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聴いてない 第5回 ジェフ・ベック

ヤードバーズというグループに在籍していた歴代のギタリストを、よく3大ギタリストなどと言う。
参加した順番にクラプトン、ベック、ペイジだそうだが、この中で自分がもっとも聴いてないのがジェフ・ベックである。

今回は理由を考えようにも、なかなか思いつかないのだが、強いて言えばこんなところだ。
・基本的にインストよりもボーカルのある曲が好き

とすると、歌うクラプトンは聴くけど、歌わないベックは聴かない、となるのだが、ペイジだって歌わないよなぁ。
ベックの曲全てがインストってわけじゃないし。

クラプトンのソロは何曲か知っており、クリームのベスト盤も持っている。
ツェッペリンはCDは一応持っているし、初期の作品は割と好きだ。
ペイジのソロやファームは聴いてないが、カバーデイル・ペイジやペイジ&プラントといった90年代のペイジ系ユニットは聴いている。
でもベックのものはなぜかあまり聴いていない。

自分が一番ベックに接近したのは80年代半ばである。
(こう書くと実際にベック本人と会ったりしてるような感じだが、もちろんそんなことはあり得ません)
「Flash」というアルバム(確かナイル・ロジャースがプロデュース)を発表したころで、「People Get Ready」はチャート上位に登場した。
この曲はロッド・スチュアートのボーカルなのだが、二人が仲良く出演していたプロモ・ビデオを憶えている方も多いと思う。
同じ頃ロッド・スチュアートの「Infatuation」という曲にもギターで参加していた。

この「Flash」発表当時、エアチェックマニアの必須アイテム雑誌「FMステーション」に、ベックのインタビュー記事が載っていた。
久々のリリースに、記者が理由をたずねると「銀行の残高が少なくなったからさ」と冗談を言っていた。
「案外おもろい人やん」と思った記憶がある。

またFMステーションには「3大ギタリストのファミリーツリー」が載っていて、こういう情報集めが大好きなワタシは早速切り抜きにして保存した。(今も持ってます)
で、そのツリーを見て、かつてベックはコージー・パウエルやヤン・ハマーといったメンバーと活動したり、ハニードリッパーズのようなスーパーユニットを組んだりしていることを知った。
「ジェフ・ベックはスゴイ(よくわからんけど)」と思ったりした。

また86年だったと思うが、カルロス・サンタナとスティーブ・ルカサー、ベックの3人が日本で野外公演を行ったことがある。
この模様はテレビで見た。(確か放送は深夜だった)
ビッグ・ネーム3人の夢の共演にそれなりに興奮もしたのだが、いかんせんベックの曲を知らない。
サンタナの曲も知らないから、「知ってる曲がない・・」と寂しい想いもした。
(そう感じたならとっとと聴けってか)

こうして80年代にポップな方面にアプローチしてきたジェフ・ベックについて、ファミリーツリーで勉強はしたにも関わらず、「では昔の作品を聴いてみましょう」という気にはならなかった。

自分が次にベックに接近したのは90年代末である。
「オーディオ・フェア」というイベントをご存じだろうか。
日本オーディオ協会主催の音響製品展示会なのだが、以前は廃盤即売会が同時開催されていたのだ。
(現在は「A&Vフェスタ」と名を変え、廃盤即売もなくなった。非常に残念。何とかしろよ)

そこでベックのアルバム「ワイアード」を仕入れたのです。
しかもCDでもLPでもなくMDなのだが。
廃盤即売会で仕入れたので、たぶんもう売ってません。
で、1回聴いたのだが、「う~ん・・」という感じで、「おおこれはいい」とは思わなかった。
やはりボーカルのあるアルバムから入らなかったのが、良くなかったのかもしれない。

自分のベックに対する取り組み?は以上です。
やっぱり全然聴いてねぇな・・・すいません。

ロックの世界にすばらしいギタリストはたくさんいるけど、一人で客を呼べる人はそう多くない。
クラプトンやジェフ・ベックは間違いなく一人で客を呼べるギタリストだろう。
(ペイジは違うような気がする)
またグループやユニットとしての交友にしても、むしろベックこそが最も多くのアーチストとともに作品を作ってきたのではないか?
そう思うと、別に3人を同列に扱う必要はないが、なんだかベックだけ聴いてないことが、損しているような気がしてきましたね。
できればボーカルのある曲から勉強してみたいと思います。


