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聴いてない 第37回 エリック・カルメン

今回はエリック・カルメン。
恐ろしいことに聴いてないという自覚がなく、すっかり聴いてきたつもりでソファーにふんぞりかえっていたのですが、やはり聴いてませんでした。
オリジナルアルバムは1枚も聴いてません。

毎回意味もなく「聴いてない理由」なんかを考えてみるのですが、今回は「なぜ聴いてきた気になっていたのか」の理由を考えてみたいと思う。(どっちにしろ意味はないが)

聴いてきた気になっていた理由その1。
・聴かされていた
姉がファンだったので、家に何枚かアルバムがあったんですね。
どこかで聴かされていたことは間違いありません。
どのアルバムだったか忘れたが、ある日姉が輸入盤を買ってきたことは覚えている。
当時の輸入盤LPはなんか変なニオイがしたので。
ただキッスほどのインパクトはなく、曲名を覚えたりはしなかった。

理由その2。
・ベスト盤をレンタル
よくあるパターンですが、これですっかり聴いた気になってしまっていた。
しかもレンタルしたのは90年代である。

理由その3。
・リアルタイムにかすっている
60年代から70年代にかけてのアーチストという印象だが、実は80年代にもヒットをとばしている。
「It Hurts Too Much」「Hungry Eyes」の2曲だが、ちゃんとエアチェックしているのだ。
この時点で「姉がファンだったエリック・カルメン」という認識もしていて、家にアルバムがあることもわかっていた。
で、結局それを「聴いてない」んですけどね。
ちなみにソロになる前のラズベリーズというグループについては、全く聴いてない。

エリック・カルメンと言えば「All By Myself」「Never Gonna Fall in Love Again(恋にノータッチ)」が名曲として知られるが、すっかり聴いた気になっていたので、特に気に入らなかったというわけではなく、むしろ聴いた曲はどれもいいと思っている。
「Boats Against The Current(雄々しき翼)」という曲はイントロに「Row, Row, Row Your Boat・・」の旋律がピアノで入れられていて、誰もが「おや?」とつい耳を傾けてしまう名曲である。

今回あらためてエリック・カルメンについてネットで調べてみたが、意外にアルバムの数は少ないんですね。
もしかしたら家には全LPがそろっていたかもしれない。
またアルバムにはカーマイン・アピス、ジェフ・ポーカロ、スティーブ・ルカサーなどが参加していたそうだ。
そもそもどういう系統のアーチストなのか、よくわかっていなかったので、こうした豪華メンバーが参加してることも全然知りませんでした。

エリック・カルメンを含め家にたくさんあったLPはみんな処分してしまったはずなので、聴くとしたらあらためてCDを調達することになる。
「買う」と言わないところが情けないですが、たぶん聴き直してみたら「あっこれ聴いたことがある」という曲が続出するはずである。
そういう意味では、自分にある程度土台ができてるアーチストなので、どのアルバムでも抵抗なく聴いていけそうな気がします。
来週あたり図書館で見てこようか・・・


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コメント

エリックカルメンは知らなくても「All By Myself」を知らない人はいないくらい有名なのでは??映画「ブリジットジョーンズの日記」でも印象的に使われていたし。その手のコンピュレーションアルバムには必ず登場する曲である。もちろんエリックカルメンもリアルタイムであったが、ラズベリーズがリアルタイムである自分にとってエリックカルメンよりラズベリーズである。もちろん、アルバムどうのじゃなく、アナログ盤もCDもラズベリーズベストはもっているのである。中学生のころハードなポップにファルセットヴォーカルというに魅了されました。ロックでのファルセットヴォーカルうは別にして、その後スタイリスティックスやミラクルズといったフィーリーソウルのファルセットにも魅了されていったので、まあ、そういのがすきなのかもしれませんが?!ラズベリーズのフィルスペクターのような分厚いサウンド、トータルコンプレッションにナガーイリバーブ、大瀧詠一や山下達郎はかなり影響うけてますよね!!一言いまでもかっちょいい!是非ラズベリーズは聞きましょう!!「GO ALL THE WAY」「I WANNA BE WITH YOU」この2曲だけでも聴いてみてください。

投稿: マルチオーディオ | 2004.09.27 12:41

SYUNJIさん、こんばんは。
マルチオーディオさんもおっしゃっている、カルメンが中心メンバー
だったラズベリーズですが、私もベスト盤1枚だけですが、かなり
聞きました。はっきりいって好きです。
ガッツあふれるロック(もちろんポップです)にさわやかなコーラス、
そして切なさを感じさせるカルメンのリードボーカル・・・・
曲も本当にキャッチーです。今は廉価なベスト盤が出ていますよ。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1864065

で、肝心のカルメンソロなんですが、私も「All・・・・」と
「Hungry Eyes」しか聞いていません。
ただ、友人にMDにベスト盤をダビングしてもらいました。いい曲が
満載でしたが、そのころクリムゾンにはまっていたというタイミングの
悪さがありました(笑)。今一度聞き直さなければ、と思います。

>>カーマイン・アピス、ジェフ・ポーカロ、スティーブ・ルカサーなどが参加
これはすごいですね。
2000年にはリンゴ・スターのオールスターバンドに
参加して、ジャック・ブルース(クリーム)やサイモン・カーク
(フリー)と共に演奏していました。

話がそれて恐縮ですが、
>>当時の輸入盤LPはなんか変なニオイがしたので
私は中古CDをよく漁りにいきますが、やはり中古臭がするものが
あります。あれはカビなのか煙草なのか。。。。

投稿: モンスリー | 2004.09.27 21:27

皆さまコメントありがとうございます。
マルチオーディオさんの言われるとおり、「All By Myself」を聴いたことのない人は少ないかもしれませんね。
ダイハツのコペンのCMでも使われてましたし。

お二方ともラズベリーズの評価が高いですね。
このバンドについては、今回エリック・カルメンの巻を書くにあたってネットで調べて初めて知った次第です。
ところでエリック・カルメンは今はどうしてるんでしょうね?

>私は中古CDをよく漁りにいきますが、
>やはり中古臭がするものがあります。

輸入盤LPの独特のニオイは、中古CDともまた違った臭さでした。
一番ひどいニオイだったのは、中学生の時友人が買ってきた「M」のアルバムでした。
学校に持ってきた友人から「聴く?」と言われたのですが、あまりの臭さに断ってしまいました・・

投稿: SYUNJI | 2004.10.02 18:52

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