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2008年の終わりに

三流ブロガーのSYUNJIです。
BLOGを始めて丸5年が過ぎた。
すでにエントリは300回を超え、ありがたいことに今年もほぼ全てのエントリにコメントがついた。
しかしながら今年になって自分は特に何かが変わったわけでもなく、相変わらず生涯永久初心者リスナーのままなのだが、今年起こったBLOG関連のできごとの中で印象に残るものをあげてみようと思う。
・・・って文章の形が毎年末ほぼ同じなんですけど。

ちなみに今年も番号は時系列順序であって、順位ではありませんので、あしからず。

1.「行ってみた」シリーズ開始
ヒッキーなあたしですが、旅行は意外に好きで、毎年3回ほど出かけています。
まあ自分の旅行記なんぞはっきり言って誰の役にも立たないのですが、せっかく行った土地の素晴らしさを少しでもBLOGで伝えることができるなら・・と思い、「行ってみた」シリーズを始めてみました。
なお以前別の旅行記BLOGも作っていたのですが、写真管理が非常に面倒で、2年以上放置してしまい、先日閉鎖しました・・

始めてみると思いのほか自分にとっても旅の思い出を忘れないためのツールとして機能しています。
今年は1月末から2月にかけて思いがけず長い休みがとれたので西表島・石垣島に行ってみました。
なので「行ってみた」シリーズも第1回は西表島。
1回の旅行で何度もエントリを作ってしまうセコイシリーズですが、今年はおかげさまで8回続けることができました。

2.ポリス東京公演鑑賞
27年間待ちわびたポリスの日本でのライブ。
みなさんにとってライブ鑑賞などよくある話だと思いますが、あたしにとっては生涯2度目。
その記念すべき東京ドーム公演ルドルフ編集長とともに行ってきました。
ポリスとしてはおそらく最後の日本公演、音響や空調などイマイチな東京ドームでしたが、3人の歌と演奏は素晴らしいものでした。
またこの鑑賞をきっかけに、ココログ同期生のhello nicoさんと久しぶりに交流も再開し、あらためてネットの良さを感じました。

3.三軒茶屋でじゃじゃ麺
昨年から始めた「食べてみた」シリーズで紹介した盛岡名物「じゃじゃ麺」。
すっかり気に入ってしまい、じゃじゃ麺記事も3回目
三軒茶屋の「じゃじゃおいけん」に再び行ってみました。
しかもこの時はぷく先輩とルドルフ編集長をご案内という一大イベント。
昨年の富士宮焼きそば大会以来、最強のトライアングルが三軒茶屋で再結成!きぃー!!
お二人ともじゃじゃ麺を気に入っていただけたようで、あたしとしても大変満足な昼食となりました。
三軒茶屋では中古CD店にも行ったり、ぷく先輩のiPhoneを見せてもらったり、いろいろ楽しい1日でした。
この後ぷく先輩はご存じの通り全国のブロガーさんを次々に訪問する「出会い系ブロガー」に変貌していったのです・・

4.getsmart0086氏との会見
自分とほぼ同時期にココログでBLOGを始めた「同期生」、getsmart0086さんに高松で初めてお会いすることができました。
BLOGの文面から匂い立つ知的なセンスに、ぷく先輩もあたしも以前から「ただ者ではない・・」と感じており、実際にお会いしてそれは確信に変わりました。
ゲッツさんもおだやかながら精悍でパワフルで、音楽以外の知識も話題も豊富な方でした。
事前にさぬきうどん情報をいろいろ教えていただき、おいしく食べることができたことも良い思い出になりました。
ネットで知り合った方とお会いするのは5人目ですが、なぜかガタイのいい方ばかりです。
つーかあたしが貧相で虚弱なだけでしょうけど・・

5.読んでみた雑誌が相次いで休刊
昨年から始めた「読んでみた」シリーズですが、これまで採り上げた雑誌の中で、予定も含めて6誌が休刊となりました。
休刊と知っていて読んだ雑誌はひとつもなく、たまたま読んでみた直後に休刊だったり、読んだその号が最終だったりです。
日本の出版不況を内側から感じている自分ですが、消費者側としても裏付けてしまったことになります。
雑誌が売れない一因としてネットや携帯の普及もあげられていますが、あたし自身が雑誌も買わずこうして毎週ネットでつまらないBLOGなんか書いたりしてるバカ中年なので、もっともな原因を体現していることになります。

