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聴いてみた 第19回 クイーン

ええっ!!
お前クイーンて「聴いてない」に該当してたのかよ?!
・・・という非難の声が全国からうねりとなって突き刺さりそうです・・・が、とりあえず落ち着いて下さい。
今回聴いてみたのはクイーンの「The Miracle」というアルバムである。

miracle

実はこのアルバムこそ、クイーンのオリジナルスタジオ盤の中で唯一「聴いてない」アルバムだったのである。

「聴いてない」アーチストを量産してきた自分だが、クイーンは数少ない「聴いてきた」バンドだ。
聴いた順序はかなりバラバラだが、「戦慄の女王」から「メイド・イン・ヘヴン」までのスタジオ盤に加え、「Live Killers」「Live Magic」も聴いている。
ただしCDとして持っているのは「Queen II」と「華麗なるレース」だけだが。

自分のリアルタイムは「The Game」、シングルで言うと「Crazy Little Thing Called Love」の頃からだが、3歳上の姉はもう少し早くから聴いており、少なくとも「世界に捧ぐ」あたりから自分もクイーンの曲を耳にしてはいた。
ヒット曲ももちろん好きだったが、「You And I」「The Millionaire Waltz」「Bring Back Leroy Brown」「Rock It」「Coming Soon」などのアルバムにひっそり納められた名曲を掘り起こすのも好きだった。

リアルタイムで聴いていた頃、クイーンは絶頂と酷評をそれほど間をおかずに経験する。
絶頂はもちろん「Another One Bites The Dust」である。
それまでのクイーンサウンドとは明らかに違うファンキーなディスコティックナンバー。
全米1位を獲得したこの曲、しかもジョン・ディーコンの作品である。
酷評はその次のオリジナル盤の「Hot Space」。
さらにダンサボーな路線を押し進めたこのアルバム、世間の評価はさんざんだったし、自分も未だによいと思えない。

その後の「A Kind Of Magic」でさらに何かが違うと感じ、自分はいったんクイーンから離れることになる。
そして「The Miracle」がリリースされたが、聴くことはなかった。
「Innuendo」を聴いたのはフレディの死後である。

能書きはさておき、まずは聴いてみよう。
語るのはそれからだ。

・・・・聴いてみた。

1.Party
アップテンポのロックナンバーだが、路線としては「A Kind Of Magic」からの延長である。
悪くはないが、この路線にいまいちなじめなかったのも事実だ。
1曲目からなんとなく不安な立ち上がり。

2.Khashoggi's Ship
これもハードロックだ。
どこかエアロスミスやツェッペリンを思わせるサウンドである。

3.The Miracle
この曲は「Greatest Hits 2」で聴いていた。
後期ハードロック路線に、前期オペラ路線を融和させた感じ。
ただしオペラのニオイはもうそれほど濃くはない。
エンディングもかなり淡泊だ。

4.I Want It All
この曲も「Greatest Hits 2」で聴いたことがある。
雰囲気は「The Miracle」とそう変わらない。
フレディのボーカルが少し重く感じる。

5.The Invisible Man
ややファンクなナンバー。
歌詞にCIAやFBIが出てくるのは、ビートルズの「Dig It」の影響か?
フレディのボーカル、やはり声に少し濁りがあるように聞こえる。
すでに病気の影響がでていたのだろうか。

6.Breakthru
ここまで聴いた中では一番ノリのいい曲。
「The Works」あたりのサウンドにも近い。
クイーンとしてはむしろスタンダードな音だ。
4人のパートがしっかりしている。

7.Rain Must Fall
少し趣の異なる、サンバ風のリズム。
クイーンにしては珍しい試みかもしれない。
曲から連想する色はオレンジである。

8.Scandal
どことなく悲しげな、ミドルテンポの曲。
もう少し壮大なロック・オペラを期待したのだが、大きな転調もなく終わる。
ここまでのどの曲もそんな感じである。

