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聴いてない 第86回 レッド・ツェッペリン(後期)

かなり勇気のいるエントリですが、おそらく多くの方からご指導いただけると思われるので、あえて採り上げてみました。
実を言うとツェッペリン、半分しか聴いてません。
具体的に言うと「フィジカル・グラフィティ」「プレゼンス」「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」「コーダ」を聴いてない。

自分が洋楽を本格的に聴き始めたのは1979年からである。
ボンゾが死んだのは80年なので、リアルタイムでのツェッペリン経験は全くない。
しかも後追いでツェッペリンを聴いたのは80年代末になってからだ。
中年リスナーとしては相当青い部類である。

初めて聴いたアルバムはIV。
まあ聴く前から「天国の階段」「ロックン・ロール」くらいは知っていた。
最初はレンタルで聴き、わりと気にいったのでのちに新品としてCDを買っている。

そしてこの次に聴いたアルバムから、自分のツェッペリンに対する運命が大きく変わることになる。
実は次に聴いたのは「リマスターズ」なのだ。
ペイジ選曲の2枚組ベスト盤である。
ちょうどレンタル店に入荷した頃で、ベスト盤として聴いておいてソンはなかろう・・という気持ちで聴いてみた。

だが。
CDは2枚組なのだが、1枚目と2枚目で何かが大きく違う。
1枚目はオリジナルで言うと「I」から「IV」までの曲が収録されており、「胸いっぱいの愛を」「幻惑されて」「限りなき戦い」といったイイ感じの曲が次々と出てくる、非常によい内容だ。

ところが2枚目になると、まず知っている曲がほとんどない。
聴いてなかったから当然なんだが、何度聴いてもどうにもなじめない。
それぞれをカセットテープに録音して聴いていたのだが、だんだんと聴く頻度の差が開いてくる。
なぜなじめないのか自分でも不思議だったが、しばらくして決定的な違いに気づいた。
ロバート・プラントの声が違うのである。

聞くところによれば、ちょうどこの前期後期の境でロバート・プラントはのどを痛め、手術をしたため声が変わってしまったとのこと。
どうりで後期は声が濁っていて力強さもない。
この変声に愕然としたあたしは、なんと「リマスターズ」の2枚目を録音したテープを消してしまった。

ロバート・プラントはハイトーンボイスではあるが、「さわやか」「クリア」といった形容はされない。
歌っている曲がそういう系統でないこともあるが、ジョン・アンダーソンやブラッド・デルプのような「高い声」とは少し趣が違う。
よく比較対象となるのはイアン・ギランやグラハム・ボネットだが、この人たちはもう少し声が太い。
プラントは高さと鋭さと力強さを兼ね備えた、思ったより珍しいタイプのボーカリストだ。
プラントに近いと思われるのはルー・グラムだろう。

結局この「リマスターズ」が、自分にとってツェッペリンを前期後期に大きく分け隔ててしまうことになる。
その後オリジナルとしては「I」「II」「聖なる館」を聴いているが、「聖なる館」の評価はかなり低い。
「新境地を開拓した」などという評価もあるようだが、それほど画期的な音とも思えない。
やっぱプラントの声が違うのである。

ツェッペリンはペイジのギターで語られることが多いバンドだが、自分としては4人の持ち味がそれぞれ好きである。
90年代にペイジ&プラントでアルバムも出したりしたが、もはや往年の名声(質)は全く望めず、遺産を食いつぶすような印象だった。
ちなみに自分、ペープラよりはカバペーのほうを評価しております。
こういうこと言うからド素人なんだけど、好みなのでしかたがないよね。
カバもパープル時代に比べて声はよれよれだったんだけど、同じヘタリ声ならまだカバの声のほうが好きだ。

後期の曲で「ロイヤル・オルレアン」は聴いているのだが、やはりペイジのリフにプラントのボーカルがついていけていない。
これがもし全盛期のプラントだったら・・と思うと惜しい曲だ。
後期の曲はきっとどれを聴いてもこう感じてしまうような気がする。

