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聴いてない 第66回 オリビア・ニュートンジョン

生まれはイギリス、育ちはオーストラリアの歌うコアラ大使、オリビア・ニュートンジョン。
実は自分もその昔オーストラリアでコアラちゃんをだっこしてみたことがあります。
コアラちゃんは見た目はフカフカしてそうでかわいいんですけど、実際だっこするとかなりの剛毛で、しかもかなりコアラくさい。
まあ品種や個体による差はかなりあるそうですけど。

・・・ということで、オリビア・ニュートンジョン、あまり聴いてません。
聴いてないこととコアラちゃんとは何の関係もないです。
オリジナルアルバムを1枚、サントラを1枚聴いた程度なので、聴いてない度は4。
自分の場合「プログレ」「メタル」「ブラック」などといったカテゴリに属する音楽は基本的に守備範囲外なのだが、「女性ボーカル」もほとんど聴いてない。

70年代のオリビアについては、当時姉がいくつかアルバムを聴いており、「そよ風の誘惑」「ジョリーン」などといったヒット曲は一応知っていた。
自分にとって本格的なリアルタイムは「ザナドゥ」からである。
このサントラは日本でも結構売れ、シングルもELOとオリビアの曲がそれぞれチャートに登場した。
A面がELO、B面がオリビアという構成だが、A面ばかり聴いていた。
このA面、シングルカットされなかった曲も含めて全部好きである。
ちなみにパフィーの「アジアの純真」は、このA面に収められた「All Over The World」という曲のパクリとも言われてるそうだが、確かに似てますよね。
でもどっちもいい曲です。

翌年の死ぬほど売れたアルバム、「フィジカル」。
話題につられて貸しレコード屋で借りてみたが、自分にとって正直それほどインパクトのある音ではなく、録音したテープももう残っていない。
「フィジカル」「ムーブ・オン・ミー」といったヒットシングルも一応FMでかかった順番にエアチェックはしてあるが、やはり「ザナドゥ」のほうが圧倒的にいい曲である。
「フィジカル」というシングルは、この曲が延々チャートのトップにあり続けたため、あのフォリナーの大ヒット曲「ガール・ライク・ユー」が結局1位になれなかったという因縁の1曲でもある。
フォリナーにはもっといい曲があると思うが、それでも全然いいと思わなかった「フィジカル」になぜ勝てなかったのか、当時も今も不思議だ。

オリビアは年齢とともにスタイルを積極的に変えていったアーチストである。
デビュー当時はアイドル路線、その後ディスコロック路線に転向し映画「グリース」なんかにも出演。
(ただし実年齢が30歳を超えていたのに、役は高校生というかなりムリな設定。)
そして「フィジカル」でのアダルト路線、といった展開である。
が、いずれの路線についても自分はほとんど興味がわかなかった。
「フィジカルのプロモ・ビデオでのオリビアのエアロビ姿に興奮した」などといった、元青少年の回想がネット上に数多く見られる。
・・・そぉ?
自分も当時十代の少年だったんだけど、残念ながらそういう感覚は全く持たなかったです。
一言で言うと「好み」の問題なんだろうが、オリビアがどんなカッコで登場しようと、なんとも思わなかった。
あれがアダルトな路線というなら、自分はデボラ・ハリーのほうが断然好みでしたねぇ。

その後も「ハート・アタック」「セカンド・チャンス」「ソウル・キッス」といった曲をFMで拾ったりしてみたが、さほど大きな感動はなかった。
「ハードなロックもアダルトな曲も、アタシ歌えるのよ」ってのはわかるのだが、なーんか似合わない気がするのは自分だけでしょうかね。
この人はやはり初めのアイドル路線のままで良かったんじゃないかなぁ?
楽しい歌、さわやかな曲、おだやかな調べ。
こういった路線で歳をとってもそのまま進んでいって何ら問題なかったのでは?

