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聴いてみた 第7回 ピンク・フロイド

プログレお勉強シリーズ、今回はピンク・フロイド。
こう書くといかにもプログレの魅力にとりつかれてハマっているかのようですが、正直なところ「イマイチ上達しなくてなんとなく足取りも重いのに、やはり通ってしまう英会話教室」のような感覚です。
早く教室が楽しくなるといいなあ。

ピンク・フロイド、聴いてないシリーズでは実は採り上げていない。
基本的にプログレは壊滅状態の自分だが、わずかに聴いてきたのがピンク・フロイドである。
「狂気」と「時空の舞踏」(ベスト盤)を聴いた実績があり、ベスト盤はCDも持っている。

ベスト盤が発売された頃、FM東京「マイ・サウンド・グラフィティ」で特集番組が放送されたことがあり、このエアチェックテープは今でも残っている。
CMも含めて番組を丸録りしたのだが、CDを買った後もこのテープのほうばかり聴いていた。
FMの雰囲気や懐かしいCMを聴くのは楽しいものだ。
以前も書いたが、「吹けよ風、呼べよ嵐」はブッチャーのテーマソングでもあり、そんな理由(どんな?)も手伝って、プログレの中でピンク・フロイドだけはわずかだが聴いていたのである。

で、先週も図書館に行ってみたら、目にとまったのが「原子心母」。
このアルバムのタイトルやジャケットは、聴いてない自分でもさすがに知ってはいる。
プログレを語る上では聴いてて当然の名盤だと思われるが、聴いてなかったのである。
「これは聴かねばなるまい・・・」
強い義務感に背中を押されながら、借りてみました。

ATOM

・・・・・聴いてみた。

全体としては思ったより明るいサウンドである。
「吹けよ風、呼べよ嵐」や「Another Brick In The Wall Part2」のような重い曲はなく、アコースティックな音が多い。
「もしも」「Summer '68」などはかなり美しい旋律だ。
どの曲もなんとなく情景というか場面というか、そういうものを思い起こすような気がした。
映画館で目を閉じて音楽だけ聴いているような、そんな感覚である。
特にラストの「Alan's Psychedelic Breakfast」には、足音や料理する音などが聞こえるので、そう感じたのかもしれない。

それでもプログレと言われるだけに、各曲はおろか1曲の中でもサウンドは様々なのだが、やはり根底にブルース・ロックといったものがあって、それを前衛的に昇華したのがフロイドなのではないかと思う。
もちろん理数系の香りは強く、不可解な部分は多々あるが、「オラオラ」な曲は原子心母にはない。
「いいから黙ってオレのプレイを聴けよ」というより、「オレのプレイもなかなかだろ?」という、フレンドリーな感じである。
互いの顔を見合わせながら、難しいサウンドもきっちりこなす。
これはベスト盤ではわからなかった感覚である。
「狂気」のほうがブルースのニオイが濃いとは思いますが。

さて借りてみてあらためて思ったのだが・・・・
このタイトル。
そしてこのジャケット。
相当ヤバイです。
何がどうヤバイのかよくわからんけど、畏怖というか恐怖感というか、サイコサスペンス映画のようなオカルトな感覚。
ジャケットは牛。
牛だよ?
ロックとなんにも関係ないし、犬や猫といった身近な動物でもない。
牛。しかも振り向いてるし。
これこわいですよ、やっぱり。

ピンク・フロイドの場合、ジャケットはどれもヤバそうなものばかりである。
「おせっかい」は耳だそうだが、そう見えないし、これも見るからにヤバイ。
「炎」なんてホントに人に火がついてるし。
フロイドの場合、「なんだこれは・・・」と思わせる、求心力のようなものがジャケットからにじみ出ているのだ。
クリムゾンのようなホラー調とも違うし、イエスのSFチックな風景画とも違う。
うまく表現できないが、クリムゾンやイエスのジャケットは「感情」で見る絵であり、フロイドは「思考」「論理」で見る絵だと思う。
このあたりは各バンドの特徴が出ていて非常に興味深いですね。