ペイジはプラントの声が変わってしまってもプラントを捨てていないが、あまり気にならなかったのだろうか?
「ボクはギターが弾ければそれでいい」というスタンスなのか?
リッチー・ブラックモアのように容赦なくボーカルを切り捨てることもしてないので、そういう意味ではむしろペイジさんがどういう人なのかがわかりにくいですね。
この点だけみてもツェッペリンて仲良し集団なんだなあと思います。

結局リマスターズを聴いてから10年くらい経っているが、後期のアルバムは未だに聴いていない。
根本的に聴き方が間違ってるんでしょうかね?
後期のアルバム、「聴きどころはココだ!」なんていうコツがあれば、教えていただきたいと思っております。

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コメント

ルドルフです。こんにちは。
> プラントに近いと思われるのはルー・グラムだろう。
よく似ていますよね~、この2人。私はルー・グラムのことを個人的に、「ちびっ子プラント」と呼んでいます。風貌も良く似ている、というか、ルー・グラムがプラントを多大に意識していたのだと思います。

> ちなみに自分、ペープラよりはカバペーのほうを評価しております。
意見が合いますね~。私もカバペーの方が(というか、プラントよりカバの歌声が)好きです。

投稿: ルドルフ | 2006.04.08 15:01

『Remasters』は良いアルバムなので、僕も今はオリジナルアルバムを聴くよりも、こちらを聴く回数の方が多いです。

ロバート・プラント故障後の後期のアルバムに興味を失ってしまうのはよく分かります。僕も当然ですが前期の方が好きです。

しかし、しかしです。後期には「Presence」があります。個人的にはツェッペリンの最高傑作曲だと思っている「Achilles Last Stand」が入っているこのアルバムを抜きにしてツェッペリンは語れないと思います。4人の演奏が音の塊となって飛び込んでくるこの曲は、レッド・ツェッペリンというバンドでしか作れなかった曲だと思います。この曲はロックという音楽ではなく、レッド・ツェッペリンという音楽ではないかとさえ思っています。

いかん、いかん。思わず熱くなってしまいました。スイマセン。

『Remasters』の2枚目を消してしまわれたと書いておられたのでなんとも惜しいですが、是非「Achilles Last Stand」だけでも聴いてみて下さい。

たぶん、頭文字が「ぷ」の方も『Presence』が好きみたいですので、熱いコメント(?)をくれると思いますので、期待して待っています。

それと、『Physical Graffiti』も後期ではまとまりがあるアルバムなので割と好きです。

投稿: getsmart0086 | 2006.04.08 20:14

頭文字「ぷ」です。「いにしあるぷ」と読んでください。

「Achilles Last Stand」・・これぞツェッペリンです。本当に最初聞いた時は何という曲だと思いました。仮面ライダースマートもコメントしていますが、演奏者の音の塊!特にボンゾのドラムは究極のテンポです。大体ブートではボンゾが爆走してしまい、JPJ、ペイジがついていくのに精一杯といった演奏も多く見られます。

私はこの「PREZENCE」というアルバムと「永遠の詩」をリアルタイムで購入した人間です。この2作でZEPは私にとって永遠のバンドになってしまいました。1st~4thまでの曲がこの「永遠の詩」というサウンドトラックでどのように昇華されているか聞いてください。

いかん、いかん。思わず熱くなってしまいました。スイマセン。

「PRESENCE」はジャケットも印象的でした。「聖なる館」から久しぶりのヒプノシス登場。黒いオブジェに最初は気がつかなかったぷくちゃんでした。

ああZEPについて書いているとついつい本気になってしまう。誰か助けて!

投稿: 頭文字「ぷ」 | 2006.04.08 23:34

「PREZENCE」→「PRESENCE」です。本当に私、英検○級?

