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見ていない 第29回 ルパン三世

その昔高校に入学したての頃、部活でお互い新入生として初めて出会ったヤツに、「名前なんての?」って聞いたら「オレの名前は・・・ルパン三世」と返され、12秒くらい互いに固まったことがあります。
・・・まあ初対面でそんな口上を言うヤツも痛いほうだと思うが、自分もそのフレーズがテレビ番組で有名なものだとも知らなかった、というのがお互い不幸だったよね、タケちゃん。
その後タケちゃんとは仲良くなるのだが、ヤツの好きなルパン三世、こっちは結局さして興味を持つこともなく高校3年間を過ごしてしまったのだった。

くだらない白状で始まった「見ていないシリーズ」、今日のお題は「ルパン三世」。
恐ろしいことにテレビアニメのほうは一度も一話通して見た記憶がありません。
漫画のほうは単行本を1冊読んだ程度で、日本が誇る名作に対してなんちゅうことを状態です。
(このシリーズいつもそうだが。)

テレビアニメ「ルパン三世」(第一シリーズ)は1971年から72年にかけて放送された。
自慢にも何もならんが、「ルパン三世」の初回放送については、「放送されること」は実はリアルタイムで知っていたのだ。
当時読んでいた小学館の学習雑誌の付録に、放送中もしくは新しく始まるアニメの特集みたいなページがあり、その中に「ルパン三世」が書いてあったのを覚えている。
ただし内容についてはほとんど説明がなく、映像のワンカットに「座っているのがルパン三世。」というキャプションが書いてあるくらいの状態だった。
あ、小学生向けだからキャプションも「すわっているのがるぱんさんせい。」だったはずだ。
しかもそのワンカットは小さい上に印刷が汚くてルパンの顔なんか全然わからず、結局番組を見ようという意欲をかき立てるものではなかった。

小学校でも同級生が「ルパン三世」の話をしていた記憶も全然ない。
決定的なのはテーマソングを全然知らないことである。
自分の場合、特撮やアニメのテーマソングは実は放送を見ずに友達が歌っているのを聴いていて覚えてしまったケースがほとんどなのである。
「ルパン三世」のテーマソングはオープニングもエンディングも全く知らないので、おそらく歌ってくれた友達がいなかったと思われる。
姉がルパンに夢中になった実績も一切なく、我が家では選択肢の範疇外だった。

漫画のほうはそれから数年経って貸本屋で単行本を借りたのだが、自分の意志ではなく、母親が適当に借りてきたものだったと思う。
内容はご存じのとおり小学生には難しく、それっきりになってしまった。
当時小学生は漫画アクションは読まなかったし、あたしはもっぱら宇野球一や明智球七や風吹裕矢や塩見味平や丹波太郎字やスナミ先生が出てくる漫画に夢中でしたので・・

で、高校に入学してタケちゃん(誰だよ)がルパンに夢中になっているのを知るのだが、なんか夢中になってるのはタケちゃんだけでなくあちこちにいたのだ。
簡単に言うと流行っていたわけですね。
こっちは昔読んだ漫画のイメージしかないから、「なぜあんな漫画がアニメになるとみんな夢中になるのか?」と不思議だったが、断片的に入る情報から、どうやらアニメはふつうに中高生も楽しめるものに変えられていることがわかってきた。
まあ漫画の内容まんまアニメにするなら放送は深夜だろうし。
当時自分の周辺では、結局この作品はアニメのほうだけひたすら評価されていたのだった。

自分はすでに中学生くらいから「アニメは小学生が見るモノ」といったクソ爺的な固定観念が醸成されていたので、高校生にもなって今さらアニメに夢中にもなれず、ヤマトガンダムやルパンに熱狂する連中をぼんやりながめ、全然ファンじゃないのにマイケル・シェンカーのポスターを教室のドアに貼ったりするゆがんだハイスクール生活を送っていた。

そんなあたしですが、確か大学生の時に一度だけ映画作品を(テレビで、ですけど)見たことがあります。
それは「カリオストロの城」。
動機や経緯は全く覚えていないのだが、たぶん何度目かの再放送の時に、たまたまアタマから見ていて最後まで見てしまった、という状態だったと思う。
あん時タケちゃんが騒いでいたのはこれか・・・
そんなタケちゃんへのささやかな友情を感じつつ?、いつの間にか見入ってしまったのだった。
今となっては内容はほとんど覚えていないが、素直におもしろかったと感じた記憶がある。
漫画のワイルドで向こうっぽい雰囲気は全然なく、ルパンや次元や五エ門、不二子に銭形といったキャラクターに、クラリスという清廉な少女が加わるストーリーは、自分のような素人でも充分楽しめるものだった。
次元がカップうどんを食うシーンてなかったでしたっけ?
カップにお湯を入れるシーンだったかな?