というわけで、今年も多くの方にいろいろご指導を受けながら地味に生きて参りました。
来年もおそらく東洋一依存体質なBLOGに変わりはないと思いますので、引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。
みなさまよいお年を。

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読んでみた 第28回 エアライン

雑誌を読んではつぶす、業界の疫病神のSYUNJIといいます。
今回はまたコアな趣味系雑誌に舵を切ってみました。
月刊「エアライン」。
国内外の民間航空業界の動きを紹介する、総合航空雑誌である。

オトコの場合子供の頃に乗り物に夢中になるのはわりとふつうの話だと思うが、自分の場合なぜか鉄道にはあまり興味がわかなかった。
興味があったのはやはりクルマだ。
小学生の頃、スーパーカーブームだったこともあり、友人のほとんどは鉄道よりもクルマだったように思う。
近所にランボルギーニ・ウラッコに乗ってる医学生がいて、一度だけ友達のマコトくんといっしょに乗せてもらったことがあり、翌日からしばらくはマコトくんと二人で学校中のヒーローだった。

で、クルマほど夢中ではなかったが、好きだった乗り物が飛行機である。
やはり他の乗り物に比べ高級感やイベント性が高く、乗る前の段取りとか空港の風景とか、独特の雰囲気が気に入っていたのだろう。
機体の写真を撮ったりプラモデルを買ったりというところまでは行かなかったが、今でも飛行機に乗ると子供のようにわくわくするのだ。

そんなクソガキが中年となって初めて読んでみた航空専門雑誌「エアライン」。
存在は知っていたが、手に取ることも初めてである。
ロゴは英字で「AIRLINE」だが、書名としては「エアライン」でいいようだ。
版元は航空情報に強いイカロス出版
読んでみたのは1月号、判型 はAB判、160ページくらい、1300円。
航空という分野にはもうひとつミリタリー系情報もあるが、この雑誌には自衛隊や各国の空軍情報は一切なく、あくまで民間旅客及び貨物航空情報に限定して掲載している。

Airline

決して嫌いではない飛行機の世界。
果たしてあたしはこの雑誌でココロにマイルを貯めることができるのでしょうか。(意味不明)

・・・・・読んでみた。

今月号の目次はこんな感じである。

● 「最新鋭ボーイング787最新レポート」
 現状報告・787プロジェクト/787はここが違う/誕生までの航跡
 767、777、A320、A380開発経緯回顧/今後が気になる次世代フリート
●「デジカメの限界に挑戦!ヒコーキ撮影にハマる!」
 超望遠撮影、超高感度撮影/ヒコーキの撮り方教えます!
●エンブラエル170日本到着
●JAL,ANA自社養成パイロット募集中
●エアポート探訪問記 旭川空港
●映画「ハッピーフライト」 世界初!機内試写会の旅
●別冊付録 旅客機カレンダー2009

巻頭の特集記事は「最新鋭ボーイング787最新レポート」。
機体や新機能の紹介だけかと思いきや、どうもそれだけではないらしいのだ。
ボーイング787ってのは同社の新作機らしいが、航空会社への納入(デリバリーと言うそうだ)が予定よりも大幅に遅れているとのこと。
はっきり言って飛行機に興味のない人にとってはどうでもいい情報なのだが、このデリバリー遅れ話は日経産業新聞にも載っていたので、業界では結構な騒動になっているようだ。
世界中の航空会社がデリバリーを待っていて、その数は900機くらい。
で、記事はその遅れ話を巻頭で延々と伝えてるのだが、やはり専門用語が多く、正直あまりアタマに入って来ない。