あと確か80年代だったと思うけど、日本のある漁場で、漁のじゃまになるイルカを駆除して食用にしている話にオリビアが反対の意志を表明し、しかも日本公演をキャンセルしてしまい、物議を醸したことがあった。
「知能レベルの高いイルカを殺す日本人は野蛮」というのが彼女の主張だったらしい。
が、当時の日本の雑誌には「じゃあ牛や豚ならバカだから殺していいというのか?日本人よりはるかにたくさん肉を食う欧米人に、日本人の食文化をとやかく言われたくない」といった反論が載っていて、ちょっと共感したことがあった。
こんなこともあってか、オリビアについての印象がいまいちよろしくなかったのも確かである。

その後イルカの件も和解したようで、最近は娘を連れて来日し、親子でコンサートも行うというステージ・ママ・シンガーになってるらしい。
娘の歌唱力は残念ながら母親に遠く及ばないそうですけど。
採り上げておきながら実際あまり興味もわいてませんが、昔アイドルだったころのアルバムであれば、機会があれば聴いてみてもいいかなと思います。

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コメント

SYUNJIさん、こんばんは。
自分も同意見?です。
『ザナドゥ』ではE.L.O.サイドしか聴かず、パフィーも好き。「フィジカル」(けっこう好きですが)に何故フォリナーが勝てなかったのか不思議だし、デボラ・ハリーの方が大好きだし、例の日本バッシング!もどうかなぁ、と思ったし・・。
彼女の事、決して嫌いではないんですけどね。

投稿: Junk | 2005.07.16 18:28

実はデビュー当時からリアルタイム・リスナーのぷくちゃんです。
>「フィジカルのプロモ・ビデオでのオリビアのエアロビ姿に興奮した」
えっ、そんな奇特な人たちが昔いたのですか・・・・私は夜中に「砂の嵐」という凄いエロ・ドラマをやっているよと言われ、見たら砂の嵐(放送終了後のザーザー画面)だったという初心な男です。
ザナドゥではジーン・ケリーの美老年の姿にポーとしてしまいオリビアなんかどうでもよかったのです。

投稿: ぷくちゃん | 2005.07.16 20:56

Junkさん、ぷく先輩、コメント感謝です。
お二人とも自分と意見が一致するところが多くてなんとなく安心。
ちなみにザナドゥは映画見てないんですけど。

フォリナーは「フィジカル」には勝てませんでしたが、結局名曲として残ったのは「ガール・ライク・ユー」のほうではないでしょうか。

ぷく先輩の「砂の嵐」、おそらく日本中の相当数の少年が同じ体験をしてきたんじゃないでしょうかね。
一種の都市伝説?と言えるのでは・・

投稿: SYUNJI | 2005.07.16 21:56

…コソコソ。SYUNJI兄さん、こんばんは。ご無沙汰しております。
いいなあ。私もコアラちゃんを抱っこしてみたい。
女子でありながらコーフンまではいかずともドキドキしたアタシです(ぼそ)。
私はアルバムを借りたんだけど「フィジカル」の記憶しか残ってないんですよ。
というのはやはり周りがあのPVで「おぉー」という人ばかりで(苦笑)。
全くもって困ったものです。

そして乙女でありながら「砂の嵐」を楽しみに長起きしていたのもアタシです。
…青いなぁ。

投稿: | 2005.07.16 22:16

こんにちは!少し歳上らしい私にはオリビアはカントリーシンガーであり、その可憐な歌声とかわいらしさは「そよ風の誘惑」につきます。日本ではスマッシュヒットとはいかなかったけど!?その後の「愛の告白」でブレークしてましたねえ!自分はこの中途半端なバラードはいけてません!have never been melowにつきます。それ以降のオリビアは全くもってアウトオブ眼中です。

投稿: マルチオーディオ | 2005.07.16 22:41

祥お嬢、マルチオーディオさん、コメント感謝です。

自分はザナドゥからがリアルタイムですが、マルチオーディオさんのご意見にも共感するものがありますね。
どうしてカントリーシンガーのままでいられなかったんでしょうかね?
結果的には商業的に成功したので本人としては満足なんでしょうけど。

ちなみにコアラちゃん、人を木と思ってしがみつく習性があるらしく、クサイからといって顔を後ろにそらすとよけいによじ登って来ます・・・

投稿: SYUNJI | 2005.07.16 23:03

SYUNJIさん、こんにちは。
ニュートンジョンですが、私もヒット曲数曲しか知りません。
「ザナドゥ」「そよ風の誘惑」「フィジカル」です。
80年代半ばにシーナ・イーストンのライバルか、と思ってい
ましたが、これも勝手な思い込みだったようです。
「ザナドゥ」ですが、私がNHK-FMで映画音楽を聴き始めたころに
知りました。洋楽として早い部類に入ります。今から考えると
ELO+ニュートンジョンで、いい曲ですよね。