投稿: 頭文字「ぷ」 | 2006.04.08 23:51

ルドルフさんコメント感謝です。

>「ちびっ子プラント」と呼んでいます。風貌も良く似ている、というか

確かにルー・グラム、若い頃は似ていましたね。
今は巨大化してダスティ・ローデスみたいになっていますが・・詳細はぷく先輩のBLOGにあります。
ルー・グラム、けっこう好きだったのに・・

>意見が合いますね~。私もカバペーの方が(というか、プラントよりカバの歌声が)好きです。

おっと、そういう方もいらっしゃるんですね。
なんだかうれしいなぁ。
カバペー、パープルファンからは「カバが実験台にされた」と評判が悪く、ZEPファンはこのユニットは眼中にもない、という評価だったらしいんですけど。

getsmart0086さん、ご指導感謝です。

>僕も当然ですが前期の方が好きです。

あ、よかった、もしかして自分の聴き方が愚かだったのではないかと不安でした・・(愚かだよ)
で、「プレゼンス」、実は聴かされたことは1回だけあります。
友人のクルマでドライブ中、「ZEPの最高傑作だ」と前置きして「プレゼンス」を友人がかけました。
今となってはどんな音だったのか全く記憶にありませんが、その時の正直な感想は「そうかなぁ?」でした。
「プレゼンス」、再受講してみます。

>頭文字「ぷ」です。「いにしあるぷ」と読んでください。

「あたまもじぷ」さん、コメント感謝です。(性悪)
やはり「アキレス」「プレゼンス」の評価が絶大ですね。
自分の周辺でもZEPのファンはこの曲を絶賛する傾向が高いように思います。

>私はこの「PREZENCE」というアルバムと「永遠の詩」をリアルタイムで購入した人間です。

うーん、引け目を感じるなぁ。
やはりZEP、語る人は楽曲や演奏そのものに熱く詳しいですね。

投稿: SYUNJI | 2006.04.09 16:54

すっかり、STONES騒ぎでおじゃまするのが遅れてしまい、申し訳ありませんでした。オジキ。

熱い方々のコメ拝読させて頂きましたが、別にⅣ以降は無理して聴く必要性はゼロと感じているV.J.です。特にⅣの次のやつ、あれがダメです。
Presenceもヘビメタの元祖ですから、ヘビメタ嫌いの僕には別に…

で、僕も、ペイジ・プラント、カバーデール・ペイジのどっちの来日公演も見ましたが、断然、デビカバ派です♪

もう、1ミクロンも声の出ないプラントなんて見るくらいなら、松村の掛布並みにホンモノよりも本物ぽかったデビカバのほうが最高でした♪

そんな1~4しか認めないZEPファンの風上にも置けない僕は、熱い方々からの石が投げつけられそうなですので、失礼致します…

投稿: V.J. | 2006.04.09 23:32

V.J.・・・オジキのところに出入りしている割には親父の俺のところには脚が遠ざかっているなあ・・・ああん?(←とてつもなく柄が悪い)

おまけに

>別にⅣ以降は無理して聴く必要性はゼロと感じているV.J.です。

オヤジが白といったら白というのがこの世界だよ!ばきっ!(ピックを折る音)おやおや大事そうに持っていたピック割れていますけれど、私が下敷きをはさみで切ったこのピックと交換しますよ。端はぎざぎざしていますから注意してくださいね。

>熱い方々からの石が投げつけられそうなですので、失礼致します…

それ、皆のもの、石を投げろ!石をとれ!(←ELP?)

本当の事言うと、それほどZEPファンじゃないプクちゃんです。でも記事に困った時はいつもZEPに頼っています。(←馬鹿)

投稿: 頭文字「ぷ」 | 2006.04.10 12:25

SYUNJIさん、こんばんは。
私の場合、初めて購入したZEPのアルバムが「リマスターズ」です。

>>どうりで後期は声が濁っていて力強さもない。
わははは! いや~実は私は後期のボーカルの方が好きなんですよ(^^;)。
「味わい深いなあ」と思っていました。
実際、ZEPマニアの評論を見ておりましても、「IV」以降は声が出ていない
など、かなり辛辣に書かれております。
ですが、私の場合、例えば「移民の歌」のような金属的な声より、
「カシミール」のような、統制のとれたボーカルの方が好きです。

