聴いてない 第41回 ナック
前回のスーパートランプの巻でふと思い出したナック。
今、なぜナックなのか?
世間では一発屋のリーダー的存在として君臨する彼らですが、なぜだろうか?
一発屋と呼ばれるからには、一発は当たったわけで、聴いていた人々が確実にいたわけですよね。
実際のところみなさまの鑑賞履歴は正直どうなんだろう?という疑問がわいたので、とりあげてみました。
なので今回は本文よりもみなさまのコメントに注目する、という実験的エントリとしたいと思います。
それにしてもナック。
自分の聴いてない度は3なのですが、「マイ・シャローナ」以外に知ってる曲が2曲もあるのが、今にしてみれば少し自慢。
「Get The Knack」からのシングル「Good Girls Don't」、セカンドアルバムからの「Price On Love」である。
アルバムはもちろん聴いてない。
「マイ・シャローナ」のヒットはリアルタイムにわずかにかする程度だったが、ヒットしてた時も「ビートルズの再来」「でも古いサウンド」などと評価は二分してたような気がします。
我が家では姉が友人から「Get The Knack」を借りて聴いており、初めは気に入ったような感想をもらしてましたが、その後のあまりの盛り下がりように、いつの間にか「気に入った」発言もカセットテープも封印してしまったようだ。
自分は当時洋楽ビギナーでナックのヒットにもいまいち乗り切れず、上記の3曲を適当にエアチェックする程度だった。
80年代に入ると「オレ、ナックのアルバム持ってるぜ」というカミングアウトがギャグになる、という恐ろしい事態になっていった。
なぜ失速したのか理由も良くわからないが、この落差は今考えてもスゴイ。
「マイ・シャローナ」は実はそれほど嫌いではない。
歌詞ははっきり言ってしょーもない内容らしいが、イントロのベッタベタなドラムや、途中の冗長なギターなんかも、今聴いても悪くはないですよ。
自分はカラオケはやりませんが、もし同世代の連中とカラオケに行って誰かが歌い出したら、不必要に盛り上がってしまう恐れはあると思われる。
「マイ・シャローナ」は数年前に確かクルマのCMでも使われてましたが、「世代を狙ってるなぁ・・」と感じましたね。
最近のクルマのCMには80年代サウンドがよく使われてるけど、やはり購買層を意識しとるんだろうね。
ただ「ナックを聴いてクルマ買いたくなったヒト」ってのはホントにいるんだろうか?
シャローナという女性は実在していて、ボーカルのダグの恋人の名前である、という記事を当時の雑誌で見たことがある。
シャローナの写真も出ていて、手には「Get The Knack」を持っていました。
まあこんなのは事務所かレコード会社の演出かもしれませんが。
そんなナックでもちゃんとCDは出ていて、「結成25周年記念CD」なんてのもあるようだ。
でも25年のうち売れてたのはせいぜい2年くらいでしょ。ムリがあるよなあ。
これ見て清水健太郎を思い出したのはあたしだけでしょうか。
シミケン(死語)の「芸能生活30周年ライブ」のニュースをワイドショーかなにかで見たが、30年ずっとシャバでみっちり活動してたわけじゃないじゃん・・と各方面からつっこまれてたことを思い出しました。
それにしてもナック。
・あなたはナックを聴いてましたか?
・アルバムを持ってましたか?今でも持ってますか?
コメントお待ち申し上げます。
・・・・こんなお題にホントにコメント来るのか?
| 固定リンク | 0
コメント
コメント一番乗りかな。
ナックはご多分に漏れず「マイシャローナ」しか聴いてません。それに昨年まではイギリスのバンドだと思ってました。「マイシャローナ」は僕が小学校5年生か6年生の時にヒットしたと記憶しているんですが、ビートルズの再来というふれこみだったのでてっきりリバプールあたりの出身だと勘違いしてました。昔、土井まさるが司会していたTVジョッキーにゲスト出演していたのを覚えています。
メンバーの年齢によると思いますが、カラオケで「マイシャローナ」は盛り上がりそうですね。アルコールが入っていれば、イントロを聴いただけでアドレナリンの分泌量が一気に上がりそうです。
マ・マ・マ・マイ シャローナ♪
投稿: getsmart0086 | 2004.10.30 10:14
ナックですか!もちろんマイシャローナしかしりません!当時自分らの間でもナックにかんしては賛否両論ありました。色々いわれ、当時大人ぶった音楽通を自称していた自分はナックはダメだ!といってる側でした。でも好きですねほんとは!でも買う気にはなりません。もちろん現在はMP3でもってますよ!コレクターアイテムとしてね!話はかわりますが、NHKにJustPopUpという番組がありました。その特番でジュンスカとユニコーンがこの曲をコラボレートしていたのが印象に残っています。ユニコーンのエビが確か日本語で歌っていました。お前のケツじゃ日本車じゃ乗れないマイシャーロナ!ってな感じです。これはVTRに残してかなり楽しんだことを覚えています。NHKのアーカイブスで放送してくれないかあ??
