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聴いてみた 第9回 ジェネシス

未だ上達しないプログレのお勉強のため、図書館で今日もいろいろ物色。
が、棚がいまいち品薄で聴きたいと思っていたアルバムが見あたらない。(いいかげん買えよ)
「今日はあきらめようか・・」と思っていたら、ジェネシスのCDを発見した。
そういえば5大バンドの中でジェネシスとELPの学習は手つかずである。
CDを見るとベスト盤のようだ。
すぐにベスト盤に手を出す素人感覚はなかなか治らないが、イエスでいきなり「危機」に直行してやや痛い目にも会ってるし、オリジナルアルバムを本格的に聴く前にベスト盤で練習しておくのも悪くはないと考え、借りることにした。(軟弱)
英会話教室で言うと体験入学という感じでしょうか。

借りたのは「Turn It On Again: The Hits」というベスト盤である。

genesis

あまり選曲をよく見ないで持ってきてしまったが、まあ初めはこんなもんだろうと勝手に納得して聴いてみました。

・・・・聴いてみた。

結論から言えば失敗である。
やはりベスト盤を借りてしまったのが失敗だったのである。
後で調べてわかったのだが、このCDは主にフィル・コリンズ時代のジェネシスのベスト盤なのだ。
半分以上が知っている曲だった。しまった・・・

知ってる曲にはさまれた知らない曲というのは、思ったより印象に残らない。
しかも知らない曲にもさらにフィル・コリンズ時代のものが混じっている。
聴いてみたらやっぱフィルのボーカルだし。
これではあまり「聴いてみた」ことになりませんねぇ。

もともとフィル時代の曲も、聴いた全部が好みというわけではないのだが、今回初めて聴いた曲はどれもいまいち好みの音ではなかった。
初めて聴いたのは以下の曲である。

・Abacab
・I Know What I Like (In Your Wardrobe)
・Congo
・.Misunderstanding
・The Carpet Crawlers

「Abacab」はリズムは「Turn It on Again」に似ているが、フィルのボーカルがやや神経質な印象である。
これ80年代の曲ですよね。
全然聴いたことがない・・・チャートには登場しなかったのだろうか?

「I Know What I Like」はフィル・コリンズの曲ではないようだが、曲調が微妙に投げやりで、自分の知っているジェネシスよりもプログレ色が強いと感じる。
(少しイエスにも似てると思いましたが・・)

「Congo」はフィル・コリンズのボーカルではない。
97年の曲のようだが、これが新しく加入したレイ・ウィルソンの声なのかな?

「Misunderstanding」はフィル・コリンズだと思うが、ミディアムテンポで80年代のポップなフィル色はそれほど強くない。

「The Carpet Crawlers」は70年代の曲をピーター・ガブリエルとスティーブ・ハケットを加えた5人でリメイクした曲とのこと。
・・・と言われても、原曲を聴いてないので、これだけで評価するしかない。
サウンドがやや眠たげな印象で、どうもなじみにくい。
ピーター・ガブリエルのソロも実は2曲くらいしか聴いてないのだが、いずれも眠たげなサウンドだった。

うーん・・・あらためて通して聴くと、やはりフィル・コリンズのポップに傾倒したサウンド以外に聴き所が見つからない。
このCD、「フィル・コリンズとゆかいな仲間たち」として聴く分には全く問題ないんですけどね。
自分の掲げた「ジェネシスを勉強してみよう」という主旨から言うと、体験入学にも満たないと思う。

それにしてもフィル・コリンズ、ヒットメーカーとしての実力は誰もが認めるところだろう。
バンド以外にもソロやデュエットなどでヒットをとばしてるし、かなりのやり手である。
特に声がきれいとか歌がバツグン(死語)にうまい人ではないのだが、ヒット曲はわかりやすく親しみやすいサウンドである。
プログレの人ではあるが、「一般大衆にどんな音楽が受けるか」をよーくわかっていたんじゃないだろうか。

せっかくCD聴いたのに、今回は大して勉強になりませんでした。
なまじフィル時代のヒット曲を結構知っているだけに、その前のジェネシスはハードルが高いかもしれないです。
ピーター・カブリエル時代のジェネシスは全く違うバンドとして対峙したほうがよさそうですね。
一度ピーター時代のアルバムを通しで聴いてみて、今後の身の振り方を考えたいと思います。