「デジカメの限界に挑戦!ヒコーキ撮影にハマる!」 という記事は、思ったよりも初心者向けでわかりやすい解説がついている。
どんな乗り物でもそうだが、動いている時の躍動感や機体の質感などを情感込めて表現するには、ある程度技術が必要なわけで、記事はそこを紹介している。
確かにプロが撮る飛行機写真は臨場感にあふれていて見事である。
飛行機の写真を撮るという行為は、他の乗り物にもある話なのでまあ理解はできる。
珍しい機種を求めて各地(世界も?)の空港に出没してはカメラに納めるという、えらく資金のいりそうな趣味を持つ人が少なからずいるそうだ。
カネと時間があったらやってみたい気もするけど・・・

やはりというかさすがと思わせたのは、下地島空港に降りる飛行機の写真が掲載されているところだ。
この空港、沖縄県の宮古島のとなりの島にあるのだが、民間定期便がないため一般人が旅客目的で利用することはない。
じゃあ何のための飛行場かというと、パイロットの訓練用である。
空港周辺に建物などがほとんどなく、島や海の絶景をバックに飛行機を撮影できるというスゴイ場所なのである。
今回はルーク・オザワ氏というプロカメラマンによる写真が掲載されており、どれも非常に美しい。
島自体は一般人でも行けるはずなので、いつか行ってみたいと思っている。

この雑誌ならではの記事が「飛行機王国」という、国内外の各空港で各社の機体を紹介するページである。
国際篇と国内篇があるが、国内のほうが記事のテンションが少しおかしい。
素人には全然わからないが、おそらく珍しい機体が珍しい空港に登場しているのだろう、「うっそぉ?」「いいね、いいね」などといった軽い調子の見出しがページのそこかしこに散りばめられている。
「エアチャイナのA330-200ってあまり見かけませんよね?」とか、「あの737-200が県営名古屋空港にやってきた」とか、そう言われましても手前どもにはなんのことやらわかりかねますが・・・と言いたくなるような、妙になれなれしい問いかけ口調の見出しが多い。

記事はもちろん旅客機の機体が主体だが、空港も当然守備範囲で、「富士山静岡空港、開港を延期」「現代の空港を考える」など、やや社会派な文章もある。
富士山静岡空港は滑走路予定地の延長にある立木の伐採において地権者の同意が得られず、飛行機の進入角度に影響が出たため開港を延期したとのこと。
空港を作る理由はいろいろだろうが、開港しても定期便が飛ばず結局閉鎖同然となってるところもあったりして、難しい問題だ。
高速道路なんかもそうだが、作る前での利用客数見込みはどこの自治体でもだいたい大甘な数字で、作っちゃった後で大騒ぎになったりするのである。

さて月刊エアライン、全般的な編集スタイルは実はかなり古風である。
ちょっと驚いたのは読者欄に飛行機イラストの投稿があったり、マニアと思われる人の「情報を交換しましょう」などといったお友達募集コーナーがある点だ。
ネット全盛の時代にあっても、こうして雑誌媒体でイラストを送ったりお友達を募集してるという、なんだかとても懐かしい昭和風な紙面作りなのである。
今月号は正月号なので付録に飛行機カレンダーがついている。
こういうところもどこか昭和の学習雑誌や「りぼん」を思わせるようなノリで、案外悪くない。

ページデザインも雑誌全体としての統一感はあまりなく、ページごとに文字の書体や級数も変えてある。
割合としてはやや明朝体を使ったページが多いようだ。
内容が専門的な文章が多いので、誤字脱字などを見つけることは非常に難しい。

ビジュアルに見せることにチカラを注いでいる雑誌なので、写真はどれもきれいである。
紙も当然写真掲載を意識したコート紙を使っているので、雑誌自体やや重い。
広告は思ったよりも少ないのだが、飛行機模型やスッチー(死語)のフィギュアなんてのもあったりする。
でもそのほとんどがやっぱりモノクロページなので、印象はやはり昭和なテイストが充満してる感じ。
ブランド靴とか化粧品の広告は全くない。
表4(裏表紙)は飛行機模型の広告だが、表2(表紙をめくった裏)はなんと桜美林大学の広告である。
なんで航空雑誌に大学広告が?と思ったら、この大学には「フライト・オペレーションコース」というパイロット養成学科があるそうだ。

