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聴いていた 第3回 マイ・サウンド・グラフィティ

懐かしきエアチェック番組を語ろうか企画その3、「マイ・サウンド・グラフィティ」。
中年ブロガーならではのこの企画、たぶんシリーズとしてはこれで最後だと思いますけど・・・

「マイ・サウンド・グラフィティ」はFM東京(現TOKYO FM)で深夜3時より放送されていた45分番組である。
NHK-FMと記述されているサイトやブログもけっこう見つかるのだが、FM東京系列が正しい。
なぜならばCMがあったからである。
スポンサーはダイヤモンド社。
同社発行の雑誌「FMステーション」とのジョイント番組だった。
放送開始は1981年だそうだが、いつ終了したのかは不明。
88年頃までは放送していたような気がする。

進行は大橋俊夫氏。
この人はFM東京のアナウンサーだそうだ。
さらにアメリカンDJとしてウイリアム・ジャクソン氏が英語で曲紹介やタイトルコールなどを担当。

この番組は深夜3時からの放送なのでさすがに起きて聴くことはせず、基本的にタイマー録音し、後でテープを聴いていた。
放送は月曜から金曜まで(正確には深夜なので火曜から土曜だけど)毎日だったが、毎晩聴いていたわけではなく、事前にFM雑誌で内容を調べ、聴きたい内容の時にねらって録音した。
90分テープ片面で番組を丸録りしたので、CMもトークもそのままテープに残っている。
今日本でFM番組を録音する文化はおそらく絶滅しているはずだが、当時はこういう趣味がふつうにあったのだ。

あらためて当時録音した番組を聴いてみると、週単位でテーマを決めて、日替わりでアーチストを特集していたようだ。
たとえばポール・マッカートニーを特集した週は、大物アーチストの新譜紹介というテーマで、他にローリング・ストーンズエルトン・ジョンポール・サイモンイエスを採り上げていた。
また「ブリティッシュ・ウェーブ」と題してジャパンストレイ・キャッツ、アダム・ジ・アンツ、プリテンダーズエルビス・コステロを特集した週もあった。
アダム・ジ・アンツが特集されてたってとこが泣かせるなぁ・・・(聴いてませんけど)

この番組のいいところは、新譜を全曲オンエアする特集があったことだ。
もちろん実質40分くらいに収めるため、多少曲を短く編集していたようだが、カネのない学生にとっては大変ありがたかった。
番組でも「全曲ご紹介します」と宣言しており、こういう番組は昔のFMではけっこうあったはずだ。

この番組によって録音したアルバムには以下がある。
・ブロンディ「オート・アメリカン」
・ピンク・フロイド「時空の舞踏」
・ジョン・クーガー・メレンキャンプ「天使か悪魔か」
・ポール・マッカートニー「パイプス・オブ・ピース」
・スティクス「烈風」

自分はエアチェックの際は純粋に曲だけを録音し、「トークやCMを入れない」を信条としていた。
それでよくポーズボタン解除をしくじって柏村武昭のトークを録音してしまい、「きぃー!!」となったりしたもんである。
なのではじめはトークやCMが録音されるのを嫌って別のテープに曲だけ編集しようとも思ったが、それもけっこう面倒でもあり、編集するとさらに音質も悪くなるため、結局丸録り番組そのままを繰り返し聴いた。(信条はどこに・・・)
今もこれらのテープは全て保管してある。

CMは今聴くととても懐かしい内容だ。
スポンサーがダイヤモンド社なので、この会社発行の雑誌の宣伝である。
「FMステーション」とのジョイント番組なので、当然「FMステーション」のCMばっかりだが、「カー&ドライバー」のCMもあった。
「FMステーション」のCMはおなじみ小林克也による記事紹介。
「スタンダードとして残るのは百恵より聖子だ」「実践エアチェック講座」「特製鈴木英人ジャンボカレンダー」「今週の特集は浜田樹里」などのナレーションが時代を感じさせる。
また「カー&ドライバー」のCMでは、BMWを「ベーエムベー」と発音している。
今の若い人にはあまりなじみがないかもしれないけど、昔はBMWをドイツ語読みで発音するのがふつうだったんだけどね。