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コメント

Genesisはそんな詳しくないのですがちょっと補足しますね。

"Abacab"はしっかりチャートインしてますよ。
同名アルバムからの第2弾シングルで、1982年2月の26位が最高です。
それと、"Turn It On Again"を聴いたことがあって"Misunderstanding"を聴いたことがないのが私にはちょっと不思議でした。
2曲とも同じアルバム(Duke:1980年)からのシングルなのですが、"Misunderstanding"のが上位(14位)だったんですよ。

…と、チャート的なことばっかりですが。
私もこのアルバムを持っていますが、フィル時代を聴きたくて買ったアルバムでした(笑)。
ピーター時代のもいずれ聴かなくてはと思っているんですけどね。
彼自体嫌いじゃないし。

投稿: Saki | 2005.05.07 23:18

Sakiさん、情報ありがとうございます。

>"Abacab"はしっかりチャートインしてますよ。

そうスか・・82年だと超リアルタイムのはずなんですけど、なぜか知らない曲ですね。

>、"Turn It On Again"を聴いたことがあって"Misunderstanding"を
>聴いたことがないのが私にはちょっと不思議でした。

ジェネシスを最初に聴いたのは83年の「That's All」です。
「Turn It On Again」はもっと後に、オムニバスCDかなにかで聴いたので、こうした鑑賞履歴の乱れ?が生じているんだと思います。

>ピーター時代のもいずれ聴かなくてはと思っているんですけどね。

自分もそう思ってます。
まあ自分の場合はピーター・ガブリエルをよく知らないのですけど・・

投稿: SYUNJI | 2005.05.08 00:41

SYUNJIさん、こんばんは。
>>すぐにベスト盤に手を出す素人感覚はなかなか治らないが、
いや~、私のようにいきなりライブ盤に手を出すよりかはずっとよいかと
思われます(^^;)。

ジェネシスですが、手元にCDが3枚もあります。全てフィル・コリンズ在籍時の
ライブ盤です。これ以外は聞いたことがありません。
・「スリー・サイド・ライブ」(プログレ風長い曲中心?)
・「The Way We Walk (short)」(短い曲版:主にシングルヒット中心)
・「The Way We Walk (long)」(長い曲版:プログレ風長い曲中心)
例によって聞き込みは甘いのですが、どちらかと言えば、長い曲の方が
好きでした。ですが、ガブリエル在籍時代のアルバムは手を出すことが
できません。80年代コリンズ在籍時で、かつプログレ風の曲を演奏しているのが
個人的な好みになったようです。逆に、コリンズが前面にでたポップ
過ぎる曲はどうしても好きになれませんでした。

>>プログレの人ではあるが、「一般大衆にどんな音楽が受けるか」をよーくわかってい
>>たんじゃないだろうか。
その通りのようですね。プログレの大御所が70年代の終わりと共に失速して
しまったのを尻目に、路線を変えてしぶとく生き残るお手本と言われることも
あります。エイジアなんかもそうですね。

投稿: モンスリー | 2005.05.09 22:18

モンスリーさん、こんばんは。

ピーター時代には手を出されていない、加えてフィル・コリンズ時代のポップな曲もお好みでない、となるとジェネシスの中でもかなりかいくぐって?聴いておられるような・・・

自分はフィル時代でもプログレ臭の強い曲はやはり苦手です。

>路線を変えてしぶとく生き残るお手本と言われることもあります。

このあたり、やはりプログレファンからはあまり支持されないんだろうなぁ・・
こうなると自分のような薄いリスナーにとっては、ジェネシスもフィル・コリンズも普通のアーチストというイメージですね。
(特にプログレといって構えたりすることもなく・・)

投稿: SYUNJI | 2005.05.14 23:49

だいまつさんのプログで見まして、記事を楽しく読ませていただきました。ジェネシスはプログレの重い雰囲気から最終的にポップ・バンドに変身してしまった、プログレ信者の中では裏切り者(?)とされているバンドですよね。でもプログレ好きの私でもフィル・コリンズの時代の曲もそれなりに楽しめますし、やはりただのポップスより湿っているような気がします。最終的にいつの間にか消滅してしまったような感じがしますが・・・・・

投稿: ぷくちゃん | 2005.05.22 08:24

ぷくちゃんさん、TB&コメント感謝です。

ジェネシスやエイジア、一時期のイエスなど「とりあえずチャートイン」していく彼らの曲を、「こうして売れてる曲だけ聴いてていいんだろうか・・」などとよけいな後ろめたさを感じながら聴いていました。

