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聴いてみた 第35回 ザ・フー その2

中年ロック再履修の旅、ザ・フーの2回目。
前回の「My Generation」にかなり気をよくしたあたし。
「ガラ悪い暴れん坊バンド」とのイメージが未だ抜けていないのだが、実はものすごく演奏技術に長けた人たちであることも少しだけわかってきた。
教室でもほとんど会話もなく、とっつきにくい不良のあんちゃんだと思っていたが、ふとしたきっかけで話をしてみたら、意外にいいヤツだったのでいっしょに帰ることにしてみた同級生・・・のような感覚。

今回はモンスリー師匠やぷっきー先輩のご推薦により、ザ・フーの最高傑作とも言われる「Who's Next」に接触してみることにしました。

Whosnext

もともとは「ライフハウス」という壮大なロック・プロジェクトの映画用アルバムとして作成される予定だったが、映画化は実現せず、オリジナル盤としてリリースされたものだそうだ。
オペラとか映画とかシンセサイザーとか、実験的な取り組みが好きな人たち。
果たして貧弱なあたしは粗暴なピート・タウンゼンドとの間に友情をはぐくむことができるでしょうか。

・・・・・聴いてみた。

1.Baba O'Riley
印象的なキーボードのイントロ。
オープニングからザ・フーに対するイメージとちょっと違うことに戸惑うが、 どこか壮大で広がりのあるイメージだ。
ロジャーのボーカルも力強いし、途中から聞こえるバイオリンの音もいい。
ブロンディやELPにもこんな感じのサウンドがあったような気がする。
こんなに美しい曲が作れるバンドだったんですね。

2.Bargain
イントロはフォーク調だが本編は躍動感に満ちたロックである。
音が驚くほど先進的だ。
これが30年以上前の曲だとはとても思えない。
シャウトするロジャーの声はグレッグ・レイクにも似てるように思う。

3.Love Ain't For Keeping
アコースティックギターが左右から聞こえるのだが、フォークではなくブルースっぽい香りがする。
さらにベース・ドラムのリズム隊がものすごい存在感だ。
加えてコーラスが秀逸に重ねてある。
短い曲だが、完成度が非常に高いと思う。

4.My Wife
この曲もドラムが非常にタイトだ。
またホーン・セクションとピアノが効果的に使われている。
この曲も短い。
エンディングはフェードアウトだが、ばしっと切って終わってもよかったのではないかと思う。

5.The Song Is Over
ピアノ中心のバラード部分と、ハードなロック部分が交互にやってくる。
途中で使われている「きゅいーーーーん」という音はシンセサイザーだろうか。
これもどこかELPを思わせる感じだ。
ELPをそんなに聴いてないのに、不思議とそう感じる。
メリハリが効いてきていい曲である。

6.Getting In Tune
イントロは静かなピアノで始まり、やがてドラマチックに展開していくのだが、ボーカルが少しキレ気味で聴きづらいのと、バックコーラスがいまいち美しくないのが微妙なところ。

7.Going Mobile
軽快なリズムのロックナンバー。
後半のアコースティックギターとひずみゆがみのシンセにドラムがからんで不思議な雰囲気だ。

8.Behind Blue Eyes
前半はほぼアコースティックギターのみで進行。
後半ドラム・ギターが加わると同時にボーカルがやや濁る。

9.Won't Get Fooled Again
これもどこかプログレの香りがするキーボードで始まる。
この「ぴぽぽぽぴぽぽぽ・・」という音は最後までついて回る。
そしてギターもドラムもボーカルもでかい音なのだが、ベースが不思議によく聞こえる。
長い間奏の後、ボーカルが絶叫し、わかりやすい形でエンディングをむかえて終わる。

ドラムがサウンドのキモであることは今回もよくわかる。
時折聴ける「どばどばどばどばどらららら」というロールがたまらない。
もうひとつ感じたのはベース。
どの曲でも単にリズム弾きにとどまらず、ちゃんと裏メロになっており、どの曲でもかなりよく聞こえる。
全く的外れかもしれないが、このあたりのサウンド構成はクイーンに受け継がれているのではないだろうか。
「Love Ain't For Keeping」「Getting In Tune」などを聴くとそう感じるのである。

