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聴いてない 第146回 ベック

かつてポール・ロジャースは「世の中には2種類のギタリストがいる。ベックとベック以外だ」と名言を残し、謙虚なブライアン・メイは「ボクはベック以外でいいです」と言ったとか・・
いえ、ブライアンの発言は捏造ですけど、長いこと芸能界においてベックと言ったらそれはジェフ・ベックを指すのが常識だったと思うのだ。
しかし90年代に入り別のベックがベックという名でミュージックシーンに登場する。
それがベックである。どっちだよ。
「ジェフじゃないほう芸人」のベックだ。
今後クラプトンとかペイジとかブラックモアとかヘンドリクスとかマルムスティーンとかブロディとかホーガンとかドン荒川とか、そういう名前の芸人が単品で登場してきたらとまどうだろうなぁ。
ベック登場にそんなことを思った次第。

さてベック。
全く聴いてません。
1曲も知らない。
だいたいジェフ・ベックだってそれほど聴いてなかったのに、ジェフじゃないほうのベックまでとても手が回らない。
全然理由になってませんが、とにかく聴いていないのである。

いつものように幕が開き、恋の歌歌うあたしはネットでベックを調べてみました。
Googleでも「ベック」で検索するとジェフも結構引っかかるが、今は映画のサイトもかなりヒットするようだ。

ベックは1970年生まれ、ロサンゼルス出身。
メジャーデビューしたのは94年頃。
アコースティックギターにブルースハープというフォークスタイルながら、カントリーやヒップホップ・パンク・メタルといった要素も巧みに採り入れる独自の音楽性で人気を確立。
90年代以降の人気アーチストにはこうした多様性ミュージシャンが多い気がするが、ベックもそうなのだろうか?
「オルタナ」というくくりで表されることが多いらしいが、「グランジ」とは違うようだ。
どっちもよくわかってませんけど。

日本でも人気があり、コンスタントに来日してライブを行っている。
昨年も春に来日して仙台・名古屋・大阪・東京と回ったようである。
ちなみにベックは腰痛い芸人でもあるらしい。

本名はベック・デビッド・キャンベルだが、ベック・ハンセンと書いてあるサイトもある。
ハンセンとは母方のファミリーネームとのことなので、北欧にルーツがあるのだろう。
祖父は前衛芸術家、母は女優のようなことをしていた人らしい。
もし「ハンセン」という芸名だったら、これまた格好のツッコミ材料にされたに違いない・・こともないか。

その昔スタン・ハンセンが(やっぱそっちかよ)全盛期の頃、新日本にスエード・ハンセンという全く印象の薄いレスラーが登場したことがある。
新聞のテレビ欄に「ワールドプロレスリング A.ジャイアント×S.ハンセン」という一瞬誰もが田園コロシアム以来のドリームマッチ実現か?きぃー!!と思うような記述があり、相当多くのファンが期待してテレビ見たんじゃないかなぁ。
もちろん実際にこの時アンドレと対戦したのはスエードさんでした・・

さてスエードじゃないほうのハンセン・・じゃなくてベック。
相変わらず全く知らない話ばかりである。
ショップにCDがたくさん並んでいたのは知っていたが、視聴すらしなかった。
シングルでは「ルーザー」、アルバムでは「オディレイ」が人気が高いようだ。
アルバムジャケットもいくつか見覚えのあるものがあるが、なんかヘンな絵だ・・

しつこいようだが、ベックとしてデビューする際、ジェフ・ベックの存在は一切意識しなかったのだろうか?
まあ全く同じ名前ならともかくただのベックさんなんだからええやんけではあるが、レコード会社とか事務所的にジェフ側から問い合わせとか圧力とかが来たりはなかったんですかね?
今後なんかの拍子にジョイントとかに発展すると楽しそうですけど。

90年代に人気が出たアーチストはいろいろだが、やはり80年代までに一通りのジャンルは出尽くした感があり、その中からいかにうまく採り入れて自分の音楽として確立させるかがポイントだったのだろう。
ベックもアルバムごとに巧みにサウンドを変えていくスタイルのようだが、それがベックにしかできないものだった、ということのようだ。
2000年以降は病気などもあってか活動も90年代ほど華やかなものではなくなっているらしいが、日本ではライブも行っているので、人気は堅調といったところだろうか。

というわけで、結局何もわかっていないベック。
変幻自在のアーチストらしいのでアルバム1枚程度では理解できないのかもしれませんが、その中でもこれならば・・というアルバムがあったら、教えていただければと思います。

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コメント

SYUNJIさん、こんにちは。お邪魔します。

自分も縁が無いのか、ベック、ほとんど聴いてないですね・・・。
昔、3枚ほどアルバム聴いたけど、それほどの印象が残らず、自分には合わないのだろうと悟り?ました。
唯一、手元には1曲目が大好きなんで『オディレイ』だけ残してあります。
こちらにコメントする前に聴いてみたら、それなりに気持ちが高揚するサウンドで良かったです。

でも・・・やはり合わないですね。
40半ばのおっさんになったからかも知れません。(あくまで個人的な意見です)

投稿: まったり男 | 2010.09.04 18:07

お世話になります。

ジェフ・ベックとどっちにしようと思いましたが、こっちのベックにコメント。

>90年代以降の人気アーチストにはこうした多様性ミュージシャンが多い気がする

>80年代までに一通りのジャンルは出尽くした感があり、その中からいかにうまく採り入れて自分の音楽として確立させるかがポイント

まさにSYUNJIさんのおっしゃるとおりで、上の2つがベックを語る上でのポイントなんだと思います。

以前プライマル・スクリームのエントリにもコメントしたと思いますが、新しい音楽スタイルもいいメロディも出尽くした90年代以降は、過去の音楽的遺産の引用のセンスとか着眼点が優れたアーティストが評価される時代なんですよね。