というわけで、初めて読んでみました月刊「エアライン」。
飛行機や空港は好きですけど、さすがに専門的なページはハードルが高く、ほとんど理解できませんでした。
価格も通常は1200円だそうですが、それでもちょっと高いと感じました。
そんなんで高いと思う貧乏人は飛行機に乗る資格もないのかもしれませんが・・
むしろカネがなくて飛行機にも乗れないような時にこそ、こういう雑誌で美しい飛行機や空港の風景写真で楽しむ、というのもアリかなと思います。

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聴いてない 第128回 クロスビー、スティルス&ナッシュ

BLOGを始めて5年になりました。
とある先輩筋の方(バレバレ)が、長きに渡って続けてこられたBLOGを終了するとの宣言。
あたしの音楽鑑賞人生に多大な影響と施しと焼きそばの喜びを与えた方と言っても過言ではありません。
終了は大変残念ですが、先輩のお考えあっての決断でしょう。
あたしもあのBLOGのファンの方々と同様、延々閉店セールをやっていたはずがまたふつうにシレっと営業している紳士服販売店のように、いつの日か何事もなかったかのように再開し風変わりな選手権でコメントを集めたり投げっぱなしトラックバックをよこしてくることを願ってやみません。

さてあたしもネタに窮する貧窮問答不況ブロガーですが、まだまだ聴いてないアーチストはたくさんあります。
久々に大物バンドの登場ですが、聴いてなさぶりがぶっちゃけガチでハンパない(←おっさんムリすんなよ)「クロスビー、スティルス&ナッシュ」。
全然聴いてません。
これにニール・ヤングが加わった「クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング」という時期もあることはもちろん知っていますが、どっちにしろ聴いてないので、タイトルとしては「クロスビー、スティルス&ナッシュ」としました。
表記が長いんで文中はCS&Nとします。

聴いている曲は非常に薄く、わずかに2曲。
「サザン・クロス」「ウォー・ゲームス」である。
しかもどちらも80年代の曲なので、彼らの代表曲でもなんでもないだろう。
「ウォー・ゲームス」は同名タイトルの映画の主題歌でもある。
当然映画は観ていない。

ELPやABWHやロギンス&メッシーナや品川庄司やおぎやはぎのようにメンバー名がバンド名なので、自動的にメンバー全員を覚えられる便利なグループなのだが、顔や音楽性まではわからない。
フルネームまではあやふやだが、デビッド・クロスビー、スティーブン・スティルス、グレアム・ナッシュである。
鉄板な常識だと思うが、クロスビーはバーズ、スティルス(とヤング)はバッファロー・スプリングフィールド、ナッシュはホリーズ出身である。
でも結局全部聴いてないので、メンバーの雰囲気すらわからない。

中学生の頃はクロスビーさんはビング・クロスビーのことだと思っていた。(愚かだ・・)
ナッシュはグラハムだと思っていたが、ネットではグレアムという表記も多いようだ。
やっさん」ことグラハム・ボネットは同じスペルだが、「グレアム・ボネット」とはまず書かないよね?

69年結成だが、バンドとしての結束はかなりゆるやかで、ずうっと活動を間断なく続けてきたわけではないらしい。
実際アルバムも各年代ごとに3~4枚程度で、ニール・ヤングの在籍期間は1年程度だそうだ。
リーダーが誰なのかよく知らないが、バンドというよりセッション・ユニットみたいなノリだったのだろうか。
スティーブン・スティルスはニール・ヤングの参加を最初に提案した人だそうだが、実はバッファローの頃から衝突も多く、実際それほど仲良し集団でもなかったとのこと。
勝手な想像ですが、みんなクセのある職人集団といった感じだったんじゃないですかね。

聴いてる2曲はいずれも悪くはないけどそんなに好きでもない・・・という微妙な位置づけだ。
80年代のCS&Nなんてあまり評価が高かったとは思えませんが。
「サザン・クロス」はゆったりしたリズムのほのぼのソングであり、一方「ウォー・ゲームス」はややアップテンポで映画の内容を意識したと思われるサスペンス風サウンドである。
ただボーカルがわりと高めの声でコーラスワークも目立つので、力強さはそれほど感じない。
感覚的にはややミスマッチな曲である。
収録されているのは「Allies」というアルバムだが、意外に入手は困難で貴重な盤とされているらしい。