エンディングはいつも決まったテーマソングだったのだが、これはクインシー・ジョーンズの「ヴェラス」という曲とのこと。
これは全然知らなかった・・・
てっきり番組オリジナルかと思っていた。

今回もネットでいろいろ調べてみたのだが、やはり「サンスイ・ベストリクエスト」「クロスオーバー・イレブン」に比べて情報がかなり少ない。
柏村武昭や津嘉山正種の名前は覚えていても、大橋俊夫アナやウィリアム・ジャクソンはそう簡単には出てこないと思われるし・・・
深夜3時というディープな時間帯番組ということもあるが、日替わり特集が特徴で、番組そのものの印象が薄いのかもしれない・・・などと思ったりしました。

ということで、「マイ・サウンド・グラフィティ」。
おそらく同じようにタイマー録音されていた方もおられることと思いますが、今も保存しているような番組があれば、ご紹介いただきたいです。
あと、この番組はいつ終わったのか、ご存じでしたら教えて下さい。

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コメント

常に最後に写真集のリンクをもってくるあたり、「本当は受けを狙っているのではなく、こういう写真集マニアなのでは?」と疑いをかけているぷく太郎と申します。

あっ、SYUNJIさん、留守中の会社に忍び込んでSYUNJIさんの机の中から「きのこの山」を食べておきました。

さてエアチェック(唐突)。私は高校の時にオープンリールを手に入れて流し録りをよくやりました。そしてカセットにダビング。秋葉原では中古のテープをよく買いましたが、時にとんでもないものが消されずに残っていることがありました・・・・

投稿: ぷくちゃん | 2009.05.06 08:32

ぷく太郎先輩、毎度お買いあげありがとうございます。
最近最後に持ってきているのは写真集ではなくDVDですが・・

>留守中の会社に忍び込んでSYUNJIさんの机の中から「きのこの山」を食べておきました。

最近はお菓子は太るので梅干しとか酢こんぶなどを仕事中にもそもそ食っているキモイ中年です。

>秋葉原では中古のテープをよく買いましたが、時にとんでもないものが消されずに残っていることがありました・・・・

(真剣な目で)それはどんなものでしょうか?!
ゆさゆさぶるぶる(←先輩の肉をゆする音)
ではその音声をipodに入れて富士吉田までお持ち下さいませ。

投稿: SYUNJI | 2009.05.06 09:40

SYUNJIさん、お邪魔します。

この番組、全く記憶にありません。こちらはローカルなので放送されていたのかいなかったのか・・・わからないです。(汗)

私も同じように、昔は深夜の番組をタイマー録音していました。
音質が悪くなってもいいので、編集出来るようにダブルラジカセが欲しかったのを覚えています。
結局は兄のラジカセを使って、好きな曲だけ移し変えていましたが。

最近、昔のカセットテープの音源ををPCに取り込む作業をしていますが、ちょくちょくカビ等で再生不能のテープが出てきてショックを受けています。(涙)

投稿: Junk | 2009.05.06 18:36

Junkさんこんばんは。

>この番組、全く記憶にありません。

おっと、そうですか。
まあホントの深夜放送でしたし、オンエアをそのまま聴いていた人もそう多くはないと思いますが・・

>私も同じように、昔は深夜の番組をタイマー録音していました。

あーやっぱり同じですね。
タイマーの次はダブルデッキが欲しくなるんですよね。
ラジカセ同士だと相性みたいなものがあって、かなり音質が下がってしまうことがありました。

>ちょくちょくカビ等で再生不能のテープが出てきてショックを受けています。(涙)

それは悲しいですねぇ。
あたしは大事なテープは2年くらいかけてだいたいMDに落としたのですが、テープがワカメ状になっていて音がメロメロなものがありました・・

投稿: SYUNJI | 2009.05.06 23:02

> こういう番組は昔のFMではけっこうあったはずだ。

アルバムの曲紹介は、(全曲ではなかったけれど)サウンドストリートとかでもやっていましたよね。この手の番組で、昔はアルバム購入の参考にしたものです。

> BMWを「ベーエムベー」と発音している。

私のオヤジ(76歳)はBMWをいまだに「べんべ」といいます。さらに、私の死んだじいちゃんは喫茶店を「きっちゃてん」と呼んでいました(?)
まぁ、昔の人はそんなモンです(笑)

投稿: ルドルフ | 2009.05.07 21:39

ルドルフさん、コメント感謝です。

>この手の番組で、昔はアルバム購入の参考にしたものです。

そこがあたしは違いましたね。
エアチェックして満足してしまい、アルバム購入には発展しないまま・・

>私の死んだじいちゃんは喫茶店を「きっちゃてん」と呼んでいました(?)