9.My Body Does Me
さらに哀愁を帯びたブルース調のサウンドだが、いまいち盛り上がりに欠ける。
正直、かなり退屈になってきた。

10.Was It All Worth It
クイーンが手がけてきたサウンドやアレンジがたくさんちりばめられている。
しかしこれまでのクイーンを超えるようなものがない。

11.Hang On In There
これも残念ながら小さくまとまった作品にしか聞こえない。
所々転調はあるのだが、盛り上がる前に終わってしまった。

12.Chinese Torture
ブライアンのギター中心のインストナンバー。
これもなんつうか曲というよりギターの練習の音を録音した、という感じである。

最後にボーナストラックとして「The Invisible Man」の12インチバージョンが入っている。

感想。
うーん・・・
これが聴いてないことに長い間引け目を感じていた、クイーンの中で唯一聴いてないアルバムだったのか・・
もう少し感動があるものかと思っていたのだが。

正直、物足りないアルバムだと感じた。
「The Miracle」や「I Want It All」が目玉だと思うが、核となるような壮大な曲がもう1つあれば印象は違っていただろう。
全体としても思ったより短い曲が多く、エンディングにあまりこだわりがなく淡泊にフェードアウトしてしまう。
アルバムのコンセプトもあまり伝わってこないような構成だし、曲順が変わっても気にならないかもしれない。
後期クイーンに多いハードなナンバーが、このアルバムでも大半を占める。
楽しい感じの曲や壮大な組曲構成のオペラ・美しいバラードといったお得意の展開はなかった。

初めてクイーンを聴いてから(驚いたことに)25年以上の歳月が流れており、当然ながら自分もそれだけ歳を重ね、もはやラテカセの前でFM番組に耳を傾けてポーズボタンに指をかけるような純粋な感性はカケラも残っていない。
しかし、それを割り引いてもこの物足りなさはなんだろう?

同じアーチストの作品でも、曲によりアルバムにより好き嫌いや優劣感覚が生じるのは、ふつうのリスナーとしては当たり前なことだ。
もしリアルタイムで聴いていたら?
もし10代でこのアルバムを聴いていたら?
仮定はしてみるものの、感動する自分の姿に想像が及ばない。

敬愛するぷく先輩は、「オペラ座の夜」が最高傑作と主張している。
異存のないところだ。
自分の場合これに「華麗なるレース」「ザ・ゲーム」の2枚が加わるのですが。

クイーンは確かに前期はコーラスを当てた分厚いボーカルとブライアンのギター、それにロジャーのドラムと裏メロのジョンのベースが一体となったところに最大の特徴があったはずだ。
またロジャーやブライアンのメインボーカルが時々あり、バラエティに富んだアルバムが多かった。
「The Works」あたりからボーカルはフレディがほとんどつとめるようになり、コーラスやロジャーの声も少なくなっていったと思う。
このあたりに自分もクイーンから遠ざかった理由があるように感じる。

なぜ後期のクイーンはボーカルをフレディに頼ることになったのだろう?
「フレディの独裁が始まったから」という見方もあるらしいが、自分はむしろ「フレディの求心力が弱くなった」という説が当たっているのではないかと考えている。
フレディ以外の3人は、やはり歌うことよりも演奏のほうが好きなのではないだろうか。

前期はフレディがオペラチックな展開や曲ごとのバリエーションのために「よおし全員で歌うのだ」とバンドを牽引していったと思う。
様々なスタイルのサウンドをふんだんにゴージャスに採り入れ、アルバムやライブを楽しくしてきたのも、アイディアは4人のものかもしれないが、総合プロデュースしてきたのは間違いなくフレディだ。

一方ロジャーやブライアンはハードロックの住人であり、フレディと出会ってなかったらメタルをやっていたんじゃないか?とまで思うのだが、後期のクイーンにハードロックが多くコーラスが少なくなったのは、この2人の「ボクたちはとにかく楽器やるから、キミがひとりで歌ってよ」という意見が強く大きくなってきたからなのではないだろうか。