とにかく終始感じるのは各パートの水準の高さ、サウンドの多様さである。
このアルバムに関しては、同じような感じの曲がなく、どれも際だって特徴的だ。
その後の70年代80年代の音の見本となるエッセンスが随所に見られる。
ビートルズもそうだが、このアルバムが古さを感じさせないのは、様々な音の創造への試みを行っているからなのかもしれない。
これだけの演奏技術レベルがありながら、ライブでは風車奏法やらドラムぶっ倒しやらロジャーが跳ねたりピートが飛んだりしてるってのも、まだあまりよくわからない。
そのまま「技巧派バンド」としてクイーンのように売り出していけば、日本でももうちょい人気が出たんじゃないだろうか?

感想。

最高傑作との評価を全く裏切らない水準である。
好みかどうかと言われれば微妙なのだが、プログレのように突然転調して置き去りにされたり、ヘッタクソな歌声に気分が悪くなったりといった感覚は全然ない。(誰と比べてんの?)
今更で非常に恐縮ですけど、驚くほど完成度が高いですね。
特定の楽器に注意して聴くと、同じ曲でも感覚が変わって何度でも楽しめると思う。

そういうわけで、「Who's Next」。
前回の「My Generation」以上に良かったです。
残る大作かつ問題作である「Tommy」にも、いつかアプローチしてみようかと思っています。

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コメント

ども、SYUNJIさん

クワドロフィニア(4重人格)はぷくちゃんも触れていますが、自分、本当に大好きな一枚です。ボーカルが特に気に入ってます。
トミーは自分はそれほど良さがわからずに終わってしまっていますが、、。

で、4重人格が大好きで,このWho`s nextは聴いていない、、。

どうも、抜けが多いので、来年はきちんと聴き直しの年にするか、、。

投稿: だいまつ | 2006.12.23 23:58

SYUNJIさん、こんにちは。

ビートルズ、ストーンズに比べると、悲しいかなフーは殆んど聴いていません。
でもこの『Who’s Next』は数少ない保有CDです。
他のアルバムをあまり熱心に聴いていないので、比較するのは無理がありますが、単純にこのアルバムは好きです。
確かに完成度高いですよね。

10代の頃、初めて「ババ・オライリィ」を聴いた時、そのイントロのシンセの音が異様に聴こえ、それまで自分が持っていたフー=「サマータイム・ブルース(ライヴ)」のイメージとはかけ離れていて「なんじゃいこれは!」と思った記憶があります。(「ババ・オライリィ」好きですけどね)

投稿: Junk | 2006.12.24 12:37

だいまつ親分、コメント感謝です。

>4重人格が大好きで,このWho`s nextは聴いていない、、。

あ、そうだったんですか?
ザ・フーってアルバムごとに音がかなり違うらしいですね。
またみなさんの好みも評価も割れるみたいで、自分もまだこのアルバムが「好み」なのかどうか微妙ですが。
まあまだアルバム2枚聴いただけでは何も言えないかもしれません。

あ、親分、そういや(何が?)小橋が退院したらしいですね。
医者からは復帰を反対されてるようですが・・(2日目にして早くも脱線)

Junkさん、コメント感謝です。

>ビートルズ、ストーンズに比べると、悲しいかなフーは殆んど聴いていません。

あれぇ?そうでしたっけ。
まああたしもビートルズしか聴いてないんですけど。

>初めて「ババ・オライリィ」を聴いた時、そのイントロのシンセの音が異様に聴こえ

うーん・・ザ・フーって多面的なバンドなんですかね。
シンセ使用ってとこからして「そんなこともするんだ・・」って感じですけど。
古くからのファンの方からすれば「これだからシロウトは・・」って話でしょうが・・
自分もまだ2枚なんで全然つかみきれてませんけど、話題やイメージとサウンドがちっとも結びつきません。
まだ聴いてない他のアルバムを、誰かの高級オーディオルームに呼ばれて「これは欧米で有名なアーチストなんだよ」などと言われて聴かされたら、絶対ザ・フーだとは気づかない自信があります。(どうでもいい自信)

投稿: SYUNJI | 2006.12.24 13:54

小橋、、退院して復帰の為にトレーニングを、、という泣かせる話。
ファンは、一番プロレスを体言出来る小橋を待っていますよ!
自分、健介あたりが、目の負傷が完全に癒えるのも気に掛けていますが、、、。
逆水平で沸かせた試合の再現を、、、おっと!このままではフーに全く触れずにコメント終わりかけました、、。

ザ フーで、友達と自分の、同一アルバム内で好きな曲が全く違う、、というのがあります。
なんだか、自信が無くなるんですよね。これでいいのか!?

