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聴いてない 第150回 ボブ・シーガー

かれこれ7年もかけて「聴いてないシリーズ」という、東洋でもここだけと言われる珍奇BLOGを続けているSYUNJIといいます。
実は「聴いてない」の100回目ストーンズにしようとかなり前から決めて書いていました。
しかし今日はふと気づくと150回目。
この区切りのいい数字にふさわしいアーチストをご用意しなければなりません。
ということで、満を持して登場のボブ・シーガーです。
あああたくさんの拍手と花束をありがとうございます。(妄想)

・・・ええ、今回は正直全く考えてませんでした。
ストーンズ出した時点で自分のBLOG人生も終了だろうと思ってたんですけど、あの記事書いたのが4年前。
ということは、BLOG歴はすでにストーンズ以降のほうが長いことになります。

で、あらためてボブ・シーガー。
ご本人には極めて失礼なマクラだが、まあ本文はもっと失礼になるであろう。(毎回ですけど)
ほとんど聴いてません。
シルバー・バレット・バンド名義も含め、聴いたことがあるのが以下の3曲。
・Tryin' To Live My Life Without You(邦題「暴走マイライフ」)
・American Storm
・Like a Rock

3曲ともエアチェックで仕入れたもので、アルバムは聴いていない。
ちょうど2日前に聴いた昔のエアチェックのテープに「Like a Rock」が入っていた。
なお「Tryin' To Live My Life Without You」はオーティス・クレイという人の曲のカバーだそうだ。

この人の情報は曲以外には全く持っていない。
おそらく当時の音楽雑誌にもほとんど登場しなかったためだろう。
曲はどれも悪くないが、日本向けのプロモーションはそれほど強くはなかったのかもしれない。

ボブ・シーガーについてネットで調べたことをまとめると以下のようになる。
本名はロバート・クラーク・シーガー、1945年ミシガン州デトロイト郊外に生まれる。
リトル・リチャードやプレスリーにあこがれ、地元デトロイトで音楽活動を開始。
多い年には250回ものライブを行い、74年にシルバー・バレット・バンドを結成し、「LIVE BULLET」というライブ盤は全米で500万枚を超える大ヒット。
この頃バンドのドラマーが事故で交代するというアクシデントもあったが、78年「Stranger In Town(見知らぬ街)」は全米4位、80年「Against The Wind(奔馬の如く)」は全米1位を獲得した。
シン・リジィメタリカはライブでボブ・シーガーの曲をカバーすることがよくあったそうだ。
87年の「Shakedown」は映画「ビバリーヒルズ・コップII」の主題歌にもなっている。
2000年以降は家族と過ごす時間を増やすため音楽活動をセーブするようになったが、2004年にロックの殿堂入りを果たし、2006年に「Face The Promise」を発表。

やはり本国アメリカでは想像を超えた大スターのようだ。
全然知りませんでした。
なおシルバー・バレットとは「銀の弾丸」という意味らしい。
イーグルスのメンバーとも親しく、グレン・フライは「最も敬愛するアーチスト」としてボブ・シーガーをあげている。
イーグルスの「The Long Run」も「Tryin' To Live My Life Without You」を意識して作られた曲らしい。(そう聞くと確かに似ている)
ロックの殿堂入りは2004年だが、同時に殿堂入りしたのはプリンスジャクソン・ブラウンZZ TOP、トラフィック、ジョージ・ハリスンだそうだ。

ボブ・シーガーの魅力はその声にあるのは間違いないだろう。
声だけ聴くとケニー・ロジャースやニール・ダイヤモンドを思い出してしまうが、独特のしわがれ声で味わい深いロックを聴かせるというスタイルが人気であるはずだ。
80年代の曲をたくさん聴いてきたが、やはり日本のFMや雑誌により多く露出したアーチストから聴いてしまったので、ボブ・シーガーは引き出しの奥のほうが定位置になってしまったのである。
アルバムジャケットもどれも全く見覚えがない。

今回ボブ・シーガーを調べてあらためて彼の顔や風貌を知るところとなった。
なんとなく長髪髭面スティーブ・ウィリアム風とはわかっていたんだが、こういう人だったんスね。
日本で人気がないのはこの熊顔のため、なんて評論もあるようだが、どうなんだろう・・・
80年代に人気のあったアーチストでも、ビジュアル的にキツイ人たちは意外に多いように思いますが・・

さて。
これからボブ・シーガーなんてこんな貧相リスナーのあたしに聴けるもんだろうかとも思うが、「トム・ペティが好きな人にはおすすめ」などと書いてあるサイトもあったので、若干の光明を見出した心境である。
アルバム「Like A Rock」あたりから試してみようかと思いますが、みなさまの鑑賞履歴はいかがでしょうか?

