阪急で大阪に向かいました。
今回も関西地区の私鉄・バス乗り放題の「スルっと関西2日間」を買ってましたので、基本的に移動はJR以外です。
地下鉄と近鉄を乗り継いで上本町へ。
この駅を利用するのは初めてです。

大阪は2年ぶりでしたが、近鉄と阪神が相互に乗り入れていることも初めて知りました。
2009年に阪神なんば線が開通して近鉄とも相互乗り入れになったんですね。
上本町で電車を待っていたら「三宮行き」といった案内があって仰天(死語)しました。

宿は駅の真上の「シェラトン都ホテル大阪」。
なんばも梅田も近くて便利なところです。

Hotel1

Hotel2

ロビーにはクリスマスツリーが飾られていました。

夜は近鉄百貨店の最上階にある「すし萬」で蒸し寿司を食べました。

Susiman

大阪なので押し寿司を食べたかったのですが、この日は終わってしまったということで蒸し寿司。
どちらも東京ではあまり食べないものだと思いますが、この蒸し寿司はうまかったです。
調べたら蒸し寿司は京都の食べ物で、明治時代までは京都には生魚が入らないという環境だったために編み出された調理方法だとか。

さてこのあと梅田で友人に会ってお茶を飲んだりしたのですが、大阪駅の上が大変なことになっていました。
大阪ステーションシティ」という新しい建物が出来ており、やたら広いテラスのような屋根つきスペースがあり、浪速の善男善女が楽しそうに行き来しています。
写真を撮らなかったのが悔やまれますが、大阪のスケールのでかさに興奮してしまいました。
京都に観光に来たはずが、大阪の変化に驚愕してばかりの1日でした。

というわけで、旅はもう1日続きます。

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