この勝手な推測に当てはめていくと、「Innuendo」はフレディの残り少ない余命を全員が覚悟した上でのアルバムなので、フレディの意志が尊重され、まだ「The Miracle」よりフレディ好みのサウンドに仕上がっていると思える。
つまり「The Miracle」はクイーン史上最もフレディに力がなかった時期のアルバム、となる・・・

こんな極東の末端リスナーの自分が、根拠もない仮説を語ること自体おこがましいことこの上ないですが、みなさんのお考えははいかがでしょうか。
自分としては最後に聴くことになった「The Miracle」、残念ながら自分の心に響くものはそれほどありませんでしたが、すべてのアルバムを聴くことができたという達成感はありました。
これからもきっと自分の中では「オペラ座の夜」「華麗なるレース」「ザ・ゲーム」がヘビーローテーションになるでしょう。
今後は自信を持って、「全アルバムを聴いた中でやはりこの3枚が最高だ!」と言うことにしたいと思います。

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コメント

こそこそ、妻のスペシウム光線で体に傷ができた、ぷくちゃんです。

いやー、今回の考察、びっくりしました。実はSYUNJIさん、クィーンのファンですか?(今更)

>自分はむしろ「フレディの求心力が弱くなった」という説が当たっているのではないかと考えている。

なるほど、今までのように同じようなメイクで顔だけ浮かび上がらせてコーラスをつけるのに賛同しなくなったと言うことですね。そうだな・・・服、髪型・・・どんどんそれぞれ個性的になっていったものなあ。

>この2人の「ボクたちはとにかく楽器やるから、キミがひとりで歌ってよ」という意見が強く大きくなってきたからなのではないだろうか。

ここでも意思の押しの弱さ際立つディーコン。確かに、ポール・ロジャースと組んだ今のクィーン(もどき)を聞くとこの意見にはうなづかされます。

>全アルバムを聴いた中でやはりこの3枚が最高だ!

実は私もこの「ミラクル」聞いていないので、SYUNJIさんのように言えないのが淋しい。

投稿: ぷくちゃん | 2005.10.17 06:47

こんばんは。
クイーン、『ホット・スペース』以降は、アルバム丸ごと聴くことがなくなってしまいました。したがって、この『ミラクル』も約半分の曲しか知りません。
それら曲の印象もやはり薄く、感動はなかったですね。良くも悪くも目新しさがなく、クイーンがただ普通にクイーンをやっている、そんな印象でした。

こんなしょうもないコメントですみません。

投稿: Junk | 2005.10.17 22:15

SYUNJIさん、こんばんは。
さすが、リアルタイムで聞いておられるだけに、力の入った
レビューですね。うなりました!

私も久しぶりに聞き直しました。思ったより聞き易く、といいますか、
懐かしい感じがしました。その理由を考えますと、「80年代サウンド+
クイーン」になっているのでは、その80年代サウンドに懐かしさを
感じたのでは、ということでした。

「The Works」で大胆にシンセを導入したということですが、それも
踏まえて、ストレートなロックが多いです。オペラや多重録音といった
クイーンらしさはちょっと後退しています。「Rain Must Fall」
のイントロのドラムは、ちょっとパワーステーション風です。
そんなこともあって、

>>正直、物足りないアルバムだと感じた。
とお感じになったのだと思います。実際に、私も一番好きな曲は
「I Want It All」で(これは名曲だと思います)、これはストレート
なハードロック。SYUNJIさんが上げていただいた「Was It All Worth It」
も、指摘されたように70年代のクイーンそのままというものでもありませ
んでした。

マーキュリーやメイにサウンドの方針に関する迷いがあったとも
思えませんので、時代に対応した音づくり・曲作りをしたのか、
もしくはやはりSYUNJIさん説が鋭いご指摘だと思います。

ちなみに、このアルバム制作時には、マーキュリーは病のことをメンバーに
うち明けていたということです。そのためにツアーはなかったとか。

投稿: モンスリー | 2005.10.17 22:43

ぷく先輩、コメント一番乗り感謝です。
クイーンのファンと言うとおこがましいですが、全アルバム聴いたわよアーチストって、ホント数えるくらいしかいないんですよ。
ポリス、ビリー・ジョエル、ボストンくらいかなぁ。

>ここでも意思の押しの弱さ際立つディーコン。

ジョンの押しが弱いのかどうかわかりませんが、今ブライアンとロジャーがポール・ロジャースと組んでるユニットにジョンが参加していないのは納得いきませんな。
あれをQUEENと言ったらいかんでしょう。
「地獄へ道連れ」、歌うのかポール?

