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読んでみた 第8回 ゲーテ

幻冬舎が今年2月に創刊した雑誌「ゲーテ」。
創刊したことは知っていたが、コンセプトやターゲットも全く知らず、手にとったこともなかった。
従って発行部数もわからない。
これまでの「読んでみた」シリーズの中で最も白紙の状態である。

幻冬舎の見城社長は業界では有名人である。
この人は雑誌「LEON」について、「5分で読める雑誌」とこきおろしたらしい。
そうまで言い切るくらいだから、「ゲーテ」は相当おもしろいんだろうねえ。
そんなやや意地悪い感覚で買ってみました。

今回読んでみたのは10月号、700円。
表紙はブラッド・ピットである。

Goethe

「仕事が楽しければ人生も愉しい」をテーマにした、仕事を愛する男たちに向けたライフスタイル誌だそうだ。
「24時間仕事バカ」というキャッチがあちこちに出てくる。
「24時間ただのバカ」な自分には最も向いてない雑誌のような気がするが、買ってしまったので読むしかあるまい。

・・・・・読んでみた。

今月の目次は以下のような感じである。

・Satisfaction-サティスファクション-
 ストーンズの知られざる素顔を捉えた限定写真集
 ネクタイとiPodの密なる関係

・総力特集
 これが自分の最高傑作!
 さだまさし 鉢植えの花を売っているような仕事。
 村上龍 最高傑作と「作品群」 
 理論天文学者・小久保英一郎 宇宙の謎が計算できる時代がやってきた

・徹底検証
 視聴率三冠王 映画は大ヒット、バレーボールに冒険王・・・・・
 なぜこんなにもヒット続出なのか?
 「フジテレビのちから」
 その名がつけば必ずヒットが約束される、驚くべきブランド力!
 「スタジオジブリの秘密」

・特別企画
 仕事にプレシャスを感じる10のブランド
 ビジネスホリックの条件

ちょいとクソ生意気な言い方になるけど、まず感じたこと。
これ、目次だけ見るとノリは「ビッグ・トゥモロウ」と同じだ。
ただしさすがは幻冬舎、「ビッグ・トゥモロウ」のようなベタな雰囲気はきれいに隠してある。
内容も具体的な成功への秘訣を解き明かしたりはせず、各界の成功者の話をけっこう手の込んだ編集で掲載し、「あとは自分で考えろよ」というスタンス。
「ウハウハ儲かる秘密のテクニックを大公開」なんていうフレーズは死んでも言わない。
そんな作り手のポリシーは伝わる雑誌である。

記事の内容だが、まず全般として、そもそも自分が興味を持っていない分野の話ばかりだった。
高級腕時計のデザイン、競争馬のセリ、スタジオジブリ、ピーチ・ジョン社長の成功話、ワインの飲める新しいお店・・・
自分の日常からもんのすごく遠い世界ばかりだ。
音楽や格闘技の話題なんか全くない。

目次を見る限りでは、「総力特集」とか「徹底検証!」などといった表現ばかりで、正直全然イケてない。
幻冬舎とはいえ、やっぱこの手の雑誌はこんなもんなのか?
その総力特集だが、「これが自分の最高傑作!」と題して、さだまさしや村上龍、天文学者やアメリカのソース会社社長といった様々な業界の人の記事を掲載している。
切り口はそれほど斬新ではないが、村上龍のページはかなり秀逸な編集だ。
村上龍は作家なのでインタビューでなく本人の寄稿なのだが、見開きいっぱいに比較的大きめな級数で文字だけが並んでいる。写真や絵はない。
しかも紙の地は色付き、左右で色違い、文字は白抜きである。
村上龍の主張は最後の一文「最高傑作などという言葉は、メディアや批評家に言わせておけばいい」に集約されている。
この人、この特集のテーマが気にいらなかったんじゃないの?

