行ってみた 第26回 唐津・太宰府・博多
中高年体力限界猛暑九州の旅シリーズの続きです。
久留米を出発して唐津に行くことにしました。
唐津に行くのは初めてです。
唐津城にのぼってみました。
周りに高い建物がないので、見晴らしがいいところです。
今回九州に来て海を初めてみました。
唐津駅前にある「Blue Cafe」というカフェでランチを食べることにしました。
実はこのお店の方はあのオネエ系フードスタイリストのマロンちゃんのいとこだそうです。
カフェは2階なのですが、1階に料理教室スペースがあり、マロンちゃんが時々ここでお教室を開いているのだそうです。
夕方ようやく博多に到着。
9年ぶりに博多駅にも行ってみましたが、駅ビルも巨大になっていました。
この日は博多のロイヤルパークホテルに泊まりました。
まだ新しく高級感にあふれたセンスのいいホテルです。
最近各地のホテルでミネラルウォーター(ペットボトル)のサービスがあるところが増えているようですが、ここもクリスタルガイザーが置いてありました。
翌日はまず「博多町家ふるさと館」に行ってみました。
博多の歴史や文化を展示したり説明してくれる博物館のような施設です。
山笠のビデオなどを見て外に出ると、全く気がつかなかったのですが、目の前が櫛田神社でした。
櫛田神社は博多祇園山笠の起点でもあり、一年中「飾り山笠」が展示されているところです。
9年前に博多に来た時は、夜に知り合いの運転する車で神社前を通っただけだったので、ここは一度来てみたいと思っていたのでした。
その時自分が「あっ櫛田神社だ!」と叫んだので、知り合いが「えっなんで知ってるの?」と逆に驚いていました。
そう、自分は櫛田神社や山笠の情報は全て「博多っ子純情」で仕入れていたのでした・・
櫛田神社は思ったほど広くはなく、平日の午前中でもあったため、観光客はまばらでした。
午後は太宰府に行ってみました。
ちょうど昼だったのでそば屋でそばを注文しようとしたら、妻が「梅ヶ枝餅」を注文しました。
太宰府といえばこの「梅ヶ枝餅」が有名なんだそうです。
特に焼きたてはこういう店でないと食べられないので、太宰府に来たら必ず食べるという野望があったようです。
自分は存在すら知りませんでしたが、確かに焼きたてはうまかったです。
太宰府天満宮もこの日はそれほど混雑していませんでした。
学問の神様をまつる神社ですので、当然ながら絵馬に書かれたお願いごとも「○○大学に合格しますように」というピュアなものばかり。
以前京都のとある縁切り神社で見かけた絵馬には「○○さんが早く奥さんと別れますように」といったお願いごとがやたらと書かれていて「怖い・・」と思ったもんです。
みやげ物店では店の人が「9月なのにこんな暑い日は今までなかった。温暖化です」と断言していました。
お話を聞いてて驚いたのですが、太宰府は昔は雪の多い土地でもあり、正月のお参りは分厚い綿入れでも着ないと耐えられなかったそうです。
が、やはり近年は雪なんてホントに少ないようです。
確かにこの日も非常に暑かったです。
太宰府から鳥栖のアウトレットに行ってみました。
アウトレットなんて家から自転車で行けるところにもあったりするのですが、実はこうして地方に旅行した時もアウトレットモールに立ち寄るのは結構好きです。
場所によっては近所のアウトレットモールにはないブランド店があったりしますし、なにより人が少ないので、それだけでも得した気分になるのです。
旅行中なので大したものは買えませんでしたが・・・
今回の旅の最後の宿は、中洲に近い「ホテル イル・パラッツォ」という変わった名前のホテルです。
イタリアの建築家がデザインしたホテルだそうですが、外観も周囲の建物とはかなり違います。
室内もとても広く設備も充実しており、値段も安く便利なところです。
キャナルシティで夕飯を食べることにしました。
せっかく福岡に来たんだから屋台でもよかったのですが、この日も夜まで異様に暑く、野外の屋台ではたぶんくつろいで食事はできない・・と判断したのでした。
キャナルシティは一時期かなり客足が減ったという話を聞いたこともありましたが、この日は木曜でしたが店はそれなりににぎわっていたと思います。
「うまや」という焼き鳥の店に入りました。
明太子の出汁巻き玉子がうまかったです。
福岡ではふつうに食べられるものだと思いますが、関東ではあまり出てこないメニューです。
翌日、筥崎宮に行ってみました。
ちょうどこの時「放生会(ほうじょうや)」という祭りが行われていました。
博多では「梨も柿も放生会」と言われて親しまれている祭りだそうです。