おすすめの曲は断然「アキレス最後の闘い」です。他のみなさんが熱い
コメントを寄せておられますので、私から補足することはありませんが、
私は渋谷陽一氏(あえて、笑)の評論を読み、この曲を聴くことができ、
これ以降渋谷氏言うことを信用するようになりました。
また、この曲のライブテイクを聞きたいがために、いけないCDを購入
しましたが、音質がめちゃくちゃで、しかもペイジもヘロヘロ・・・・
この曲に初めて汚点がついた瞬間でした。しかし、3年前の公式DVD
では、本当のライブを見せつけてくれましたので、感動しました。
ちなみにこの公式映像は、渋谷氏も驚愕しておりました。

投稿: モンスリー | 2006.04.10 22:46

さすがZEP、みなさまのコメントも熱を帯びております。ぷく先輩の言われるとおり、「困った時のZEP」は音楽ブロガーの常備薬といったところでしょうか。
あたしの場合どっちかっつうと困った時はパープル・ファミリーなんですけど・・

V.J.若、コメント感謝です。
さっき若の家の前に黒塗りのスパシオが大音量で「プレゼンス」を流しながら停まってましたが・・

>僕も、ペイジ・プラント、カバーデール・ペイジのどっちの来日公演も見ましたが、断然、デビカバ派です♪

さすが弟同盟!(久しぶり)
でもカバペーがいいなんて人が集まってくるのはウチのBLOGくらいじゃないのかなぁ・・
カナ店長やgetsmart0086教授やぷく先輩の評価はどうなんだろう・・

>オヤジが白といったら白というのがこの世界だよ!ばきっ!

そこの黒塗りのスパシオの運転手さん、駐車違反ですよ。
直ちに移動しなさい。

つうことはぷく先輩は「聖なる館」もペープラも大絶賛てことスか?

モンスリーさん、コメント感謝です。
確か後期ZEPが好きとはおうかがいしてましたが・・

>例えば「移民の歌」のような金属的な声より、
「カシミール」のような、統制のとれたボーカルの方が好きです。

難しいなぁ・・「移民の歌」はそんなに好きでもないんですが、やはりこの頃のプラントの声は非凡なものがありますね。
リッチー・ブラックモアはプラントの声に驚愕して、ギランを発掘して高いキーで無理矢理歌わせた、というホントかどうか怪しい話も聞いたことがあります。

>私は渋谷陽一氏(あえて、笑)の評論を読み

名前を出すなよ!うきぃー!(ぷく調)
渋谷陽一はともかく、「アキレス」は必修科目のようですね。
近いうちに聴いてみます。

投稿: SYUNJI | 2006.04.10 23:25

盛り上がっているので、ペイジ・プラント対カバーデール・ペイジについてコメントさせてもらいます。

結論から言うと、僕にとってはどちらもNGです。それは何故かというと、ヴォーカルの問題ではなく、ジミー・ペイジの問題です。

あの太ったノッポさんみたいな容姿になった彼が、かなり太くなった指でちょっともつれ気味にギターを弾く姿はファンとして見るに堪えられません。

城が買えるくらいの金持ちになり、ZEP解散以降はろくにギターの練習もせずに過ごしていた(はず)の彼が、再び活動しているとはいえ怠け癖が抜けるはずがありません。彼の姿をTVでたまに見かけますが、「枯れていい感じになった」なんて思わせてくれたことも一度もありません。ファンとしては見るたびに少しは往年の輝きを期待するのですが、毎回裏切られます。辛いです。

個人的見解ですが、ジミー・ペイジにはもうハードロックの演奏をやらないで欲しいと思ってます。「素晴らしい思い出を汚すな!!」という思いです。

思い入れが強い故のわがままですが、こんな風に思っている人って多いんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。