で、「原子心母」の原題は「Atom Heart Mother」という、これも意味不明なタイトルなのだが、これを「原子心母」としたセンスも相当スゴイですよね。
邦題がどういう経緯でつけられていくのか全然知りませんけど、まあおそらく日本のレコード会社の中で決まるんでしょうね。

部下「部長、今度のフロイドの新盤、タイトル"原子心母"でどうでしょう」
上司「いいね山ちゃん!イカスよそれ。それで行こう。それより今晩飲みにいこうよ」
・・・・なんて調子で決まっていったんじゃないでしょうか。(←大偏見)

直訳するにしても「原子と心と母親と」とか「原子・心・母」とかになっててもおかしくないのに、直列四字熟語。(熟語じゃねえよ)
音としてもなんというか、チカラを持った響き。
「げんししんぼ」。
放射線でも出そうなタイトルですね。

曲名はもっと強烈である。
「むかつくばかりのこやし」
「デブでよろよろの太陽」
・・・・原題も意味不明だが、訳はさらに不明である。
「Fat Old Sun」を「太った古い太陽」としてないところが秀逸です。

部下「部長、今度のフロイドの曲名、"デブでよろよろの太陽"でどうでしょう」
上司「いいね山ちゃん!イカスよそれ。それで行こう。ウチの社長もデブでよろよろだし」
二人「ぎゃーっはっはっはっは」
・・・・なんて調子で決まっていったんじゃないでしょうか。(しつこいって)

ということで、たまたま聴いてみた「原子心母」。
決して深く感動したわけではないが、聴いてみて悪くはなかったです。
他のアルバムも聴いてみたいと思わせる何かがありますね。
イエスで少し疲弊していたところに、「原子心母」を聴いてまたプログレ教室に通う意欲が多少上向いてきた、そんな感じです。

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コメント

プログレって大鑑巨砲主義的な所があって、その程度で「すごい!!」と評価される部分があると思います。

具体的に何が大鑑かというと「コンセプト」であったり「アレンジ」であったり「演奏技術」であったりで、それらが強烈なゴテゴテゴシック感(よくわかんねぇけどなんかすげぇ感)を生み出し、名作感を醸し出すんじゃないでしょうか。


プログレのコツは、どのあたりに「大鑑巨砲」があるかを見切ることで、その結果として「オラオラ感」があるように思います。

ロジャーウォーター期のピンクフロイドの場合は、「コンセプト」大鑑の旗手で、巨砲に「ピンクの豚」とか「映画・ザ・ウォール」とかのコンセプト砲を搭載しています。

この理論でいくと「牛(ルルベル3世)すげぇ!」、「1曲30分近い大曲(交響曲みたいで)すげぇ!」、「ATOM HEART MOTHERのタイトル(意味不明で)すげぇ!」「原子心母(直訳で)すげぇ!」=よくわかんねぇけどすげぇ!=名盤

とにかく背景にものすごいコンセプトがある(と思われる)部分がこの時期のフロイドの魅力なんじゃないでしょうか。

このピンクフロイド映画のジャケと感想文を見れば、結果としてのコンセプトのオラオラ感が伝わると思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/


てか、「バー原子心母」・・・ってすごいですね。
http://www.a-street.net/genshi/
しばらく見てると豚が浮いてきます。新宿ゴールデン街ってのも雰囲気出過ぎ。