>>元青少年の回想がネット上に数多く見られる。
この「フィジカル」は81年の作品のようですが、私は83年ごろ、
MTV全盛期に高校の同級生から「やらしいプロモビデオがあるぜ、
ヒヒヒ」なんて聞かされました。数年後、MTVで見たときは、
「退屈だなあ」という感想しかわきませんでしたが(笑)。
都市伝説説も、いい線いってるかも(^^;)。

あとは脱線モードで恐縮ですが、
コアラですが、プリンセス・プリンセスが「赤坂小町」と
名乗っていたころに、動物園か何かにコアラがやってきたのか、歓迎ソ
ングを歌っていました。レコードも出たようです。数年前に古本屋で復
刻CDが100円でしたので調査のために(笑)買ってみましたが、カスでした。
本人たちも封印したい歴史のはずです。
(ネットで検索しましたらコアラ関係の番組のテーマのようでした)

投稿: モンスリー | 2005.07.17 17:11

SYUNJIさん、どうも。
「ベスト盤リスナー」だいまつも、オリビアは聴いていません、、。
ラジオとテレビでチラッとしか、、。
一番の思い出は、、、洋楽を日本語の訳で歌う芸の「王様」が、フィジカルを歌うのを聴いて、大いに受けた事があります、、。あの歌詞の対訳をきちんと読んだことなど無いのですが、、どのように訳されているのでしょう、、。

後、フォリナーの話題がいろいろ出ていて、兄の影響で好きな私としては嬉しいですね。

投稿: だいまつ | 2005.07.17 21:45

モンスリー師匠、だいまつさん、コメント感謝です。
「フィジカル」の大ヒットがありながら、みなさんそれほど聴いておられないようですね。
(奇妙な連帯感)

>80年代半ばにシーナ・イーストンのライバルか、と思っていましたが、
>これも勝手な思い込みだったようです。

オリビアはすでに70年代からの実績がありますから、80年に登場したシーナ・イーストンよりもキャリアが長いですね。

>洋楽を日本語の訳で歌う芸の「王様」が、フィジカルを歌うのを聴いて、
>大いに受けた事があります、、。

これは知りませんでした。
王様はやっぱ「深紫伝説」が一番おもしろいですね。
日本語に直訳して笑えるのはツェッペリンよりパープルなんだなぁとつくづく感じました。

それと、だいまつさんフォリナーお好きでしたか。
自分、意外に聴いてきたバンドです。
オリジナルアルバムはほとんど聴いてますが、やはり「4」が一番いいですね。
もう4年くらい前ですが、フォリナーについて書いた駄文がこのBLOGの奥のほうにありますんで、よろしければお立ち寄り下さい。
http://kotodama.air-nifty.com/essay/2003/12/post_7.html

投稿: SYUNJI | 2005.07.18 22:34

ども、だいまつです。
フォリナーのアージェントの入っているアルバム、、。
私にとっては兄の解釈通り「ベストよりも出来がいいオリジナルアルバム。ベストを聴くよりこれを聴け」というアルバムですね。
私が中学校3年位の時でしたか、、「セイユーウィル」がリアルタイムですね。結構好きなんですよ。
でも、兄が聴いていたので私の手元には無いのです。これは買うしか、、。

あとフォリナーの文、読みましたが面白いですね。
バンドもいろいろあるんですね(笑)。

王様の「フィジカル」の件ですが、王様自ら「これはライブで大好評!」と言って演り始めました(笑)。
司会が、歌詞を書いた模造紙を途中から隠してましたね、、(笑)
オリビア、いろいろイメージを変えようとしていたのがそういった歌詞にも表れているのかも(苦笑)

投稿: だいまつ | 2005.07.18 23:18

だいまつさん、コメント感謝です。
すっかり話題はフォリナー。
ほーら、やっぱフォリナーのほうが聴いてる人多いじゃない・・?