でも、アルバム毎にかなり違うくらいですから、それでいいのかも。

投稿: だいまつ | 2006.12.24 20:11

私はフー、それほどアルバムごとに変わっているという感じ受けていません。あっ!申し遅れました。ぷくちゃんといいます。(←もう知っている)

どの曲でもダルトリーのボーカルとピートの曲作りって似ているような気がします。その中でも最高の出来のものを集めたのがこのアルバムのような気がします。

>これもどこかELPを思わせる感じだ。

おお、私は両方のバンド好きですがそのような感じを受けたことはありません。SYUNJIさん、鋭いですよね。もう一度聴いてみます。

例によって一曲一曲の率直な感想ためになります。本当に凄いなあ。後日もう一度コメント入れさせていただきます。

投稿: ぷくちゃん | 2006.12.24 20:31

だいまつ親分、反応ありがとうございます。(イントロから脱線)
最近すっかりプロレス鑑賞から遠ざかっている自分ですが、電車でとなりのオヤジのスポーツ新聞をのぞき見してなんとか情報を仕入れています。(新聞買えよ)
小橋の魅力はストイックさにあるように思いますが、その性格が病気に対して逆効果でないことを祈るばかりです。
戦う小橋をファンは待ってますけど、結果的にそれが彼の負担になるようなら、「いいからゆっくり治してくれ小橋!」と言いたくなるような・・あー何を言ってるんだろ。

>ザ フーで、友達と自分の、同一アルバム内で好きな曲が全く違う、、というのがあります。

ビートルズやストーンズでも同じ現象は起こるかもしれませんね。
「フーズ・ネクスト」も、コメントいただいた方々の中でも評価は割れてましたし。

ぷく先輩、コメント感謝です。

>どの曲でもダルトリーのボーカルとピートの曲作りって似ているような気がします。

ええっ!そうなんですか・・
そこまで彼らの特長をつかんでおりませんが、このアルバム、初めて聴いてみた感想としては「ずいぶんいろんな曲があるなぁ」でした。(浅はか)

>私は両方のバンド好きですがそのような感じを受けたことはありません。

やはりそうですか・・先輩から「ELPに似てるだとぉ!オマエはなんにもわかってなぁい!」と教育的指導が入るかもしれないと覚悟していましたが・・
たぶん「キーボードがよく聞こえる=ELPだ!」というバカな条件反射なのかも・・
あれ以来ELP英語教室もさぼりっぱなしなので、近いウチに再度入学金を納めて再履修しようと思います。(本当か?)

投稿: SYUNJI | 2006.12.25 00:04

SYUNJIさん、こんばんは。
「Who's Next」を気に入られたようで何よりです。私も早速
聞き直してみました。
ドゥービーなど他の好きなミュージシャンに比べて聞き込みが
浅いのでうまいコメントができないのが非常に悔しい、そんな
アルバムです。「Tommy」も好きですがこの「Next」はコンパクト
にまとまっている分、「ロック」を強く味合わせてくれます。

タウンゼンド本人は「ライフハウスの残骸」と言うこともあり
ますが、どうしてどうして、1曲1曲の完成度が高い。そも
そもロックに、あるいはフーにコンセプトアルバムが必要か
どうかなんて誰もわかりません。すばらしいアルバムである
ことは間違いありません。

聞き直してみますと「無法の世界」以外にもいい曲だらけであることを
思い知らされます。躍動感ある「Bargain」「Going Mobile」しかり、
美しいメロディーの「The Song Is Over」「Behind Blue Eyes」しかり。
ZEPの「天国への階段」がLPのA面最後に配されていたのに対して、
「無法の世界」は最後の最後に出てきます。まさに「燦然と立ち上がる」
という表現にふさわしい、フーの最高傑作だと思います。

