行ってみた 第3回 石垣島
南の島の逃亡シリーズその3。
ネタがないので1回の旅行で3度も記事を引っ張るというセコイ魂胆です。
西表島・竹富島を巡った翌日から、石垣島を本格的に観光することにしました。
相変わらず天気が悪いです。
石垣島で一番有名な風景はこの川平湾でしょう。
最初に訪れた日は天気が悪く、せっかくの風景もいまいちだったので、日をあらためて晴れた時にもう一度行きました。
写真だとわかりにくいですが、空が明るいと風景が全然違います。
グラスボートにも乗りました。
海の底はサンゴやクマノミでいっぱいです。
が、あたしが乗り合わせた団体は全員が60代とおぼしき男女だったので、ガイドの人の「ニモがいます」という説明にも無反応でした。
あちこち回ってみてわかりましたが、石垣島はかなり変化に富んだ地形です。
山も川も浜も岬もあり、それが島の中にコンパクトにまとまっているので、風景に飽きることがありません。
サンゴで有名な白保にも行きました。
「さんご村」という環境保護団体の施設がありますが、それ以外は観光施設は全くありません。
集落にも昔ながらの家が残されており、さんご村も地元の人も、サンゴや古い家並みを守るために観光地化してほしくないという主張のようです。
白保は我々観光客がイメージするサンゴとは少し違った、どちらかというと地味な海岸で、地元の人がアオサ(ノリ)をとったりしていました。
ここに空港を作る計画があることは知っていましたが、地元の人はみなさん反対しているようです。
島田紳助の店「トムル」にも行ってみました。(ミーハー)
等身大の人形がお出迎え。
店内にはこの店を訪れた芸能人の写真や、紳助本人が描いた絵が壁にかけられています。
本人はテレビで自ら「ぼったくり喫茶店」などと言ってますが、食べ物も飲み物もうまかったです。
とある集落におしゃれなカフェのような店があったので入ってみました。
なぜか外に札幌ナンバーのクルマがとまっています。
中に入ると、そこにも札幌ナンバーのバイクが置いてありました。
もしかして・・・と思ってマスターにたずねてみたら、やはり札幌の人でした。
いろいろ話を聞いてみたら、実はあたしの母親や叔母と同じ小学校のご出身であることがわかりました。
ここのハヤシライスはとてもおいしかったです。
島をレンタカーで回ると、すれ違うクルマも半分くらいはレンタカーです。
ヴィッツが多いですが、ヒュンダイTBもたくさん走っていました。
これまで全国あちこちでクルマを借りたことがありますが、ヒュンダイのレンタカーは初めて見ました。
さて滞在中、ちょうど千葉ロッテマリーンズがキャンプ中で、島は歓迎ムード一色。
島のあちこちにバレンタイン監督のポスターやのぼりが目につきます。
石垣島でプロ野球球団がキャンプを行うのは25年ぶりだそうで、このために公園や球場も改築したようです。
せっかくなのでキャンプを行っているボールパークに行ってみました。
ブルペンでは昨年大活躍の「負けない」成瀬が投げていました。
また屋内練習場では地元出身のイケメン大嶺が球拾い。
外の練習場では3年前の日本シリーズで絶好調だった今江と、星野ジャパンの主力西岡がノックを受けています。
あたしはロッテファンではありませんが、最近あまり球場で野球を見ていないので、久しぶりにプロの選手を間近で見ることができてよかったです。
平日の昼間ですが、かなりのギャラリーがいました。
ほとんど地元の人だと思うんですが、みなさん仕事大丈夫なの?