というわけで、もはや国民の間で知らぬ者はいないであろう「ルパン三世」。
今さら「見ていない」など、とても恐ろしくて夜道も歩けない状態ですが、みなさまの鑑賞履歴はいかがでしょうか?

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コメント

『カリオストロの城』大好きですshine
赤いきつね(だったかな?)、食べてましたね~。
テレビで放送されると、「うわ、またやってるの?」なんて思いつつ、在宅であれば絶対見てしまう。
なので、もっとも繰り返し見ている映画かも。
映画繰り返して観るタイプじゃないんですけど、これは特別です。
もっとも、あれはルパンというよりジブリ?
宮崎駿作品で一番好きです。や、ハウルと甲乙付けがたいけど。
そんな感じなので、オリジナルにもモンキー・パンチさんにも関心はなく、カリオストロは大好きなんだけど、ルパン・ファンとは言えそうにないというねじれた感じで過ごしてます。

ちなみに小学生の頃、弟とよく「ルパンごっこ」というのをやりました。
ブロックで家を作って、その中にお宝を隠し、警報機に触れないよう宝を盗み出すという遊び。弟は呆れるほどハマり、随分やらされました。

投稿: YAGI節 | 2010.08.21 23:43

こんにちは、JTです。

『ルパン三世』、第一シリーズの途中から見てました。同じクラスのイマイ君から『ルパン三世』という(テレビ)番組が面白い、という情報を入手、見てみたらハマってしまい、第二シリーズの途中まで見てました。

やっぱり原作のイメージに近い第一シリーズが面白かったですね。

少し前、第一シリーズ~第三シリーズと劇場用映画3本が収録されたDVD-BOXを購入しましたが、結局第一シリーズと『カリオストロ』しか見てません(爆)。

>宇野球一や明智球七や風吹裕矢や塩見味平や丹波太郎字やスナミ先生

塩見味平とスナミ先生しかわかりませんが「ジャンプ」ですね。

あと些細な事ですが、

>「オレの名前は・・・ルパン三世」と返され、

タケちゃんは多分「オレの名前」でなく「オレの名は」といったのでは。第一シリーズの前半のオープニングではそう言ってました。登場人物の説明があったのでイチゲンさんにもやさしい作りでした(笑)。


投稿: JT | 2010.08.22 06:56

YAGI節さん、コメントありがとうございます。
そうだ、「カリオストロの城」は宮崎駿監督作品でしたね。

>赤いきつね(だったかな?)、食べてましたね~。

あ、やっぱりそのシーンがあったんですね。
これも確か友人タケちゃんが公開当時「今度の映画は次元がカップうどんを食うシーンがあるんだ」という話をしていたので、そこだけ記憶に残っていたんだと思います。

>ちなみに小学生の頃、弟とよく「ルパンごっこ」というのをやりました。

やさしいお姉さんだ・・
我が家の場合、姉に自分の提案が通ったことなどほとんどなかったような・・

JTさん、コメント感謝です。

>やっぱり原作のイメージに近い第一シリーズが面白かったですね。

ルパンもシリーズごとに雰囲気が少し違うんですね。

>塩見味平とスナミ先生しかわかりませんが「ジャンプ」ですね。

その通りです。
「アストロ球団」「サーキットの狼」「大ぼら一代」の頃ですね。

>タケちゃんは多分「オレの名前」でなく「オレの名は」といったのでは。

あ、それはたぶんご指摘のとおりです。
あのタケちゃん(誰だよ)がそのセリフを間違えるはずがない。
今風に言うとヤツはスベってたんですけど、全然気にしてなかったなぁ・・

投稿: SYUNJI | 2010.08.22 09:30

銀座のアップルストアから書き込みしています。詳しくは自宅に戻ったらね。

投稿: ぷくちゃん | 2010.08.22 14:52

SYUNJIさん、こんばんは。
ルパン三世ですが、第1シリーズを再放送でいやという
ほど見ました。私が子供の頃は、しょっちゅう再放送を
していたのです。
ですが、「おもしろい!」と思って見ていたのでは
なく、「他に見る番組がないから」という、きわめて
消極的な理由からでした。
なぜか・・・・子供の私には、内容があまりにも大人っぽい
気がしたからです。当時の私は(というか、今もほとんど
変わりませんが)、ロボットアニメとか特撮とか、そちら
の方に夢中でした。
ちなみに原作マンガは一度も見たことがありません。

「大人のためのアニメ」、それがルパン三世の印象です。

投稿: モンスリー | 2010.08.22 21:03

ぷく先輩、お久しぶりです。
終日マナー研修で大変お疲れさまでした。
今日はあたしはルドフィーとsugiさんといっしょに銀座のアップルストアに出かけ、先輩のBLOGを画面に呼び出して放置したまま店を後にしてきました。(実話)
ルパン三世の話は中華街でゆっくりと。

モンスリーさん、コメント感謝です。

>ですが、「おもしろい!」と思って見ていたのではなく、「他に見る番組がないから」という、きわめて消極的な理由からでした。

ええ~?そうなんですか?
まあ他のロボットアニメや特撮とは題材や内容が違いますね。
ルパンや次元の銃とかにも興味はなかったですか?

