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聴いてない 第49回 ジェネシス

新年あけましておめでとうございます。
本年もこの貧弱なBLOGをよろしくお願いします。

2005年最初のエントリは、久々にプログレに戻ってジェネシス。
キング・クリムゾン、イエス、ELPほど聴いていないわけではないが、やっぱ聴いてません。

ジェネシスは「That's All」からがリアルタイムであり、フィル・コリンズ時代しか知らない。
アルバム「Invisible Touch」は妻が買ったので家にあり、フィル・コリンズのソロはアルバム2枚ほど聴いているので、フィル・コリンズを中心にソロとバンドを聴いてきた状態である。
ちなみに「But Seriously」のCDは香港旅行中に買いました。
従って聴いてない度は4です。

主なメンバーの名前は知っているが、もちろんピーター・ガブリエル時代のジェネシスや、フィル・コリンズ以外のソロは聴いていない。
80年代にはピーターのソロもマイク&メカニックスも大ヒットしていたはずだが、なぜかエアチェックする機会に恵まれず、これらも未だに聴いていない。

フィル・コリンズ中心に聴いてきたのは、単純に流行っていたからである。
スティング、エリック・クラプトン、フィリップ・ベイリーなどとの共演や、バンド・エイド参加やライブ・エイド出演などもあって、フィル・コリンズのメディア露出度は突出して高く、必然的にフィル中心のエアチェックコレクションを重ねることになる。

当時深夜のテレビで「Easy Lover」の映像を見ていて、チャンネルを変えたら全く同じ映像の同じ場面が映っていて非常に驚いた記憶がある。
偶然隣の局でも同じ「Easy Lover」を流していたのだが、もちろん番組は別で、一瞬テレビが故障したのかと思った。
それくらいこの時期は日本でもフィル・コリンズを見ることが多かったということですね。

ただこの頃のジェネシスを無条件に応援していたかというと、やはりそうでもなく、「Mama」「Tonight Tonight Tonight」などやや重いサウンドはあまり好きではない。
このあたりは勝手に「プログレ臭のする曲」と位置づけていた。(違うの?)
フィル・コリンズのソロのほうはジェネシスよりもポップで、プログレとは距離を置いているように感じます。

フィル・コリンズ自身もこの頃のソロやジェネシスをプログレだとは全然思っていないんでしょうね。
プログレバンドとてお客様あっての人気商売。
自分たちの芸術性・独創性を追求することと、商業ベースにどこまで乗せていくかということは決して同義ではない。
かといってむやみに大衆に迎合もしたくないだろうし、でも売れないよりは売れたほうがいいわけで、様々な葛藤が彼らを覆うのでしょう。
このあたりビジネスとして重大な決意をする場面てのは、どのバンドでもありそうな気がする。
大槻ケンヂの本にもそんなようなことが書いてあった。

その昔フィル・コリンズがやたら露出していた頃、FMステーションでジェネシスの記事を読んだ記憶がある。
その記憶が確かならという前提だが、初期のメンバーはいずれも貴族の家系で、イギリスでも有数の伝統あるセレブな学校出身だそうだ。
スティーブ・ハケットとフィル・コリンズは庶民の家系出身で、2人はどういう経緯でバンドに加入したのかわかんないけど、初めはセレブ側も貴族の出であることを隠していたらしい。
ところがバスケットにランチを入れて持ってきたりして、上流階級であることがバレてしまった、という話。
「そうかランチにバスケットを持ってくると貴族なんだ・・」と、記事を読んで軽い感動。本当か?
以来自分の中では「ジェネシス=ランチにバスケット」といういまいち意味不明な公式ができてしまっている。
今回ネットでジェネシスを調べたら、バスケットはともかく、「初期のメンバーはお坊っちゃま学校出身」みたいなことがあちこちのサイトに書いてあるんで、やっぱそういうことなんでしょうね。

記事にはそうしたジェネシスの歴史も書いてあって、興味深く読んだのですが、昔のアルバムを聴いてみようとは思わなかった。
プログレだから、というお決まりの理屈もあったが、ピーター・ガブリエルの姿に多少引いた、というのも理由のひとつである。
記事にはピーターの劇団チックな扮装の写真も載っていて、しかもメンバーの中でひとりだけやたら派手なカッコウ。
「この人何?」というのが正直な感想。
顔の周りに花びらがついたようなかぶりモノを着けた姿は、なんだか「西川のりおのフラワールーム」を連想してしまった。
ピーターのソロを聴いてこなかったのは、この辺の刷り込みもあったと思う。

というわけで、イエス以上に大衆受け路線を進んだと思われるジェネシス。
プログレなバンドをとりあげるたびに思うのですが、やはりプログレファンの方はフィル・コリンズ時代に対しては厳しい評価なのでしょうかね?
ヘタにフィル・コリンズなんか聴いちゃってるんで、初期作品との隔たりに苦労しそうですが、こんな軟弱な自分でも聴けそうなアルバムなどあるんでしょうか?