>私にとっては兄の解釈通り「ベストよりも出来がいいオリジナルアルバム。

確かにそうですね。
特にA面は捨て曲が全くありません。
「4」以外だと「Dirty White Boy」「Women」「Blue Morning, Blue Day」などちょいと神経質なヤバイサウンドが好きですね。

投稿: SYUNJI | 2005.07.21 21:42

どうも。コアラの国に住むきむらです。コアラ、鋭いかぎ爪があったりして、顔とはうらはらに結構おっかない動物です。だから抱いたときは直接ではなく「本物のコアラがしがみついてるコアラのぬいぐるみ」をホイッと渡されました(笑)
オリビア・ニュートンジョンは姉の世代がよく聴いてました。でも、カーペンターズ命!の姉はなぜかオリビアを目の敵にしてまして「カレンのほうが云々」といつも言ってました。きむらは「オリビアとカレンじゃ、タイプ全然違うやんけ」と思ったものの、恐くてとても言い出せませんでした。
「グリース」は受験に合格したお祝いに家庭教師のお姉さんに連れていってもらいましたが、暗がりでカップルに見えたんでしょうか、映画の途中から後ろの女性に髪やら首すじやら撫でられ硬直!してしまって、とても落ち着いて見てられませんでした。って、きむら、女なんですがっ(苦笑)
「フィジカル」萌えましたが、オリビアにではなく、周りの男性陣に(笑)おデブの男性たちがビデオの最後にスリムになって出てくるんですけど、ナイスバディで、なーぜーか顔までハンサムになってまして(笑)その数秒だけが目当てでした、ハイ。
何だか音楽自体にかすりもしないおポンチなコメントですいません。

投稿: きむら | 2005.07.22 08:44

SYUNJIさん、こんばんは。
脱線モードで恐縮ですが、フォリナー、ベスト盤を新品購入したにも
関わらず、ほとんど聞いていません(懺悔)。
「アイ・ウォナ・ノウ」がどうしても苦手で・・・・(申し訳ないです)。
本来のハードロックスタイルの曲をもっと聴くべきなのでしょうねえ。

だいまつさん、
>>王様の「フィジカル」
友人に聞かせていただきました。私としては王様はハードロックスタイル
がよいと思うのですが、この女性カバー集では、「チェリーボム」など
がよかったです。カーペンターズ「Top Of The World」も斬新なロック
調になっており、これが一番気に入りました。

投稿: モンスリー | 2005.07.22 23:09

モンスリーサン、どうも。
そうですか、王様で大受けですか(笑)
しかし、申し訳ありません。王様テレビで見ただけで、きっちり私アルバム聴いたことありません。(話を持ち出した張本人のくせに、、)

しかし、話がどんどんフォリナーや王様ネタにずれて行っているのは、、私のせい、、、?
ムタバリの「悪のインサイドワーク」に、私のブログスタイルがなってしまっているようで、、反省しています、、。
SYUNJIさん、、ゆるして、、。

投稿: だいまつ | 2005.07.23 12:21

みなさんコメントありがとうございます。

きむらさん、お久しぶりです。
>「本物のコアラがしがみついてるコアラのぬいぐるみ」をホイッと渡されました(笑)

自分もそうでしたね。
確かフェザーデイルパークでした。
さすがにコアラも毎日知らない人間(しかもだいたい異様に興奮してる日本人)にかわるがわるだっこされて相当ストレスだそうで、最近はだっこさせてもらえないようですが・・?

モンスリー師匠、すっかりフォリナー&王様モード。
>「アイ・ウォナ・ノウ」がどうしても苦手で・・・・

この曲、あたしも悪いとは思ってませんが、ちょいとサウンドが大げさですよね。
彼らは意外とヒット曲の間に埋もれてる中にいい曲があるんですよ。
ハードなナンバーなら「Dirty White Boy」「Night Life」なんかがお勧めです。

だいまつさん、どうも。
まあ自分のBLOG、脱線コメントはよくあることなんで大丈夫です。
なんといっても以前ワム!からひょうきん族に発展したこともありましたし。
今後も悪のインサイドワークを存分に発揮されることを期待いたします。

投稿: SYUNJI | 2005.07.23 15:10

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