聴いてない 第237回 グラス・タイガー

今日のお題は唐突に思い出したグラス・タイガー。
日本でヒットしてた時期がわりと短い期間だったため、その当時洋楽を聴いていた人でなければ知らないバンドだと思う。

グラス・タイガーはカナダのバンドである。
ヒットした「Don't forget me(When I'm Gone)」にブライアン・アダムスが参加しており、当時の雑誌には「ブライアンの弟分」「ブライアンが発掘」などといったアオリで紹介されていた。
この情報も聴いていた人ならおおむね知っているのではないだろうか。

で、自分も一応そこまでの知識は仕入れていたが、エアチェックできたのはその「Don't forget me(When I'm Gone)」と、「Someday」の2曲だけ。
どちらもいい曲だったが、アルバム鑑賞にまでは発展せず、それっきり。
聴いてない度は微妙の3。

さてグラス・タイガーを採り上げるにあたり、まずはネットで検索・・と思ったら、やはりウィキペディア日本語版がない。
いくつかのサイトやBLOGを巡回しかき集めた情報が以下になります。

グラスタイガーは83年頃カナダのオンタリオ州で結成。
カナダの5人組だがアラン・フルーだけがスコットランド出身。
メンバーは以下のみなさんである。
・アラン・フルー(Vo)
・アル・コンリー(G)
・サム・リード(K)
・ウェイン・パーカー(B)
・マイケル・ハンソン(D)

グラス・タイガーの原型はアル・コンリーを除く4人が結成した「Tokyo」というバンド。
(アル・コンリーは後から加入)
カルチャー・クラブのツアー前座が評価され、85年頃にキャピトルレコードと契約し、グラス・タイガーとしてデビュー。
ブライアン・アダムスのバックバンドなどを務めた後、ジム・ヴァランスのプロデュースでアルバム「Thin Red Line(傷だらけの勲章)」を発表。
ブライアンも参加した「Don't forget me(When I'm Gone)」や、「Someday」を含むシングル5曲が全てチャートインし、アルバムもカナダやアメリカで大ヒット。

その後88年にアルバム「Diamond Sun」を発表し、カナダではダブルプラチナを獲得したが、ドラムのマイケル・ハンソンが脱退。
4人となった後もバンドは91年にアルバム「Simple Mission」をリリース。
シングル「My Town」にはロッド・スチュワートが参加し、カナダでは8位、イギリスで33位、ドイツでは1位を記録した。
しかしアメリカや日本ではあまり売れず、バンドは93年に解散する。

2000年にクリス・マクニールをドラマーに迎え、5人組で再結成。
2005年に新曲を含むベスト盤を発表。
2012年にはデビューアルバム「Thin Red Line」のアニバーサリー・エディション盤が発売された。
DISC1がオリジナル・アルバムのリマスター盤、DISC2はヒット曲のロング・バージョンやライブ音源、未発表デモなどが収録されているそうだ。
本国カナダでは現在も活動中で、昨年もイベントやフェスで演奏したとのこと。
ただスタジオ盤は93年以降リリースはない。

ということでどれも全然知らない話であった。
アマチュア時代のバンド名が「Tokyo」だったのも今回初めて知った。
なんでTokyoだったんだろう?

同じような時期に同じくカナダ出身として活躍したラヴァーボーイコリー・ハートよりも印象は薄く、ミュージックライフで彼らの記事を見た記憶もない。
申し訳ないがアルバムジャケットも全く見覚えはなく、メンバーの名前も顔も知らなかった。
洋楽新人バンドってのはボーカルやリーダーによほど強烈なキャラクターやビジュアルや奇行が備わっていないと、日本のリスナーにメンバーまで記憶してもらうのは難しいとは思う。
デビューアルバムの邦題「傷だらけの勲章」も、当時のレコード会社の人は一生懸命考えたんだろうけど、なんか70年代青春ドラマっぽくてバンドのイメージやサウンドには全然合っておらず、戦略的に成功したとは思えませんけど・・

聴いてる2曲はたぶん柏村武昭プレゼンツだが、どちらもおだやかで聴きやすくいい曲だ。
「Someday」のほうがメロディがきれいだが、サビまでが少し短いように思う。
「Don't forget me(When I'm Gone)」のブライアン・アダムスのバックボーカルは、聴けばすぐにブライアンだとわかる。
曲調を大幅に飛び越えてブライアンの声が出ているので、冷静に聴くと少しやりすぎというかあまり合っていない気はする。
ただ「ブライアンも参加してる!」というのは当時の日本のヤングにとっては重要な付加情報だったので、やはり参加していただいて正解であったと思われる。

88年の「My Song」はアラン・フルーが故郷スコットランドに思いをはせて作った歌だそうだ。
前述のとおりロッド・スチュワートが参加してるそうだが、これもブライアン同様ある意味リスキーな演出ではある。
ロッドなんてブライアン以上に聴いてすぐわかるシンガーなので、話題にはなるけどヘタすると全部持っていかれる・・という葛藤はなかったのだろうか?
いずれにせよこの曲は聴いてみたいと思う。

というわけで、グラス・タイガー。
そもそも皆様はこのバンド、覚えておられるでしょうか?
アルバムを聴くとしたら当然「「Thin Red Line」からだとは思いますが、鑑賞履歴などお知らせいただけたらと思います。

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