80年代、音楽シーンがどんどん軽薄になっていく過程で、各プログレバンドもいろいろ悩んだのではないかと思ったりしています。
やっぱ売れたほうがアーチストも楽しいでしょうし。

ジェネシスはもう一度初期の作品でチャレンジしようかと思います。

投稿: SYUNJI | 2005.05.22 15:14

実はわたくし、、ピーターガブリエルは武道館に見に行く位好きなのに、ピーター時代のジェネシスは全く聴いてない、、。そのくせフィルコリンズのソロは好き、、。しかしジェネシスフィルコリンズ時代もインビジブルタッチとベストのみ、、。
なんともつまみ食いリスナーです。うーん。
後、自分もELP全然聞いてないんですが、十年前位の新日本プロレスは、テレビでのオープニングはELPでしたよね?両国に見に行くとちょっとした試合開始前にはそれがなっていました。それでいつかきちんと聴こうと思っていましたが、、、すみません、音楽ブログでした。変な知識が、、、。
それでは、、。

投稿: だいまつ | 2005.05.23 23:44

だいまつさん、こんばんは。

>なんともつまみ食いリスナーです。

おっと、鑑賞履歴が自分とほぼ同じ!
違う点は自分はピーター・ガブリエルも聴いてないことですかね。

>十年前位の新日本プロレスは、テレビでのオープニングはELPでしたよね?

いや、わかりません。(笑)
ELPも聴いてないもんで・・・すいません。
そういやビッグ・バン・ベイダーの入場テーマソングはレインボーの「Eyes Of The World」でしたよね。
結局こういうネタのぶつけ合いになるボクたち。

投稿: SYUNJI | 2005.05.25 23:23

SYUNJIさん、こんばんわ。
これは、近い内にELP取り上げてください(笑)。
自分も聞いていないので、、。
二人で新日のテーマ曲を探しに冒険に繰り出す、、。
「ロード・オブ・ザ・リング」(なんのリングだ?)という心境ですね、、。
それでは、、。

投稿: だいまつ | 2005.05.25 23:37

だいまつさん、ELPですが、実はちょうど1年前にとりあげてるんです。(このワタシがELP聴いてるわけがないって)

http://kotodama.air-nifty.com/essay/2004/05/elp.html

でね、新日のテーマ曲、案外簡単にわかりましたよ。
「The Score」という曲のようです。
こちらの方のBLOGで判明しました。
二人で行ってみますか?(笑)

http://blog.goo.ne.jp/itozu/e/898d98e8364d422222697ba180b75cd0

投稿: SYUNJI | 2005.05.26 22:30

さっそく、乱入&コメントしてきました。
これはもうCD探すしかないですね。
それでもって、、私の訳のわからんブログで取り上げるしか、、(笑)。
カテゴリー「プロレス入場テーマ」作るかな、、すぐネタ切れ、、しそうです。
「猪木の瞳にバーニンスピリッツ」を見たという感じになってしまうのか、、。

投稿: だいまつ | 2005.05.26 22:55

SYUNJIさん、だいまつさん、こんばんは。
アブドーラ・ザ・ブッチャーのテーマ曲は、確かピンク・フロイドの
「吹けよ風、呼べよ嵐」だったと思うのですが、これって定番ネタ
でしょうか?

投稿: モンスリー | 2005.05.27 22:09

いま、わたしのブログで「前田日明最強のナンバー」という記事で自分を含めいろいろみんな出してますよ。もちろんブッチャーも出てきました!
今のところ、ボクシング選手の入場テーマまで(自分ですが)出てきています。
宜しかったら、一言私のブログで、、、頂きたいなと、、。