この手の雑誌に今さら文句言ってもどうにもならないけど、やはり広告がそれなりに多い。
しかも表2(見返し)からいきなりルイ・ヴィトン。
続いてサン・ローラン、アルマーニといった超有名なブランドが連続。
それだけでもなんだかぐったりなのだが、さらに中身がカラッポな記事もある。
特別企画とまで言って紹介する「ビジネスホリックの条件」。
どんな記事だ?と思ったら、要するに靴やスーツの宣伝である。
「よいものを身につければ仕事も順調」という、ずいぶんムリのある企画。
しかも靴が8万円、スーツは15万円なんて金額だし、まあ買いたい人は買ってみれば?という感想しか出てこない。
まあ下流な自分に批評する資格はないんですけど、「仕事が順調だからよいものを身につけられる」んですよね。
順序が逆。

それぞれの記事の長さが、内容に比較してわずかに短いと思わせるところで終わっている。
もう少し深く切り込んだほうがおもしろいのに・・・と思ったが、全部読んでみて、どうもそのあたりに編集理念があるような気がしてきた。
この雑誌、作り手は自分たちをジャーナリストだとは絶対に思っていないはずだ。
成功や高級品に関する情報はたくさん掲載するが、それを実現させたり獲得したりする方法論はいっさい論じていないのだ。
「世の中、仕事が楽しければ全てが楽しい。成功している人たちはこんなにたくさんいます。彼らはこんなにいい店にもいけるし、こんなにいいものを身につけることができます。でも、それを実践するのはあなた自身です。」
・・・・てな感じでしょうか。

ただ、それでも意外と退屈しないのは文章表現と編集が高い水準にあるからだと思う。
本文の文章と構成、レイアウトなどは相当高度なものがあることが、読んだ後でわかる。
なぜか?
そういう点を「全く感じさせないで最後まで読ませた」からである。
よい編集とは「凝っている」「斬新」「目をひく」と同義ではない。
自分は「読み手にそれを意識させることなく文章に没頭してもらう」のが「いい編集」だと確信している。
雑誌を読んでいると時々「あーきったねえ編集・・・」と気づいてしまい、文章の中身に集中できなくなることがあるのだ。

判型はA4だが、束(本の厚み)は7~8ミリ、総ページ数は270くらいでやや重い。
鞄に入れて持ち歩くにはこのあたりが限度だ。
気づいてないだけだろうけど、創刊以来電車でゲーテを読んでる人は見たことがない。
ちなみに今回は通勤時に電車の中で読んでみたのだが、隣のおっさんが露骨に盗み見してきたのである。
こういうことはそんなに珍しくはないが、たいていはこちらが顔をあげるとむこうもあわてて目をそらしたりするもんである。
が、今回のおっさんはこっちが顔あげようが見つめようが全く動じず、実に堂々とあたしの雑誌を興味深そうに眺めていました。買えよ、おっさん。

あと気になった点がひとつ。
それは書体。
とくにひらがなに独特の書体を使っており、この書体が今まで雑誌で使われているのを見たことがない。
(この書体の詳細をご存じの方は教えてほしいです)
書体には好みがあるので、気になるかどうかは個人差があるだろうが、自分としてはやや読みづらいかな?と思った次第。
ついでに言うと一部のページに文字間隔がやや乱れたところがあった。(10月号148p、180p)
印刷工程での不備かもしれないが、この書体を使うなら注意が必要な部分である。

そんなわけで、初めて読んでみた「ゲーテ」。
感覚的には「おっさん向けビッグ・トゥモロウ」だし、記事も広告も自分の生活水準から思いっきり遠いので、決して「おもしろい雑誌」ではない。
が、「うまい雑誌」だとは思う。
さすがは見城さん、24時間単なるバカな自分でも、それくらいはわかりましたよ。
これで記事内容が自分の興味ある分野だったら、かなり高い評価になるような気がする。
次号は京都特集もあるようなので、そこだけ読んでみようと思いました。

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コメント

ゲーテを尊敬する私には非常に頭にくる雑誌のタイトルです。これは。

ぺらぺらめくった程度ですが、フジテレビを取り上げる事でもうこの雑誌のセンス、駄目だと思います。ベタだと思います。知りたくないもん、フジテレビの秘密なんて。

>しかも靴が8万円、スーツは15万円なんて金額だし、まあ買いたい人は買ってみれば?

靴には一時期凝っていた私。でも足の形が決定的に悪いので宝の持ちぐされになっています。でもスーツは・・・だってズボンの股、絶対的に壊れてきますから。

>本文の文章と構成、レイアウトなどは相当高度なものがあることが、読んだ後でわかる。
なぜか?
そういう点を「全く感じさせないで最後まで読ませた」からである。

その感じさせない事を感じた、SYUNJIさんに奥深い同業者の力を感じます。

投稿: ぷくちゃん | 2006.10.08 08:56

ぷく先輩、朝一番でコメント感謝です。

>ゲーテを尊敬する私には非常に頭にくる雑誌のタイトルです。

あ、そうですか。
ではシンコーあたりから「月刊イエス」とか「ウイークリー・グレッグ」なんてのが創刊されると知ったら黙っちゃいないでしょうね。(どんな雑誌やねん)

