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聴いてみた 第8回 ブライアン・フェリー

ここんとこロックお勉強教室の雰囲気もプログレの授業が続いていて、少し難解になりつつあります。
聴いてないアーチストなんか山ほどいるわけだから、なにもプログレばかりに偏る必要もないんですよね。
・・と、多少自分にも言い訳しつつ、お勉強の教材をあさりに図書館へ。

だんだん棚に目が慣れてきたせいか、変わり映えしないなぁ・・と迷ってるところに、ブライアン・フェリーのCDを発見。
聴いてないシリーズでは第2回という非常に早い登場。
それだけ聴いてないという自覚が強いアーチストではあったのだが、この1年全く聴いてみる気にもならなかった。
自分も歳を重ねてきて、ようやくブライアン・フェリーも聴けるようになったかもしれない・・・などとかすかな期待と不安を抱きつつ、借りてみました。

BRYANBEST

今回もやっぱベスト盤。
しかもロキシー・ミュージックの曲も合わせて収録という、またしてもお買い得盤。
この際聴けりゃなんでもいいのよ。

・・・・聴いてみた。

ほとんどが初めて聴く曲である。
もう少し「聴いたことがある曲」があるかと思っていたが、やはり全然聴いていなかった。
どれがロキシー名義の曲なのかよくわからないが、このアルバムはバラード集だからだろうか、ブライアン・フェリーの姿からイメージするサウンドそのままの、ゆったりとしたオトナの音楽である。
ファンの間では評価が高い「Oh Year」「Avalon」など、確かに聴きやすい。
少しサビの盛り上がりが物足りない気もするが、これがブライアン・フェリーの世界なのだろう。
こぶしを突き上げて叫んだり、ギターソロやドラムソロが混じったりする音楽ではない。(当然?)

レゲエ調のリズムに乗せてゆるやかに流れる「Avalon」は80年代の彼らを代表する名曲とのこと。
バックに女性コーラスを付けるトコなんざ、さすがブライアン・フェリー、スカシまくってます。
また題名だけは知っていた「Tokyo Joe」、こんな曲だったんですねえ。
この曲は他と少し雰囲気が違い、どこか中国を思わせる、妙な音がする。
「ジェラス・ガイ」はジョン・レノンのカバーだが、オリジナルとそう大きな隔たりはなく、思ったより誠実?にカバーしてる印象である。

聴いてみて多少意外だったのが、ブライアンの声。
もう少しハスキーで低ーい声、例えば館ひろしのような声を想像してたのだが、けっこう高く軽い声を出している。
・・・あと、このヒト本当のところ歌うまいんでしょうか・・?
わざとはずしてるのか、素ではずれてるのか、やや危なっかしい部分があちこちにありましたが・・
これも彼の持ち味ってヤツですか?

聴いてみて、まあだいたいはイメージしていたとおりの音楽ですね。
いわゆる「想定内」ってヤツです。(違うって)
聴いた後でもブライアン・フェリーのイメージが変わるようなことはありませんでした。
タバコ・ゆるめたネクタイ・ストライプのYシャツ・バーボン・黄昏・ホテルの小部屋・ブルース・口笛・女の涙(あれ?)・・・といった小道具が似合う、そんなサウンド。

音楽とは関係ないところでちょいと驚いたのが、CDの中にあったブライアンの写真である。

BRAYN

笑っとるやんけ、ブライアン。
ちゃんと笑うんですね、この人。当たり前ですけど。
今まで笑顔の写真なんか見たことなかったんで。
自分の中で勝手に「笑わないアーチスト」としちゃってる人って結構いるんで、笑顔見ると不必要に驚いたりしますね。
ちなみにブライアン・フェリー以外ではマイケル・マクドナルド、リッチー・ブラックモア、カート・コバーン、エルビス・コステロ、バン・E・カルロス、ブルーザー・ブロディ(おい)なんかは「笑わない人」というイメージです。