投稿: getsmart0086 | 2006.04.11 23:27

> getsmart0086さま
はじめまして。
V.J.と申します。(オジキ、すみません…オジキのとこで、脱線して)
お名前はいつもお見かけしております。

>「枯れていい感じになった」なんて思わせてくれたことも一度もありません。
これ爆笑してしまいました。
僕はZEPには思い入れが少ない方なので、単純に「あのおっさん、ひでーよなぁ~」と言う感じで見ていました。
特に感じたのがBlack Crowsとジョイントしていたときですかねぇ~
ヤツラは往年のROCK BANDがそのまま現代に出てきたかの様なみてくれぢゃないですか。
往年カッコ良かったZEPのフロント2名のうち1名がここまでしょぼくなると、B.C.のその後を見ている様な暗鬱としたキモチになります。

>「素晴らしい思い出を汚すな!!」
ファンの方だったらそう思わずにはいられないですよね。。。
僕はSTONESのKEITHのファンですが、ヤツもかなりの劣化を感じますが、J.Pageとは明らかに違う歳のとり方をしています。
やはり、「現役感」の違いなのでしょうか?
それにしても、ROCKバンドをやっていたとは到底思えない風貌ですもんね。。。それもZEPですから。。。お気持ちお察し致します。

投稿: V.J. | 2006.04.12 12:47

SYUNJIさん、こんにちは。

>つうことはぷく先輩は「聖なる館」もペープラも大絶賛てことスか?

この件に関しては前者は○、後者はgetsmart0086さんと珍しく意見が一致しました。両方ともげろげろです。ライブ・エイドの時もひどいなあと思いましたが(今DVDに入っていなくて良かった・・・)ペイジは一緒にやったフィル・コリンズを「少しでも画面に映っていようとしたどうしようもない奴、演奏も出来ていないし」と言っていました。これに関しても前者は正解、後者はお前もそうだろ、です。

やはりあの四人でこその奇跡です。誰と組もうと奇跡はもう起こりません。

風貌はいいんです。(レイクをかばう攻撃!)風貌変わってしまってもルー・グラム、なかなかの歌聞かせますから。

「聖なる館」ですか・・・V.J.のバンジャーイジャケットを見てから聞く気がしなくなりましたが、それでも私にとってはいいアルバムです。

投稿: ぷくちゃん | 2006.04.12 22:18

V.J.さん、こんばんは。

こちらこそ、このSYUNJIさんのブログや頭文字「ぷ」さんのブログでいつもコメント読ませて頂いております。

>やはり、「現役感」の違いなのでしょうか?

的確な表現ですね。まさにこれだと思います。ジミー・ペイジやロバート・プラントは、いつ見てもどこかイベント的な参加のように見えるんですよね。これは見る側にもそういうフィルターを通して見てしまっているという部分はあると思いますが、彼らの本気度があまり伝わってこないんですよね。

そこにいくとストーンズは、ライヴも結構な本数をこなすし、新しいアルバムも作り続けているし、アルバム毎に外部からの新しい刺激を持ち込むし、常に音楽業界の最前線に居続ける事の気概が見えますよね。

SYUNJIさん、勝手に盛り上がっててスイマセン。

投稿: getsmart0086 | 2006.04.13 00:55

SYUNJIさん、こんばんは。
>>やはりこの頃のプラントの声は非凡なものがありますね。

いや~、おっしゃる通り「4」までのプラントのボーカルは確かに
驚異的ですね。
ちなみに、3年前に出たZEPの3枚目となる公式ライブ盤「How The
West Was Won」では、マニアによれば衰えが見えると言われますが、
私がきけば十分にすごいです。これは「4」発売直後のライブです
ので、SYUNJIさんにもおすすめできます。「永遠の詩」より
すごいですよ。

>>ギランを発掘して高いキーで無理矢理歌わせた
だからブラックモアとギランは仲が悪いのでしょうか(^^;;;)。

すみません、私も少しだけ便乗させてください。
>>特に感じたのがBlack Crowsとジョイントしていたとき
このライブ盤を聞いたとき、「ついにペイジが復活! 現役バンドを
従えてかっこいい!」と興奮しました。しかし、ZEPのオリジナル作品と
聞き比べると・・・・本人参加かつ実力バンドを従えても「単なるカバー」
の域を全く出ません。というわけで、せっかくZEPナンバーを大量に演奏
しているにもかかわらず、ペイジ&クロウズのライブ盤は聞かなくなって
しまいました。
このとき、来日も予定されていましたのでもちろんチケットを購入
しましたが、ペイジの「椎間板ヘルニア」で来日は中止。
クラプトンやベックがバリバリと活動している一方で、かつては一番
レコードの売上のあったペイジは一体何をしているのでしょうか。

