聴いてない 第44回 ポール・ロジャース
伝統的なブリティッシュロックの第一人者、ポール・ロジャース。
フリー、バッド・カンパニー、ザ・ファームなどビッグなバンド経歴を持つ彼ですが、どれも全然聴いてません。
厳密に言えばそれぞれのバンドはみな違うんでしょうけど、「ポール・ロジャースまわり」というお題目で語ることにします。
聴いてない度は本当に1。
1曲も聴いてない。
知識レベルで言っても、相当崖っぷちである。
曲を聴いてないからどんな声なのかも知らないし、それ以前に顔をよく知らない・・
たぶん写真を見せられても「あ、ポール・ロジャースだ」と即答できないと思う。
比較しても意味はないですけど、ジョニ・ミッチェルやルー・リードだって1曲も聴いてないが、顔くらいは知ってるよ。
書いててかなりヤバイ気がしてきました。
バッド・カンパニーの名前を知ったのは80年頃である。
友人に教えられたのだが、「ギンギンのハードロックグループ」とのことなので、「ああそうスか」という感じで早めに遠ざけてしまった。
当時はまだ洋楽ビギナーであり、ポリスやクイーンの勉強に忙しく・・・・この言い訳も使い回しすぎだっつうの。
なんといってもエア・サプライなんか聴いて喜んでる年頃だったんで、ハードロックなんて不良の聴くものだと思っていました(ウソです)。
93年頃にバッド・カンパニーの「How About That」という曲を、MTVからカセットテープに録音した。
映像は全然記憶にないが、音は思ったよりポップで「これがポール・ロジャースの声かな?」と多少疑問に思いつつ数年放置。
その後FROCKLのHR部屋で質問したところ、この曲はポール・ロジャースのボーカルではないことが判明。
で、当然HR部屋のいろんな方からポール時代のバッド・カンパニーを聴くよう勧められました。
「前向きに検討します」などと政治家の答弁のような返事をしただけでさらに10年近くも放置。
今に至る。(不誠実だ・・・)
ザ・ファームはジミー・ペイジと結成したユニットである。
ファーム結成の頃はまだツェッペリンすら聴いてなかったので、文字通り遠い国のできごとだと思っていました。
それでもこういうビッグな結成解散ネタは好きなので、ペイジのユニットだと知っていたりするのですが。
ザ・ファームはペイジのファンには受けがいまいちらしいですね。
結局ペイジが評価される場って、やっぱどうしてもツェッペリンなんでしょうか。
ポール・ロジャースに関して、どこか自分は勘違いしたままなのかもしれない。
バッド・カンパニーという粗暴な名前や「ギンギン」といった形容を勝手に解釈して、聴く前から「自分の趣味ではない」と線を引いてしまっていたのだろう。
せっかく何度か線の向こうからお誘いを受けたにも関わらず、放置したまま今に至るというわけです。
例えばジューダス・プリーストなんて人たちは、まずカッコウがすでに趣味でない部類に入るので、初めからあんまり聴く気にならず、今もそう思う。(なぜかロブ・ハルフォードの名前は知ってますが)
ポール・ロジャースはそういう系統とも違うのでしょうが、なんとなく遠ざけてしまっているのが正直なところだ。
聴かず嫌いとまではいかないのだが・・・
まあプログレについても同様ですけど。
ネットでポール・ロジャースについて少し調べてみたが、サウンドとしてはブルース基調のシンプルな正統派である、といった評価が多かった。
また日本のドラマの主題歌を歌ったり、奥さん日本人だったり、結構日本に縁のあるヒトのようだ。
果たして自分の趣味に合うのかどうか、聴いてみないことには何もわからないが、それぞれの時代でのお勧めの1曲などご指導いただければ幸いです。
・・・毎回安直な考えではあるが、フリーもバッド・カンパニーもザ・ファームもいっぺんに聴けるようなベスト盤はないのだろうか・・?