投稿: だいまつ | 2005.05.27 22:56

SYUNJIさん、こんばんは。
ジェネシス盛り上がってるようですが、僕も一時的に「かすった」リスナーの一人でして、なぜか「Abacab」だけアルバムをリアルタイムで聴いてます(1981年)。
当時、仲の良かった香川県出身の松本君がレコード買ってきて「ええでこれ。いろんな音を出しよる」という妙な勧め方をしてくれたので、まあそんなに言うならと録音してもらったのでした(もちろんカセットテープに)。確かジャケットが色違いで3種類くらいあったはずです。
ビートルズから出発してXTCやらコステロやら、けっこう「ひねり系のポップス」が好きだった僕的には、けっこうハマりまして、その後のフィルのソロ作品「恋はあせらず」だの「ススディオ」だのはまったく受け付けなかったのですが、レコードがCDにとって換わったころ、「Abacab」はなぜかCDも買ってしまいました。初めて聴いたときから20年以上たってますが、今も不思議に気に入っている一枚です。
改めて聴くと、やっぱり音はプログレ系なのかなあ。
レコードではB面の1曲目だった「Dodo / Lurker 」とか必要以上にスケールでかい音で悪くなかったし、3曲目の「Me And Sarah Jane」という曲は、実は今もけっこう好きなナンバーです。でも、皆さんのトラックバックを読ませてもらって、ピタガブ時代のも聴いてみたくなりました。まだまだ勉強せねば…。

投稿: 富美男 | 2005.06.02 01:20

SYUNJIさん、こんばんわ。
これはもう、このエントリーの纏めとして次にピーター・ガブリエルを聴く、、もしくは聴いてないで取り上げて下さい。
これでしたら私も少しは、コメント出来るかと思います(笑)
後、気づいたのですが、私のブログへのリンクを載せていただいた事に先ほど気づきました。
有り難うございます。自分なりのブログをこれからも作っていきますので、これからもよろしくお願いします。

投稿: だいまつ | 2005.06.03 23:45

富美男さん、コメント感謝です。

>香川県出身の松本君がレコード買ってきて
>「ええでこれ。いろんな音を出しよる」という妙な勧め方をしてくれたので

いいなあ、相変わらず臨場感あふれる描写がたまりませんな。
自分はこのアルバム、ジャケットすら見覚えがありませんが。

もうおわかりかと思いますが、経歴は全く逆ですね。
自分はXTCもコステロも聴いておらず、ソロ作品「恋はあせらず」だの「ススディオ」だのは結構喜んで聴いてました・・・

だいまつさん、コメント感謝です。
ともあれ、だいまつさんも言われるとおり、自分も一度ピーター時代のジェネシスを聴いてみないといかんですね。
あ、コメントに困ったら格闘技ネタでも構いませんので、今後ともよろしくお願いします。

投稿: SYUNJI | 2005.06.04 23:54

ジェネシスの初期フィルとソロのピーター・ガブリエルが好きです。フィルのソロは聴く事はないでしょうが、ジェネシスは揃えたいバンドです。
ピーガブ期ジェネシスはクセがありますよ、やはりフィルは聴きやすいです。

>「フィル・コリンズとゆかいな仲間たち」
笑った。
>「一般大衆にどんな音楽が受けるか」
他のメンバーが貴族(金持ち)であるがゆえ、フィルは庶民なのに同じように扱われるのがイヤだったみたいですね。一般人のど根性でしょうか。

投稿: hello nico | 2005.07.09 16:35

nicoさん、コメント&TBありがとうございます。

>ピーガブ期ジェネシスはクセがありますよ、やはりフィルは聴きやすいです。

そうでしょうね。ある程度覚悟はしていますが・・

その昔エアチェックしたテープに、ピーターのソロ「In Your Eyes」「Don't Give Up」が残っていたので、あらためて聴いてみました。
当時はなんとも思いませんでしたが、この2曲は結構いいですね。
物憂げな中にも心地よさのようなものを感じました。
ピーター時代のジェネシスはまた違ったサウンドなのでしょうね。

投稿: SYUNJI | 2005.07.09 23:59

おお、、これはピーター・ガブリエルが取り上げられる事も近い兆候!
期待してしまいますね。
とはいえ、私もピーターガブリエルは、Ⅰ・Ⅱは持っていてもあまり聴きません。
Ⅲからの曲を良く聞きます。「ショックモンキー」「スレッジハンマー」が有名ですが、「Don't Give Up」はホントに名曲。あとは「ビコ」ですね。
私がジェネシスの初期を聴かないのは、ピーターの初期をあまり聞き込めないために、ちょっと挫折するかもという気持ちがどこかにあるからです。

投稿: だいまつ | 2005.07.11 06:11

えーとね、たぶんピンでピーター・ガブリエルを採り上げることはないと思います。
聴いてないことは確かですけど、それ以外に何も書けませんので・・
で、ピーター時代のジェネシスを一度聴いてみようと思っています。(挫折する可能性も非常に高いですけど・・)

投稿: SYUNJI | 2005.07.11 23:35

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