秋の収穫を祝う祭りなので、「放生会に行けば秋のものはなんでもそろう」といった意味のようなのですが、その昔読んだ長谷川法世の漫画の中で、「なして?(どうして?)」という問いかけに対して「どうしても」という意味を表すのに「梨も柿も放生会たい!」というセリフが出てきたのでした。
これはたぶん地元の方でないとニュアンスは理解しづらいものと思われますが、「なして?」の「なし」に「梨」をかけてるんでしょうね。
なんだかグダグタな説明になっちまいましたが、そんなわけで放生会という祭りの存在も、博多から遠く離れた関東育ちの自分ですが、実は小学生くらいから知ってはいたのでした。
放生会では毎年世相やニュースをかたどった「放生会はじき」が販売され、これが地元では非常に人気が高く、朝早くからおはじきを買い求める人が行列し、あっという間に完売するそうです。
ちなみに今年のテーマは「祝 九州新幹線」だったようで、額に入れられて展示されていました。
また筥崎宮には九州ゆかりの著名人の直筆の書もぼんぼりになって展示されていました。
王貞治氏は「前進」、中村俊輔選手は「夢」。
IKKOさんのもありましたが、達筆過ぎてなんという字なのかわかりません・・
そういやこないだIKKOさんとマロンちゃん、二人で旅番組に出てたなぁ・・
平日午前中なので放生会の盛り上がりそのものは体感できませんでしたが、博多の代表的な神社を訪れることができてよかったです。
福岡タワーにものぼってみました。
天気がいまいちでしたが、海がよく見えます。
眺めていて気がつきましたが、タワーからだと福岡ドームがちょうどホテルに隠れてほとんど見えないんですね。
ドームが近くにありながらこの景観は惜しいところです。
この後天神に移動し、岩田屋の地下で明太子を買いました。
平日午後なのに天神はやはりにぎやかです。
空港で車を返す前に、時間があったのでジョイフルでお茶。
ジョイフル、ご存じでしょうか?
大分に本社があり、九州を中心とした西日本に展開するファミリーレストランで、値段が安いのが特徴。
実は関東にも進出していて、都内の店舗にも入ったことがあります。
車を返して空港へ。
福岡は街と空港がホントに近いので、出発ぎりぎりまで街の中にいられて便利ですね。
金曜夕方だったので、空港は出張帰りのサラリーマンで混雑しており、みやげ店には行列ができていました。
というわけで、九州の旅も終了。
実は行く前からずっと体調が悪く、食欲のない日々が続いていました。
結局回復しないまま九州入りしてしまい、唐津までは食欲も戻らずで、その点は少し残念でした。
やはり暑かったのが旅行中もこたえたようです。
太宰府で梅ヶ枝餅を食ってからはなぜか急激に回復に向かったので、道真公の御利益があったと考えたらいいんですかね?
その後も櫛田神社や筥崎宮などパワースポット?を巡りましたので、それも良かったのではなかったかと思います。(本当か?)
今まで何度か九州に行っていますが、いつも思うのは食べ物がおいしい土地だということです。
まああまり上等な舌を持ってないので、どこに行ってもそう思ってるんですけど・・
なので今回は体調のせいで九州のうまいものを充分堪能できなかったのが悔やまれるところです。
近いうちにまた必ず九州には行くつもりです。
その時には体調を整えてうまいものをたくさん食いたいですね。
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コメント
SYUNJIさん九州の旅おつかれさまでした。
>太宰府といえばこの「梅ヶ枝餅」が有名なんだそうです
有名ですねぇ、飛び梅伝説の梅ですね。
私も高校受験の時、祈願に行きました。
>ジョイフル、ご存じでしょうか?
よく私も利用します、たしかに安いので・・・
>、いつも思うのは食べ物がおいしい土地だということです。
地元にいると気がつかないんですが
特に福岡は食の文化としてはバリエーションが多くて美味しい食材の土地ですね。
今度はぷく先輩他ブロガー様と熊本においでくださいませ。
阿蘇大観峰、熊本らーめん、馬刺し、温泉等ご案内致します。(夜の歓楽街のオプション付きで)
投稿: ボレロ | 2011.10.02 11:59
ボレロさん、コメント感謝です。
>有名ですねぇ、飛び梅伝説の梅ですね。
そうですか・・
帰ってきて調べて初めて知りました。
焼きたてがうまいという当たり前な感想しか思い浮かばなかったバチあたりな状態でした。
>よく私も利用します、たしかに安いので・・・
関東に進出したのは15年くらい前のようです。
都内でジョイフルを見た時は「ついに来た!」という感じでした。(自分だけ?)