Junkさん、こんばんは。
中学校14クラスでしたか、気が合いますね。(違うっつうの)
体育館に全校生徒入りきりませんでしたよ、ウチの中学。
体育館狭いんで卒業式は卒業生と在校生代表だけ出席、一般在校生はテレビ中継を教室で見ていました・・・
あ、クイーンの話しなきゃ。

>良くも悪くも目新しさがなく、クイーンがただ普通にクイーンをやっている、そんな印象でした。

「Hot Space」以降、確かに彼らの魅力は下り坂でしたね。
ぷく先輩も言うように、コーラスのないクイーンはやはり物足りないです。

モンスリーさん、こんばんは。
比較のために「The Works」を改めて聴いてみましたが、ハードロックにやや傾倒しているところは「The Miracle」とそう変わらないですね。
ただこのアルバムでは「Hammer To Fall」のようなサビがコーラスな曲がちゃんとあり、またバラエティに富んでますよね。
こんな感じの展開を「The Miracle」にも期待してたのですが・・

>このアルバム制作時には、マーキュリーは病のことをメンバーにうち明けていたということです。

うーん・・そう知っていたならあんましフレディにムリさせんでも良かったのになぁ。
それともフレディが「もう時間がない。オレに全部歌わせろ」とでも言ったのだろうか・・
いずれにしろ聴くのが苦しくなりますね。

投稿: SYUNJI | 2005.10.17 23:46

SYUNJIさん、こんばんは。
>>全アルバム聴いたわよアーチストって、
ドゥービー・ブラザーズ、ボストンくらいです。ファンを自認する
イーグルスやブルース・スプリングスティーンに至っても未聴の
アルバムが1,2枚あります。
クリムゾンを始めとするプログレは、そもそもリリース数が多す
ぎて無理です。

>>ユニットにジョンが参加していないのは納得いきませんな
おっしゃる通りです。一応、公式には「引退した」という
ことになっているそうですが・・・・

>>いずれにしろ聴くのが苦しくなりますね。
ちょっと話がそれますが、「イニエンドゥ」収録曲はベスト2で聴き
ました。しかし、病のことを知った後ですので、タイトル曲も「The
Show Must Go On」も聴くのがつらいです。両方とも素晴らしい曲なんですが。
同じ理由で、ついつい購入してしまった「Mede In Heaven」も。

>>あんましフレディにムリさせんでも良かったのになぁ
>>「もう時間がない。オレに全部歌わせろ」
フレディが有終の美を飾りたかった、に1票投じておきます。

投稿: モンスリー | 2005.10.18 22:13

SYUNJIさん

なんだかQUEENについてはすごくマジメに取り組んでしまう私。
予想外に長くなってしまったので(笑)、自分のBlogの記事にしてTBを送りました。

物足りなさを感じたことを批判してるんじゃないので、その辺をわかっていただけるとありがたいです。
こんな機会でもなければ、このアルバムのことをじっくり考えることもなかっただろうな。
こちらこそどうもありがとうございます(笑)。

コメントいただける場合は、あっちのログをこちらに引用してくださって構いませんよ~。

投稿: Saki | 2005.10.20 00:34

モンスリーさん、コメントありがとうございます。

今日「A Kind Of Magic」「Innuendo」を聴いてみましたが、やはり「The Miracle」よりも聴きやすいですね。

>フレディが有終の美を飾りたかった、に1票投じておきます。

SakiさんのTBにもありましたが、やはりフレディと3人の共通の意志での全曲ボーカルだったんですね。
「キミがひとりで歌ってよ」ではなく「キミに歌って欲しいんだ」だったのでしょう。