さて旅も終盤。
会社の連中に大量にみやげを買い込み、ホテルから直接宅配便で送りつけました。
買ったのは「塩ちんすこう」やマリーンズ泡盛、石垣島ラー油など。
ラー油は知る人ぞ知る隠れた名物のようで、作っている店でしか買えないという話でしたので、店まで行って買いました。
貴重品をゲットしたような気分で喜んでいたのですが、翌日空港の売店(JAL側)でもふつうに売っているのを見ました。
戻ってきてからわかったのですが、ラー油は沖縄のそれぞれの島で名前をつけたものが売っているようで、本島や石垣島以外にも久米島や宮古島ラー油というのがあるそうです。
味はどう違うのかわかりませんが。
自分、もともとラー油はそれほど使わないほうで、餃子やシューマイはたいてい生醤油で食べるのですが、石垣島ラー油を買ってからは欠かせなくなりました。
ふつうのラー油よりも辛さは少ないですがスパイシーでうまいです。
ホテルはシーマンズクラブリゾートとイースト・チャイナシーに2泊ずつ泊まりましたが、どちらも快適でした。
シーマンズは本格的なリゾートで、館内には図書室があったり、お客を適度に放っておいてくれる感覚が気に入りました。
シーズンオフでお客も少なく、とても静かでした。
浜が目の前で川平湾にも近く、本格的にのんびりしたい人にはおすすめです。
一方イースト・チャイナシーは港の離島ターミナル前にある便利なロケーションです。
ふつうのシティホテルですが、客室に荷造り用ダンボールが3サイズ用意されており、ガムテープや発送用伝票もついていました。
ダンボールは有料ですが、ちょうど帰る前の日にここに泊まったので、荷物を作るのに苦労しないで済みました。
また箱のすきまにつめるために古新聞がないかフロントに聞いたところ、すぐに用意してもらえました。
今回の宿は事前に入念に調べておいたので、タイプはそれぞれ異なりますが、まったくはずれがなく非常に満足でした。
実は石垣島はここ数年経済的には好調だという話を行く前にネットで見ました。
確かにマンションやビルなどは新しい建物が思ったより多く、建築中の物件もけっこう目にしましたので、景気は良いのだと感じました。
本土から移住してくる人も増えているようです。
一週間滞在するとわかりますが、石垣島はとても便利な土地でした。
市街地にいれば食べるところには全然困りませんし、真冬のオフシーズンでもなぜかお店がどこも夜遅くまで開いています。
コンビニもココストアがあちこちにあり、ポークたまごおにぎりという、沖縄ならではのおにぎりが買えます。
島のどこにいても、クルマがあれば市街地まで1時間あれば戻れるので、不便を感じることはあまりありませんでした。
もっともあたしのような軟弱な観光客は、そもそも離島になど来る資格はないかもしれませんけど。
実はあたしは南の島で貝を拾い集めることを趣味としています。
今風に言えばビーチ・コーミングですね。
これまでに沖縄本島や久米島、宮古島、奄美大島で貝を拾ったことがあります。
今回石垣島に来たのも半分はそれが目的でした。
石垣島では米原という海岸に非常に多くの貝があり、非常に満足のいく収穫がありました。
というわけで、毎日天気が悪かったのは残念でしたが、無事に旅も終了。
石垣島はアウトドアが好きな方も、自分のような軟弱なインドア派も、どちらも楽しめます。
またいつか天気のよい時にぜひ訪れたいと思います。
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コメント
> ラー油は知る人ぞ知る隠れた名物
おお、ラー油好きの私には朗報です。今度横浜に持ってきてください。
石垣香織の無理矢理な水着が気になります。
投稿: ルドルフ | 2008.03.09 18:10
SYUNJIさん、こんばんは。
よい旅になったようですね。何よりです。
天気が悪かったとのことですが、1枚目、2枚目
ともに青を貴重とした色彩を堪能できる写真が美しいです。
>>ポークたまごおにぎりという、沖縄ならではのおにぎりが買えます。
???、というわけで検索してみましたら、
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/food/hara/onigiri/index.html
これはボリューム満点でおいしそうです! いい加減、コンビニ
のおにぎりには飽きましたので、こういうのを限定でいいので
発売してくれないものでしょうか。
>>サンゴや古い家並みを守るために観光地化してほしくないという主張
>>空港を作る計画があることは知っていましたが、地元の人はみなさん反対
おっしゃる通りですね、ヘンに観光地化しても、一時的に建設費用
などで地元も潤うかもしれませんが、どこにでもある最終的に観光地に
なってしまいます。今のままがきっといいですね。
投稿: モンスリー | 2008.03.09 18:23
ラー油には目のないぷくちゃんといいます。辛いのも風味豊かのも大好きです。
さて旅の報告、面白かったです。こんなにきれいな海で過ごしたなんて羨ましいです。
ちなみに「有休取っていいですか」と院長に聞いたら「絶対にだめ」と言われました・・・
投稿: ぷくちゃん | 2008.03.09 22:19
みなさまあたしの引き延ばしBLOGにコメントいただきありがとうございます。
紳助やロッテに反応がないのがなんとなく意外ですが・・
ルドルフさん、ラー油お好きですか?