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コメント
ポール・ロジャースについてコメントするのが難しいですが、僕も殆ど聴いてません。フリー時代の曲は「All Right Now」「Fire and Water」くらいしか知りませんし、バッド・カンパニーは曲の記憶もほとんどありません。ザ・ファームでは、輝きのないジミー・ペイジを見てしまったので、ツッェッぺリンファンとしては許せませんでした。
そんな僕ですが、1枚だけ彼のアルバムを持っています。マディー・ウォータースへのトリビュートアルバムで、彼がボーカルで、様々な凄腕ギタリストが参加しているものです。参加ギタリストは、ジェフ・ベック、リッチー・サンボラ、スラッシュ、ゲイリー・ムーア、トレバー・ラビン、ディヴィット・ギルモア、ニール・ショーン、ブライアン・セッツァー、スティーヴ・ミラー、バディー・ガイ、ブライアン・メイです。凄いでしょ。僕はギタリスト目当てで買いました。だけど、ポール・ロジャースの声が元々あまり好きではない僕には、このアルバムはしっくりきませんでした。よって、僕の彼に対する評価も上がらないまま現在に至ってます。音楽評論家の評価は高かったりしますが、僕にはいまいちピンときてません。
ただ、「Fire and Water」は割と好きです。
投稿: getsmart0086 | 2004.11.29 00:04
フリーってバンドは山内テツさんがベーシストで参加したので覚えているくらい。耳にしたことがある程度でした。しかし、歳をとってから、コレクターマニア化したところで、「オールライトナウ」ぐらいはしっているって!なものですね。バッドカンパニーについては「Can't Get Enough」は74年ですか、ストレートなロックは日本でもスマッシュヒットだったと記憶しています。1枚目のアルバムからはこの後「Movin' On」もはやったでしょうか?2枚目「Straight Shooter」は確かカジノのダイスのジャケット?かっこよかったのを覚えています。ここからは数曲シングルカットがあったと思いますが、「Feel Like Makin' Love」がよかったかな。その後79年に「Rock'N'Roll Fantasy」がヒットしました。これが一番、好きな曲ですかね!というわけでバッドカンパニーはリアルタイムで聞いてきました。といってアルバムを購入はしてません。あのころ、アルバムで聞くバンドととシングルで聞くバンドと自分の中で分けていました。バッドカンパニーは後者ですので、シングルはエアチェックしてあきたら終わりという感じでした。ただし、CD時代になりベスト盤を購入しているのは言うまでもありません。ポールロジャースは数年前に某所で見ました。あまり変わってなかったです。印象はそれだけかな?いい曲があったら聞くけど、決してアルバムは手にとって買おうかな?なんて考えないですね、これから先も!
投稿: マルチオーディオ | 2004.11.29 16:20
getsmart0086さん、コメント感謝です。
マディー・ウォータースへのトリビュートアルバム、そういえば自分もどこかで見たような気がします。
が、こんなにすごいギタリストが参加してるとは知りませんでした。これだったらボーカルが誰であっても聴きたくなりますね。
これだけのギタリストが参加したくなるような求心力のようなものを、ポール・ロジャースは持っているということなんでしょうか。
マルチオーディオさん、コメント感謝です。
>アルバムで聞くバンドととシングルで聞くバンドと自分の中で分けていました。
これ共感しますねえ。
そうするつもりがそれほどなくても、結局シングル聴いて終わり、というアーチストは自分も相当多いです。
(それが「聴いてないアーチスト」になるのですが)
>ポールロジャースは数年前に某所で見ました。あまり変わってなかったです。
すごいなぁ、なんかサクっとおっしゃってますけど、マルチオーディオさんやっぱちょっと自分なんかとは次元が違うッス・・
投稿: SYUNJI | 2004.11.30 23:23
すいません、某所なんていいかたをしたからそんな印象をあたえちゃったかな?!
NHKのライブビートっていう番組に出たんですよ!
