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聴いてない 第104回 リンダ・ロンシュタット

LAのプレイガール、リンダ・ロンシュタット。
だっさいキャッチで申し訳ないが、70年代の雑誌にはこう書いてあったりしました。
誰もが知っているアーチストではあるんだろうけど、聴いてません。
アルバムは1枚も聴いてないので、聴いてない度は3。

自分がまめに洋楽を聴いていたのはほぼ80年代なので、リアルタイムで聴いたことがあるのは「How Do I Make You(お願いだから)」「Get Closer」「What's New」「Somewhere Out There」など。
それ以前の曲で知っているのは「It's So Easy」くらいである。
でも「It's So Easy」はバディ・ホリーのカバーだそうだ。(今初めて知りました)
「Get Closer」のプロモ・ビデオはスカートをぶんぶん振り回して歌うリンダのシルエットだったと思う。
それほど興味もなく今に至るのだが、彼女のバックバンドのメンバーが後にイーグルスを結成した話や、J.D.サウザーやミック・ジャガーと恋仲にあったという話は知っている。

「How Do I Make You」「Get Closer」の頃は、パット・ベネターとかジョーン・ジェットなどと同じような路線の人だと思っていた。
「What's New」「Somewhere Out There」を聴いたときでさえ、「たまにはバラードも歌うんだな」くらいにしか思っていなかったのだ。
だが調べてみるとハードロックだけではなく、カントリーやスタンダード、メキシカン、そして90年代以降はジャズなど様々な分野の音楽で活躍しているようだ。
大変失礼ながらもうすっかり表舞台からは消えてしまった人だと勝手に思ってましたが、全然そんなことはなくアルバムもかなりコンスタントに出ているようです。

ネットで調べてみるとわかるが、彼女の容姿に関する評価がかなりバラバラである。
「当時は珍しかった美人シンガー」などと驚くほど持ち上げたサイトもあれば、「LA版天地真理」「ロック界の金沢明子」なんて表現もあった。
その昔自分が見た雑誌ではホットパンツ(死語)にローラースケートをはいたリンダの写真が載っていた。
同じページには対照的で清楚なイメージのオリビア・ニュートンジョンが掲載され、当時のメディアが彼女ら二人を対比させたがっていたことがわかる。
その後オリビアのほうはディスコやアダルト路線に転換し、なぜか大ブレイクしていくのですが。
そのオリビアとスティービー・ニックスとで「三大美女」とも呼ばれた時期もあったようだけど、個人的にはイマイチ同意しかねるところだ。
オリビアは確かに若い頃は美人だったと思うが、3人とも自分の好みの顔ではないし。(あ、聞いてない?)
ジョーン・ジェットのほうがやっぱ美人じゃないスか?
でもやはりあたしはデボラ・ハリーがいいです。

リンダとは何の関係もないが、その昔ガールスクールという短命女性バンドがあったけど、ボーカル以外はがっかりするような面相の方々ばっかで、ミュージック・ライフにも読者からは「ガールスクーる・・・ブスばかり集まる」などとヒドイ造語が投稿されたりしていた。(同感でしたけど)

そんなわけでいまひとつ食指の動かないリンダ・ロンシュタット。
聴いてみるとしたらやはりロック色の強い頃の作品という選択が自分にとっては無難なようですが、他のジャンルでのおすすめなどあればご指示いただきたいと思います。

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コメント

SYUNJIさん、こんばんは。

>でもやはりあたしはデボラ・ハリーがいいです。

SYUNJIさん同様、誰が何と言ってもデボラ・ハリーが好きなJunkです。

リンダ・ロンシュタット、個人的にはやはり70年代の頃にやっていた音楽が聴いていて楽しいと思ってしまいます。やはり売れるだけのパワーがあったと思いますね。後追いで聴いて偉そうにいうのもあれですが・・・(苦笑)。
80年代以降の、スタンダードのような落ち着いた大人の音楽をやるようになってからは、どうも魅力が無くなってしまい聴く気になりません。(聴いてませんが)