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コメント

SYUNJIさん、こんばんは、
連載150回、おめでとうございます。

さて、ボブ・シーガーですが、1曲だけ聞きました。
「アメリカンストーム」です。ノリがよくかっこよかったです
ので、この曲を収録している「Like A Rock」をレンタル
したのですが、思いのほか地味で、それっきりでした。

>>78年「Stranger In Town(見知らぬ街)」は全米4位、
>>80年「Against The Wind(奔馬の如く)」は全米1位を獲得した。

事前にこういう情報を仕入れていたので、てっきりブルース・
スプリングスティーン風だと思っていたのも悪かったと思います。
今、これらのアルバム聞けば印象が変わって、好きになることが
できるのかどうか、私自身もちょっと興味が出ました。

投稿: モンスリー | 2010.12.19 20:13

モンスリーさん、コメント感謝です。
100回以降は常にネタ枯れの不安の中で続けて参りました・・
ボブ・シーガーも思ったよりもネットでの情報が少ない感じでした。

>この曲を収録している「Like A Rock」をレンタルしたのですが、思いのほか地味で、それっきりでした。

ありゃ、そうですか・・
「American Storm」は確かにノリはいいですね。
アルバムは地味というのも少し意外です。

>てっきりブルース・スプリングスティーン風だと思っていたのも悪かったと思います。

ということは、ボスとはやはり違うわけですね。
イメージとしては近いものを勝手に感じてましたが、そうではないということですかね。
まあ自分の場合、ボスもそんなにマジメに聴いてきたわけではありませんが・・

投稿: SYUNJI | 2010.12.19 22:48

SYUNJIさん、中華街ではいよいよV.J.の顔を拝めそうですよね。ちなみにその時までには脱レイクをめざして・・・(無理)

さて私はボブ・シーガー、結構好きです。特に「ハリウッド・ナイト」は大好きで、ジムで走り始める時に好んで鳴らす曲でもあります。声は濁声ですが結構歌がうまいと思っています。

V.J.がこの人の若い時の映像を発掘していました。「ハリウッド・ナイト」時の彼とは全然違いますがそれもすごくナイスでした。

投稿: ぷくちゃん | 2010.12.20 07:01

150回おめでとうございます。

ボブ・シーガー、最初に聴いたのは’84年の映画「ティーチャーズ」のサントラ盤に収録されていた「Understanding」という曲です。独特のしわがれ声が妙に印象に残ってました。

それから次に聴いたのが「Shakedown」。これはヒットしましたね。

アルバムはでは’91年の『The Fire Inside』です。12曲中5曲をドン・ウォズがプロデュースしてます。トム・ぺティーほど南部くささが無く、聴きやすいと思います。

投稿: メテオ | 2010.12.21 20:54

グレッグ先輩、コメント感謝です。
先日は失礼しました。

>さて私はボブ・シーガー、結構好きです。特に「ハリウッド・ナイト」は大好きで、ジムで走り始める時に好んで鳴らす曲でもあります。

ええ~そうなんですか?(勝手に意外)
底知れぬ先輩の守備範囲に脱帽の毎日です。(今ひとつ意味不明)
正直今回こそ誰からもコメントが来ないと思っていたのですが・・

>V.J.がこの人の若い時の映像を発掘していました。

そうスか・・じゃあ中華街ではみんなで携帯持ちながらボブ・シーガーの話題をチャットで交換しましょう・・

メテオさん、コメントありがとうございます。

>ボブ・シーガー、最初に聴いたのは’84年の映画「ティーチャーズ」のサントラ盤に収録されていた「Understanding」という曲です。

このサントラは残念ながら記憶にありません。
84年といえば洋楽にどっぷり浸かっていた頃なんですが・・
調べたらエリック・マーティンやナイト・レンジャーが参加してる豪華なアルバムのようですね。