投稿: マルチオーディオ | 2004.10.30 10:44
おふたりとも反応が早い・・ありがとうございます。
やはり「マイ・シャローナ」は聴いておられる、と。
評価も悪くないですよね。共感します。
失速してしまった理由はよくわからないのですが、丁寧に聴いていくと再評価できるバンドだったかもしれないですね。
結局聴き続けること自体が恥ずかしいような雰囲気が、当時の世間を覆ってしまったことが、彼らにとっても不幸だったと思います。
もしナックが登場したのが音楽が多様化した現在だったなら、聴き続けることは「マニアック」といった扱い(決して恥ではない)になっていたんじゃないかな・・?と感じます。
投稿: SYUNJI | 2004.10.30 21:19
SYUNJIさん、こんばんは。
ナックですが、もちろん聴いていません。ですが「一発屋」
の代表選手として君臨(?)、「マイ・シャローナ」の曲名
と共に知っておりました。
その「マイ・・・・」を聴いたのは、実はつい2週間ほど前です。
恐らく88年頃に録画していたMTV番組を見ていましたら、
8?年のヒット曲として流れたのです。「これが有名な
マママ・マイシャローナか!」と初めて思いました。
>>「マイ・シャローナ」は数年前に確かクルマのCMでも使われ
>>てましたが、「世代を狙ってるなぁ・・」
この点に関連しまして、2年ほど前に「Jポップ・リパック白書」
なる本を読んで知ったのですが、あのモーニング娘に「愛車、ローンで」
という曲があるそうです。そのものずばり、「マイ・・・・」のパクリなのだ
そうです。
車のCMソングといえば、昨今ではロックの有名曲もかかりますが、一番
インパクトがあったのはホンダ社の「シティ」でした。誰が歌っていた
のか忘れましたので検索しましたら「マッドネス」でした。
投稿: モンスリー | 2004.10.30 23:07
ナックですか、リアルタイムで知ってることは知ってます。
シングルも3曲知ってます。
「Get The Knack」からの2曲と2ndからの"Baby Talks Dirty"です。
自分がまだ日本の洋楽ポップス番組しか聴いてなかった頃なので、日本でもヒットしてたってことになりますよね(笑)。
アルバムは持っていませんが、CD化されてから妹が買いました。でも、同居してたのに私は聴いた覚えがほとんどないという・・・。
(ちなみに私は『ザ・一発屋』というコンピCDを持ってますが、堂々1曲めに入っています。)
手元の資料によると、1stアルバムは18,000ドル、2ndアルバムは1万ドル以下で作られたそうです。
3rdアルバムをリリース後に解散(1982年)、その後1986年に再結成してるようです。
投稿: Saki | 2004.10.31 00:19
モンスリーさん、Sakiさん、コメント感謝です。
モン様の「2週間前に聴いてみた」はかなり衝撃的な告白?でしたが・・
「ザ・一発屋」って、こういうCDに入れられてしまうのもなんだかもの悲しいですねえ。
でもリスト見ると「ああ確かに・・」と思わせる方々が累々と横たわっていて涙を誘います。
MCハマーの破産話をどこかのサイトで見ましたが・・
こういうCDによる印税はナックやハマーには届くんでしょうか?(たぶん届かないんだろうけど)
80年代ではカジャ・グーグーやリマールは定番ですが、バルティモラやロビー・ネヴィルなんてのは枯れ加減がシブくていいなあ・・などとアホウな感想すらわいてきます。
投稿: SYUNJI | 2004.10.31 10:30
こんばんは。
80s洋楽クラブの方にコメントありがとうございました。
こちらでもいろいろと書かれていておもしろそうですね。
ゆっくり振り返って拝見させていただきます。
ナックのマイシャローナは、自分の洋楽ヒストリーの中では本当に初期の方ですね。
また、きます。これからも宜しくお願いします。
投稿: CLUBYY | 2004.11.01 01:27
CLUBYYさん、コメントありがとうございます。
わざわざこちらに出向いていただいて恐縮です。
ご覧のとおり中身のないBLOGですが、皆さまのコメントで盛り上げていただいております。
これからもぜひお立ち寄り下さい。
CLUBYYさんのBLOGも楽しみにしています。
・・・ところで、ナックのアルバム、持ってました?
投稿: SYUNJI | 2004.11.01 23:03
こんばんは。
ナックはさすがに持ってませんです。
アルバムを買う勇気がありませんでした。
「マイ・シャローナ」だけ聴きたかったりしてたので...
また来ます。
投稿: CLUBYY | 2004.11.02 01:36
Konbanwa.
Nazeka kana de kakikomi dekimasen node, Roma-ji de shitsurei shimasu.
'My Sharona' o google de kensaku shite, kochira no blog ni tadoritsukimashita.
Kono ongaku-ron, totemo omoshiroi approach dato omoimasu.