「自分は今回初めて知ったけど業界では有名な話」だと思われるのが、「ブライアン・フェリーはキング・クリムゾンのオーディションで不合格になった経歴を持つ」という話。
そんなことがあったんですね。
クリムゾンとブライアン・フェリー、互いに全く別の世界の住人だと思ってましたが。
ちなみに同じくクリムゾンに落っこちた経歴を持つのがエルトン・ジョンだそうだ。
これも意外な組み合わせ。

ひととおり聴いてみて、いい曲もそうでもない曲もありましたが、それほど苦手な感触ではなかったです。
プログレ学習に飽きたら、気分転換に聴いてみてもいいかなといったところですかね。
どちらかというと「Avalon」系の明るめの曲がよかったので、次に聴くとしたらアルバムも「Avalon」がいいかなと思っています。
他のオリジナルアルバムでも同じような雰囲気のものがあれば、教えていただきたいと思います。

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コメント

こんにちは!自分はブライアンフェリーはロキシー以上に聞いています。6枚ぐらいもっているんでは!ロキシーはアバロンしかもってないかも?当時は聞いてましたが、そんなにのめりこんでいなかった。さて、ブライアンフェリーの最近CMでもよく選曲される曲がはいっている85年のBoysandGirlsですが、アバロンに引き続き、ボブクリアマウンテンが5.1サラウンドにリミックスして発売になりました。US盤がでなくてUK盤が2300円代に落ちたのでつい最近、かいました。SACDマルチチャンネル最高です。音が断然よくなっており、サラウンドミックスもアバロンに比べ大胆かつ緻密になっています。デビットサンボーンのSaxは空間を舞い、ギルモア、ノップラー、ナイルロジャースのギターも立体的でクリアかつ攻撃的でいいです。アンディーニューマークにささえられたリズムセクション、トニーレビンにしてもマーカスミラーにしてもステレオ盤より確実にその存在感をしめし、フェリーのヴォーカルを完璧にサポートしています。現時点サラウンドミックスで、かなりレベルの高いものです。ということで、実は最近、かなり聞いてます。偶然ですけどね!

投稿: マルチオーディオ | 2005.04.18 10:56

マルチオーディオさん、毎度コメント感謝です。

ボブ・クリアマウンテン、このヒトの名前もあちこちのクレジットでみかけますよね。
クリムゾンからボン・ジョビから甲斐バンドなんてのも手がけてるらしいですが・・

>デビットサンボーンのSaxは空間を舞い、ギルモア、ノップラー、ナイルロジャースのギターも立体的でクリアかつ攻撃的でいいです。

ひゃーこれすんごい豪華メンバーじゃないスか?
ブライアンと実際に競演したのか、スタジオでミックスしたのかわかりませんけど、ブライアン・フェリーって顔広いんですかね?
この布陣にブライアンのボーカルが負けずについていけてるのか、聴く前から少し不安ですが・・

投稿: SYUNJI | 2005.04.18 23:46

どうも。きむらです。
早速、きむら家のCD置き場をチェックしてみました。
ありました「Bete Noire」(1987)が!
きむらが豪州に来た年にこの中の「Limbo」が流行ってました。気だるい夏のリゾートでカクテルでも飲みながら聴くとぴったりという感じの曲です。
しかし。
自分では好んで聴いていたくせに、BF(現・相方)の部屋でこれと Roxi Music の「Flesh+blood」(槍投げネーサンのカバー)があるのを見ると「これって、ムード作りに買ったんじゃ」などと、変に勘ぐってしまいました(笑)
ブライアン・フェリーは今年早々コンサートがありましたが、何となく、つい、スルーしてしまいました。行けば、きっと知った曲ばかりで楽しめただろうと思います。

投稿: きむら | 2005.04.21 22:36

きむらさん、こんばんは。
オーストラリアだと時差はあまりないはずですね。
日本語のコメント感謝です。

>気だるい夏のリゾートでカクテルでも飲みながら聴くとぴったりという感じの曲です。

んーなるほど。
今回自分が聴いたのもバラード集なので、全般としてはそんなイメージでした。

>ブライアン・フェリーは今年早々コンサートがありましたが

ほぉー今でも活動してるんですね。
まああまり色落ちしない音楽だと思うので、人気はあるんでしょうね。

投稿: SYUNJI | 2005.04.21 23:51

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