>アルバムはでは’91年の『The Fire Inside』です。12曲中5曲をドン・ウォズがプロデュースしてます。トム・ぺティーほど南部くささが無く、聴きやすいと思います。

そうですか。
なんとなく聴けそうな気がしてきました。(主体性なし)
トム・ペティは実は好きなほうなので、ハードルとしては全く問題なさそうです。

投稿: SYUNJI | 2010.12.21 23:42

Against The Windが流行ったころは日本でもかなり人気ありました。FMなんかでも結構かかってました。

投稿: marry | 2011.10.05 01:43

marryさん、コメントありがとうございます。

>Against The Windが流行ったころは日本でもかなり人気ありました。

うーん・・そうでしたか。
80年当時はFMでエアチェックし始めたばかりでしたので、自分が聴いてなかったんでしょうね。
「サンスイ・ベストリクエスト」でもボブ・シーガーを録音できたのは2曲だけでした・・

投稿: SYUNJI | 2011.10.06 22:16

 ボブ・シーガーのすべてのアルバムを聴いたおっさんが通ります。
 シーガーは前期と後期ではかなり感触が異なります。前期(自分の勝手な分け方では1974年のアルバム『Seven』まで)はR&B風味も多少感じられるロックをやっていて(ただし、全編アコギ弾き語りの1971年の第4作『Brand New Morning』を除く)、曲によってはけっこうソリッドに感じられます。後期(1975年の8作目『Beautiful Loser』以降)はかなりもっさりしたロック演歌路線(勝手にこう呼んでます)になっています。前期は泣かず飛ばずでまったく売れなかったのですが、後期のロック演歌路線になってから売れるようになりました。
 1970年代後半からの数年間が全盛期といったところでしょうが、最初に1枚聴くとすれば1978年の『Stranger In Town』ですね。型通りのロックンロールと泣きのバラードの二本立てがもっともはまったアルバムではないかと。個人的には1982年の『The Distance』が最高作だと思います。あと、1976年の『Night Moves』、1980年の『Against The Wind』はどちらもタイトル曲が素晴らしいです。コメントに挙がっていた1986年の『Like A Rock』は自分からはちょっと衰えが見えるアルバムかなと。
 もっさりしたロック演歌という形容からもわかるとおり、どう見ても都会の音楽ではないし最先端の音楽でもないです。はっきり言ってダサい音楽です。でも、何かしみる音楽なんですね。アメリカンロックという括りから見るとブルース・スプリングスティーン、トム・ペティ、ジョン・メレンキャンプらと同類ということにされてしまうのでしょうが、彼等の中ではもっともシンガーソングライター気質の強い人ではないかと思います。スプリングスティーンにあるカリスマ性というか派手なところはほとんどない人です。そのため地味に感じられるということもあって、日本では売れないのでしょう。
 現在ではオリジナルアルバムを揃えるのは至難の業ですが、2011年に『Ultimate Hits』というベストアルバムが出ていて、これが現在では一番手に入りやすいかと思います。
http://www.bobseger.com/music/

投稿: ガヴァドンA | 2013.05.08 15:11

ガヴァドンAさん、初めまして。
詳細なコメントありがとうございます。

>最初に1枚聴くとすれば1978年の『Stranger In Town』ですね。型通りのロックンロールと泣きのバラードの二本立てがもっともはまったアルバムではないかと。

なるほど・・
これは結構楽しそうですね。

>はっきり言ってダサい音楽です。でも、何かしみる音楽なんですね。

そうですか・・味わい深いオトナの音楽、という感じですかね。
中年の今のほうが聴けるかもしれないなぁ。

>スプリングスティーンにあるカリスマ性というか派手なところはほとんどない人です。

やはりそうですか。
当時の日本のメディアに採り上げられることが、ボスやトム・ペティと比較してもかなり少なかったようですが、時代にとらわれず地道に活動してきた人なんでしょうね。
おすすめのベスト盤から聴いてみたいと思います。

投稿: SYUNJI | 2013.05.08 23:14

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