Sakiさん、TBありがとうございました。
まあ自分の愚かな仮説は、なかったことにして下さい。(調子いい)

>フレディにムリをさせたのではなく、フレディの意思(=QUEENの意思)だったと思います。

うーん・・やはり複雑ですね。
3人がフレディにムリをさせた、という意味ではなく、ムリして歌おうとするフレディを3人でセーブしてもよかったのでは・・?と思いました。
もはやそんな状況ではなかったと思いますが、フレディの出番を少し減らして、その分療養してもらったら、もう少し長生きできたのではないかと。
このあたり、少し表現が難しいですね。
うまく伝えられずすみません。

さて物議を醸した(大げさ)「物足りない」発言ですが、もう少し分析してみました。
ぷく先輩も同意見だと思いますが、やはり決定的なのはコーラス・ハーモニーですね。
後期少なくなったとは言え、どのアルバムでもクイーンお得意のコーラスは必ずあります。
これが「The Miracle」にほとんどないですよね。

70年代の音を求めたと言うより、自分が聴きたかったのはコーラスのサビだったようです。
あとSakiさんの言われる「メンバー1人1人の個性=毒を感じなかった」のも当たっていると思います。(毒とは思ってなかったけど)

自分にとっては、ロジャーのボーカル、ブライアンのボーカルもあってのバラエティ豊かなバンドがクイーンなんですね。

「Jazz」はそれほど印象は強くないアルバムですが、「If You Can't Beat Them」のコーラス、「Leaving Home Ain't Easy」のブライアン、「Fun It」のロジャー、このあたりの組み合わせはやはり自分の好きなクイーンです。

投稿: SYUNJI | 2005.10.22 00:18

いつもお世話になります。

う~ん、「ザ・ミラクル」とは微妙なアルバムですね。

わたしが高校の頃に出たアルバムなのでもろリアルタイムなんですが、中学の頃に初めて聴いた「ザ・ゲーム」や「カインド・オブ・マジック」には思い入れあるんですけど、「ザ・ミラクル」の頃には既に「オペラ座」や「クイーンⅡ」なんかを遡って聴いてたので、インパクト薄かったです。

あっ、フレディの声が出てないなーというのは当時思いました。「フレディも年だなー」なんて言ってましたが、まさかその後あんなことになるとは当然思いもしませんでした。

投稿: カナ | 2005.10.22 06:22

カナさん、毎度お世話になります。
「The Miracle」、カナさんにとっても微妙な位置づけのようですね。

このアルバムを聴いた後、他のアルバムもあらためて聴いてみましたが、やはり評価が変わることはないですね。
ただ「Scandal」という曲は意外と頭に残ります。
もの悲しいサウンドがフレディの行く末に重なり、切ない気分です。

クイーンはこれで全部アルバムを聴いてみましたが、自分は特に特定のメンバーをひいきにしてきませんでした。
ブライアンやロジャーの曲も好きですし、ジョンの作品にもいい曲があります。
どこかのサイトに書いてありましたが、「ソングライターが4人中4人いるのはすごいことだ。あのビートルズでさえ4人中3人だった」という事実を、あらためて認識させられました。

投稿: SYUNJI | 2005.10.22 21:00

おじゃまします。

Queen好きです。
一番好きかも知れません。

毎度SYUNJIさんのレビュー、
うんうん頷いたりして楽しませて頂いてます。

> 「フレディの求心力が弱くなった」という説が当たっているのではないか

なるほど。
なんか分かる気がします。

結局、アルバムやAnother One Bites The Dust♪は一位になったけど”Hot Spase”コケた後はアメリカ撤退で南米やアフリカ方面?のライヴに精力的だった印象です。

> 「オペラ座の夜」が最高傑作

そうですね。異論はありません。
アルバムとして最高だと思います。
一度聴き始めたら最後まで通して聴きたくなりますよね。
”Hot Space”も結構好きですし、どれも好きですが”Jazz”までで”The Game”以降と聴く回数が違っていると思います。
ちなみに自分の好きな順位は、↓になります。
”QueenⅡ(Side black)=”オペラ座の夜” > ”Queen”=”Jazz”