>フジテレビを取り上げる事でもうこの雑誌のセンス、駄目だと思います。ベタだと思います。

あー、同感ですね。
記事内容はフジの現場で働く人の談話ですが、はっきり言ってテレビ業界はオカネの流れがメーカーなんかとは決定的に違うので、「成功の秘密」などと言われても、何の感動も起こりません。(嫉妬と反感はあるけど)
そんな会社を採り上げるゲーテのセンスもなんだかなぁ、と思います。

>だってズボンの股、絶対的に壊れてきますから。

先輩、どんな股してるんでしょうか・・

>SYUNJIさんに奥深い同業者の力を感じます。

いえ、あたしゃ同業ではありますが、実際には雑誌の編集のプロではありません。
ただ一般の方とは紙面の見方が多少違うかもしれませんね。
今回ゲーテには誤字脱字も見つかりませんでしたし。
なので文章の中身に没頭できたら、その雑誌の編集は一定の評価ができるものと思っています。
ダメな雑誌はホントそういうあたりで気が散って読めないです。
(そのくせ自分の社用文書には誤字脱字多い)

投稿: SYUNJI | 2006.10.08 09:25

ども、SYUNJIさん。

この雑誌は、新聞の広告で目にした程度。
幻冬舎の出版物は、新刊・文庫・雑誌といずれも縁薄い存在です。

まあ、これは芸能人に書かせて部数を稼いでいるという、自分の先入観がなせる業なのですが、、、。

これまで、読んだの、、1冊か2冊ですよ。

自分は、基本的には芸能人や音楽人の出版物というのは好きではないんですよ。
音楽をやる人は、それほどメッセージを含んだ歌詞でも無いのに、紙メディアに押されて後から意味を持たせすぎた、、というようなケースが目立つ。
芸能人や役者だと、役柄で自分のいろんな側面が表現できるのに、こうした紙メディアで云々というのは、自分の表現を却って制限してんじゃないのかな?って思います、、。

その際たるものが、幻冬舎とロッキンオンだと思うのですが、、。(週間プロレス含む)

フジテレビを取り上げているようじゃ、、(ぷく論に賛同)

後、書体。
これは、自分などは特にパソコンを使っていると気になります。
ウィンドウズではどうしても、文字が汚い。
マック。もしくはリナックスの方が綺麗で、とても読みやすいです。
パソコンを2台使用しているのは、ネットをリナックスで見たいから。というのが理由になっています。


投稿: だいまつ | 2006.10.08 19:48

だいまつ親分、コメント感謝です。
お元気でした?

あたしも特に幻冬舎には縁がないですね。
なのでゲーテも買うまで幻冬舎の雑誌だとは知りませんでした。
また芸能人の本は半分以上が本人じゃない人が書いてるっつうウワサもありますし。
大槻ケンヂの本(小説以外)はおもしろくて好きですけど。

ウィンドウズ標準のフォントはマックユーザーからは評判悪いですね。
フォントを買ってまで使うWinユーザーもあまりいないような気もします。
あたしはマック挫折ユーザー(←挫折したんだからユーザーじゃねえだろ!byぷく)という珍経歴持ち主のため、実はOsakaフォントにも最後までなじめませんでした。
印刷物の場合、自分で好きな書体に設定しなおすことができないため、いまいち気にいらない書体の場合、これまた気が散って文章に没頭できず・・(神経質?)

投稿: SYUNJI | 2006.10.09 00:09

おっ!だいまつさん。ということで今日も仕事のため朝早いぷくちゃんといいます。

>先輩、どんな股してるんでしょうか・・

特殊な股とか持ち物を持っているわけではなく、汗かきなので痛んでくるという意味で書きました。昔会社の上司とそんな話をしていたら、「ステテコはけよ」と真顔で言われました。何でも汗を吸収してズボンの痛みも違うとか。

さてゲーテ。立ち読みしてきました。やはり、「ストーンズ」と「iPod」を取り上げたのはイタイです。私が買っている「日経エンタ」もリニューアルして恐ろしくつまらなくなってきましたし、、、、SYUNJIさん、何かお勧めの雑誌ありますか?