>>(今DVDに入っていなくて良かった・・・)
多分、商魂たくましいペイジのことですから、数年後にでるであろう
「Led Zeppelin DVD 2」用の隠し球にしていると思います(^^;)。

投稿: モンスリー | 2006.04.13 21:45

何だか4人ぐらいの人間で盛り上がっていると感じているぷくちゃんといいます。こうなったらとことん行くぜ!(←ブログ荒らし?)

ペイジのインタビュー見ると、ボンゾが死んでどうしようもないショックを受けたらしいので、あの時点からもう彼(=ペイジ)は終わったも同然なのです。

あれだけのドラミングを手首のスナップで叩くボンゾ。やっぱり驚異的です。数々のライブ、ブートでの「ロックン・ロール」のでだしでわかろうというものです。

>「How The
West Was Won」では、マニアによれば衰えが見えると言われますが

全然です。クラシックの世界ではオペラ歌手の衰えは40歳代後半からというのが定説です。確かにプラント、あれだけ喉を酷使しているので、早くに衰え来ているかもしれません。でもこのライブでも「アキレス」でも私にはそうは感じられません。私にとって2番目のベスト・ボーカリストです。(←変な言い方)

投稿: ぷくちゃん | 2006.04.13 22:48

getsmart0086さんとZEP談義をしていて、つまみが足りなくなったので新富士駅前のコンビニまで買いに行って帰ってきたら家に勝手にいろんな人が上がり込んで大音響でプレゼンスをかけて賛否両論で口論している・・・ような気がしたSYUNJIです。
やっぱみんなZEP好きなんだなぁ。
(特にペイジとボンゾ)
どうぞどうぞ盛り上がってちょうだい。
先輩、そのへんのワンカップあけちゃって下さい。

>あの太ったノッポさんみたいな容姿になった彼

ペイジとノッポさん、両者をぷく先輩のBLOGで比較した時はうなりましたね。
腫れたペイジは葉加瀬太郎にも似てましたが・・

みなさんの話を総合すると、カバペーってZEP以降のペイジにしてはかなりイイ出来だったんじゃないですかね?(反論もありましょうけど)
カバと二人で政則氏のインタビューを受けてる映像も見ましたが、はしゃぐカバを余裕たっぷりにおだやかにながめるペイジが印象的でした。

V.J.若の言う「現役感」、確かにあたしでもペイジが一番希薄だなぁと思いますね。
キースはともかく、ベックもクラプトンも全く現役ですね。
リッチーはクラシックに回帰して久しいですが、昨年出したアルバムではレインボーの曲をやったりジョー・リン・ターナーに歌わせたり、徐々にロックの世界にも戻りつつあるようです。
(聴いてないくせになんとなくうれしい)

で、ぷく先輩とモンスリー師匠はやっぱ「聖なる館」を評価してるんですね。
何度も聴いたんですけど、やっぱ自分としては難しいスよ。
ブラック・クロウズって今も活動はしてるんでしょうか?

>ペイジは一緒にやったフィル・コリンズを「少し
>でも画面に映っていようとしたどうしようもな
>い奴、演奏も出来ていないし」と言っていまし
>た。

あ、この人たちそんなに仲悪いの?(わくわく)
なぜフィルにドラムやらせたんだろう・・コンコルドでわざわざ移動したんじゃなかったっけ。

>ペイジのインタビュー見ると、ボンゾが死んで
>どうしようもないショックを受けたらしいので

このあたり、ペイジの人間くささがにじみ出てますね。
その後の活動にもずっと影響するほどショックだったんでしょう。

>私にとって2番目のベスト・ボーカリストです。(←変な言い方)