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コメント

こんばんは。
私はフィル・コリンズが好きで、それでジェネシスを知った口です。
最初に買ったフィル・コリンズのCDは「But seriously」です。
アルバムは一枚持ってます。「We can't dance」
が、自分で買ったわけではなく、応募したら当たったというもの(笑)
私もこれしか聴いてないのでオススメとかは分かりません…。
私もオススメ知りたいです。

投稿: ゆず | 2005.01.09 21:57

ゆずさん、今年もよろしくお願いします。

自分もフィル・コリンズとジェネシスはほぼ同時に知ったクチですね。
「But Seriously」はヒット曲も多くて好きなアルバムです。
ジェネシスの「We Can't Dance」も一応聴いたんですけど、前作に比べていまいちカタイ感じがして、あまりよいと思えませんでした。

・・ではジェネシスに詳しい方からのコメントをお待ち下さい。(来るのか?)

投稿: SYUNJI | 2005.01.09 22:37

TBありがとうございました。

>・・ではジェネシスに詳しい方からのコメントをお待ち下さい。(
では僭越ながら私からコメントさせていただきます。
ガブリエル時代のGenesisは自分の中でベスト3に入るほど好きなバンドです。なので度のアルバムも大好きですが、強いてあげるとすると「Selling England By The Pound(月影の騎士)」がGenesis初心者の方にはお薦めです。拙ブログの「一家に一枚」で取り上げていますので参考になさってください(TBさせて頂きます)。楽曲は比較的キャッチ-でとてもバランスのとれた作品です。

投稿: francofrehley | 2005.01.10 12:15

私の場合、ジェネシスはDukeがリアルタイムです。持っているアルバムはこれとベスト盤くらいです。
フィル・コリンズのソロはFace Value(夜の囁き)がリアルタイムでしたが、フィルのソロもジェネシスも音楽性にはあまり差がないと思って聞いていました。
Peter Gabrielがいたというのを知ったのは後で、そしてポップになる前はプログレに分類されていたことを知ったのも後でした。
Peter時代のジェネシスは知らないのですが、Peterの音楽性自体は好きなので、聴けばすぐはまりそうな気もしています(笑)。

SHUNJIさんがあまりお好きではないという Mama や Tonight Tonight Tonightは逆に好きなんです。私はInvisible Touchのようなポップな曲のほうが苦手(笑)。
自分ではプログレ者だとは思ってないんですが、傾向はあるかもしれません。

投稿: Saki | 2005.01.10 22:01

francofrehleyさん、ご指導ありがとうございます。

プログレをとりあげると、ありがたいことに必ず詳しい方からの指導がある、というのがこのBLOGでの常識になりつつあります。
それだけ探求される音楽だということなのでしょうかね。

>「Selling England By The Pound(月影の騎士)」がGenesis初心者の方にはお薦めです。

こういうアドバイスがありがたいですね。
機会があれば聴いてみようと思います。
(なんだか原題と邦題が相当意味が違うような気がしますが・・)

Sakiさん、こんばんは。
調べたら「Duke」の中の「Turn It On Again」は聴いたことがありました。
リアルタイムではなく後からですが。

自分はミーハーなのでやはり「Invisible Touch」「In Too Deep]「Throwing It All Away」なんかが好きですね。
確かにフィル・コリンズとジェネシスの音楽性の違いは、この頃のアルバムではあまりよくわかりませんね。
当時の雑誌で、フィル・コリンズがソロとバンドの違いを強調し、「聴き比べてほしい。全く違う音楽だ」のような発言をしていましたが・・

投稿: SYUNJI | 2005.01.11 22:48

蛇足ですが...
>なんだか原題と邦題が相当意味が違うような気がしますが・・
邦題はアルバム1曲目の「Dancing With The Moonlight Knight」から取られています。

投稿: francofrehley | 2005.01.13 17:33

francofrehleyさん、ご説明ありがとうございました。
そういうことだったんですね。
納得しました。

投稿: SYUNJI | 2005.01.15 00:05

Genesisはあまり詳しくはないのですがフィルの「A Trick Of The Tail」(邦題はそのままカタカナ)が異常に好きです。しかし、当時もうプログレは廃れ始めていて、私もニューウェイヴに夢中だったので、他のアルバムを買う余裕はありませんでした。しかし、ピーガブのソロは3枚買いました、良いですよ。
という訳で私が気付いた時にはもう既にピーターは脱退していたので、私にとってのジェネシスのボーカルはフィル。ピーターはソロの人。
リアルタイムは「そして3人が残った」を「ロッキングオン」で見かけてます。今聴くとこの頃からポップ傾向のようです。
聴くとしたら「Invisible Touch」前後が無難ではないでしょうか、ファーストはやめておいた方がいいです。「DUKE」もなかなか派手で聴きやすいプログレだと思います。

ずっと以前ですが、電車の中で「ミュージックライフ」を読んでいて、フィルのインタビューが載っていて「みんなは僕を金持ちだと言うけれど、そんな事は無い。実際ここに来るまで電車で来た」とか書いてありました。離婚の慰謝料で大変だった時期があったような気がします。

投稿: hello nico | 2005.02.09 23:48

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