投稿: ぷくちゃん | 2006.10.09 05:42

SYUNJIさん、こんばんは。
「ゲーテ」エントリーを拝見しました。全く知らない雑誌でした。

>>「仕事が楽しければ人生も愉しい」をテーマにした、
>>仕事を愛する男たちに向けたライフスタイル誌

世の中の男性諸氏、サラリーマン諸氏は、そんなに仕事が好きなので
しょうか? 24時間戦い抜いて、仕事も家庭も充実。そんな方々
でいっぱいなのか。やっぱりオレって落ちこぼれと、いじけ根性が
炸裂してしまいそうな雑誌です(^^;)。

・・・・他にも、いじけたコメントを山ほどつけてしまいそうですので、
方向性を変えます。

>>しかも表2(見返し)からいきなりルイ・ヴィトン。
>>続いてサン・ローラン、アルマーニといった超有名なブランドが連続。
>>特別企画とまで言って紹介する「ビジネスホリックの条件」。

広告が多いのはファッション誌では普通なのでしょうが、仮にも「記事」
と銘打って、その実、記事風の広告(これ、業界用語でなんていうので
したっけ?)的なものしか書けないのはいただけません。しかも
タイトルは「仕事中毒者の条件」ですよね!?
これでは、「ホットドックプレス」のファッション記事と変わりません。

音楽評論誌とファッション誌を一緒に考えてはいけませんが、例えば
レコードコレクターズ誌も、特集を組んでいるミュージシャンの記事の
中で、厳しく評論している記事もあります(最近は減りましたが)。
新しい雑誌なら、今までとは違う視点の記事をお願いしたいですね。

投稿: モンスリー | 2006.10.10 23:07

先輩、股の解説感謝です。
いやあ、どんなグレートなものを持ってるんやと心配していました。

さて、いまいち評判の芳しくないゲーテ。
>やはり、「ストーンズ」と「iPod」を取り上げたのはイタイです。

そうですねえ・・結局着眼点はさほど新しくもなかったです。
慣れると退屈な雑誌かもしれない・・

>SYUNJIさん、何かお勧めの雑誌ありますか?

それがないからこんなシリーズやってるんですけどね。
「近代麻雀」あたりいかがでしょうか。

モンスリーさん、コメント感謝です。

>世の中の男性諸氏、サラリーマン諸氏は、そんなに仕事が好きなのでしょうか?

直感的に、「仕事が好き」と公言してるサラリーマンは「仕事してるフリが好き」「仕事が好きと言えるオレが好き」のいずれかなのではないかと思います。
「仕事はキライ」と言ってる人のほうが個人的には信用できますね。(果てしない堕落・・)

>記事風の広告(これ、業界用語でなんていうのでしたっけ?)的なものしか書けないのはいただけません。

「タイアップ」でしょうか。
雑誌は実売部数でなく広告で持ってるのが実態なので、やむを得ない側面はあるんですけど。
ただそういうトコにあえて挑戦するような姿勢を見せてもいいんじゃないかと思います。
この版元はそれができる会社だと思うんですが。

>新しい雑誌なら、今までとは違う視点の記事をお願いしたいですね。

全くそのとおりです。

投稿: SYUNJI | 2006.10.10 23:50

SYUNJIさん、
>>雑誌は実売部数でなく広告で持ってるのが実態なので

そうですね。先にレコードコレクターズ誌を引き合いに出しましたが、
ここにしたって同じなんですよ。大物の来日や新譜発売(最近は旧譜再発)
があるときに、そのミュージシャンの特集が組まれます。レコード会社の
パブリッシュメントに成り下がっている、という批判は結構あるんです。
私も偉そうなことをいろいろと書いていますが、レココレのマニアックな
ミュージシャンの記事や特集にはついて行けません。逆に、知っている
ミュージシャンの記事は過去に類似のものを多数読みましたので、物足りない。
このバランスをどうとるかは、雑誌編集の腕の見せ所か、あるいは割り切りか、
になるのでしょうか。
話がそれましたが、ゲーテも、視点は多少変えているものの、サラリーマン
向けのファッション入門誌のような気がしてきました。

>>この版元はそれができる会社だと思うんですが。
角川書店を離脱した方々が興した出版社でしたっけ?
私の場合、意外と助かっているのが角川春樹事務所です。絶版になった
作家の小説を、よく文庫で再発してくれるからです。春樹氏には何の
思いもありません(^^;)。

投稿: モンスリー | 2006.10.12 22:38

モンスリーさん、コメント感謝です。

>このバランスをどうとるかは、雑誌編集の腕の見せ所か、あるいは割り切りか、になるのでしょうか。

一番難しいところでしょうね。
一般誌なので売り上げがあがらなければ廃刊ですし、読者の評価は様々だし、あまりクライアントやミュージシャン(とその周辺)に迎合するのもおもしろくないですし。
そういう意味では月刊「炎」は、バランスがとれていて読み応えのある雑誌でした。
しかしながら編集側と会社の対立が紙面にも表れてしまい、廃刊となってしまいました。