あくまで個人的な意見ですが、リンダ・ロンシュタットを聴くなら、70年代に出したアルバムだったら、そう悪くはないと思いますよ。

昔書いた記事をTBさせてもらいます。

投稿: Junk | 2007.03.19 21:15

リンダ・ロンシュタットで自分も一番印象にあるのが、「How Do I Make You」ですね。その後、過去の有名曲とかもラジオから流れているのを聴いて知っているのですが、これまで彼女のアルバムを聴きたいと思ったことは皆無です。だから、過去にどんなアルバムを出していて、それがどんな評価なのか全然知りませんでしたが、今日ブックオフに立ち寄ったときにたまたま手に取った「名盤」なんちゃらとかいう本(たしかどこぞの雑誌の別冊だったと思います)に、並み居る有名アルバムが取り上げられている中、彼女のアルバムが含まれていました。ホットパンツにローラースケートはいたやつです(アルバムタイトルは失念しました)。どうやらこれが、評価高いみたいです。

投稿: ルドルフ | 2007.03.19 23:03

たまにしか登場しなくてすいません。
リンダさんは記憶にあまりなかったのですが、アルバム2枚もっていました。74年にはやった 悪いあなた 以降 It`s so Easyぐらいまで聞いたんだろうなと思います。カントリー娘ですよね!なんとなく!!今聞こうとは思いませんが!グレーテストヒッツとシンプルドリームスっていうのをもっていました。旦那さんはジョージマッセンバーグですよね??確か!!うーーん、ジョージさんはエンジニアだけなのか?プロデュースもしてるんでしょうか?ほんとに興味ないですね!74年当時はよかったのかなあ?そういえば細君が大嫌いといっているのも、聞かなくなった理由かな?

投稿: マルチオーディオ | 2007.03.21 00:10

SYUNJIさん、こんにちは。
イーグルスファンを自認するモンスリーです。当然、人脈の
リンダ・ロンシュタットも押さえて・・・・いないんです、これが。
イーグルスの74年のライブDVD(イケナイやつ)にゲストで出て
きて「ならず者」と歌っている場面だけしか知りません。
確か、ロンシュタットもアルバムで「ならず者」を歌って
いたような気がします。

>>そのオリビアとスティービー・ニックスとで「三大美女」
ローラ・ブラニガンとかいう人もいませんでしたでしょうか。
私はこの人とロンシュタットを一緒くたにして同じ人と
思っていた時期があります(どちらも聴いたことがないのですが)。

で、話を思いっきりそらしますが、「ならず者」が例の高視聴率
ドラマで使われていました。すわ、リバイバルヒット、会社の
若い女性社員が「あの歌ってなんですか?」「CD持ってるんですか、
貸してください!」と、わんさか寄ってくると思ったのですが、
今のところそのような動きはありません。
遠慮しなくていいのに。(←華麗なる妄想)

投稿: モンスリー | 2007.03.21 16:26

モンスリーよ!妄想しすぎじゃ!きぇー!(←大馬鹿)

失礼しました、SYUNJIさん。リンダですか・・・もうこの人はカントリーの人だと個人的には思っています。でも70年代後半に出すアルバム大ヒット!その時期って意図的にカントリー臭(ぷく臭?)隠していました。

「夢は一つだけ」これこそベストアルバムです!(本当か?)

>>そのオリビアとスティービー・ニックスとで「三大美女」

ぷくとSYUNJIとだいまつで「三大馬鹿」と呼ばれるより本人達はうれしかったのではないでしょうか?(つい最近知り合った人をも馴れ馴れしく罵倒する・・・究極の幼馴染攻撃!)

投稿: ぷくちゃん | 2007.03.21 18:32

Junkさん、コメント感謝です。
そのうち「好きだったシリーズ 第1回 デボラ・ハリー」でもやろうかと思います。(ホントかよ)
その時は一番のりでコメントをどうぞ。

さてリンダ・ロンシュタット。
やはりこの人は70年代のほうが評価は高いようですね。
トラックバックの記事拝見しました。
Junkさんも「How Do I Make You」を一番聴いておられたようですね。
コメントしてるぷくちゃんが「ホットパンツ(死語?)」と書いてることに愕然としました・・・あたしと思考回路が同じ・・

ルドルフさん、コメント感謝です。
ルドルフさんも「How Do I Make You」ですか。
けっこうこの曲はヒットしていたのかな?