石垣島ラー油はネットでも買えるようです。
家の分はもう別の器に入れ替えてしまいました・・
>石垣香織の無理矢理な水着が気になります。
この構造では泳げませんね。
このヒト今回「石垣」で検索して初めて知りました。
モンスリーさん、コメント感謝です。
>ともに青を貴重とした色彩を堪能できる写真が美しいです。
この風景、快晴だったらもっと美しいはずです。
海の中も晴れたらもっときれいだそうです。
で、ポークたまごおにぎりですが・・
>これはボリューム満点でおいしそうです!
そうなんですよ。
沖縄では本島でもふつうに売ってるおにぎりですね。
5年くらい前に初めて食べた時は「なんじゃこれは・・」という感想でしたが、今では沖縄に行くとやはり食べたくなりますね。
デパートの沖縄物産展なんかで売ってたりしないのかな?
>今のままがきっといいですね。
白保に空港を作っても今の空港よりも市街から遠いですし、難しい問題だと思います。
ぷく先輩、ラー油コメント感謝です。
先輩もラー油お好きでしたか。
中華街にもたぶん香港ラー油とか売ってると思いますよ。
>ちなみに「有休取っていいですか」と院長に聞いたら「絶対にだめ」と言われました・・・
厳しいですね・・
マジメに反応すると、これって労働基準法からすると違反ですよね。
今医療関係ではどこも労働条件が相当過酷になってると報道されてますが・・
投稿: SYUNJI | 2008.03.09 23:04
自分などは、渡辺俊のアンダースローをみたのだろうか、、と気になっているところですが、、。
野球の練習ってみていたら面白そうですよね。
ある意味、試合よりもみたいです。
投稿: だいまつ | 2008.03.10 00:08
だいまつ親分、コメント感謝です。
ブルペン見に行った時は渡辺俊介はいなかったんですよ。
あのアンダースローを間近で見られたらよかったんですけどね。
かなり昔ですが、宮古島でオリックスのキャンプも見たことがあります。
長谷川やイチロー(当時は鈴木)がまだいた頃です。
試合より大勢の選手を一度に近くで見られるのはキャンプのいいところですね。
投稿: SYUNJI | 2008.03.10 23:45
SYUNJIさん、こんばんは。
>>試合より大勢の選手を一度に近くで見られるのは
>>キャンプのいいところですね
野球ファンは練習をみるのも好きだそうですね。相撲
ファンも同じと聞いたことがあります。
>>これって労働基準法からすると違反ですよね
おお、コンプライアンスに強いSYUNJIさん!
労働者が年次有給休暇を取得する場合、使用者に認められる
のは「時季変更権」だけで、要するに「その日は忙しい
から他の日に変えてくれないか」と言うことしか
できません。
労働基準法はもっとも身近なコンプライアンスであり
ながら、もっとも守られていないという現実があります。
・・・・すみません、つい力んでしまいました(^^;)。
投稿: モンスリー | 2008.03.14 22:12
モンスリーさん、コメント感謝です。
自分はそれほど野球が好きというわけではないのですが、キャンプのほうが近くで選手を見ることができることがあるので、その点はいいですね。
今回見た成瀬なんて、キャッチャーよりも近い位置から見ることができました。
>労働基準法はもっとも身近なコンプライアンスでありながら、もっとも守られていないという現実があります。
そのようですね。
企業が基準法を守らないのは非常に簡単ですが、その企業に対して罰則を与えるのは非常に困難です。
このあたりのバランスの悪さが、企業の「守らなさ」を助長してることは間違いないでしょうね。
投稿: SYUNJI | 2008.03.15 23:16