>ちなみに原作マンガは一度も見たことがありません。

これも意外ですね。
モンスリーさんでも見たことのない漫画があるんですね。
しかし今回の記事で自分が例にあげた漫画って、どれも全然アニメ化されてないなぁ・・

投稿: SYUNJI | 2010.08.22 21:48

SYUNJI兄さん、先日は素敵なコメント、どうもありがとうございました。ようやく引っ越し完了したので、少し遅くなったけどご報告…と思ったらば、ルパン!!見ていないですって…???私は第二シリーズ(赤ジャケルパン、ちなみに第一シリーズのルパンは緑色のジャケット着用)が一番好きでした。緑ジャケルパンの時代は、原作に非常に近く、ハードボイルド性も強く、まだまだお子チャマな私にはハードルが高かったように思いつつ、あの世界に憧れを抱いていたような気がします。赤ジャケになってからは、もっとハードル低くしてくれて、更にユニークな面と、もう少し人間クサさもそれぞれの性格に組み込んでくれ、非常に親しみを感じながら、楽しんでいました。勿論再放送も。私の中でこのアニメは非常に特別な存在として今も心の中にあって、いい歳してるのに、「ルパン」という単語だけでキュンキュンしてしまいます。アニメキャラでありながら、ルパン、次元、五右衛門には特別な想いを感じちゃうんですよ、女子は。ちなみに、私は次元の嫁になりたかったです(爆)。

ああ、くだらないコメントでごめんなさい。
とりあえず、引っ越し完了しました。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

投稿: | 2010.08.23 23:47

祥お嬢、コメント感謝です。

>私は第二シリーズ(赤ジャケルパン、ちなみに第一シリーズのルパンは緑色のジャケット着用)が一番好きでした。

え、シリーズによってジャケットの色が違うの?
初めて知った・・(←ド素人)

>赤ジャケになってからは、もっとハードル低くしてくれて、更にユニークな面と、もう少し人間クサさもそれぞれの性格に組み込んでくれ、非常に親しみを感じながら、楽しんでいました。

なるほど・・
このへんの演出って、原作者の考えはどのくらい反映されてたんでしょうね?

>ちなみに、私は次元の嫁になりたかったです(爆)。

え、お嬢、秋野大作じゃなかったの?
3人のうち主役じゃないキャラを選んでますな・・(笑)

投稿: SYUNJI | 2010.08.24 23:22

自分は、積極的に見ているわけではなく、テレビのチャンネルが一つか二つしか民放が映らず、、つけっぱなしのテレビで見ていた感じ、、でしょうか。

カリオストロは大好きで、そのほかのルパンの劇場版はそれほど見ていて面白いとは感じない私です。

自分も、ルパンよりは、「ロータスヨーロッパでドリフトだ!」とか「慣性ドリフト」「ブレーキングドリフト」ってどんな感じに車の方向をあのようにコントロールすればああなるの?って考えていた小学生だったので、同級生ともイマイチルパンの好みとかで話をしてもかみ合わなかったですね。

たとえば、自分次元好き。っていうと、大抵「ふつう五右衛門」と返され、、そういうもんかなっておもってすごしていましたね。

投稿: だいまつ | 2010.08.25 13:00

だいまつさん、コメント感謝です。

>カリオストロは大好きで、そのほかのルパンの劇場版はそれほど見ていて面白いとは感じない私です。

「カリオストロ」の人気が高いですね。
やはりあの作品は特別なのかな?

>自分も、ルパンよりは、「ロータスヨーロッパでドリフトだ!」とか「慣性ドリフト」「ブレーキングドリフト」ってどんな感じに車の方向をあのようにコントロールすればああなるの?って考えていた小学生だったので

あー自分も同じですね。
ルパンと比較してたわけではないですけど、スーパーカーに夢中だったですね。
3回転スピンターンとか自転車でマネしてケガしたヤツがいたなぁ・・

>たとえば、自分次元好き。っていうと、大抵「ふつう五右衛門」と返され、、

あれ、そうですか?
次元と五エ門てそれぞれに同じくらいファンがいるような感じがしますが・・
銭形のとっつあんが好きってのもコアでいいかも・・

投稿: SYUNJI | 2010.08.26 23:06

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