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やってない 第12回 ビリヤード

今さらですがビリヤード。
2011年現在流行っているのか廃れているのかすらわかりませんが、生涯で一度もやったことがありません。

ビリヤードとは、キューと呼ばれる長い棒で台上の玉をつついてポケットに入れたり相手と争ったりする遊び・・のはずだけど、具体的に何番の玉がどうなったら勝ちなのか、どの玉がポケットに入ったら負けなのか全然わかっておりません。
起源は中近東にあった遊びで、ヨーロッパ人が持ち帰って盛んになったという説が有力らしい。
明治の初めには「西洋画引節用集」という英和辞典と図鑑の混合のような書物に、「ビリヤルヅ」という名で紹介されている。
雰囲気的にはオトナの社交であり、子供はあまりやらないと思うけど、小学生大会なんてのはあるんだろうか?

70年代にビリヤードが流行っていた頃、自分はまだ子供だった。
ホントに流行っていたかどうかはよく知らないが、この頃一度だけビリヤード場に入ったことがある。
母親に命令されて父親を夜のビリヤード場まで呼びに行ったのだ。
母親にしてみれば「遊んでないで早く帰ってきなさい」と父親に言いたかったのだろう。
自分で呼びに行けばいいのに・・と子供心に母親に対してやや不満ではあったが、一方でオトナの遊び場に入れるという好奇心めいた感覚も多少あり、近所の商店街にあったビリヤード場に父親を呼びに行った。

実際のビリヤード場の様子はほとんど覚えていないが、薄暗い店内で会社の人たち数人と楽しそうに遊んでいた父親の姿は記憶に残っている。
ゲームの途中だったようで、タバコや酒のニオイが充満する清潔とは言えない店内でしばらく待たされた。
父親が勝っていたのかどうかはわからないままだった。
ビリヤード場に足を踏み入れたのはこれが最初で最後である。
オトナになってからも遊んだことはもちろんなく、2回店内に入ったことがあるパチンコよりも遠い存在である。(どっちもやってないことに変わりはないけど)

この10年くらい後、世間で再びビリヤードのブームが起きた。
映画「ハスラー2」の日本公開(86年)がきっかけのようだが、都内ではそれより少し前から「プールバー」なる遊技場が流行り始めていたような気がする。
「ハスラー2」はもちろん見ていない。
友人の中にはブーム前からビリヤードにはまっていたヤツもいて、「時代がオレ様に追いついた」などとほざくようなイカれた世の中だった。
で、その友人からもいろいろビリヤードの楽しさなど聞かされたのだが、なぜかさほど興味がわかず、誘いにも応じなかった。
御茶ノ水に「淡路亭」というビリヤード場があるのだが、ここは開いた窓が中央線の線路やホームに面していて、店の中がよく見える。
当時開いた窓から台の周りで動いている客の姿を毎日電車に乗って見ていたのだが、それを見ても「ようしオレもやったろ」とは思わなかった。

やってない理由は特にないんだが、たぶん流行っていた80年代当時の自分の興味対象が圧倒的に麻雀や女の子に傾いていたのだと思う。
まあどの時代でも高校生大学生あたりは徐々にオトナの社交に興味を覚えて酒やら単車やらタバコやら薬やらお灸やら11PMやらとムリ目なことをしたがるもんだが、あたしの場合それが麻雀だったわけですね。
なのでビリヤードにはまった可能性もあったとは思うんだが、どこかスカしたチャラい印象でとらえていたかもしれない。
マジメか。(そうでもないんだが・・)

ちなみにたぶん「タモリ倶楽部」だったと思うが、ビリヤードブームの最中に「プールバーの次に来るのは何か」というテーマで「ピンポンバー」を紹介していた。
酒を飲みながら卓球したり競技を見物したり・・という店のことである。
ただ玉が床に落ちる音が若干騒々しいのと、上級者ほどゆったり酒を飲むバーの雰囲気から浮いてしまうという難点があり、「プールバーの次」には来なかった・・・と思う。
しかし21世紀の今、ネットで検索すると全国でいくつか営業中の「ピンポンバー」が見つかる。
実際には普通の卓球場ですけどドリンクも出してますよというところだったり、いちおう飲食店で酒も出すけど店の奥に卓球台もありますよみたいなスタイルだったりするようだ。