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コメント

ジェフ・ベックを聞くなら、まず「ブロー・バイ・ブロー」を聞いた方が良いと思います。「ワイアード」の前のアルバムです。

SYUNJIさんが好きだと思われるエリック・クラプトンが「ギタリストの教科書のようなアルバムだ」と絶賛していたと思います。

ただ、ボーカルは無いので、やはり気に入らないかも知れませんが。。。

キーボードのヤン・ハマーも弾きまくっててカッコ良いので、是非聞いてみて下さい。

投稿: getsmart0086 | 2004.02.28 23:39

すいません。訂正です。

「ブロー・バイ・ブロー」のキーボードはジェフ・ベック・グループからの流れでマックス・ミドルトンでしたね。

ヤン・ハマーは「ワイアード」からですね。2枚とも好きなので、ちょっと、頭の中ががごっちゃになってました。

投稿: getsmart0086 | 2004.02.28 23:49

getsmart0086さん、ご指導ありがとうございます。
今思い出したのですが、80年に「There & Back」というアルバムが出てましたよね。題名はわかりませんが、そのアルバムに入っていた曲がよくFMでかかっていました。
自分は学校にまでラジオを持ち込んでおり、放課後いっしょに聴いていた友人が「お、ベックだ」と反応していました。
その曲自体は結構気に入っていましたが・・
「Blow by Blow」とともにトライしてみようと思います。

投稿: SYUNJI | 2004.02.29 00:02

僕もジェフベックの作品ではいわゆる3部作に思い入れがあり、なかでも「ブローバイブロー」が一番好きです。

クラプトン、ジミーペイジ、ベックを(あえて)比較するならば、僕は間違えなくジェフベックをフェイバリットの筆頭に挙げます。

さて、僕がジェフベック好きなのは知人の間でも有名なので「ジェフベックってどこがいいの?」っていう質問をときどきもらいます。

趣味趣向の話だから、上手に伝えることはできませんが

これに似たニュアンスの質問に「ジミ・ヘンドリクスの良さがいまいちわかりません」というのがあるような気がします。

たとえば、リッチーブラックモア、ジミーペイジ、エリッククラプトン等はロックギターを始めたばかりの人たちに丁度いい高さのハードルを持った練習曲にあたる名曲がいくつかあり、またそれに伴ってバンドや音楽活動、果てはスキャンダルにいたるまで情報も非常に多くあります。

それに比べて、ジェフベックの作品はどれもハードルが高く、ギターやバンドアンサンブルの入門編としての楽曲がほとんどありません。

技術、グルーブ感、表現力、世界観、参加ミュージシャン達、どれをとっても一流であり、最高の教科書ですが、それを理解し、マスターするには他のアーティストに比べて少しハードルが高いということだと思います。

この聴き手や市場に媚びない孤高なところもジェフベックの魅力のひとつではないかと思っています。

どっぷりと漬かってみれば、ジェフベックのすばらしさが見えてくるかも知れません。

さて、ジェフベック好きが高じてHPを作りました。
よかったら覗いてみてください。

http://www18.ocn.ne.jp/~mist0402/jeff_beck/

投稿: ジェフベックファン | 2008.01.26 11:14

ジェフベックファンさん、初めまして。
こんな素人BLOGにコメントありがとうございます。

HP拝見しました。
とても情報が詳しいですね。

>果てはスキャンダルにいたるまで情報も非常に多くあります。

このあたりに納得しました。(そっちかい)
自分が知らないだけかもしれませんが、クラプトンやペイジやリッチーといった人たちはスキャンダルやゴシップな話題においてもベックよりも日本で伝わっている情報量が多いと感じます。

>この聴き手や市場に媚びない孤高なところもジェフベックの魅力のひとつではないかと思っています。

なるほど・・
「孤高」というキャッチがついて回るベックですが、イメージはその通りですね。

ちなみにこの記事以降、ベック作品を少しだけ聴いてみました。
http://kotodama.air-nifty.com/essay/2006/12/post_8176.html
http://kotodama.air-nifty.com/essay/2007/09/post_fe3a.html

これだけでベックの魅力を理解できたところまではとても達していませんが、機会があればもう少し聴いてみようと思っています。
よろしければ今後もまたご指導下さい。

投稿: SYUNJI | 2008.01.26 18:53

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