今「サテン」という言い方はアリなんでしょうかね・・?
ウチの母親は自治会を「じじかい」と発音します。(あまり関係ない)
ちなみにBMWですが、調べてみました。
81年に正規輸入代理店のビー・エム・ダブリュ・ジャパンができてから、「ビーエムダブリュ」が浸透してきたようです。

投稿: SYUNJI | 2009.05.09 00:11

はじめまして。
FMステーション創刊直前、YMOの特集「統括的YMO…」が1週間にわたって、デビュー作「イエロー・マジック・オーケストラ 」から「BGM」が紹介されました。当時YMOのブームがピークを過ぎようとしたころで、1週間まとめて流されることは、(当時)絶対エアチェックしようと考えた方は多かったかと思います。
もちろん当時エアチェックはしたのですが、残念ながらテープは失くしましたし、もし持っていても保存状態から再生は難しいかと思います。大事に保存されている方はいるのでしょうか?
「マイ・サウンド・グラフィティ」、洋楽邦楽問わず、
あるときはチョー・ヨンピル特集などユニークな企画も多く、毎回聞くのを楽しみにしていたプログラムでした。
最初はウイリアム・ジャクソンさんの英語をうまく聞き取れなかったためにエアチェックを何度も失敗し、これがきっかけに英語の勉強に熱を入れたかと思います。

投稿: | 2009.06.11 21:57

はじめまして、コメントありがとうございます。
自分はこの番組は洋楽特集の時しか録音しませんでしたが、今でもテープは残っていて、なんとか再生も可能です。
確かに1週間ずっと同じアーチストという特集もありましたね。

>最初はウイリアム・ジャクソンさんの英語をうまく聞き取れなかったためにエアチェックを何度も失敗し、これがきっかけに英語の勉強に熱を入れたかと思います。

ということは、実際にオンエアを聴かれていたとうことですね。
自分はとても深夜3時に起きていられませんでした・・

投稿: SYUNJI | 2009.06.12 22:50

SYUNJIさん、コメントありがとうございます。

> 洋楽特集の時しか録音しませんでした

前述の「統括的YMO集大成」の次の週から、
CASH BOX...1960年代の特集が約1か月にわたってオンエアされたのを憶えていますでしょうか?
ビートルズからモンキーズ、ジャクソンズなどが紹介されたかと思います。このジャンルにも興味あったでしょうか?当時オールドファンがこの番組に食いついていたかと思います。

PS)
少しマニアックな話ですけど、
当時FM東京は24時間放送ではありませんでした。
27:00-27:45
マイ・サウンド・グラフィティ
27:45-28:00
民族音楽を訪ねて(DJ:田中美登里さん)
28:00-29:00 放送休止
29:00- 放送再開
だったかと思います。

投稿: | 2009.06.12 23:42

えーと、すみません、お名前がありませんがコメントありがとうございます。

>CASH BOX...1960年代の特集が約1か月にわたってオンエアされたのを憶えていますでしょうか?

自分は確かFMステーション創刊後にこの番組を知ったので、この特集は知りませんでした。
知っていたらきっといくつかは録音していたでしょうね。残念・・

>当時FM東京は24時間放送ではありませんでした。

これは知っています。
というか今は24時間放送でしょうか?
タイマー録音に120分テープを使用していた時、「マイ・サウンド・グラフィティ」のあと「民族音楽を訪ねて」も続けて録音されていました。
ただし民族音楽は全然興味のない分野でしたが・・
懐かしいですね。

投稿: SYUNJI | 2009.06.13 09:27

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