というわけで、ビリヤード。
80年代に都内各地の台で「中野のルド」「ジョージ(死語)のナオ」「国立のぷく」「小岩の俊」などと異名をとどろかせたナウいヤングハスラーもいたことと思いますが(全部適当)、みなさまの戦績はいかがだったでしょうか?
あと2011年の今、「今どきビリヤード?」なのか、「今どきビリヤードもやらないなんて・・」なのか、いったいどちらなのか教えていただけたらと思います。

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コメント

>ジョージのナオ

あっ、オジキ
呼んだ?!ww

ビリヤード♪
やりましたぜw

基本は、ナインボールって言う、9番の玉を落とすと勝ち(途中端折り過ぎ)のヤツを金賭けてやってましたねー。

で、うちの大学の近くは、雀荘の隣に、うらぶれた、ビリヤード場(プールバーでは断じて無い!)がありまして、そこで、ひがな一日、老人が、4つ玉ってに興じており、じじぃの、途轍も無いプレィに目を白黒させていたおもひでがあります。

4つ玉ってのは、イメージされてるポケットに、玉を落とすのではなくて、ワンクッションで相手の玉に当てる。てぇのを繰り返すんですけど、これまた奥深い世界で・・・

ちなみに、僕らは、普通に9ボールに興じてて、友人が、酔っ払って、キュー折ったり、ラシャ破ったりして、いわゆるプールバーからは、出禁になりやした(苦笑)

今は、全くやってないので、もう、すっかり駄目すね・・・

今度、P杯ビリヤード大会開催しましょうか?w

投稿: V.J. | 2011.04.17 00:34

やはり来たな、ジョージのナオ!
そのうち国立のぷくも来るはずだ・・
ということでコメント感謝です。
V.J.若はきっとやってるだろうと思っていました。

>で、うちの大学の近くは、雀荘の隣に、うらぶれた、ビリヤード場(プールバーでは断じて無い!)がありまして、そこで、ひがな一日、老人が、4つ玉ってに興じており、じじぃの、途轍も無いプレィに目を白黒させていたおもひでがあります。

なるほど・・
そういや学校のそばにはビリヤード場ってなかったような気がするなぁ。
知らなかっただけかな?
4つ玉ってのはポケットには落とさないルールなんですね。(←ど素人)

>ちなみに、僕らは、普通に9ボールに興じてて、友人が、酔っ払って、キュー折ったり、ラシャ破ったりして、いわゆるプールバーからは、出禁になりやした(苦笑)

うわはは、わかりやすい若者の姿。
プールバーってのは普通のビリヤード場と何が違うんだろう?

>今度、P杯ビリヤード大会開催しましょうか?w

ふふふ、あの方は相当やってますよ、きっと。
都内各地のプールバーを渡り歩き、ドア開けただけで店内に緊張が走るようなレベルと見ました。(何者?)
固唾を飲んで入店を待ちたいと思います。ショアッ!(←何?)

投稿: SYUNJI | 2011.04.17 09:56

SYUNJIさん、お邪魔します。

ビリヤード・・・大学の時、一瞬だけ流行りました。講義をサボって行っていた連中、多かったです。

自分の大学は、とても駅から歩いて行ける距離ではなく、車・バイク・チャリを持っていない学生にとっては、駅から出るスクールバスだけが通学手段で、大学から2キロ以内にコンビニも無く、しかし周辺にラブホだけは数件あるという、自然に囲まれた田舎の山手の好立地?に立っていました。(笑)

そんなタヌキも出るような僻地なのに、ブームに乗り遅れまいとしてか?大学の近くの寮生をターゲットにして、バーに併設して作られましたました。周囲が田んぼって場所にバー&ビリヤードって・・・という感じで、当然半年ほどで潰れましたけど。(苦笑)