>ゲーテも、視点は多少変えているものの、サラリーマン向けのファッション入門誌のような気がしてきました。

ゲーテはファッション入門としては中途半端ですね。
いったいどんな人が読んでいるのか、どれくらいの部数なのか知りたいです。

投稿: SYUNJI | 2006.10.14 16:59

SYUNJIさん、こんばんは。
>>月刊「炎」は、バランスがとれていて読み応えのある雑誌でした

これですね、ハード/メタル系の雑誌でしたのでほとんど読みません
でしたが、なぜか第2特集でプログレを取り上げてくれました。その
号はよく読みました。
今考えると、プログレ聞き始めでしたのでどんな記事でもおもしろかった
のかもしれませんが、日経新聞の記者に6ページくらい書かせてみたり、
再結成周辺に的をしぼった記事にしたり、結構意欲的な編集だったと思います。
もう一つ、市川哲史という評論家(ロッキングオン社系では編集も・・・・シンコー系
「炎」とは敵対関係?)が、プログレのおちゃらけた記事なども実におもしろかった
です。これ、きまじめなプログレファンの怒りを買わなかっただろうか、今となって
は心配です。

>>編集側と会社の対立が紙面にも表れてしまい

そんなことがありましたか。まるで、パープルやレインボーの分裂騒動の
ようですね。ミイラ取りがミイラに・・・・見てみたかったです(^^;)。

投稿: モンスリー | 2006.10.16 23:19

モンスリーさん、コメント感謝です。

月刊炎の内紛?ですが、確か98年の最終号のひとつ前の号で、編集側の酒井康氏の連載コラムが見開き2ページ分全て「・・・・・・・」で埋め尽くされたことがありました。
廃刊を決定した会社に対する酒井氏の抵抗の現れだったようで、当時FROCKLでも話題になっていました。
こういうところもハードロック的でおもしろいと思っていましたが、まさか直後に本当に廃刊になるとは・・
好きな雑誌だっただけに残念です。
HR/HMだけでなく、プログレもわりと採り上げていたと思いますよ。

投稿: SYUNJI | 2006.10.19 00:17

SYUNJIさん、こんばんは。
内紛?の解説、ありがとうございました。
>>確か98年の最終号のひとつ前の号で、

酒井氏も、ハード/メタル系の大物評論家ですね。

>>確か98年の最終号のひとつ前の号で

雑誌は、よく廃刊になる前は内容の変更や体裁を頻繁に繰り返す
ものですが、「炎」誌もそうだったのでしょうか。
私が購読していた週間FMも、毎年のように変更を繰り返した
あげくの廃刊でした。

投稿: モンスリー | 2006.10.20 22:19

モンスリーさん、分析感謝です。

だいたい雑誌のリニューアルって、たいがいうまくいきませんね。
ミュージック・ライフもリニューアル後は長続きしませんでしたし。
月刊炎はリニューアルというか「メタリオン」という全く違う雑誌になってしまいました。
iPodやナップスターの台頭でいよいよ音楽業界も混沌としてきましたが、音楽雑誌がいったいどうなっていくのか不安です。

近いうちにまたディアゴや講談社あたりから、分冊百科で音楽系のものが出るような予感がします。
「週刊イエス創刊!!創刊号はDVD付きで特別価格560円!」とか・・

投稿: SYUNJI | 2006.10.21 10:20

SYUNJIさん、こんばんは。
>>音楽雑誌がいったいどうなっていくのか不安です。

音楽雑誌に限らず、雑誌および印刷メディアは、インターネットの台頭
に対して意外や健闘していますね。今のところ、局所的な影響はもちろん
あるでしょうが、出版業界全体が痛手を負うような情勢にはなっていな
いと思います。
音楽雑誌ですが、ニュースサイトやファンの掲示板で得られる情報やファン
ならではの感想と、金を出して買う雑誌の情報は棲み分けができるのでは
と思っています。
音楽があればそこに評論といいますか、「これは聞いた方がよい」という
プロの視点は必要とされるはずですので、音楽雑誌はなくならない
と読んでいます。ただし、その媒体が全面的にネットを含む電子メディアに
とって代わることはあるかもしれません。雑誌社が上手に転換していくこと
と思います。