> あれをQUEENと言ったらいかんでしょう。

おっしゃるとおり、自分も思います。
(ファンの方すみません)
「ブライアン、ロジャー、もういいんじゃない?」って。。。

投稿: tatsuroman | 2018.02.14 16:02

コメントありがとうございます。

>”Hot Spase”コケた後はアメリカ撤退で南米やアフリカ方面?のライヴに精力的だった印象です。

確かにそんな印象ですね。
しかも南米でもアフリカでも物議をかもす事件が起きて、あの頃のクイーンはイメージ的にも大変だったのではないかと思います。

>”Hot Space”も結構好きですし、どれも好きですが”Jazz”までで”The Game”以降と聴く回数が違っていると思います。

やはり「Hot Space」が大きな転換となったのは、多くのファンに共通してるみたいですね。
ファンが一番混乱したアルバムだったのではないでしょうか。
ただ自分は記事にはあまり書きませんでしたが、「The Works」はかなり評価しています。
「Jazz」や「世界に捧ぐ」よりも聴く機会は今でも多いです。

>”QueenⅡ(Side black)=”オペラ座の夜” > ”Queen”=”Jazz”

上級者の評価ですね(笑)。
「QueenII」の評価が高いのは上級者の特徴だそうで・・

投稿: SYUNJI | 2018.02.16 22:22

お邪魔します。

> 「Hot Space」が大きな転換となった

そうですね。
Queenにとって変化球であった「Another One Bites The Dust」が売れてしまったので、ブラック~ソウルが売れると早とちりしてしまったんだと思います。
自分にとっての転換期は”The Game”で、奇しくもシンセサイザー解禁作でもありました。
当時は良く聴いてましたが、今では”Jazz”までの方がリピート率高いです。
「Love of My Life」などライヴでスタジアム全体の大合唱が名物?でしたがアメリカでは起こらなかったそうです。
「Hot Space」以降はツアーからアメリカは外していたと思います。

> 上級者の評価ですね(笑)。
「QueenII」の評価が高い

上級者(笑)
やはり今でもSide blackは聴き入ってしまいます。
”QueenⅡ”と言うよりSide blackが好きな方が多いのだと思います。アルバムとすると”オペラ座の夜”になります。
で”QueenⅡ”の評価が高いと言うより”Jazz”が好きってところが自分のポイントと思ってます。(笑)

投稿: tatsuroman | 2018.03.06 13:58

tatsuromanさん、こんばんは。

>自分にとっての転換期は”The Game”で、奇しくもシンセサイザー解禁作でもありました。

「The Game」を転換期とするファンも多いですね。
このアルバムにより古くからのファンと新しいファンが入り交じった状態になったんだと思います。
自分は「Another One Bites The Dust」にもあまり抵抗はなかったですね。
ジョンの作品が最大のヒットという点もよかったと思います。

>”Jazz”が好きってところが自分のポイントと思ってます。(笑)

やはり上級者ですね。(笑)
いい曲もあるんですけど、個人的には突出して聴きたくなる曲がないというか・・

投稿: SYUNJI | 2018.03.08 22:42

SYUNJIさん、お邪魔します。

”Jazz”
> いい曲もあるんですけど、個人的には突出して聴きたくなる曲がないというか・・

なるほど。
そうなんですねぇ。
確かにまとまりはないし雑多なとっちらかったイメージですが、そこをアルバムとして聴ける・聴かせてしまうところが帰ってきたプロデューサーの手腕なのかな?と思ったりします。

「Dead on Time」とかライヴ映えしそうですけど、ライヴではやらなかったらしいですねぇ。

映画”アトミック・ブロンド”
予告編では”Killer Queen”だったのでいつ流れるかと思っていて、蓋を開けたらエンドロールで”Killer Queen”ではなく”Under Puressure”でした。(笑)
'80s洋楽とシャーリーズ・セロン姉さんのアクションがカッコ良いです♪

投稿: tatsuroman | 2018.06.19 08:40

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