投稿: zig | 2005.03.20 03:26

フロイドはすごく研究している人とかがいるんで不用意な発言はひかえちゃいますが、自分はおせっかい、特にエコーズが大好きです。もし、無人島にもっていくなら?では必ずもっていくでしょう?もちろん10代のころから聞いていて今も聞いているというのが大きな要因だと思います。初めて、この年代で聞いてここまで好きになるかは疑問です。プログレを聞くっていう十代の優越感もててつだって、聞きこんだ結果でもあると思います。原始心母も何度も聞いて、今も好きな音楽です。これいいよって、人にお奨めする音楽では無いと思います。現在、音楽の聞き込みってこの年齢ではむずかしいです。色々なことを知っているのでその知識が純粋に音楽に浸ることを邪魔しちゃうんですね!まあ、フロイドはほとんど音に浸る音楽です。暇があって馬鹿でかい音で聞けて、音の洪水に浸るソフトトリップです。自分の中では他の音楽とは一線を引くひとつの音楽であります。

投稿: マルチオーディオ | 2005.03.20 12:27

お久しぶりです(^_^;)。
上司と山ちゃんとの会話には大笑いさせてもらいました。

この牛ジャケット、いつぞやの牛年に年賀状で拝借してしまいました。
音楽ファン以外は「すばらしい牛の写真だ」くらいにしか思わなかったでしょう(笑)。
フロイドのジャケットはほとんどヒプノシスによるものだったと思うので、つい目を惹かれてしまうのは彼らの思惑通りかも?

Pink Floydはわりと聴いているほうに入りますが、「原子心母」はあまり聴いていないアルバムに入ってました。
改めて聴いてみると、"Echoes"、もとい Meddle はこの延長線上にあるものだということがよくわかります。

このアルバムを聴く前に、1971年に箱根アフロディーテで行われたライヴ映像のさわりをちょこっと見てしまったためか、暗い印象があってなかなか手を出せなかったというのもあります。
暗いと思ってしまったのは、最初のオーケストラの部分だったことが判明(^_^;)。
全体通せばそうでもないのにね。

個人的には「狂気」はもちろん、「炎」「ザ・ウォール」辺りが好きです。私も人に薦められる音楽だとは思っていません。

投稿: Saki | 2005.03.20 13:37

SYUNJIさん、こんにちは。
フロイド、いきなりの大作「原子心母」ですね! ところで
この邦題はATOKで一発変換できません、面倒ですね(^^;;;)。

>>どの曲もなんとなく情景というか場面というか、
>>そういうものを思い起こすような気がした。
ちょっと手持ちの評論をあさってみたのですが、フロイドも映画音楽を
意識していたようです。タイトル曲は色んな曲やサウンドのコラージュ
のようですが、シンフォニックに一つにまとめ上げる力量はすごい
ですよね。

ですが、個人的には最近聴くのが辛くなってしまいました。大作すぎる
といいますか。サイケデリック感(トリップ感?)が強すぎるといいますか。
個人的には同じ大作でも、上でマルチオーディオさんが紹介されている
「おせっかい」収録の「エコーズ」が好きです。これはよりストレートな
感じで、間奏のギルモアのギターが何より素晴らしいの一言です。

>>「狂気」と「時空の舞踏」(ベスト盤)を聴いた実績があり
なんと、話が早いではないですか(^0^)。
「原子心母」を踏破した今、怖いものはありません。大作どーんとこい
とおっしゃるならば、「おせっかい」(のエコーズ)を、
「狂気」的なものがいいとおっしゃるなら「炎(Wish You Were Here)」
から「アニマルズ」へとどうぞ!

投稿: モンスリー | 2005.03.20 17:45

みなさんコメントありがとうございます。
さすがフロイド、反応が違いますね。
でもマルチオーディオさんご指摘のとおり、研究されてる方はきっと多いと思います。

>プログレって大鑑巨砲主義的な所があって、その程度で
>「すごい!!」と評価される部分があると思います。

まさに自分が聴いてもいないのに勝手にそう思ってる部分はありますね。
「牛?組曲?デブでよろよろ?すげー!」ってなもんです。
実際聴いてみてすげーとはあんま思わなかったですけど。

聴いてないのにジャケットに引きつけられるってのがヤバイですよね。
このあたりジャケットデザインも含めてトータルなアートがプログレだと思います。
比較すんのもナンですけど、パープルのジャケットなんかどれもこれも何とも思わないもんなぁ。