>並み居る有名アルバムが取り上げられている中、彼女のアルバムが含まれていました。
>ホットパンツにローラースケートはいたやつです

ぷっきーの好きなヤツですね。(決めつけ)
調べたら「Living In The USA」というタイトルのようです。
これが最も売れたアルバムらしいですね。

マルチオーディオさん、コメント感謝です。
「悪いあなた」って曲、タイトルはよく目にしますが聴いたことがないんですよ。
ジョージ・マッセンバーグという人はよく知らないのですが、リンダについていろいろ調べていくと名前があちこちで出てきます。
「ハミン・トゥ・マイセルフ」という3年くらい前のアルバムでもプロデューサー・エンジニアをつとめたようです。
オーディオ界では「巨匠」「重鎮」と呼ばれるほどの人物だそうですね。

モンスリーさん、コメント感謝です。
イーグルスつながりできっと聴いておられるだろうと思ってましたが・・
ローラ・ブラニガンはリンダ以上に聴いてないですね。
80年代に「セルフ・コントロール」という曲がヒットしましたが、これしか知りません。

>遠慮しなくていいのに。(←華麗なる妄想)

・・・お願いだから(リンダ?)その妄想、ご自分から女子社員にしかけるのだけはやめていただければと思います・・(笑)

投稿: SYUNJI | 2007.03.21 18:57

ぷく先輩、コメント感謝です。
ちょうど同じ時間に書き込みしてたんですね。
離れていても心はひとつ。(気持ち悪い)

リンダって人はもともとはカントリーの人だったんですね。
70年代のディスコ・ロック全盛の時代、やはり事務所としてもカントリーだけで売っていくには限界を感じたのでしょうか。(下世話な推測)
「ホットパンツ=死語」という安直な図式を図らずも先輩を追うように使ってしまい、出版人としての限界を感じ取っているあたしです。

投稿: SYUNJI | 2007.03.21 21:06

コメントできるほどリンダを知らないですけど、たまたまTOP40を聴き始めた頃にヒットしてたのが「How Do I Make You」(というかMad Loveの頃)だったので私も一番印象が強いです。
曲としてはそのあとのシングル「Hurts So Bad」が好きでした。

アルバムはなぜか「Get Closer」だけ持ってるんです。
リアルタイムじゃなくて後買いでしたけど。
その中に入っている「I Knew You When」(Billy Joe Royalという人のカヴァーですね)を工藤静香の「抱いてくれたらいいのに」の元ネタだとずっと思ってました(笑)。
真偽の程は知りません。

カヴァーといえば「悪いあなた」(You're No Good)をVan Halenがセカンドアルバムでカヴァーしてましたよね。

投稿: Saki | 2007.03.21 23:01

Sakiさん、コメント感謝です。
「How Do I Make You」をあげる方が意外に多いですね。

>「I Knew You When」(Billy Joe Royalという人のカヴァーですね)を工藤静香の「抱いてくれたらいいのに」の元ネタだとずっと思ってました(笑)。

えーと、実は昨日この曲を聴いたばかりです。
昔エアチェックした音源を適当に聴いていたら、偶然この曲が入ってました。
これもカバーなんですね。
工藤静香の元ネタってのも、なんとなくわかるような気がします。

>カヴァーといえば「悪いあなた」(You're No Good)をVan Halenがセカンドアルバムでカヴァーしてましたよね。

え、そうなんですか??
しまった・・知らなかった・・
ヴァン・ヘイレン、実は前期のアルバムはあまりまじめに聴いてないんですよ。(ファンじゃなかったのか?)
教えていただいてありがとうございます。
すみやかに聴いておくようにいたします・・

投稿: SYUNJI | 2007.03.23 00:08

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