彼らをネットで調べてみると、「美しいコーラス」「アコースティックなロック」「ハーモニー」といった言葉がよく出てくる。
自分はどうやら音楽に調和を求める傾向があるようなので、このハーモニーあたりにわずかに期待しているところではある。
もしニール・ヤングがボーカルをとってる曲があるなら、たぶん自分には合わないはずなので、聴くとしたらやはり3人時代の中から、ということになると思う。

というわけで、CS&N。
あえて3人時代の中から選ぶとしたら、どのアルバムがよいのか教えていただければと思います。
ニール・ヤングのファンの方には申し訳ありませんが・・・

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聴いてみた 第57回 ジャクソン・ブラウン

東洋一貧相なBLOGを始めて5年たちましたが、未だに音楽の幅は広がりを見せることもなく、何の進歩もしていないSYUNJIです。
そんなあたしが今回聴いてみたのはジャクソン・ブラウン
我ながら非常に意外なチョイスです。
93年のアルバム「I'm Alive」を聴いてみました。
出会い系ブロガーとして全国にその名を知られたぷく先輩より直々に戴いたもので、ジャクソン・ブラウンのアルバムを聴くのはもちろん初めてである。

ぷく先輩は東海地区有数のCDコレクターとしても有名だが、いくつかの盤を処分するにあたり、BLOGで引き取り手を公募していた。
なぜ処分を決意するに至ったのかはナゾだが、対象となったCDの中で、自分が興味があったのはジャクソン・ブラウンとアース・ウィンド&ファイアーだった。(いずれも全然聴いてない)
早速希望を提示し、快くお譲りいただいた次第である。

Jackson

繊細なメロディと情感あふれる歌詞とボーカルが魅力と言われるジャクソン・ブラウン。
果たして自分のような鈍感なオトコにはどのように聞こえるのでしょうか。

・・・・・聴いてみた。

1. I'm Alive
アルバムタイトルにもなっている1曲目、メロディ自体は決してハードではないが、ギターのサウンドが思ったよりよく聞こえ、ソリッドな印象。
太くないジャクソンのボーカルとマッチしている。

2. My Problem Is You
ピアノで彩られたレゲエ風リズム。
「生きていくのはそう問題じゃない。オレにとっての問題はオマエだ」という、ややゆがんだ心情を歌ったラブソングらしい。
この感じは「誰かが彼女を見つめている」に近いように思う。
まあそもそも3曲しか聴いてなかったんで、あまりアテにならない意見ですが・・・

3. Everywhere I Go
これもゆるいレゲエ調のリズム。
明るい曲調がなんだか楽しい雰囲気だ。

4. I'll Do Anything
やや訴えかけるような、情感のあるボーカルである。
これがこの人の魅力でもあるのだろう。
絶叫と訳すのは妥当ではないが、ジャクソン・ブラウン流シャウトがところどころに聴ける。
「何でもします」と連呼する切実なラブソングである。

5. Miles Away
ここまでの曲調とは少し違った、やや辛口なイメージ。
ジャクソンのボーカルもどこか投げやりな感じだ。

6. Too Many Angels
はかなげな調べ、寂しげな歌声。
この曲にはかなり厚めにコーラスが当てられている。
好みから言うと、やはり楽しげな曲調のほうがいい。
ジャクソンのボーカルは音量に思ったよりメリハリがある。
そういうアレンジなのかもしれないが、マイクと顔との距離をけっこう変えながら歌っているのではないだろうか?