そういう意味では、ロック、カントリー、ブルース、ヒップホップ、テクノなど、いろんな音楽の情報をぶち込んでゴッタ煮にしてまったく新しい感覚を打ち出してる「オディレイ」が一番ベックらしい最高傑作だと思います。

ただ、個人的にはソウル/ディスコ色が強く出てる「ミッドナイト・ヴァルチャーズ」の方がよりキャッチーで聴きやすいと思うのでオススメします。あくまでもウリが「ごちゃ混ぜ感覚」なので、アルバム1枚で全貌をつかむのは非常に難しいアーティストだとは思いますが・・・。

投稿: カナ | 2010.09.05 04:51

自分は以前、フェスに出演している時の演奏を見て、グエロを良く聴いている、、というような感じですが、それも「Girl」ばっかり再生してる感じです。

やはり、ライブを見ても何でも出来る人だなという印象で、その点ではとても才能を感じる人、、と思いました。
カントリーの要素が思いのほか高かった印象あります。

ジャケットも印象的ですよね、、。方眼紙みたいなジャケットで出してみたりと、そうした点でも面白い人だと思います。

投稿: だいまつ | 2010.09.05 12:59

SYUNJIさん、こんばんは。
ベック、さすがに名前は知っています。が、1曲も
聞いたことがありません。

インターネットで検索をするようになって、「ベック」
を検索すると、こちらのベックの方がよくヒットするように
なって唖然としました。私もベックといえばジェフだと
思いこんでいたからです。

ところで、映画(というかコミック?)の「BECK」ですが、
仮面ライダーカブトがギタリストで、仮面ライダー電王が
ボーカルなんですね。ついでに水木しげる先生がベース。
その昔、出演者の経歴々から「特捜最前線」はファンから
「特撮最前線」と言われましたが、この映画も相当な
ものだと思います(^^;)。

投稿: モンスリー | 2010.09.05 20:45

まったりさん、コメント感謝です。

>昔、3枚ほどアルバム聴いたけど、それほどの印象が残らず、自分には合わないのだろうと悟り?ました。

え、3枚もですか?
それだとあたしの場合「自慢じゃないけどかなり聴いてきたよ」になりますが・・

>唯一、手元には1曲目が大好きなんで『オディレイ』だけ残してあります。

ネットでもこのアルバムの評価が高かったですね。
手堅くこれから聴いたほうがいいのでしょうか・・

>40半ばのおっさんになったからかも知れません。(あくまで個人的な意見です)

そうスか・・じゃああたしとぷく先輩もダメですかね・・(いいから聴けよ)

カナさん毎度です。

>ジェフ・ベックとどっちにしようと思いましたが、こっちのベックにコメント。

そのうちベックは知っててもジェフを知らないヤングが出てきそうで怖いですね・・

>ただ、個人的にはソウル/ディスコ色が強く出てる「ミッドナイト・ヴァルチャーズ」の方がよりキャッチーで聴きやすいと思うのでオススメします。

おっとそうなんですか?
こっちのアルバムはなんか妙なジャケットだという印象しかないんですけど・・(特に色が・・)

>アルバム1枚で全貌をつかむのは非常に難しいアーティストだとは思いますが・・・。

そのようですね。
まずはご推薦の2枚が良さそうですね。

だいまつさん、コメント感謝です。

>やはり、ライブを見ても何でも出来る人だなという印象で、その点ではとても才能を感じる人、、と思いました。
>カントリーの要素が思いのほか高かった印象あります。

なるほど・・
しかしカントリーの要素が高いとどんなサウンドになるのか想像が難しいです。
聴いてみないことには何も始まらないですね。
(聴いてないシリーズ全体がそもそもそうですけど)

>方眼紙みたいなジャケットで出してみたりと、そうした点でも面白い人だと思います。

これ、買った人が自分でデザインできるようステッカーが付いているんですね。
確かに面白い発想だと思います。

モンスリーさん、コメント感謝です。

>ベック、さすがに名前は知っています。が、1曲も聞いたことがありません。

いやあそうですか、安心しました。

>こちらのベックの方がよくヒットするようになって唖然としました。私もベックといえばジェフだと思いこんでいたからです。

Googleでは「ベック 洋楽」だと上位10件ではまだジェフが多いようです。日替わりで違うかもしれませんが・・

映画(漫画?)のBECKは全然わかりませんが、今出演者が総出であちこちテレビ番組に出演して宣伝してますね。
漫画にはペイジというオウムも出てくるらしいですが・・

投稿: SYUNJI | 2010.09.05 22:07

祭りだワッショイ! ルドルフです。(←暑さで半ばやけくそ)

映画(というかコミック)のベックかと思ったら、アーティストのベックなのですね。ややこしいっすね。
まったく、知りませんですハイ。
私は、ジェフ・ベックすら知りません。ラフ・アンド・レディは聞いてみたい一枚ではありますが。

投稿: ルドルフ | 2010.09.06 22:53

ルドルフさん、コメント感謝です。
今週遠出しておりまして返事が遅れました。

>まったく、知りませんですハイ。

ええ~??
なんか意外ですね。(根拠はないけど・・)

>私は、ジェフ・ベックすら知りません。ラフ・アンド・レディは聞いてみたい一枚ではありますが。

これも意外だ・・
個人的には「Truth」のほうがおすすめです。

投稿: SYUNJI | 2010.09.11 11:10

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