聴いてない 第24回 アース・ウィンド&ファイアー
日本で唯一、大物アーチストぞろぞろカミングアウト系BLOGのSYUNJIです。
すでに告白済みのとおりブラック系は壊滅状態ですが、アース・ウィンド&ファイアーとて例外ではありません。
エアチェックで数曲は聴いているが、アルバムを聴いたことがない。
従ってレベルは3です。
メンバーはモーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーしか知らない。
有名ではあるが、パープルのようにメンバーの動向を追ったりすることもなく、「たま~にエアチェックして聴く以外積極的なアプローチをしてこなかったアーチスト」だ。
自分が洋楽オムニバステープを作成すべくエアチェックを始めたのは1979年である。
その1本目の2曲目に、「September」という曲を入れた。
これがアース・ウィンド&ファイアーの最初のエアチェックである。
アースは例によって姉がすでに聴いていたアーチストで、ライブ映像を姉弟で見た記憶がある。
たぶんNHKだと思うが、おそらく自分が初めてエアチェックした時よりも前の話だ。
「なんか人数が多いバンドだなあ」と思った。
いったいどこまでが正規のメンバーなのかよくわからなかったが、姉の話では12人くらいはいるとのことだった。
入れ替わり立ち替わり様々な楽器を持った人がステージに登場し、華やかなムード。
ただ自分は特に感動もなく、だらだらと画面をながめていた。
番組が終わって、姉が「気に入った」と一言。
ふーん。
だいたいウチの姉の「気に入った」は案外長続きしないのです。
ローラーズやパット・マッグリン(うわぁぁぁ)なんかもすぐ飽きちまったみたいだし、あのナックを「気に入った」と評価したこともあった。まあナックは姉の好み以前にバンド自体が長続きしませんでしたけど。
ヘタにこっちが手を出したりしたら、姉はすっかり興味が失せた後「お前まだアースなんて聴いてんの?」とイヤミたっぷりに言うに決まってるのだ。
などといったくだらない姉弟のかけひき?も手伝って、結局アースには手を出しませんでした。
なのでその後もチャートに登場する度にこそっとエアチェックする程度で、通して聴いたアルバムはない。
「September」以外には「Take It To The Sky(自由へのスパーク)」「Fall In Love」「Magnetic」といったヒット曲を録音している。
昔の曲で「宇宙のファンタジー」なんてのもあったが、これなんかグッチ祐三で知ったくらいだ。
ただエアチェックしたシングル自体は、悪くはないと思う。
81年に「Let's Groove」という曲をエアチェックした。
自分のエアチェックは純粋に曲だけを録音し、トークを入れないようにしていた。
曲名やアーチスト名は聞き取りでメモしなければならない。
で、自分はわりと長い間この曲名を「Let's Group」だと思っていたのだ。
文字どおりPoor English。
この時点で自分の英語力も果てしなく貧弱なことがおわかりかと思います。
カセットテープのインデックスを手書きで作っていたのだが、しっかり「レッツ・グループ」なんてカタカナで書いてしまっていた。
で、ある日アースのファンである同級生から誤りを指摘され、さんざんバカにされた。
「さあグループになろう」という協調を呼びかけた歌だと勝手に思っていたのだが・・・やっぱバカだなぁ。
しょーがねえだろ、そう聞こえたんだからよ。
雰囲気的にも「みんなで集まって楽しく踊ろうよ」ってカンジの音でしょ?
だいたいGrooveなんて単語、ウチの学校レベルじゃ教わりませんよ。開き直り。
エアチェックで初めて耳にするアーチスト名、特に長い名前は聞き間違いも多かった。
「ジェパーソン・スタシップ」「ディック・スプリングフィールド」なんて書いてしまったり、「ザ・ロード・オブ・ニュー・チャーチ」に至っては、全く書き取ることができず長いこと不明のまま放置してしまった。
(後にFROCKLで解明しました)
他にモーリスの「Stand By Me」やフィリップの「Easy Lover」などもエアチェックしている。
「Easy Lover」はフィル・コリンズとのデュエットだが、全米で1位になるくらいヒットしたようだ。
当時プロモ・ビデオが2つの別のチャンネルで全く同時にオンエアされたことを鮮明に覚えている。
番組自体は別だったので、偶然同時にオンエアされたのだろうが、チャンネルを変えたはずが、同じ「Easy Lover」の同じ場面だったので、とても驚いた記憶がある。(テレビが壊れたかと思いました)
フィリップが実はアースのメンバーだということも、この曲を聴いてから知った。
アースを聴かなかったのは、
・ソウル・ダンス・ディスコサウンドにいまいち興味がわかない
・ファルセットがやや苦手
あたりも理由になる。
どうやらスティービー・ワンダーよりも興味のレベルは下のようだ。
アースは今年日本に来るらしい。
モーリスは90年代にパーキンソン病にかかり、長い闘病を経てまたステージに立てるようになったそうだ。
キョードー大阪のサイトでは「最後の来日公演!」なんて書いてあるが。
半分キョードーの誇張かもしれないけど、やはり全盛期のようなプレイはもう難しいのだろうか。
パーキンソン病って、確かモハメド・アリもかかった病気ですよね。
猪木-アリ戦をテレビ(生中継)で見た自分にとって、アトランタ・オリンピックで聖火台に登場したアリの姿は衝撃だった。
おそらく自分はアースも勉強し直すことはないとは思うが、「そうはいってもあんたこれだけは押さえないと・・」的なアルバムがあるようでしたら、教えていただければと思います。
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