7. Take This Rain
静かな滑り出しだが全体は案外タイトなリズムである。
明るくはないのが微妙なのだが・・・
つかみどころがないまま終わってしまった。

8. Two of Me, Two of You
これも静かなイントロから始まるが、調子はそのまま変わらないバラードである。
どうやらこの路線がジャクソン・ブラウンの得意とするところのようだ。

9. Sky Blue and Black
この曲も静かなバラードだが、音に壮大な広がりがある。
非常にかすかな記憶なのだが、このメロディには聞き覚えがある。
どこかで聞いたことがあるようだ。

10. All Good Things
最後に来て再び明るめの曲調。
サビはメロディアスなギターが聴けて、ウエスト・コーストなサウンドである。
予想を裏切ることなく、じゃら~んとギターが鳴ってエンディング。

これまでシリーズの中で聴いてみた音楽の、どれとも違う。
もちろんハード・ロックではないしプログレでもカントリーでもないのだが、こういう音楽も今まで自分が全然聴いてこなかったということがよくわかる。

このアルバムは長いつきあいだった恋人ダリル・ハンナとの別れを歌った内容だそうだ。
10曲全てがその話を元に作られているらしい。
でも「いやーひでえ女だった」「別れてせいせいした」という曲は全くないようで、意地悪な言い方をすれば「別れはしたが相当未練はある」ような感じだ。
心に深い傷を負ったにも関わらず、おだやかに、極めておだやかに進むジャクソンのボーカル。
闇をつんざくようなギターもクスリっぽいドラムも、ジャクソン・ブラウンには不要である。
「別れた!つらい!きぃー!!」というような展開にはならないらしい。
世の中にはこういうおだやかな音楽もあるのですね。

こういったおだやかなシンガーの場合、ところどころ危なっかしかったり痛かったりするもんだが、このアルバムにはそういう部分は全くない。
そういう評価がされてるのかどうか知らないが、ジャクソン・ブラウンの歌唱力は非常にカタイものがあると感じる。

ジャクソンの曲の中では「フォー・アメリカ」がやはり一番好きなのだが、このアルバムにはそこまでのスピード感はないようである。
雰囲気としては正直退屈な感覚もゼロではないのだが、たまにはこういう柔らかい音楽も聴いてみてもいいかもしれない。

ジャケットは水面から出てきたジャクソンの顔がモノクロで大写しになっている。
楽しい内容じゃないから表情ももの悲しいし、残念ながら見ていて「いいな」と思うジャケットではない。
テーマが別れというのはわかるが、そこをあえて逆を行くような楽しい絵柄だったり全く関係ないものを載せてみたり、という感じで凝ってみたほうがよかったんじゃないかなぁ。
顔ジャケットは珍しくもなんともないし、だったらもう少しスナップっぽい写真使うとか、アートとして機能する絵がほしかったところである。

そんなわけで、初めてまともに聴いてみましたジャクソン・ブラウン。
陳腐な表現ですが、「オトナの雰囲気」という感じがしました。
年齢だけはすっかり中年のあたしですが、こういう音楽も聴けるようなオトナであったほうがいろいろいいんだろうな・・・と思わせる、そんな音楽でした。
ぷく先輩、ありがとうございました。

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食べてみた 第6回 ラーメン「中村屋」

どうやら初回の裁判員候補にははずれたらしいSYUNJIといいます。
以前にも告白した話ですが、自分はラーメンがそれほど好きではないらしいです。
決して嫌いではなく、かつて味わった室蘭の塩ラーメンが忘れられず、記事まで書いてしまったこともあります。
が、人気店の行列に並んでまで食べるとか、ご当地ラーメンを食べ歩くなんてことは全くしていません。

そんなわけでラーメンにはあまり興味のないあたしですが、先日全国にその名を知られた有名店に突然行ってしまいました。
中村屋」です。

中村屋はその名のとおり中村栄利さんという若い料理人が立ち上げた店としても有名で、以前はテレビにもよく出演しており、数々のラーメン対決などで名勝負を繰り広げてきた人物です。
麺をゆであげた時の湯切りの動作に独特なものがあり、「天空落とし」と名前がついていたりします。

中村屋に行こうと決心(大げさ)したのは、塩味を一番前面に持ってきていたからでした。
あたしはラーメンに関してはド素人で、塩ラーメンが好きなのですが、塩専門にやってるラーメン屋は本当に少ないようで、ネットでもなかなか情報が拾えません。
中村屋は塩専門ではありませんが、サイトでメニューを見ていただくとわかるとおり、主力商品のらーめんには「醤油あります」と書いてあるのです。
つまり「まずは塩味」なお店なのだ、と勝手に解釈してみたのです。