とすると1番はレイ・デイビスですか・・

投稿: SYUNJI | 2006.04.13 23:43

SYUNJIさん、こんにちは。

>ぷく先輩とモンスリー師匠はやっぱ「聖なる館」を評価してるんですね

というか、好きですね。本音はツェッペリン好きだと言っておけば、自分の悪趣味も誤魔化せるというのが・・・・ELPとかYesとか。

フィル・コリンズについては滅茶苦茶言っていました。これは昔に出たミュージック・ライフのZEP特集号のようなものを図書館で借りた時に見ました。

それによるとプラペ、カヴァペも全く乗り気じゃなかったような事を書いてありました。

>とすると1番はレイ・デイビスですか・・

ぎゃー、あんなへたくそ(←ドサクサ紛れ攻撃)。グレック・レイクです。(恥)

投稿: ぷくちゃん | 2006.04.15 06:53

ぷく先輩、ZEPだとコメントも長続きしますね。

>本音はツェッペリン好きだと言っておけば、自分の悪趣味も誤魔化せるというのが・・・・ELPとかYesとか。

なぜそんなもってまわったお考えを・・
別にELPでもYESでもええやんけ。
悪趣味というのはこのトシで未だにエア・サプライを聴くようなことを言うのでは・・

>フィル・コリンズについては滅茶苦茶言っていました。

あの競演はどっちから持ちかけた企画だったんでしょうかね?
格は当然ペープラのほうが上だったでしょうけど。

>それによるとプラペ、カヴァペも全く乗り気じゃなかったような事を書いてありました。

そのわりにはペープラで来日してニュース・ステーションにも楽しそうに出演していましたけど。
ペイジって人はどこまで本音なのかわからんですね。

で、先輩にとってのベストボーカリストはディック・マードック・・(神経逆なで攻撃!)

投稿: SYUNJI | 2006.04.15 22:44

おひさしぶりです。ZEPは移民の歌ぐらいからがリアルタイムだったのですが、やはり大ヒットを飛ばしたIVは当時、みんなで回し聴きをしましたね!しかし、購入したことはないです。駅売りのCDを買ったのはだいぶたってから。ただ、後期もアキレスは好きですね!なんとなく聞いていました。ZEPもアトランティックレーベルでしたね?ということで最近みた面白かった映画を紹介します。レイラをミックスした男とキャッチコピーにもあるトムダウドという映画おもしろいです。表題はもちろん、アトランティックの歴史の中でいろいろな秘話?というか事実?が興味深く、ドキュメントをあまり見ない私も楽しめる映画でした。

投稿: マルチオーディオ | 2006.04.18 09:57

すいません、余計なことを書いて肝心なことを忘れました。ライブのDVDがでまししたよね!数年前に。あれは買わなかったにですが、昨年DVD-AUDIOがでまして、それは買いました。5.1サラウンドで聞くZEPもなかなかいけてます。アキレスがはいってないのに胸いっぱいに愛をは23分もやっている。これってこのライブのときはまだアキレスの前ってことなんだろうか?クレジットもないのでよくわかりません!

投稿: マルチオーディオ | 2006.04.18 10:10

マルチオーディオさん、ご無沙汰です。
お元気でしたか?

マルチオーディオさんも後期は「アキレス」を評価してるみたいですね。
やはり聴いてみる必要がありそうです。

>アキレスがはいってないのに胸いっぱいに愛をは23分もやっている。

何かの雑誌で読みましたが、ZEPってとにかく当時のバンドとしてはライブ演奏時間が異様に長かったみたいですね。
会場警備のバイト同士の談話で「あーなげえなあー・・早く終われよ、と毎回思った」というのがあって驚きました。

>レイラをミックスした男とキャッチコピーにもあるトムダウドという映画おもしろいです。

これ、初めて知りました。
ちょっと調べてみましたが、確かにおもしろそうですね。http://www.uplink.co.jp/tom_dowd/trackback.php

投稿: SYUNJI | 2006.04.19 23:28

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