食べてみた 第12回 「黄金の塩らぁ麺 Ayumi」
塩ラーメンを求めてさまよう徘徊ボヘミアンブロガーのSYUNJIといいます。
今回は少し変わった趣向のお店に行って参りました。
吉祥寺にある「黄金の塩らぁ麺 Ayumi」です。
いつものように「ラーメンデータベース」で塩系な店を検索していると、この店にたずねあたりました。
このサイトは最近よく利用しますが、実は寄せられているコメントはそれほど懸命に読んでいません。
自分の感覚がおそらく多くのラーメン好きな人とズレていることは自覚しているので、あまり参考にならないと思っているためです。
なんせ豚骨とか背脂には全く興味ないんで、この時点でラーメンデータベースなんか利用する資格もないですけど。
なので「塩をメインにしているか」ということと、場所と休日をチェックするくらいでいきなり出かけてしまいます。
幸い今のところ大幅に期待を下回る店に行ったことはありません。
塩系店はうまい店が多いんですよ。
で、今回もせっかくのコメントをあまり読まずに唐突に吉祥寺へ。
いつもやたら行列しているメンチカツ屋を横目に、吉祥寺プチロードにある「Ayumi」を目指します。
店は簡単に見つかりましたが、ここで初めて構えがイタリアンなことに気づきました。
ドアをあけるとこれまたイタリアンレストラン調の女性スタッフが迎え入れてくれますが、目の前にはおなじみの食券販売機。
ここまではふつうのラーメン屋のシステムです。
味玉入りの「塩玉子らぁ麺」800円を注文し、カウンターに座りました。
日曜正午のラーメン店にしては客の入りは少なくすいています。
店内はさらにイタリアンで、赤を基調としたテーブルやカウンター。
足元には荷物を入れるバスケットなんかもあり、若い女性が二人連れで談笑したりしています。
ちょっと変わってるなとは思いましたが、イヤミな雰囲気ではありません。
ただ店内はかなり狭く、15人くらいのキャパだと思います。
・・などと思っていたら、驚くほど早くラーメンが登場。
まだ写真撮影の準備もしていなかったので、今回は麺写真はナシです。
しかたがないので店のチラシの一部で雰囲気をお伝えします。
この写真だとわからないですけど、実は器がかなり深いです。
しかも受け皿までついててカウンターも高い(いすが低い)ので、やや食べにくい姿勢になります。
薬味として「みかんこしょう」のビンが目の前に置かれました。
果たしてラーメンもイタリアンな味なのでしょうか。
・・・・・食べてみた。
げぇーうまい・・
これはすごい味です。
打撃系というほどのインパクトはないけど、ヴォルク・ハンの関節技のように効いてくる味です。(全然わからない)
鶏ベースのスープにやや細めのストレート麺ですが、スープがふつうのラーメンとはちょっと違います。
どこが違うのかは具体的に説明できないんですけど(ド素人)、イタリアンな雰囲気は確かにあります。
が、別にトマトやオリーブの味がするわけではありません。
ラーメンスープの範疇ですが、この味ならイタリアンレストランでパスタとともに出されても違和感はないと思います。
しばらく進んで、「みかんこしょう」を投入。
ゆず系と違って甘い香りですが、これも味が変わってうまいです。
ビンには「鹿児島産のみかんを使用」と書いてありました。
店でこのビン入りみかんこしょうを1200円で販売もしているようです。
麺や具はそれほど変わったところはなく、ふつうのラーメンと違うのはメンマがかなり細切りなのと、水菜が入っていることくらいです。
最近水菜入りラーメンも増えているように思います。
味玉は少し濃い目でした。
ということで今日も完食。
でも食べている間もあまり客の出入りはありませんでした。
これだけの味なのにこの客の入りはなんだろう・・・
大きなお世話でしょうけど、イタリアンな構えは人によっては抵抗を感じるのかもしれません。
細い通りに面していますが、人通りが絶えることはなさそうな場所です。
すぐ近くにいつも行列してる別のラーメン屋があるのですが、並んでる人たちに「あっちのAyumiって店もうまいよ」と教えたい気分でした。
あらためてネットでいろいろ調べたら、やはりイタリアンのシェフが経営するお店でした。
元は立川にあった「黄金の塩らぁめん Due Italian」という店で、今は市ヶ谷に移転しているそうです。
吉祥寺の「Ayumi」は昨年開店したばかりで、市ヶ谷の支店にあたるようです。
メニューには実際に「九条ネギと昔たまごのカルボナーラ」などといったものもあります。
で、本業の塩ラーメン。
味は自分の好みに完全に合致します。
これまで食べてみた塩ラーメンの中では「中村屋」に似ていると感じました。
店の構えや雰囲気はともかく、この味がキライって人はあまりいないんじゃないかなぁ。
いないよ、きっと。(誰に言ってんだ)
だとするとあえてイタリアなテイストを持ち込まないで正調ラーメン店として営業していたほうが、むしろ支持されそうな気もします。
あと、これはあたしの姿勢が悪いせいもありますが、カウンターが高く器が深いのはやや食べづらいので、どちらかだけでも改善されてはどうかと思いました。
これまで訪れた塩ラーメン店は実はほとんどリピートしています。
「Ayumi」もまた食べたくなって足を運んでしまうのは間違いないでしょう。
そういうお店です。
3月7日追記:
昨日リピートしてきました。
今回は写真も撮ってきました。
みかんこしょうのサービスはなく、水菜が他の野菜に変わっていましたが、味は変わらずうまかったです。
2015年11月15日追記:
この吉祥寺の店はすでに閉店していました。
8月1日青葉台に「黄金の塩らぁ麺 ドゥエ イタリアン 横浜」がオープン。
食べてみました。
やはりうまいです。
みかんこしょうのサービスは復活していました。
奥の「白いらぁ麺」はほとんどポタージュスープパスタですが、これもうまかったです。
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