ネットでお店について情報を探してみると、今はほとぼりもさめて行列もそれほどひどい状況ではなくなっているらしいことがわかりました。
並んでまでラーメンを食わないあたしとしてはありがたい状況です。
ブームには完全に乗り遅れた形ですが、ラーメンなんてブームで食べたらいかんですよね。
うまい店はいつ行ってもうまいはず。

中村屋は以前は別の場所に本店があり、今回行ってみたのは移転後の本店です。
場所はなんとなく知っていましたが、行ってみたのは初めてです。
休日の昼時ですが、行列は10人程度でしょうか。

Nakamuraya
中村屋:海老名市中央2-5-41

20分ほど並んで店内へ。
メニューは少なくシンプルです。
味玉をトッピングにして塩味を注文。
麺は真空平打ち麺を選択しましたが、何が真空なのかは不明。

店内は液晶大画面TVにBGVが映っており、クラブっぽい音楽が流れていてさすがに若い雰囲気です。
インテリアにはそれほど凝っていませんが、イタリアンのビストロでもまあ通用するような感じ。
キッチンもオープンな雰囲気で、通常ラーメン屋と言えばカウンター席と厨房の間には比較的高い仕切があったりするものですが、この店はそれもなく、座っていてもキッチンの中がよく見渡せます。
例の天空落としも席から見ることができました。
あえてこれを見せるためのデザインなのでしょうか。

ただし店内は意外に狭く、30人ほどで満席。
今回は夫婦で行きましたが、別の客と相席でした。
壁には造り酒屋のようなでかい屋号の看板が飾られています。
この日創業者の中村さんは不在でした。

まもなくラーメンが運ばれてきました。
まずはスープを味わってみます。

Nakamuraya1

・・・・・食べてみた。(飲んでみた、と言うべきか?)

うーん・・・これはうまいです。
簡単に言えばそれだけですが、変わった味・妙な味・イヤな味というものが感じられません。
じゃあよくあるうまいラーメンスープなのか?というとそうでもなく、今まで味わったことのないスープです。
「こってり」ではなく、「あっさり」でもなく。
これは「しっかり」です。
いいダシが効いてるのは当然なのですが、思ったほどインパクトはありません。
ただ非常に堅い、なんつうか職人の味がします。
ふつうの塩ラーメンとは全然違います。

続いて麺。
真空平打ち麺にして正解でした。
あまり細い麺は頼りなくて好きではないのですが、この平打ち麺は食感もよく、違和感は全くありません。
とにかくスープも麺も安定していてふつうにうまいです。

今回一番感心したのは実は味玉でした。
味玉はけっこう好きですが、世間で食える大半の味玉は、自分にとって味が濃すぎなのです。
中村屋の味玉はその加減が絶妙で、スープや麺に対してじゃましない、非常にいい位置に下がってトッピングされています。
この組み合わせはすごいと思います。
また妻は柚ラーメンを食べていましたが、こちらも柚の香りがよく、飽きない味です。

Nakamuraya2

こんな感じでラーメンっていつもうなったりものすごく考えながら食ったりするのですが、「いったん何も考えずに食ってみよう」と思わせる味です。(全然伝わらない)
店内の雰囲気や、働く人の姿や、器の感じはさすがに「若い」お店なのですが、ラーメンそのものは非常に誠実で旨さを限界まで追求してますよ、というのがわかるような気がしました。

何度も言いますが味は個人の好みなので、評価は人それぞれでしょう。
あたしはチャーシューが器全部を覆ったり豚の背脂をこれでもかと振りかけるようなマッチョラーメンには全く興味がありません。
こんな素人でも安心してまた行きたくなるような店が中村屋だと思いました。

昭和のラーメン屋とは全く違う、新しい料理を食べているようなイメージです。
新しい料理としてのラーメンを追求していながら、「ラーメン」という範疇から決してはみ出すこともなく、幾多の先人が築き上げた日本のラーメン文化をきちんと尊重している。
そんなことを思わせる味でした。
値段も安く、家からも比較的近いので、この店にはまた来たいと思います。

中村屋

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