>>ドラムがサウンドのキモ

これもいいですね。あと、私はタウンゼンドのアコースティック
ギターにもガツンとやられました。

投稿: モンスリー | 2006.12.25 22:21

モンスリーさん、コメント感謝です。
今回もお世話になりました。

ついELPに似てるなどとタワゴトを書いてしまったので、あらためて順番に「フーズ・ネクスト」「恐怖の頭脳改革」を聴いてみました。

・・・全然違うやんけ・・ぷく先輩すいません。

まあELPは置いといて、ザ・フー、全然いいじゃないですか。
日本語変ですけど。
もっと人気があっていいと思いますけど。
やはりビートルズやストーンズと同じ時代を生きてきた分、ワリを食ったのかもしれませんが・・
少なくとも自分にはELPよりも合ってると感じました。

>聞き直してみますと「無法の世界」以外にもいい曲だらけであることを思い知らされます。

そうですね。
本当にそう思います。
都合4回くらい聴いてみましたが、聴くごとによいと思えるようになってきました。
次は「Tommy」を聴いてみようと思います。

投稿: SYUNJI | 2006.12.27 23:46

一曲一曲の詳細な解説見事です。いつも思うのですが私にはこんな風には書けません。

フーって思ったのですが、乱暴物(or 不良)だけれど勉強も出来るヤツってどのクラスにもいたと思います。キース・ムーンを除くほかのメンバーってそんな感じかな?だからそういうヤツを嫌う真の不良からは支持されないのでしょう。

本当は影で勉強しているんだろ!と非難したり・・・いやすぐに寝たよ、あせってタンゼンドが答えたり・・・(←大馬鹿)

ストーンズに比べてインテリ臭さがある感じがします。でも実際の生活は全く逆でハイソな生活を送っているストーンズに比べ、ピート、生活が苦しいと書いてありましたが、本当のところはどうなんでしょうか?(←アルバムにもふれろ!)

投稿: ぷくちゃん | 2006.12.29 06:38

ぷく先輩、コメント感謝です。

>いつも思うのですが私にはこんな風には書けません。

いえ、ただの素人のゴタクですので・・
ついELPに似てるとか書いてしまった・・
ELOのほうが無難だったでしょうか。(←よけいダメ)

>本当は影で勉強しているんだろ!と非難したり・・・いやすぐに寝たよ、あせってタンゼンドが答えたり・・・(←大馬鹿)

ははは!
この例えは秀逸です。
ザ・フーってイメージはそんな感じです。

>ピート、生活が苦しいと書いてありましたが、本当のところはどうなんでしょうか?

こういう話はモンスリー師匠が詳しいので、情報を待ちましょう。(←ムチャ振り)
難聴になってあちこち八つ当たりしてる話は聞きましたが・・

投稿: SYUNJI | 2006.12.30 08:51

オジキ
今年も一年ありがとうございやした。
いつも鋭い視点に感謝感謝です。

オジキの全曲レビューを拝読して改めて感じるのは、やはり、この時期のWHOはプログレバンドなんだなぁ~と言う事。
なんとなく、プログレの誉めコトバととっても重なる感じがします。
そこに、どうやってもプロぐれないドラムスがばたばた絡むのでBEAT側のニンゲンも騙されてしまう。
そんな気がしてしまいます(笑)

もう一度、今年最後の1枚でWHO'S NEXTを聴いてみたい。と思いました♪

>とっつきにくい不良のあんちゃんだと思っていたが、ふとしたきっかけで話をしてみたら、意外にいいヤツだったのでいっしょに帰ることにしてみた同級生
あはは
で、オヤジが上でコメしていますが…

>キース・ムーンを除くほかのメンバーってそんな感じかな?だからそういうヤツを嫌う真の不良からは支持されないのでしょう
>本当は影で勉強しているんだろ!と非難したり・・・いやすぐに寝たよ、あせってタンゼンドが答えたり・・・
あはは

某所でオヤジに嫌なおもひをさせてしまいましたが、やっぱり、オジキとオヤジはあっしのオジキとオヤジだ。
はからずも、そんな気が年末もドンずまりに感じてしまいやした。