ただ意外だったのは、マルチオーディオさんもSakiさんも「人にはお勧めしない」と言われている点ですね。

ところでzigさんに教えていただいたURLですが、リンクが切れているようなのですが・・
「バー原子心母」のほうは、自分もこのエントリを書くためにいろいろ検索してて見つけました。

>「原子心母」を踏破した今、怖いものはありません。

いや、こわいです、ジャケットが。(しつこい)
でも引き続きフロイドを聴くとしたら、次は「炎」「ザ・ウォール」かなと考えています。

投稿: SYUNJI | 2005.03.21 00:18

SYUNJIさん

人に薦められないって書いたのは、もちろん、彼らを全く知らない人に対してです。
SYUNJIさんのようにクリアされた方なら、どんどんお薦めします。
なんならこれ聴いてみます?などとおしつけがましい人にすらなってしまいます(^_^;)。

「ザ・ウォール」は2枚組の大作ですが、 "Another Brick In The Wall (Part II)" の大ヒットもあり、わりと聴きやすい方なんじゃないかと思います。
シングルバージョンより、前に "The Happiest Days Of Our Lives"がくっついてるアルバムバージョンのほうがだんぜんカッコいいです。お薦めします(笑)。

投稿: Saki | 2005.03.21 10:58

前にも書いたかもしれませんが、現在SACDの5.1サラウンドに凝っています。家庭環境で若干つまづいていますが、近い将来環境整備をして5.1で聞くのを当たり前にしたいです。SACDですが、ステレオでも音は素晴らしいです。CDは情報の欠落があるのは否めないですね!さて、自分がこのSACDにはまったきっかけは狂気のSACD盤のリメイクです。アビーロードから音源を集めまくって、膨大な編集とミックスの末に生まれた変った名盤は新たな自分のフェイバリエットとなりました。エンジニアがアランパーソンズじゃないのはちょっと残念だけど!でも、フロイドの次はでないでしょうね!まだ、ビジネス的にSACDは成功してませんからね!ちなみにDVD-AUDIOですが、イエスのこわれものも5.1ででてます。お金はあまりかかりませんが、家庭環境が整う方にはおすすめします。

投稿: マルチオーディオ | 2005.03.21 16:19

Sakiさん:
いやークリアしたかどうかはまだ怪しいですが・・
「炎」「ザ・ウォール」以外にお勧めがあれば教えていただければと思います。
でもフロイドくらいになるとみなさんのお勧め票も割れそうですね。

マルチオーディオさん:
SACDの5.1サラウンドですか・・・自分のオーディオ生活とあまりにも隔たりが・・
なんせCDからさらにMP3プレーヤーに押し込み、電車(しかも半分は地下鉄)で聴いたりしてる状態ですから・・
DVDもパソコンで「スキージャンプペア」とか見てる有様ですから・・(プレイヤーはまだ買ってない)

アラン・パーソンズって、確かビートルズの「アビー・ロード」そのもののエンジニアも務めてましたよね。
その昔FROCKLでアランパの話題で盛り上がっていたことを覚えています。ただしかなり通な方々の会話だったので素人の自分は参加できませんでした・・

投稿: SYUNJI | 2005.03.21 22:04

こんにちは、TBありがとうございました

着実に王道を進まれている様子、とてもうれしいです
>「イマイチ上達しなくてなんとなく足取りも重いのに、やはり通ってしまう英会話教室」のような感覚
言い得て妙です、すばらしい

個人的には大御所の中では一番聴いてないバンドなんですがこの作品は好きです
彼等の作品の中では難しい方の部類に入ると思いますが、結構気に入られたようですね
プログレ者の素質アリではないですか?