>>「週刊イエス創刊!!創刊号はDVD付きで特別価格560円!」

爆! 
昨日は、書店でステレオサウンド社からでている「Beat Sound(ロック世代の
サウンド・マガジン決定版!!)」を見てきました。この会社は、高級オーディ
オ誌「月刊HiVi」などを出しており、その別冊になります。
今回は「1966~1975ロック伝説 選ばれし100枚(全曲解説付)」、さらに
「真空管アンプでロックを!」とありましたので、気になったのです。
内容を見ますと、確かによさそうでしたが、真空管アンプはないし、
記事にはやはり高級オーディオの紹介コーナーもありましたので、購入は
見合わせました。

投稿: モンスリー | 2006.10.23 22:51

モンスリーさん、コメント感謝です。

>今のところ、局所的な影響はもちろんあるでしょうが、
>出版業界全体が痛手を負うような情勢にはなっていないと思います。

いやーどうなんでしょう??
音楽出版業界のことはあまりわかりませんけど、なにしろ本全体が売れてませんからね。

>プロの視点は必要とされるはずですので、音楽雑誌はなくならないと読んでいます。

これは確かにそのとおりです。
ただプロの評論を金出して読むことが続くのかどうか、ですね。
まあ音楽が好きな人は評論も好きですから、ターゲットを的確にとらえれば、まだ音楽本もマーケットは成立しそうです。
厳しいのは総合誌や文芸でしょうか。

モンスリーさんは「週刊ドゥービー創刊!!創刊号はDVD付きで特別価格560円!」だったら買いますよね。(笑)
月刊「プログレ」とか、相当コアな内容でも一定の売り上げはありそうだよなぁ。

投稿: SYUNJI | 2006.10.25 23:16

SYUNJIさん、こんばんは。
>>ただプロの評論を金出して読むことが続くのかどうか、

まさにその通りですね。
Jポップに限ってみると着メロやCMソング(15秒程度)、ドラマ
主題歌(1分程度)ばかり売れています。個人的には、音楽の新し
い楽しみ方を認めないとと思いつつ、ちょっと
味気ないなあと思います。
さらに、このわずかな時間に絞って製作されたいわゆる「売れ線」に
は、評論もつけにくいでしょうし、ユーザーも必要としていないと
思います。

>>月刊「プログレ」とか、相当コアな内容でも一定の売り上げはありそう

「Strange Days」あたりがそれですね。本当は購読したいのですが。
いろいろと書きましたが、私自身音楽誌、音楽評論本は節約のため
買わなくなりました。以前購入したものでまかなおうと思っている
ためです。

投稿: モンスリー | 2006.10.28 11:35

モンスリーさん、コメント感謝です。

>私自身音楽誌、音楽評論本は節約のため買わなくなりました。

自分もそうです。
版元に勤めていながら本も買わないバチあたりなのですが、実は今日神田の古本まつりに行ってきました。
音楽関係の書籍を安く買おうと思っていたのですが、いまいち欲しいと思うものがありませんでした。

で、古本じゃなくて新刊でよさそうなのを見つけました。
http://www.strange-ds.com/contents/book/zepp.html

でも実は買ってません。
ストレンジ・デイズ本誌と同じ体裁なのに、2500円は高いよ・・

投稿: SYUNJI | 2006.10.28 18:19

SYUNJIさん、こんばんは。
私も古本屋では必ず音楽評論本を探しますが、まず見つかりません。

>>http://www.strange-ds.com/contents/book/zepp.html

これ! 私もほしいのです。同じシリーズでキンクリの本も
あります。レココレ以上にカラーでジャケを解説していたり、記事の
内容も豊富で、たまりません。ですが、

>>ストレンジ・デイズ本誌と同じ体裁なのに、2500円は高いよ・・

しかもストレインジ・デイズ本誌に連載されていた記事からの転載
=使い回しも多いはずなのです。
高すぎる・・・・変えません(泣)。

投稿: モンスリー | 2006.11.01 22:42

モンスリーさん、コメント感謝です。

>同じシリーズでキンクリの本もあります。

え、そうなの?
読みたい・・(←大して聴いてないくせに本は読みたがる)
そう、この本て全ページオールカラーらしいんですよ。
だから高いのか?製本原価はたぶんモノクロでもそう変わらない気がしますが。
せめて2000円を切ってほしいところですな。
でもこのシリーズでサバス本が出たら、この値段でも買ってしまうと思います・・

投稿: SYUNJI | 2006.11.03 09:24

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