その時友人にひきつれられて見に行った。ってだけなんです。
ここはすごく楽しみにしているんで、これからもがんばってください。微力ながら応援します。
投稿: マルチオーディオ | 2004.12.01 13:15
SYUNJIさん、こんばんは。
ポール・ロジャースですが、ほとんど聴いていません。
フリーの名盤「Free Live!」を友人に頼んで聴かせていただいたことが
あります。
ここでは徹底したヘヴィなブルースロックで、非常にかっこよかった
ですが、その先へ進むことができませんでした。
フリーは日本でもものすごく人気があるようで、
1.ヘヴィかつ哀愁漂うサウンド
2.ポール・コゾフの太く、そして泣きのギター
3.ブルース
4.そしてロジャースのすごみのあるボーカル
がその秘密のようでした。ライブ盤でもこれらがびしびしと
響いています。ロジャースの合いの手「ウッ!」などは
非常にかっこよかったです。
>>93年頃
あまり関係ありませんが、91年「ギターレジェンド」というイベントを
NHK衛星で見ました。有名ロックギタリストが集うライブで3夜連続
で放送されましたが、3夜目のハード/ヘビー系のギタリストがそろう
回のラストに、スペシャルゲスト的に登場し、「All Right Now」を
歌っていました。こんなことを書くとフリーのファンの方に怒られますが、
前述のライブ盤とは異なり、円熟味あふれるボーカルでした(これは
これでよかったです)。
>>ザ・ファーム
私はツェッペリンより先にファームを知りました(笑)。
投稿: モンスリー | 2004.12.01 23:14
みなさまコメントありがとうございます。
マルチオーディオさん:
>NHKのライブビートっていう番組に出たんですよ!
そうでしたか。
つい「来日したポール・ロジャースがホテルのラウンジでくつろいでる姿を見かけた」ようなシーンを想像してしまいました。
でも実物をご覧になられた、ということですよね?
その昔FROCKLでバッド・カンパニー鑑賞を自分に勧めた方の中には、本当にポール・ロジャースに会って取材もしたことのある人もいます。(その様子をネットで紹介してました)
モンスリー様:
>ポール・ロジャースですが、ほとんど聴いていません。
いや、このコメントなら結構聴いてるほうですよ。
バッド・カンパニーは聴かれてない、ということでしょうか?
>私はツェッペリンより先にファームを知りました(笑)。
意外な経歴(笑)。
ファームのペイジはどんな感じなんでしょうね。
どこかのサイトに書いてあったのですが、ポール・ロジャースの言葉に、「世の中には2種類のギタリストしかいない。ジェフ・ベックと、ジェフ・ベック以外だ」というのがあるそうです。
それほどベックを尊敬してるのに、なぜペイジなんだよ、ロジャース??
投稿: SYUNJI | 2004.12.02 23:48
SYUNJIさん、こんばんは。
ポール・ロジャースですが、こんなニュースが入ってきました。
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=7905
双方のためにも、やめておいた方がよいと思うのは私だけでしょうか???
投稿: モンスリー | 2004.12.16 23:12
モンスリーさんの情報、私も昨日知りました。
SYUNJIさん、やっとポール・ロジャース聴けますね、私も聴きます。
でも、私にとっては意外な組み合わせ。ポールはちょっと暗めの男くさいボーカル、フレディとは全然違う。でも、違うからいいのかもしれません。同じようだったら(例えばザ・ダークネスのジャスティン)まねっこになってしまいますね。
バド・カン、フリーは多少聴いていて、特に「Guardian of the Universe」が好きです。でも、ファーム聴いた事ありません。
投稿: hello nico | 2004.12.17 00:26
ポールロジャース、めちゃくちゃ歌うまいですよ。
(いまでも)
彼のキャリアの中では、やっぱりFREEが一番よいのではないかと。ALL RIGHT NOWというベスト版が聴きやすいと思います。私の好きな曲はMr.Bigです。(グループ名じゃありません。)しぶいスローナンバーです。
投稿: EK | 2004.12.17 07:59
モンスリーさん、nicoさんこんばんは。
情報ありがとうございます。
ポール・ロジャースを聴いてないのでどんな組み合わせになるのか見当もつきませんが、nicoさんのおっしゃるとおり、自分にとってはいいきっかけになりそうです。
ジョージ・マイケル以来のコラボ・クイーンが、どんな音を聴かせてくれるんでしょうか。
EKさん、初めまして。
>ALL RIGHT NOWというベスト版が聴きやすいと思います。
>私の好きな曲はMr.Bigです。
思ったより多くの方からコメントが集まってるポール・ロジャースですが、こういうアドバイスはありがたいですね。
クイーンが始動する前にポール・ロジャースを勉強しておこうかと思います。
投稿: SYUNJI | 2004.12.17 21:37