自分も、何度か付き合いで行きましたが、楽しさはあるものの、イマイチ乗り切れなかったのを覚えてます。
SYUNJIさんと同じく、麻雀の方でで盛り上がってましたね。

投稿: まったり男 | 2011.04.17 12:38

まったりさん、コメント感謝です。

>ビリヤード・・・大学の時、一瞬だけ流行りました。講義をサボって行っていた連中、多かったです。

おお、やはりそうでしたか。
ブームは全国的だったんですね。

>周囲が田んぼって場所にバー&ビリヤードって・・・という感じで、当然半年ほどで潰れましたけど。(苦笑)

うーん・・
確かにムリもない感じですね。
ウチも高校の隣が牧場でその向かいがラブホという投げやりな環境でしたが、どっちも生き残ってますね。

>SYUNJIさんと同じく、麻雀の方でで盛り上がってましたね。

おお、そうですか!
ぷく先輩は麻雀も相当好きみたいですよ。
あたしは学校よりも雀荘にいた時間のほうが長いバカ学生でしたが、腕のほうはさっぱりでした・・

投稿: SYUNJI | 2011.04.17 21:02

こんにちは、中野のルドです。

やってましたよ、ビリヤード。
地元にも、大学の近くにもビリヤード場がありましたから。淡路亭にも行きましたねぇ。

ナインボールが主でしたが、4つ玉も。
ヘタなくせに、「はい、ひとーつ」「ふたーつ」とかツウぶって言っていたのを思い出すと、いまとなっては痛々しいですが(笑)

でも、私の場合もさしてハマることはなく、SYUNJIさん同様、清く正しく、麻雀ライフに転落していったのでありました(笑)

> ちなみにたぶん「タモリ倶楽部」だったと思うが、ビリヤードブームの最中に「プールバーの次に来るのは何か」というテーマで「ピンポンバー」を紹介していた。

これ、私の記憶違いでなければ、笑点のメンバー(小遊三あたりだったかな?)が出ていて、卓球の魅力を語る、みたいな感じだったと思います。

投稿: ルドルフ | 2011.04.23 07:32

来たな、中野のルド!待ってたぜ。
さあ始めようか。
あ、そっちの台は昨日国立のぷくがマッセやろうとして足を押しつぶしちまって修理中だ。
・・・とうことでコメント感謝です。

>地元にも、大学の近くにもビリヤード場がありましたから。淡路亭にも行きましたねぇ。

おお、やはりそうでしたか。
淡路亭って今でもありますよね。

>でも、私の場合もさしてハマることはなく、SYUNJIさん同様、清く正しく、麻雀ライフに転落していったのでありました(笑)

やっぱりそうですか。
「やっていた 麻雀」なんて記事書いたらコメントたくさん来そうだなぁ。
あたしの場合バイトの場所まで雀荘にしてしまったので清くも正しくもありませんでしたが・・

>これ、私の記憶違いでなければ、笑点のメンバー(小遊三あたりだったかな?)が出ていて、卓球の魅力を語る、みたいな感じだったと思います。

あーそうそう、確か小遊三かこん平が出てきてマジメに卓球を語ってはタモリに冷ややかに笑われていたような内容だったと思います。

投稿: SYUNJI | 2011.04.23 10:03

遅れてきた国立のぷくです。残念ながら一度しかやっていません。
確かにしけたプールバー(恥ずかしい)が小平にありましたが、バイト学生だった私には縁のある場所ではなく、また決定的だったのは、ルールが理解できないことでした。(馬鹿な!)
その後夢中になった麻雀は、教授たちと囲むことが多く、ルールがぶっ飛び、割れ目あり、東風場のみというインフレルールで、毎回バイト代で稼いだ金が危機にさらされていました。

投稿: ぷくちゃん | 2011.05.04 01:37

お久しぶりです、国立のぷく師匠。
・・とヨイショから始めようかと思ったら、一度しかやっていない??
意外だ・・(勝手)

>また決定的だったのは、ルールが理解できないことでした。

え、そうなんですか?
見た感じルールより技術や駆け引きを重視する遊びのように思ってましたが、ルール自体も難しいんでしょうか?

>ルールがぶっ飛び、割れ目あり、東風場のみというインフレルールで

なんか話が殺伐としてきましたね・・
昔働いていた店で常連の芸能プロの人たちがこのルールでやってました。
あたしは教授と打ったことはないですね。

投稿: SYUNJI | 2011.05.04 21:42

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