個人的にはあと「Wish You Were Here(炎)」と「Animals」が好きです

投稿: francofrehley | 2005.03.23 17:07

francofrehleyさん、コメント感謝です。

>着実に王道を進まれている様子、とてもうれしいです

ありがたいお言葉です、ただし「進んでいる」のかどうかよくわかりませんが・・
とりあえずクリムゾンを2コマ、イエスとフロイドを1コマ聴講した程度です。
あとはELPとジェネシスの授業がまだ残ってます。

「Wish You Were Here」はタイトル曲だけ知っていますが、これはプログレというよりフォークやブルースと言える名曲ですよね。
イントロの遠くで聞こえるラジオのような効果が絶妙だと思います。

投稿: SYUNJI | 2005.03.24 00:00

SYUNJIさん、こんばんは。
「ウォール」ですが、1曲1曲は短いのですが、2枚組全部で組曲を
なしており、相当な大作です。
実は個人的には苦手なアルバムです。ウォータースの思想があまりにも
強く反映されすぎているからかもしれません。
ですが、曲単位では好きです。
割と明るいロック調の「Run Like Hell」(歌詞は暗そうですが)、
ギルモアのギターソロが素晴らしい「コンフォタブリー・ナム」、
フロイド版ヘビメタのような「イン・ザ・フレッシュ」
などなど。
是非挑戦してみてくださいませ。

投稿: モンスリー | 2005.03.24 23:34

モンスリーさん、おばんです。
ご紹介ありがとうございます。

「ザ・ウォール」の「Another Brick In The Wall Part2」ですが、ベスト盤に収録されているのはイントロがシングルと同じ音源、エンディングはアルバムと同じ音源と聞いてます。
シングルとアルバムではバージョンが異なるんでしょうかね。

あと素人質問ですいませんが、この曲はpart1もpart3もあるようですが、曲調や歌詞は違うんでしょうか・・?

投稿: SYUNJI | 2005.03.26 21:53

面白くってさ、古いのも読み返しているところです。
いや、このページのファンの方も多いようですが、それも当然。おもしろいもんね。

そうそう、ここで書くのはナニかもしれませんが、ユリイカ掲載おめでとう!
やるね。

で、ピンク・フロイド。ワシが思っていたピンク・フロイド像にドンピシャな言葉が。
ピンク・フロイドはブルーズバンド...
そうなのですよ。
ワシもプログレは苦手なのだけれど、ピンク・フロイドは唯一好き。
もちろんサウンドの仕掛けなどには、プログレ特有のSFチックなものもあったりするのですが、根底を流れるのは明らかにブルーズ。
歌詞の多くを書いているロジャー・ウォーターズも、基本的に泣き節だしね。

個人的に好きなアルバムは「モア」と「おせっかい」。
きっとロジャーって厭世的な人だと思うのだけれど、この二つは厭世/前向きの拮抗具合がよいかんじです。あ、歌詞ではなく、あくまでサウンドから受ける印象ですが。

投稿: いしはらかっぱ | 2005.05.06 20:13

いやいや、あちこちにコメントありがとうございます。

>ワシもプログレは苦手なのだけれど、ピンク・フロイドは唯一好き。

あれ、そうだったっけ?
フロイドが好きなのはなんとなくわかってましたが、プログレは苦手だったのね。

>歌詞の多くを書いているロジャー・ウォーターズも、基本的に泣き節だしね。

なるほど。
ロジャーという人は偏屈でゴーマンだという話ですが、芸術家肌ということでしょうかね。

>個人的に好きなアルバムは「モア」と「おせっかい」

「おせっかい」は知ってました(聴いてないけど)が、「モア」は知りませんでした。
これ、前衛映画のサントラだそうですね。
フロイドは多少間口が広いように勝手に考えてるので、あれこれ聴いてみてもいいかなと思いはじめてます。

投稿: SYUNJI | 2005.05.07 10:25


原子心母 ですか . 実はわたしが一番最初に聞いたアルバムって , これと“おせっかい”なんです . 音楽に余り触れていなかったわたしは“音楽ってなんてむちゃくちゃやっているんだ!”と感動しましたよ .