>今度はぷく先輩他ブロガー様と熊本においでくださいませ。
いいですねぇ、熊本。
あたしはもう20年行ってないです。
ぷく先輩は歓楽街のお姉さんの水準に厳しいので、お店は厳選をお願いいたします。(そっち?)
投稿: SYUNJI | 2011.10.03 22:21
私は九州というと、長崎には何回か行ったことがあります。そのついでに、1度だけ佐賀に寄ったことがありまして、「佐賀」よりも「鳥栖」のほうが栄えていた記憶があります。もう20年前のことですが。
> 今まで何度か九州に行っていますが、いつも思うのは食べ物がおいしい土地だということです。
御意。
まず魚が旨いです。それと、誰が何と言おうと(タモリとかがTVで言っているけど)うどん!
向こうで言うところのてんぷら(=さつまあげ)がのったうどんは最高です。今まで一番うまいと思ったうどんが、佐賀の競馬場で食ったやつ(笑)・・・SYUNJIさんの記事を読んでいて、そんなことを思い出しました。
投稿: ルドルフ | 2011.10.06 06:43
ルドルフさん、こんばんは。
>「佐賀」よりも「鳥栖」のほうが栄えていた記憶があります。もう20年前のことですが。
え、そうなんですか?
今回鳥栖はアウトレットしか行かなかったので、街の様子はわかりませんでしたが・・
>向こうで言うところのてんぷら(=さつまあげ)がのったうどんは最高です。
へぇー・・なんか意外なメニューですね。そうなんだ・・
湯布院に行く途中の山田サービスエリアで梅うどん食いましたけど、確かにうまかったなぁ。(それじゃないって?)
じゃあ次回行く時は唐津競艇と佐賀競馬と武雄競輪をハシゴしてうどん食ってきます!
投稿: SYUNJI | 2011.10.06 22:30
SYUNJIさん、お邪魔します。
博多の男としてコメントを!と思っていましたが、色々あって今頃コメント入れさせてもらいます。
旅行で来福されていたのですね。一言声をかけていただければ、夜の中州で接待させてもらったですが。
さすがによく知っている場所ばかりなので、写真を見ながらニヤニヤしてしまいました。
しかし・・・地元民なのに「博多山笠」(櫛田神社)「放生会」(筥崎宮)見物には、もう何十年と行っていません。(おいおい)
私のほぼ地元と言える太宰府での「梅が枝餅」が美味しかったみたいで良かったです。(店によって落差ありますので)
福岡(地区)って特にこれと言った観光地がなくてすみません。(苦笑)
次回来られた時は、北九州方面に足を運んで、山口・下関を含めて是非とも「河豚」料理を味わって下さい。
投稿: まったり男 | 2011.10.20 11:06
まったりさん、コメントありがとうございます。
>旅行で来福されていたのですね。一言声をかけていただければ、夜の中州で接待させてもらったですが。
直前までご連絡しようと思ってはいたのですが、記事にも書いたとおり体調がイマイチで、ちゃんと食事ができるかどうかも微妙なところでしたので、お会いできてもご迷惑をかけることがあったらよくない・・と思い、ご連絡もせずひっそり九州入りしました・・すいません・・
>しかし・・・地元民なのに「博多山笠」(櫛田神社)「放生会」(筥崎宮)見物には、もう何十年と行っていません。(おいおい)
あ、そうなんですか?
まあ自分も地元で行われる祭りには全然参加してませんが・・
>私のほぼ地元と言える太宰府での「梅が枝餅」が美味しかったみたいで良かったです。(店によって落差ありますので)
自分が食べたのは「やす武」というそば屋でした。
焼きたてでうまかったです。
>次回来られた時は、北九州方面に足を運んで、山口・下関を含めて是非とも「河豚」料理を味わって下さい。
そうですね、食いたいなぁ、フグ料理。
10年くらい前に門司と下関に行きましたが、夏だったんでちょっとフグの季節ではなかったですね。
あと小倉に行ったことがないので、次回は小倉をプランに入れようと思います。
投稿: SYUNJI | 2011.10.22 00:15