« 続・左利きと自動改札 | トップページ | 箸と説得力 »

聴いてない 第3回 ドゥービー・ブラザーズ

知名度はイーグルスにも引けを取らないドゥービー・ブラザーズだ(と思う)が、聴いてませんねえ。
厳密に言うと、2~3曲は知っている。
時代によってメンバーや音楽性にかなり違いのあることが特徴のようだ。

聴いてない理由を分析してみよう。
・どうやら80年代にあまりヒットしていない(というか80年代はバンドとしては休業状態?)
・マイケル・マクドナルドの歌や声があまり好きではない
・知っている曲が見事に時代がバラバラで、バンドの特徴を把握できなかった(ずいぶん小難しい理屈だ)

70年代が彼らの全盛期で、89年に再結成ということなので、確かにリアルタイムで聴く機会は少なかったかもしれない。
70年代の「Listen To The Music」「Long Train Runnin'」、80年代の「Real Love」、再結成時の「The Doctor」が知っている全曲だと思う。
あとはマイケルのソロを1~2曲知っているだけだ。

メンバーの名前も顔もマイケルしかわからない。
マイケルの歌声はファルセット中心ではあるが、太くしっかりしており、雑誌で彼の写真を見るまで、ずっと黒人だと思っていたくらいだ。
ウェストコーストの代表などと言われてるわりに、なんかジャズというかソウルというか、黒っぽい音だなあ・・と思っていたが、まさしくそれはマイケル時代のドゥービーだったようだ。
マイケルのソロもたまたまエアチェックしただけなのだが、曲から感じる印象がどうも薄暗いというか明るくない気がして、それ以降興味はわかなかった。
ここでいう「薄暗い」印象は、ドアーズの「真っ暗」とも、イーグルスの「哀愁」とも違うけどね。(当たり前ですが)
たぶんこれがなじまなかった一番の理由である。

マイケルは84年にはジェイムス・イングラムとのデュエットをヒットさせたらしいが、全然知らない。
どうしてだろう。これって日本でもヒットしたの?
まあジェイムス・イングラムも、「We Are The World」で初めて知ったくらいですから、ムリもないんですけど。

イーグルスも70年代が全盛期で、80年代には解散していて、再結成は90年代半ばになってからである。
そういう意味では似たような運命?をたどったバンドだろう。
ただ自分のような一般人にとっては、死ぬほど有名な「Hotel California」を持っているイーグルスの方が、当然なじみが深い。
イーグルスもメンバーチェンジを何度かしているが、さほど聴いていないわりにメンバーの名前はほぼ全員あげることができる。
自分はもともとそうしたメンバー情報を調べたり覚えたりが好きなほうだが、なぜかその指向がドゥービーには向かなかった。
「マイケル一人知ってりゃじゅうぶん」と考えていたんだろうか。

さて、もしドゥービー・ブラザーズを勉強し直すとすると、マイケル加入前を押さえないといけないのだろう。
どうやら好みも評価も、マイケル以前か以降かで分かれるようだし。
自分はウェストコースト・サウンドを「懐かしい」と思う世代よりも多少年下なのだが、ボブ・ディランよりはとっつきやすいような気がするなあ。


このエントリで楽しんでいただけた方はクリック願います・・→ banner_03.gif

| |

« 続・左利きと自動改札 | トップページ | 箸と説得力 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 聴いてない 第3回 ドゥービー・ブラザーズ:

« 続・左利きと自動改札 | トップページ | 箸と説得力 »