以前、WHOの新作について記事を書いたのですが、そこで、同じような事を言っております。わたくし
これ→http://vyniljunkie.seesaa.net/article/27430250.html

もしもおヒマだったら覗いてやってくださいまし。

来年も宜しくお願い致します。
オジキにとって素晴らしい1年でありますように草葉の陰からお祈り申し上げます。(ってコトバ遣いこれでいいのか???)
では。失礼致しやす。

投稿: V.J. | 2006.12.30 11:09

SYUNJIさん、こんにちは。
>>もっと人気があっていいと思いますけど。

前から「何で日本では人気がなかったのか(今現在が人気絶頂)」
気になっていましたので手持ちの評論をさっと見直してみました
が、特にこれに言及した記事はありませんでした。
イギリスやアメリカではZEPと比肩する存在であった
はずですが、日本は???です。来日しなかったからか・・・・
ZEPは70年代に来日が実現しています。
ですがそれにしても、結局は「来日公演を興行できないほど人気が
なかったのはなぜか」という堂々巡りになってしまいます。
特に「Next」はZEPと真っ向勝負ができる堂々たるロック。
うーん、謎です。

>>こういう話はモンスリー師匠が詳しいので

ああ、その件ですね。確かに生活が困窮しているので、本来は
自身のソロ作品にするはずだったアルバムをわざわざフー名義に
にして発売、売り上げ倍増をもくろんだということです。
・・・ってこれ、某Pちゃんさんに教えてもらったネタ(あくまでも
ネタです)じゃないですか(^^;)。
タウンゼンドについては正直なところ全く知りません。ただ、
この手の噂は結構ありまして、最近ではクリームの05年再結成
はブルースとベイカーのためとか、口さがない人々がよく言って
おります。フリートウッド・マックが何年かに一度再結成しま
すが、これもミック・フリートウッドの借金返済のためなどと
陰口をたたかれることがあります。

それでは、今年1年お世話になりました。
来年もよろしくお願いします!

投稿: モンスリー | 2006.12.30 11:52

V.J.若、コメント感謝です。
体調大丈夫スか??

>やはり、この時期のWHOはプログレバンドなんだなぁ~と言う事。

おおお!
ということは、あたしの「ELPに似てるじゃないですか(←今風)」説もあながち大はずれじゃないってことだよ、若!(ホントかよ)

>そこに、どうやってもプロぐれないドラムスがばたばた絡むのでBEAT側のニンゲンも騙されてしまう。

なるほど。ELPになり切れていない理由はそこだよなぁ。(すっかり自説に納得してる)
というか、Junkさんも言われてるように「ババ・オライリィ」のイントロを聴いた瞬間「え?」と思ったんですけどね。
でもどの曲も自分にはいい感じですよ。

>やっぱり、オジキとオヤジはあっしのオジキとオヤジだ。

安心したよ、若。
まあ以前も書いたけど、自分はただの素人ですが、とりあえず「他人の趣味は尊重する」ってのが原則で行こうと思ってますんで。
それにしてもザ・フーを語るときのイメージがなぜかみんな学生像になってるってのはおもしろいなぁ。
こちらこそ来年もよろしくお願いしやす。

投稿: SYUNJI | 2006.12.30 18:42

モンスリーさん、コメント感謝です。
ザ・フーって初来日したのが21世紀になってからですよね。
キース・ムーンのプレイを日本で生で見た人は誰もいないってことでしょうか。
たった2枚しか聴いてませんけど、この内容でZEPとそこまで人気に開きがあるというのもよくわかりませんが・・
ストーンズが長いこと日本に来なかったのとはワケが違うんですよね。

>タウンゼンドについては正直なところ全く知りません。

ありゃ、そうですか。
でもバンド名義だと売り上げは他のメンバーにも分けないといけないのでは・・どういう契約になってるんだろう?
ピートはメンバーとおカネ分け合ってでもバンドのほうが儲かるとふんだのでしょうかね。
最近出たビートルズの新譜、作成というか編集はマーティン親子ですけど、ポールやリンゴにも当然印税入るんでしょうね。(←生臭い話が好き)

今年も本当にいろいろお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

投稿: SYUNJI | 2006.12.30 19:01

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