バファローズ再生について
自分は近鉄ファンでもなんでもないただの通りすがりですが、思うところを少し。
近鉄とオリックスは合併の方向で話が進んでいるようだが、このままだと2リーグの存続も危うくなりそうだ。
この流れをくい止めるには、バファローズはどうすればいいのか?
ズバリ、国営化である。
もっと言うと、どこの省庁でもいいので、その傘下に入るということだ。
国土交通省バファローズ。
外務省バファローズ。
公正取引委員会バファローズ。
社会保険庁バファローズ。
なんでもいい。
経営は公的資金の導入でまかなうので、赤字だろうが管轄省庁の役人は全然困らない。
むしろ球団という国民へのサービス機構を運営するので、今までの使途不明なカネづかいより健全で、国民も納得する。
年金払ってなかったタレント使ってCM作るとか、誰も使わないダムや道路を作るより、バファローズという球団経営に税金が使われるのだ。
わかりやすい。
国民一丸となって応援したい。
選手は全員国家公務員となる。
年俸制は廃止だが、活躍する選手が高給とりになっても国民の理解は得られる。
中村ノリには今までどおりの給料を払う。
午前11時半から昼飯食ってる役人や、午後は睡眠をしっかりとる公務員に給料を払うよりも全然マシだ。
練習用バット1本でも、購入するには明細を官報で公開する。
これもバファローズの選手が懸命に働くという前提であって、社会保険庁の役人が買うゴルフクラブより全然腹が立たない。
球場管理は弁当販売や清掃業者も含めて、全部お得意の特殊法人化だ。
仕入れなどの資金は全部税金で、売り上げは全部法人の利益。
「そんなバカな」と思うかもしれないが、高速道路のサービスエリアで営業する売店をモデルにするだけなので、すでに日本の特殊法人ではよくある経営方針だ。
利益が出れば、球場の設備投資にどんどん当てればいい。
託児施設を増やすとか、シートを全部リクライニングにしてもいいだろう。
利益なんか出なくても、もともと国営でまかなっているので、全然問題ない。
がんばるバファローズの選手のためなら喜んで公的資金注入に賛成しよう。
銀行や住専に投入された実績を思えば、バファローズに使ってもらった方が税金の払いがいがあるってもんだ。
試合はNHK-BSで全試合放送。
民放ではいっさい放送しない。
CMもないから視聴者は試合に集中できるし、国営球団だから偏向していると非難されることもない。
国営の球団なんて誰も応援しないのではという懸念もあるが、実はそれも全然問題ない。
国土交通省バファローズなら、大阪ドームのボックスシートは全てゼネコンや自動車会社が買い上げるはずだ。
郵政事業庁バファローズなら、全特が組織的に動員され毎試合満員となる。
どこの省庁が経営しても、陳情も兼ねた地方自治体の議員や役人がとっかえひっかえ観戦に来るだろう。
なんたって国営球団だから、役人はデーゲームでも堂々と観戦できる。
「球場視察」「球団管理研修」なんて名目で、地方シリーズやビジターゲームでもどんどん出張観戦。
もちろん本業にはなんら差し支えない。
昼寝と早弁の時間が野球観戦に変わるだけだし、普段から用のない出張は当たり前だし、今も勤務時間中高校野球ばっか見てるんだから、これまでと何も変わらない。
一般国民にとっても優遇措置があればいい。
一試合観戦ごとに税金や年金支払いの控除額がアップするとか、ボックスシート購入には国から補助金が出るとか、考えればいくらでもできそうだ。
こうして考えると、国営にすることで今の日本において変わることなんか全くない。
国民は安心してバファローズを応援していけばいい。
ライブドアやアコムが球団経営にふさわしくないなら、今すぐ国営だ。
これほどふさわしい経営者もないと思いますが、いかがでしょうか。
| 固定リンク | 0
コメント
ナイスアイデア!すばらしい!
目からウロコが落ちました。
投稿: 名村 | 2004.07.04 18:25