ところでわたしにとって Pink Floyd“部屋を掃除していると掛けたくなる”バンド No1 です( Sentenced と一二を争うほど好きなバンド) .

キース・エマーソン御大は Pink FLoyd“聴いていると手首を切って自殺したくなる”と語っていましたが , ワリとポップだと思います .

投稿: 山口 弘 | 2008.06.13 02:40

山口さん、コメントありがとうございました。

>音楽に余り触れていなかったわたしは“音楽ってなんてむちゃくちゃやっているんだ!”と感動しましたよ .

確かにこういうアルバムから入るとそういった感想になりそうですね。

>キース・エマーソン御大は Pink FLoyd“聴いていると手首を切って自殺したくなる”と語っていましたが , ワリとポップだと思います .

「自殺したくなる」理由があまりわかりませんが・・フロイドが売れて自分が失業するかもしれないという恐怖感か?
実はフロイド、この後の勉強は全然進んでません・・
「ザ・ウォール」を1回聴いたのですが、どうもなじめませんでした。

投稿: SYUNJI | 2008.06.22 09:56

はじめまして。

>キース・エマーソン御大は Pink FLoyd“聴いていると手首を切って自殺したくなる

暗い曲調のものもあったと思いますので、それを指して言っているのではないでしょうか?
私もフロイド詳しくないので断言できませんが。

投稿: yumi | 2008.09.30 12:47

↑名前がなぜかsyunjiさんになっていますが、私は別人です。

投稿: yumi | 2008.09.30 12:51

yumiさん初めまして。
名前はちゃんとyumiさんになっていますので大丈夫ですよ。

>暗い曲調のものもあったと思いますので、それを指して言っているのではないでしょうか?

なるほど、そういうことですか・・
でも暗い曲調はフロイドに限らないような気がしますが・・
以前オアシスのリアムが「コールドプレイの音楽を聴くと自殺したくなる」といって皮肉ったことを思い出しました。

投稿: SYUNJI | 2008.10.04 11:48

TBありがとうございました。こちらから先にTBするのが礼儀でしたね。大変失礼しました。あと文中突然名前出しも、ぷくちゃん以外がやるのは禁じ手でしたね。重ね重ね申し訳ありません。o(_ _)oペコッ

投稿: カナ | 2008.10.29 02:53

カナさん毎度です。
こちらこそTBしっぱなしでコメントもせずすいません・・

>あと文中突然名前出しも、ぷくちゃん以外がやるのは禁じ手でしたね。

いえ、あたしとぷく先輩はそんな仲じゃありません。(どんな仲?)
全然OKです。
しかしそう言えばこの記事、他ならぬフロイドなのに、ぷく先輩のコメントがありませんね。
TBはいただいてましたが・・

投稿: SYUNJI | 2008.10.29 22:15

アドレスを失念していたので久しぶりです。
エマーソンの発言の詳細ですが・・・
「ザ・ウォールが出たときには何だと思ったね。
落ち込んでいるときには掛けられないなと思ったよ。
そんな事をしたら手首を切ってしまいそうだからだ」
でした。

最近どこかのHPで見かけて思い出しました。
ウォールは聴いたことがないのでよくわからないのですが、何か暗い雰囲気が漂っていたという事でではないかと。

「UKプログレッシブロックの70年代」という本に掲載されておりました。

投稿: yumi | 2008.12.16 11:03

yumiさんコメント感謝です。

>「ザ・ウォールが出たときには何だと思ったね。
>落ち込んでいるときには掛けられないなと思ったよ。
>そんな事をしたら手首を切ってしまいそうだからだ」

なるほど。
「ザ・ウォール」はしばらく聴いていないため、どんな雰囲気だったか覚えていませんが、明るくはなかったようですね。
「原子心母」は今もたまに聴いていますが、なかなか「なじむ」というところまで達するのが難しいです。
来年は丑年ですが、年賀状でジャケットの牛が1枚くらい来そうな気がします。

投稿: SYUNJI | 2008.12.17 22:54

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