Kimura mo jitsu wa ongaku no koto, amari shiranai kuse ni, Rock & Pop ga theme no shosetsu nado o kaite imasu.
Korekara mo tokidoki yorasete itadakimasu.
Dewa dewa.
投稿: きむら | 2005.03.09 21:35
きむらさん、初めまして。
コメントありがとうございました。
一瞬英文のコメントかと思い「げっどうしよう・・」とビビリましたが・・
ご覧のとおりのまぬけなBLOGですが、どれでもお好きなアーチストについてコメントいただければ幸いです。
投稿: SYUNJI | 2005.03.09 22:50
comment gaeshi, arigato gozaimasu.
(Sorenishitemo, kono Roma-ji, donika naranai'n de sho ka. Tohoho.)
SYUNJI-san no blog ga omoshiroi node, Kimura no blog no toukou nai ni link sasete itadakimashita.
Moshi yokattara, o-jikan no aru toki ni
demo go-ran kudasai.
Mochiron Nihon-go de kaite arimasu yo!
投稿: きむら | 2005.03.10 11:21
5回目のコメントです。すごーい昔の記事へのコメントで失礼します。
1979年にテレビの歌番組「レッツゴーヤング」に出演したザ・ナックの“マイ・シャローナ”を視聴してぶっ飛び、アリス、さだまさし、松山千春らシンガーソングライター路線から一気に洋楽に転向しました。いまだにザ・ナックを愛聴している特別天然記念物指定のオオサンショウウオのような絶滅危惧種のオッサンです。
無知蒙昧な愚民はザ・ナックを一発屋と認識しているようですが、この場をお借りしてその浅はかさと、不当に低い評価に対し厳重に抗議させていただきます。ザ・ナックの失速の理由は“第2のビートルズ”としてプッシュした商業主義のくそすぎるプロデューサー(実名は伏せます)のあざとい戦略と、ヴォーカルのダグ・フィーガーのジョン・レノンにも似た大口がアメリカのマスコミから総スカンを食らった、という朧気な記憶があります。
酷評されたセカンド・アルバムは愛聴盤です。名作です。最近、ダグのソロアルバム&ザ・ナックのライブ音源&デモ音源で構成された3枚組のCDを購入しました。ニーズがあるんかい!と突っ込みをいれつつ、購入した自分がとっても愛おしい。
なお、無念にもザ・ナックの3枚目“ラウンド・トリップ”のCDは保有していません。ベスト盤に収録されている数曲はメチャクチャ魅力的です。欲しい!でも、何だよAma●onのこの価格は!廃盤とはいえ高すぎる!さすがに手が出ません。内閣情報調査室に訴えてやる!適正価格での再発売を心から要望します。
熱くなってしまいました。なんだかんいっても2010年に惜しくも亡くなったダグが、良質なロックンロールを作り続けた事をアピールしたかっただけです。“マイ・シャローナ”は一発屋ではない数多のアーティストよりも長く愛聴され続けるでしょうから、最終的には成功者といっても過言ではないでしょう
なお、SYUNJIさんが触れているシャローナ嬢の写真は“マイ・シャローナ”のUSA盤シングルのジャケットです。メッチャ、セクシー!日本で別ジャケットになっているのは、透けて見える乳首の教育的指導からと思われます。別にええやん!
投稿: えふまる | 2022.02.15 23:07
えふまるさん、お久しぶりです。
Mやナックなど、やはりあの頃のアーチストに反応されますね。
こんな古い記事にコメントありがとうございます。
>無知蒙昧な愚民はザ・ナックを一発屋と認識しているようですが、この場をお借りしてその浅はかさと、不当に低い評価に対し厳重に抗議させていただきます。
すすすいません、全くその認識の愚民です・・
しかし自分の記事も抗議が来て当然なひどい内容でしたね・・
当時から自分の周囲も含めてその程度の認識でした。申し訳ありません・・
>ダグ・フィーガーのジョン・レノンにも似た大口がアメリカのマスコミから総スカンを食らった
そんな人だったんですか?
それは知りませんでした。
「ビートルズの再来」といったキャッチは当時の雑誌にも載ってた記憶がありますけど。
>“マイ・シャローナ”は一発屋ではない数多のアーティストよりも長く愛聴され続けるでしょうから、最終的には成功者といっても過言ではないでしょう
これは同感ですね。
曲名やバンド名を知らなくても、「アメトーーク」のオープニングで今も毎週流れてるのを聴いてる人も多いと思いますし。
あ、あと今調べて知ったんですけど、「Get The Knack」ってマイク・チャップマンがプロデューサーだったんですね!
>日本で別ジャケットになっているのは、透けて見える乳首の教育的指導からと思われます。
あー・・なるほど、そういう事情だったんですね。
自分は確か中学生向け学習雑誌で記事を見た記憶がありますが、その教育的配慮からか、そのジャケット写真はものすごく小さかったです・・
投稿: SYUNJI | 2022.02.17 21:04